ノートパソコン おすすめの2022年最新機種

このページでは、 最新モデルの中から、筆者がおすすめするノートパソコンを厳選して紹介します。
筆者ですが、約15年間にわたり、年間150機種以上、パソコンを細かくチェックしレビュー記事を掲載してきています。カタログスペックを見て判断しているのではなく、実際に製品を触っておすすめの製品を判断しています。
目次
ノートパソコンの選び方
標準的なスペック
まずは、一般ユーザー向けのWindowsノートパソコンの標準的なスペックを紹介します。
主な用途としては、Webページ閲覧、動画鑑賞(YouTube、NetFlixなど)、Officeソフト(Word、Excel、PowerPointなど)の使用、年賀状作成、ブラウザゲームなどを想定しています。何を買えばいいのかさっぱり分からないという方は、以下の構成を参考にするといいでしょう。
なお、3Dゲームをしたり、動画編集をしたりする場合、おすすめのスペックは変わってきます。それらについては後述します。

CPU | Core i5-1135G7 / Ryzen 5 5500Uなど |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 14型 FHD / 15.6型 FHD |
価格 | 7万円前後(税込) |
CPUの選び方

CPUをどれにすべきかが最も悩むポイントかと思いますが、一般家庭ユーザーにおすすめなのは、AMDのRyzen 5 5500UまたはRyzen 5 5625Uです。価格は安いのに性能が十分高く、コスパが高いです。もちろん、もっと予算をかけられるなら、上位のプロセッサーでも大丈夫です。
ノート向けのRyzenプロセッサーは、Adobe系ソフトなど、アプリによっては苦手な処理がたまにありますが、インテルプロセッサーは苦手な処理が少ないので、Core i7-1165G7やCore i5-1135G7もいいと思います。
なお、「動画編集がしたい」、「ゲームがしたい」といったような場合、もっと性能の高いCPUがおすすめです。細かい選び方については、各カテゴリ毎に記載したので、そちらをご覧ください。
Core i5-1240PやCore i7-1260Pといったインテル第12世代Coreを搭載したノートPCもおすすめですが、まだ搭載機種が少ないのが残念です。
ディスプレイの選び方

ノートパソコンを選ぶときはディスプレイ選びも重要です。
ポイント1:「視野角」が広いものを選ぼう
視野角とは、ディスプレイをどのくらい斜めから見ても色が変化しないかを示したもので、視野角の広いディスプレイは「IPS」や「広視野角」といった記載が仕様表にあります。
視野角の狭いディスプレイは、少し斜めから見ると色合いが変わってしまい見にくく感じます。正面から見ても画面の端の色が変わりやすいです。
一方、視野角が広ければ、そういったことがなく、眼も疲れにくくなるので、おすすめです。
ポイント2:さらに見やすさにこだわるなら広めの色域がGood
色域とは、ディスプレイに表示できる色の範囲で、色域が広ければ色を忠実に再現できるようになります。画像や映像を綺麗に表示したいなら、sRGBカバー率という数値が100%に近い下図の(3)のディスプレイがいいと思います。各機種のsRGBカバー率については、当サイトの各PCのレビュー記事をご覧ください。
ノートPCに搭載されるディスプレイは主に下表の4つです。
(1)の視野角と色域の両方が狭いディスプレイは見にくいのでおすすめしません。
(2)の視野角が広いディスプレイは、一般的なユーザーにちょうどいいでしょう。画面が見やすいです。ただ、色域が狭く本来の画像の色を再現できません。最新スマホよりも色の綺麗さが劣ります。
(3)のsRGBカバー率 約100%のディスプレイは、比較的正確な色が出るので、個人的にはおすすめです。画像の編集にも使えるでしょう。ただし、この液晶を搭載したPCはやや高くなります。
(4)のようにAdobe RGBカバー率 約100%などと書かれた非常に広い色域のディスプレイは、DTPデザイナーなどクリエイター向けです。カラーマネージメントしないと色が鮮やかに見えすぎたりするので、一般ユーザーは(3)のディスプレイのほうが扱いやすいです。

光沢がいいか、非光沢がいいかは、好みが分かれると思います。周囲の物が映り込みにくい非光沢のほうが人気が高いですが、やや鮮やかに見える光沢が好きな方もいます。また、機種は少ないですが、光沢と非光沢の中間の「低反射」や「アンチリフレクション」と書かれたものもあり、両者のいいとこどりをしていて、こちらもおすすめです。

