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マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-Aの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13700H
グラフィックス GeForce RTX 4060
メモリ 最大 64GB DDR5
ストレージ 最大 4TB SSD x2
液晶サイズ 16型
液晶種類 2560x1600 非光沢
質量 約1.60kg
バッテリー 約16時間
価格[税込] 27万円台~
持ち運びやすい16型クリエイターノートPC

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、第13世代Core i7-13700H + GeForce RTX 4060と、スペック高めの16型クリエイター向けノートPCです。

この構成で、約1.6kgと軽くスリムなボディなので、持ち運びがしやすいです。

ディスプレイには、画面比16:10、解像度2560x1600、sRGB比100%の16型液晶を搭載し、sRGB色空間でキャリブレーションされ出荷されるので、正確な色表現が可能です。

タッチパッドが大きすぎるので、可能ならタッチパッドをOFFにして、外付けマウスを使用するといいと思います。

公式サイトはこちら

 

RTX 4070モデルもあり

Core i9-13900Hに、GeForce RTX 4070を搭載したモデルもあります。

RTX 4070モデルはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-13700H、GeForce RTX 4060、32GBメモリ、1TB SSD

 

本製品を安く買う方法

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目次

お忙しい方は、「DAIV Z6-I7G60SR-Aの特徴」のみお読みください。

 

DAIV Z6-I7G60SR-Aの特徴

持ち運びやすい本格派のクリエイターノートPC

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、第13世代Core i7-13700H + GeForce RTX 4060 Laptopという最新の高性能パーツを搭載した16型クリエイター向けノートPCです。このような高めのスペック構成で、大きめの16型ノートPCになると、2kgを超えるのが普通ですが、DAIV Z6-I7G60SR-Aは質量が約1.60kgしかありません。外部GPUを搭載しない16型ノートPCと比べても軽めの質量で、扱いやすく、外への持ち出しや移動がしやすいです。

高めのスペックと、大きめの画面で、移動先でも快適に作業を行いたいクリエイターに適した機種です。

高めのスペックの16型ノートPCを持ち出しやすい

 

ボディは約18.5mmとスリムです。カバンへの収まりもよく、男性用の普通サイズのビジネスバッグであれば問題なく持ち運びができるものが多いです。また、外見もゲーミングノートPCのような派手さがないので、ビジネスシーンでも使いやすいです。

一般ノートPCと同じようなデザインのスリムボディ

 

キャリブレーション済みの16型液晶

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、画面比16:10、解像度2560x1600の16型液晶を搭載しています。

少し大きめの画面で、解像度も高めなので、作業がしやすいです。100%スケール表示であれば、一画面に表示できる情報量が多く、一度に多数の写真を確認できますし、複数のウィンドウを並べて作業することもできます。

作業がしやすい16型液晶

 

また、この液晶はsRGB比100%クラスと色域が広めで、さらに出荷前にカラーキャリブレーションも実施されています。色差がdelta E値(国際標準色差)<=2となっており、一般ノートPCの液晶よりも正確な色表現が可能です。ウェブサイトやSNSに掲載する写真や動画の編集や色の調整など、sRGBの色空間をベースとするクリエイティブな作業に適しています。

移動先でも、快適な環境で作業を行うことができます。

sRGB色空間での作業に適した液晶

 

最大で64GBメモリ構成が選択できる

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、デフォルトで16GBまたは32GBメモリを搭載しており、さらに購入時のBTOカスタマイズで64GBメモリに変更することが可能です。使用するアプリや作業内容に応じて、必要であれば64GBメモリを選んでおくといいです。

メモリのカスタマイズ画面

 

メモリはスロット式なので、購入後に自分でメモリ換装を行うことができます(ただし、自己責任)。ただ、マウスコンピューターは、カスタマイズにかかる費用も比較的安いので、最初から大容量メモリが必要だと分かっているのであれば、カスタマイズして購入することをおすすめします。

メモリスロット

 

デュアルSSDで最大8TBのストレージが搭載可能

DAIV Z6-I7G60SR-Aでは、購入時のBTOカスタマイズでデュアルSSD・最大8TB(4TB x2)のストレージ構成が選択できます。かなりゆとりのあるストレージ容量を確保できるので、多数のRAW画像や、長尺の4K動画を取り込んで作業をするような場合でも余裕があります。

しかも、マウスコンピューターでは、ストレージのカスタマイズにかかる費用もそれほど高くないので、最初から少し余裕のあるストレージ構成にしておくといいです。

なお、同じ容量のSSDでも、速度にこだわるなら、SAMSUNG PM9A1(シーケンシャルリード:最大7000MB/s、シーケンシャルライト:最大5200MB/s)や、WD_BLACK SN850X(シーケンシャルリード:最大7300MB/s、シーケンシャルライト:最大6300MB/s)を選ぶといいでしょう。

ストレージのカスタマイズ画面

 

なお、DAIV Z6-I7G60SR-Aには、M.2スロットが2つあります。そのため、シングルSSD構成で購入しても、空きのM.2スロットに後からストレージを増設することができます(セルフカスタマイズは自己責任です)。

1st SSD
2nd SSD用の空きスロット

 