メモリの選び方

一般的なユーザーなら8GBがちょうどいいと思います。アプリをたくさん起動する方や、ブラウザのタブを多く立ち上げる方、画像編集、動画編集などをする方は16GB以上のメモリがいいでしょう。最近は、一般的なユーザーでも、16GBメモリを選択する方が非常に多いです。
対象・用途 | |
4GBメモリ | 動画再生のみなど用途を限定している方 |
8GBメモリ | 一般的なユーザー |
16GBメモリ | ブラウザのタブを多く立ち上げる方 画像編集や動画編集をする方 ゲームをする方 |
32GBメモリ | 複数のクリエイター向けソフトを起動する方 |
64GBメモリ | プロクリエイター |
なお、メモリはシングルチャネル(メモリを1枚のみ搭載)よりも、デュアルチャネル(2枚搭載)のほうが高速になります。メモリが遅いとグラフィック性能にも影響してくるため、動画編集、ゲームなどをしようと思っているなら、デュアルチャネルのメモリのほうがいいです。
ストレージの選び方

ノートパソコンに搭載される主なストレージは、大きく分けると3種類あります。PCIe SSD(NVMe SSD)、SATA SSD、HDDです。最近のノートパソコンの主流はPCIe SSDです。
HDDは搭載しているノートPCがかなり減っています。SSDとHDDの両方を搭載している機種ならまだあるので、数TBのたくさんデータをたくさん保存するのであれば、このような機種を選ぶとよいでしょう。
ストレージの容量は使い方によって大きく変わりますが、一般的なユーザーなら256GB~512GBでいいと思います。ただし、撮影した動画や、RAWで撮影したデジタル写真、ハイレゾの音楽ファイルなどをPC内に保存しておく方は、512GB~1TBの容量がいいでしょう。
「はじめてPCを買うのでよく分からない」というのであれば、256GB SSDがおすすめです。予算があれば512GB SSDでもいいでしょう。
その他の選び方のポイント

一般的なユーザーであれば、GeForce ○○といった外部グラフィックスは搭載せず、CPUに内蔵されたグラフィックスで十分です。
ゲームや動画編集、3DCG制作などを行う場合は、GeForce○○などの外部グラフィックスを搭載するといいです。

キーピッチ(キー間隔)が約19mm、キーストローク(キーが沈み込む深さ)が約1.5mm以上あり、キートップがやや湾曲していると、打ちやすいと思います。詳細は、各製品のレビューページをご覧ください。
個人的には、レノボのThinkPadシリーズ、富士通のノートパソコン全般のキーボードが好きです。

残念ながら、最近のほとんどのノートパソコンには光学ドライブが搭載されていません。光学ドライブを使う方は、USB接続タイプの外付けDVDドライブなどを使うのが現実的です。
ただし、富士通、NECあたりのノートPCであれば光学ドライブを搭載している機種がまだあります。利用頻度が高ければ、そういった機種を選ぶのも良いでしょう。

USB、HDMI、有線LAN、SDカードスロットなど、自分が必要なインターフェースがあるか確認しておきましょう。
最近では、充電及び映像出力対応のUSB Type-Cポートがあると、何かと便利です。小型の充電器や、USB Type-Cドック、ドック付きの液晶モニターなどが使えます。
一般家庭用おすすめのノートPC
まずは、ご家庭で使う一般的なユーザーにおすすめのノートパソコンを紹介します。
ここでは、標準的な性能のPCを安く買えるコストパフォーマンスの高い製品を中心に選んでいます。
用途としては、Webページ閲覧、動画鑑賞(YouTube、NetFlixなど)、Officeソフト(Word、Excel、PowerPointなど)の使用、オンライン会議/授業、年賀状作成、すごく軽いゲームなど、比較的軽めの作業を想定しています。簡単な画像編集、動画編集もできますが、クリエイター向けのノートPCに比べると、処理は遅く、液晶の品質も劣ります。

CPU | Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Ryzen 3 5300U |
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画面 | 15.6型 FHD IPS 非光沢 |
メモリ | 4GB ~ 16GB |
SSD | 256GB ~ 512GB |
価格[税込] | 5万円台~ |
非常にコスパの高い製品です。Ryzen 5 5500Uを搭載したモデルが、なんと6万円台です。
Ryzen 3のモデルなら5万円台で購入できます。負荷のかかる作業をしないなら、Ryzen 3でもいいと思います。
15.6型の標準的な画面サイズで、テンキーも搭載しています。
オンボードメモリ(基板にくっ付いてしまって取り外せないメモリ)なので交換することは出来ませんが、メモリがデュアルチャネルなのは嬉しいです。
ただし、液晶の色域は狭いです。
レビュー動画

CPU | Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Ryzen 3 5300U |
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画面 | 14型 FHD IPS 非光沢 |
メモリ | 8GB ~ 16GB |
SSD | 256GB ~ 512GB |
価格 | 5万円台[税込]~ |
上の機種より画面サイズは小さいものの、価格はこちらのほうが安く、コスパが非常に高いです。少しでも安く買いたいなら、こちらのモデルがいいでしょう。
15.6型ノートより画面は小さいですが、実測で1.396kgと軽いので、移動や収納は楽です。
上の機種と同じくメモリはデュアルチャネルですが、オンボードですので増設はできません。
底面カバーを開けられるなら、SSDを2台搭載できます。
ただし、液晶の色域は狭いです。
レビュー動画

CPU | Ryzen 5 5625U Ryzen 7 5825U |
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画面 | 14型 FHD+ 広視野角 非光沢 |
メモリ | 8GB ~ 16GB |
SSD | 256GB ~ 512GB |
価格[税込] | 6万円台~ |
デルの個人向けノートパソコン売れ筋No.1の機種です。
ディスプレイの画面比が16:10の1920x1200になり、縦の情報量が増えました。今後は、この16:10の画面が主流になっていくと思われます。
据え置きPCとしては画面がやや小さい変わりに、サイズがコンパクトで重くなく、別の部屋へ移動するようなことが多い方におすすめです。
メモリ交換が出来る点はメリットですが、安いモデルはシングルチャネルになっているのは残念です。シングルちゃねるだと、特にグラフィック性能が落ちてしまいます。自己責任となりますが、自分でメモリを交換するのもいいでしょう。
レビュー動画

CPU | Ryzen 5 5625U Ryzen 7 5825U |
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画面 | 16型 FHD+ 広視野角 非光沢 |
メモリ | 8GB ~ 16GB |
SSD | 256GB ~ 512GB |
価格[税込] | 6万円台~ |
上のInspiron 14 AMDよりも大きな16型の画面を搭載しており文字が見やすいです。PCを持ち運ぶことな無いのであれば、Inspiron 14 AMDよりこちらのほうがおすすめです。
さらにディスプレイの画面比が16:10で、ウェブページや文書ファイルが見やすくなりました。
また、テンキーはありませんが、タイピングしやすいキーボードを搭載しています。
プロセッサーも、Ryzen 5000シリーズの中でも、最新のものを搭載しています。
メモリ交換が出来る点はメリットですが、安いモデルはシングルチャネルになっています。SSDの増設は出来ません。
レビュー動画
初心者におすすめのノートPC
ノートパソコンを初めて購入するようなPC初心者の方におすすめのノートパソコンを紹介します。
用途としては、上で挙げたようなWebページ閲覧、動画鑑賞、Officeの操作など、比較的軽めの作業を想定しています。
選び方のポイント

スペックについては、上で記載したように、Core i5-1135G7、8GBメモリ、256GB SSDくらいがおすすめです。
また、パソコンを初めて購入するような方は、レノボやデルなどの海外のコスパの高いメーカーのパソコンだと、マニュアル類が少なく、サポートも外国人が対応することもあり、戸惑うかもしれません。そのため、PCに詳しくない方は、マニュアル類やサポートがしっかりしている富士通やNEC、Dynabook(旧東芝)など国内で有名なメーカーが無難かと思います。
ここでは、実用上最低限のスペックがあり、サポートもしっかりしている製品を紹介します。
初心者におすすめのノートPC

CPU | Core i3-1115G4 Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
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画面 | 15.6型 FHD 広視野角 非光沢 |
価格 | 7万円台[税込]~ |
富士通、NEC、Dynabookの国内で有名な3大メーカーの中では価格が安く、購入しやすいです。
最新のインテル第11世代Coreプロセッサーに、15.6型FHD液晶といったスタンダードな構成で、長く使えると思います。
ディスプレイの色域も広く、画面も見やすいです。
マニュアル類も多く、初心者でも安心して使えると思います。
ただし、ボディはやや地味です。
メーカーさんから特別に、東芝製パソコンが最大5,500円OFFとなるシークレットページを提供していただきました。詳細はこちらをご覧下さい。

CPU | Ryzen 5 5500U |
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画面 | 15.6型 FHD 広視野角 非光沢 |
メモリ | 16GB ~ |
SSD | 256GB ~ |
価格 | 9万円台[税込]~ |
安心できる純日本メーカーのノートPCです。
mouse B5-R5の初期構成のメモリは、8GBx1ですが、マウスコンピューターさんにお願いして8GBx2の初期構成にしてもらいました。メモリを2枚にすることで、グラフィック性能が大きく向上します。また、この構成だと、通常113,270円ですが、94,800円(送料別)で購入できるようにしてもらいました。海外メーカーにもひけを取らないコスパになっていると思います。
また、LTEモジュールを選択することができるのも特徴です。「固定回線を引いていないけど、インターネットに接続したい」という方におすすめです。
24時間365日の電話サポートが受けれられるのも魅力です。

CPU | Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U |
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画面 | 15.6型 FHD タッチ 光沢 |
価格 | 7万円台[税込]~ |
タッチパネルを搭載しており、初心者でも直感的に操作できるノートパソコンです。
パソコン関連のことならなんでも相談できるオプションサービスもあります。
価格も安く、Microsoft Officeが40%(時期によっては50%)で購入できるのも嬉しいです。
ただし、液晶は光沢で、周囲の物が映り込みます。
保証期間や、技術的な質問ができる期間も確認しておくとベスト
ノートパソコンを選ぶ場合、「PCの保証期間」も確認しておきましょう。
また、PC初心者で、近くに詳しい人がいない場合、「技術的な質問の電話サポート」の有無や期間も確認しておくと良いでしょう。パソコンだけでなく「他社の周辺機器やソフトのサポート」も行っているメーカーもあります。必須ではありませんが、PC初心者はこのようなサービスに加入するのもいいでしょう。
技術的な質問の電話サポートとは?
自社製パソコン、自社製ソフトの使い方やトラブルに関する質問のサポートです。他社ソフトや他社の周辺機器のサポートは基本的にしていません。1年間だけ無料のメーカーもあれば、5年無料のメーカーもあります。各メーカーのサポート料金、期間については下をご覧ください。
他社の周辺機器やソフトのサポートとは?
パソコン初心者の場合、パソコンの使い方や、プリンターや無線LANなどの周辺機器、他社のソフトウェアの使い方まで教えてくれるサービスに加入すると心強いです。富士通や、日本HP、DELLなどはそのようなサービスを実施していますが、安くても1年間で8,000円など、結構高額です。
そのため、筆者はセキュリティソフトに、周辺機器やソフトのサポートも付属したサービスをおすすめします。例えば、ESETのセキュリティソフトの場合、3年間で9,504円~で、セキュリティソフトも使える上に、他社の周辺機器やソフトのサポートも受けられます。
スペック高めの高品質ノートPC
ここでは、ディスプレイの品質が良かったり、CPUやグラフィックス性能が比較的高めだったりと、スペックが高めで、しかも、10万円前後に価格が抑えられているノートPCを紹介します。今まで紹介したノートPCとは違うワンランク上の製品をお望みの方におすすめです。

CPU | Core i5-11400H |
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GPU | GeForce RTX 3050 |
画面 | 15.6型 FHD sRGB 95.2% |
価格 | 122,980円[税込]~ |
エントリークラスではあるものの、GeForce RTX 3050の外部グラフィックスを搭載しつつ、価格が12万円台と比較的安いノートPCです。
他にも、GeForce RTX 3050を搭載して同じくらいの価格のノートPCがありますが、この機種は色域が広め(当サイト計測でsRGBカバー率95.2%)である点が特長です。
画像編集、動画編集、ゲームなど色々初めてみたい方におすすめです。

CPU | Ryzen 5 5600H Ryzen 7 5800H |
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GPU | APU内蔵 / GTX 1650 |
画面 | 16型 WQXGA sRGB 100% |
価格 | 8万円台[税込]~ |
標準的なノートPCよりも少し上の構成で、快適に使える16型のノートPCです。
画面比16:10で、sRGB 100%クラスの16型WQXGA液晶を搭載しており、とても作業がしやすいです。
HシリーズのRyzen 5000プロセッサーに、GeForce GTX 1650を搭載。
こちらも、画像編集、動画編集、ゲームなど色々用途で使うことが出来ます。

CPU | 最大Core i7-1185G7 |
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画面 | 14型 UHD(4K) IPS 光沢 |
価格 | 12万円台[税込]~ |
スピーカーがヒンジ部分に搭載されており、音が直接耳に届くようになっています。さらにウーファーも搭載されており、スピーカー音のいいノートPCです。
また、4K液晶を搭載しているのも特徴です。動画鑑賞向きのノートPCです。
さらにタブレットへ変形できる2 in 1 PCで、アクティブペンも本体に内蔵されています。
画像の編集がしたい方におすすめのノートPC
RAWで撮影したデジタル写真を現像したり、フォトショップなどで画像編集をしたりする方におすすめのノートPCを紹介します。
選び方のポイント

画像編集用途でノートPCを買うときに最も気を付けるべきなのは、ディスプレイの色域です。Web用のコンテンツ制作ならsRGBカバー率が約100%、印刷用コンテンツ制作ならAdobe RGBカバー率が約100%あるといいです。
また、可能ならi1 Display Proなどのキャリブレーションツールで色補正することをおすすめします。

Core i5-1135G7以上のCPUであれば、快適に使えるでしょう。
なお、Lightroomによる書き出しは、AMDのモバイル向けプロセッサーより、インテルのモバイル向けプロセッサーのほうが速かったです。

PhotoshopのAIを使った機能などはGeForce GTX/RTXシリーズのグラフィックスを搭載していると、各段に速くなる処理もあります。LightroomならインテルCPUの内蔵グラフィックスでも十分だと思います。

画像編集ソフトはメモリを大量に消費するので、16GB以上をおすすめします。
動画編集ソフトなど、他のクリエイター向けソフトも同時に起動する場合は32GBはあったほうがいいです。
クリエイターソフトの処理時間
下には、各クリエイター向けソフトにおいて、CPUやグラフィックスによってどれだけ処理時間が変わるかを掲載します。

RAW現像ソフトの定番ソフト「Lightroom Classic CC」のCPU毎の書き出し時間は次のようになっています。ご覧の通り、Ryzenプロセッサーより、インテルプロセッサーのほうが、書き出し時間が速い傾向があります(デスクトップ向けプロセッサーの場合はAMD Ryzenのほうが速かったりします)。
Core i7-10750Hくらいの性能があれば、CPU負荷の面で余裕をもって作業できます。多少CPU負荷は高くなりますが、Core i7-1165G7でも大丈夫だと思います。
:コスパが高くLightroomにおすすめのCPU

基本的な操作であれば、外部グラフィックスを搭載していないノートPCでも十分使えるでしょう。ただし、AIを使った最新機能のニューラルフィルターやスーパー解像度などを使う場合、外部グラフィックスを搭載していると、かなり速いです。
Core i7-11375H RTX 3060 |
Core i7-1165G7 | Ryzen 7 5700U | |
ニューラルフィルター (肌をスムーズに) |
約4秒 | 約2秒 | 約4秒 |
ニューラルフィルター (スタイルの適用) |
約4秒 | 約11秒 | 約16秒 |
スーパー解像度 | 約5秒 | 約48秒 | 約31秒 |
コンテンツに応じた塗りつぶし | 約3秒 | 約5秒 | 約4秒 |
おすすめの画像編集向けノートPC

CPU | Core i7-1165G7 |
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GPU | CPU内蔵(Iris Xe) |
ディスプレイ | 14型 1920x1200 sRGB 約100% |
質量 | 約985g |
価格[税込] | 14万円台~ |
CPUやグラフィック性能は、他と比べるとやや落ちますが、軽量が軽いので、持ち運びする方におすすめです。
大容量メモリ、大容量SSDを選択可能で、SDカードスロットを搭載している点も、画像編集向きです。
レビュー記事はこちら当サイト向けオリジナルモデルなら安く購入できます。さらに、5,000円分のAmazonギフト券をプレゼント!詳細はこちら。

CPU | Core i5-11400H |
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GPU | GeForce RTX 3050 |
ディスプレイ | 15.6型 FHD 非光沢 sRGB 約95% |
質量 | 約2.0kg |
価格[税込] | 122,980円 |
性能の高いHシリーズのCoreプロセッサーに、色域広めの液晶を搭載しながら、12万円台から購入できます。
外部GPUも搭載しているため、Photoshopなどで、一部の処理が高速化します。
16GBのメモリ、512GB SSDと容量も十分です。
SDカードスロットもありますが、速度はやや遅いです。
レビュー記事はこちら
CPU | 最大Core i9-11950H |
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GPU | 最大RTX 3080 |
ディスプレイ | 16型 2560x1600 sRGB 100% / 3840x2400 Adobe RGB 100% |
質量 | 約1.81kg |
価格[税込] | 27万円台~ |
Adobe RGB 100%のディスプレイを選択できます。
ファクトリー・カラー・キャリブレーションに対応しており、工場出荷時に色調整されているので、正確な色表現が期待できます。
SDカードスロットの速度も速いです。
タッチ対応ディスプレイもありますが、電極線が気になるので、個人的にはノンタッチディスプレイがおすすめです。
なお、広色域ディスプレイはカラーマネジメントの知識がないと扱いが難しいのでご注意下さい。
レビュー記事はこちら
CPU | Apple M1チップ |
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ディスプレイ | 13.3型 2560x1600 IPS Display P3 100% |
質量 | 1.29kg |
価格[税込] | 11万円台~ |
M1チップを搭載し、高い処理性能でありながら、バッテリー駆動時間もPCです。
Windowsとは違い、OSレベルでカラーマネジメントに対応している点が大きなメリットです。なお、色域はDisplay P3をカバーしています。
2021年6月に、Lightroomがネイティブ対応し、現像時間などが高速化しています。
MacのOSに抵抗がなければ、おすすめです。
ただし、SDカードスロットはありません。
MacBook Airの記事はこちら
動画の編集がしたい方におすすめのノートPC
「YouTuberになりたい!」、「子供の動画を編集して残しておきたい」など、動画編集をするような方におすすめのノートPCを紹介します。
なお、テレビや映画といったプロ向けの映像編集は想定していません。個人使用やYouTube用などの利用を想定した動画編集向けノートPCのみ紹介します。
選び方のポイント

あまり画質にこだわらないならどのディスプレイでもいいですが、色温度や彩度をなど、色の調整も行うのであれば、sRGBカバー率が100%近くのディスプレイが望ましいです。映像にこだわるプロの映像クリエイターなら、DCI-P3カバー率が100%近くあるといいでしょう。

できれば、HシリーズのインテルCoreプロセッサー(末尾にHが付くCore i7-11370Hなど)が望ましいです。
軽い編集ができればいいので、軽さを重視したい場合は、Core i7-1185G7でもいいでしょう。

動画編集をするなら、グラフィックス性能は重要です。
ライトな動画編集なら、GeForce GTX 1650クラス、頻繁に動画編集するなら、GeForce RTX 30シリーズがおすすめです。

メモリは16GB以上あるといいでしょう。8GBだと少ないです。
画像編集ソフトなどを同時に使うなら、32GB以上がおすすめです。
動画編集ソフトの処理時間
下には、各クリエイター向けソフトにおいて、CPUやグラフィックスによってどれだけ処理時間が変わるかを、利用ユーザーの多いPremiere Proを例にとって掲載します。

外部グラフィックスを搭載することで、処理時間がかなり短くなります。GeForce GTX 1650クラスのエントリー向け外部グラフィックスでもいいので、搭載しておくといいでしょう。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:おすすめのスペック
おすすめの動画編集向けノートPC

CPU | Core i7-1165G7 |
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GPU | GeForce GTX 1650Ti |
ディスプレイ | 14型 FHD 非光沢 sRGB 約100% |
質量 | 1.43kg |
価格[税込] | 15万円台~ |
GeForce GTX 1650Ti の外部グラフィックスを搭載しながら、約1.43kgと軽い製品です。
CPU性能はそこまで高くありませんが、FHD動画の編集であれば、こなせると思います。
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CPU | Core i5-11400H |
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GPU | GeForce RTX 3050 |
ディスプレイ | 15.6型 FHD 非光沢 sRGB 約95% |
質量 | 約2.0kg |
価格[税込] | 122,980円~ |
GeForce RTX 3050の外部GPU、HシリーズCoreプロセッサーに、色域広めの液晶を搭載しながら、12万円台から購入できます。
コスパがかなり高い製品で、エントリー機としておすすめです。
16GBのメモリ、512GB SSDと容量も十分です。
レビュー記事はこちら
CPU | Core i5-11400H |
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GPU | GeForce RTX 3060 |
ディスプレイ | 16.1型 FHD IPS 非光沢 |
質量 | 約2.31kg |
価格 | 13万円台(税込)~ |
GeForce RTX 3060を搭載しつつ、色域も広めで、動画編集に適しています。
「こちらのクーポンページ」を利用することで、7%OFFになり、13万円台で購入できるます。
レビュー記事はこちら
CPU | Core i7-11800H |
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GPU | GeForce RTX 3060 |
ディスプレイ | 15.6型 FHD 非光沢 sRGB 約100% |
質量 | 約1.73kg |
価格[税込] | 23万円台~ |
Core i7-11800HにGeForce RTX 3060を搭載したミドルスペックのクリエイター向けノートです。
WQHD液晶でペイン(枠)の多い動画編集ソフトも使いやすいです。また質量が軽いのも魅力です。
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CPU | Core i9-12900H |
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GPU | 最大GeForce RTX 3070 Ti |
ディスプレイ | 16型 WQXGA DCI-P3 約100% |
質量 | 2.05kg |
価格[税込] | 26万円台~ |
最新の第12世代 Core i9-12900Hに、RTX 3070 Tiを搭載したハイスペックPCです。
16型の16:10のWQXGA(2560×1600)、DCI-P3 100%クラスの液晶も搭載。
高いスペックの割に、そこまで重くもありません。
レビュー記事はこちら
CPU | Apple M1 Pro / M1 Max |
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ディスプレイ | 14.2型 3024x1964 16.2型 3456x2234 |
質量 | 14型:約1.6kg / 16型:約2.1-2.2kg |
価格[税込] | 23万円台~ |
「高パフォーマンス」と「省電力」を高い次元で実現したM1 Pro / M1 Maxのチップを搭載した製品です。
チップ内に「メディアエンジン」を搭載することで、エンコードなどが速く、動画編集が非常に快適です。
Windows OSでなくても構わなければ、非常におすすめです。
レビュー記事はこちら
ゲーマーにおすすめのノートPC
ゲーム用途におすすめのノートパソコンは、以下のリンク先にまとめていますので、こちらをご覧ください。
ここでは厳選したコスパの高いおすすめの機種のみ紹介します。上のリンク先も合わせてご覧ください。

ディスプレイ | 15.6型 非光沢 FHD 144Hz |
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CPU | Ryzen 5 5600H |
GPU | GeForce GTX 1650 |
価格[税込] | 9万円台~ |
GeForce GTX 1650の外部グラフィックスを搭載しながら、9万円台で購入できるエントリー向けゲーミングノートです。
GTX 1650のモデルは、液晶の色域は狭いです。
レビュー記事はこちら
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 144Hz |
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CPU | Ryzen 5 5600H |
GPU | GeForce RTX 3060 |
価格 | 143,980円(税込)~ |
Ryzen 5 5600Hに、GeForce RTX 3060のミドルスペック構成で、14万円台とコスパの高いゲーミングノートです。
sRGBカバー率も、97.2%%と比較的広く、144Hzのリフレッシュレートにも対応しており、ディスプレイの質も高めです。
レビュー記事はこちら
持ち運びしやすい軽量ノートPC
外出先へ持ち運べるように設計された軽量で頑丈で、バッテリー駆動時間の長いノートPCを、「モバイルノートパソコン」と呼びます。おすすめのモバイルノートパソコンについては、下のページにまとめていますので、こちらをご覧ください。
ここでは、厳選した2機種を紹介します。

CPU | Core i7-1165G7など |
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ディスプレイ | 13.3型 FHD 非光沢 |
質量 | 約736g~ |
バッテリー | 25Wh / 50Wh |
WWAN | 5G/LTE対応 |
価格[税込] | 12万円台~ |
軽くて、ロングバッテリーで、5Gにも対応し、タイピングもしやすく、インタフェースも充実しています。
5Gモデルは少し価格が高めですが、予算内に収まるようなら非常におすすめです。
レビュー記事はこちらメーカーさんから特別に、富士通パソコンが安く買えるクーポンを発行していただきました。詳細はこちらをご覧下さい。

CPU | Core i7-1260Pなど |
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ディスプレイ | 14型 1920x1200 非光沢など |
質量 | 約940g / 1.05kg |
バッテリー | 約48.7Wh / 約65Wh |
WWAN | 非対応 |
価格[税込] | 20万円台~ |
最新のインテル第12世代Coreプロセッサーを搭載したモバイルノートPCです。
14型と画面も大きく、16:10のアスペクト比は使いやすいです。
軽くて、バッテリー駆動時間がも長く、おすすめです。
ただし、5G/LTEには対応していません。
レビュー記事はこちら
大学生におすすめのノートPC
大学生におすすめのノートPCは、以下のリンク先にまとめていますので、こちらをご覧ください。
ここでは、厳選した2機種を紹介します。

CPU | Core i7-1165G7 など |
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ディスプレイ | 13.3型 FHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 25Wh:約736g~ / 50Wh:約865g~ |
価格[税別] | 10万円台~ |
大学側から配布された、入学時に必要なパソコンの要件を満たしたノートPCです。
なお、色々パーツが選べますが、個人的には、Core i5、8GBメモリ、256GB SSD、50Whバッテリーの構成がおすすめです。
下のクーポンを使うことで、通常より安い価格で購入できます。
レビュー記事はこちらメーカーさんから特別に、富士通パソコンが安く買えるクーポンを発行していただきました。詳細はこちらをご覧下さい。

CPU | Ryzen 5 5600U |
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ディスプレイ | 13.3型 FHD+ IPS 非光沢 |
質量 | 約957g |
価格[税別] | 9万円台~ |
9万円台からとコスパの高い機種です。
しかも、画面比16:10の見やすい液晶を搭載しており、使いやすさの点でも優れています。
ただし、無線LANが、使っている途中で切れることがあるかもしれません。その場合、レビュー記事の方法で対応して下さい。
レビュー記事はこちら
オフィス付属のおすすめノートPC
マイクロソフト オフィスが付属し(もしくはオプションで追加でき)、価格が安く、スペックもまずまずの製品を紹介します。一般的に、Office Personalを付けると+20,000円、Office Home & Businessを付けると+30,000円ほど購入価格が増えますが、メーカーによってはもっと安く購入できます。
なお、Office Personalは、Word、Excel、Outlookが使えるソフトで、Office Home & Businessはこれに加えて、PowerPointが使えます。

HPでは、Officeが40%OFFで追加できるキャンペーンを実施しています。
Office Home & Businessが18,480円(税込)で追加することが出来ます。ただし、機種にもよるので、詳細は各機種のカスタマイズ画面をご覧ください。
メーカーさんから特別に、HP製パソコンが安く買えるクーポンを発行していただきました。詳細はこちらをご覧下さい。

デルのパソコンは、Office付きモデルの価格が安くておすすめです。+12,000円(税別)程度でOffice Personalを付けることが可能です。
ただし、Office Home & Business搭載モデルはそこまで安くはありません。
当サイト経由でデル製パソコンを購入すると、楽天ポイントがもらえます。詳細はこちらをご覧下さい。
1人で複数台使うならOffice 365 Soloがお得
1人で1台のデバイスしか使わないのであれば、PCと一緒に永続ライセンスのOffice(Office Personalなど)を購入した方がお得です。
しかし、1人で複数台のデバイス(PCやタブレットなど)でOfficeを使いたい場合は、Microsoft 365 Personalがお得です。同時に5台まで使用できて(インストールは無制限)、年間12,984円です。パソコンを買い替えても、古いPCのライセンスを解除すれば、新しいPCで使うことができます。また、常に最新バージョンのOfficeを使用することができます。
Microsoft 365 Personalを利用する場合は、PCを購入するときにOfficeを付けても無駄になるので気を付けましょう。
具体的なOfficeを搭載したおすすめのPCについては、下のリンク先をご覧ください。
おすすめパソコンメーカー
各メーカーとも特徴があり、一口に「このメーカーがおすすめ」とは言えません。重視するものによって、おすすめのメーカーは変わります。
コスパで選ぶなら、レノボ、デル
コストパフォーマンスの高さで選ぶなら、レノボ、デルのメーカーがおすすめです。特にレノボのパソコンはコスパが高い製品が多いです。ただし、レノボはパソコン自体はいい機種が多いですが、過去に、アドウェアのSuperfishをプリインストールして出荷してしまうなど色々やらかしており、中国メーカーということで好まない方もいると思います。そういった方は、米国メーカーのデル(ただしデルの工場は中国)がいいと思います。
なお、これらのメーカーは、紙のマニュアル類がほとんど入っていないため、初心者向きではありません。パソコンの操作に慣れた方におすすめです。
性能、価格、サポートのバランスを考えるなら、日本HP、マウスコンピューター
性能、価格、サポートのトータルバランスを考えたら、HP、マウスコンピューターがいいと思います。PC初心者から上級者まで、安心して使えるでしょう。レノボやデルほど安くないですが、良心的な価格で、メーカーとしての信頼性も高いです。この2社は、当サイトでも非常に人気の高いメーカーです。
知名度なら富士通、NEC、Dynabook(旧東芝)
知名度なら、国内有名メーカーの富士通、NEC、Dynabook(旧東芝)でしょう。品質面でもサポート面でも安心感があります(実際、そこまで変わりませんが)。ただし、富士通とNECはレノボの傘下に入り、Dynabook(旧東芝)は台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入っており、純粋な国内メーカーではありません。なお、2019年1月1日から、東芝はDynabook株式会社へと社名を変更しています。
純国内メーカーがいいなら、VAIO、パナソニック、エプソンダイレクト
純粋な国内メーカーと言えるのは、VAIO、パナソニック、エプソンダイレクトとなります。ただし、VAIOとパナソニックはモバイルノートPCには強いですが、15型クラスのノートパソコンのラインナップは少ないです。エプソンダイレクトなら15型クラスのノートパソコンが揃っていますが、価格が高いです。金額は気にしないというのであれば、おすすめです。
ペンの使いやすさにこだわるならマイクロソフト
Surfaceシリーズは、いずれも筆圧検知、傾き検知ペンに対応しており、Windowsパソコンの中ではペンが非常に使いやすいです。Surface Dialなどのオプションもあり快適に作業できるでしょう。イラストを描いたりする方におすすめです。
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