SDカードリーダー搭載

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、フルサイズのSDカードリーダーを搭載しています。

外出先でも、撮影した写真や動画をSDカード経由で簡単に取り込むことができます。

ただし、SDカードリーダーの速度が遅かったです。高速なSDカードリーダーだと、なお良かったです。

SDカードリーダー

 

タッチパッドが大きすぎる

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、約154x100mmという大型のタッチパッドを搭載しています。独立タイプのApple Magic Trackpad(約160x114.9mm)に近いサイズなので、ノートPCのタッチパッドとしてはかなり大きいです。

大型のタッチパッド

 

タッチパッドが大きいと、カーソル移動や、4本指でのジェスチャーコントロールなどがしやすくなります。ただ、この機種の場合、テンキーがあるのに、タッチパッドが中央にあるせいで、タイピング時には右手がタッチパッドに大きく被ります。そのため、タイピング中に、タッチパッドをクリックしてしまうことがあります。

右手がタッチパッドに大きく被る

 

このタイピング時のタッチパッドの誤動作を防ぐため、タッチパッドの右上をダブルタップすることで、タッチパッドの右半面を無効化する機能を備えています。ただし、右半面を無効化した状態で、右半分をクリックすると、左クリックとして認識されてしまいます(この動作については、メーカーページにも記載があるため、仕様のようです)。そのため、タイピング時に、右半面を無効化してもあまり意味がありません。

タッチパッドの左上をダブルタップすると、タッチパッドの全面をOFFにすることができます。気になる方は、使用する場所やスペースに問題がなければ、外付けマウスを使用し、タッチパッドは全面OFFで使う方がストレスなく作業ができると思います。

全面・半面を無効化できる

 

最大4画面での表示が可能

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、HDMI、USB Type-C、Thuderbolt4の計3つのポートから、最大4K解像度で画面出力ができます。本体の液晶を含めると、最大4画面での運用が可能です。宅内で使用する場合は、マルチディスプレイで使うと一層作業がしやすくなります。

なお、USB Type-Cポートのみ、GeForce RTX 4060経由で出力され、あとはIntel Xe Graphics経由で出力されていました。そのため、USB Type-Cポートのみ、4K/10ビット表示が可能でした。

左側面のUSB-Cポートから出力

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分な処理性能と、画面比16:10の16型液晶で、快適に作業できます。
オンライン会議 問題なくオンライン会議を行えます。
動画鑑賞 スピーカー音が比較的よく、色鮮やかな画面で動画鑑賞を快適に行うことができます。
RAW現像
画像編集
sRGB比100%の液晶は、出荷前にキャリブレーションが実施されており、ウェブやSNS用の画像・動画の編集などに適しています。ただし、Adobe RGB 100%の色域はないので、印刷用途には色域が不足しています。
動画編集 GeForce RTX 4060を搭載しており、4K動画の本格的な編集作業も快適に行えます。
ゲーム GeForce RTX 4060を搭載しているので、最高画質で快適にプレイできるゲームが多いです。ただし、ハイリフレッシュレート対応の液晶ではありません。ゲームメインであれば、高リフレッシュレート液晶を搭載したゲーミングノートPCの方がおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aのディスプレイのチェックです。

画面比16:10、解像度:2560x1600の16型液晶です。sRGB比100%(メーカー仕様値)で、出荷前にsRGBカラーキャリブレーションが実施されています。サイズや解像度を含めて、クリエイティブな作業がしやすい液晶だと思います。最大輝度は、当サイトの計測では347cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率97.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ディスプレイのガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ揃って1:1に近い直線になっており、自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度を下げてもフリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aのキーボードのチェックです。

キーピッチは、横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.2mmです。キーストロークはやや浅めですが、キーサイズは標準的です。キートップがフラットな感じなので、もう少しカーブしていたら良かったです。

一部、少しサイズが小さいキーがありますが、打ちにくいほどではありません。キー配置に関しては、矢印キーが入り込んでいるので、右「Shift」キーが「Enter」キーの真下ではありませんし、「Delete」キーも「BackSpace」キーの真上ではなく、この辺りは押し間違えないように気を付ける必要があります。それ以外は、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

3列配列ではありますが、テンキーもついています。

タッチパッドは、特徴の部分でも触れたように、サイズが大きいためタイピング時に右手がタッチパッドに大きく被り、誤ってクリックしてしまうことがあります。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aのパフォーマンスをチェックします。

DAIV Z6-I7G60SR-Aでは、「Control Center」のパワーセッティングで、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランスモード」で計測した結果を掲載しています。

Control Center

 

CPU

CPUには、第13世代Core i7-13700Hを搭載しています。ゲーミングノートPCなどにも搭載されることが多い高性能CPUです。実際のベンチマークの結果は以下のとおりです。

PBP:45WのCPUですが、本製品は60W前後で動作しています。他のゲーミングPCはもっと高いCPU電力で動いていることが多いので、それと比べると低めですが、十分なスコアは出ていると思います。クリエイティブ作業も快適でしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13700H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-13700H 17563
15088
Core i7-12800HX 17492
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-12650H 12674
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Core i5-12450H 10260
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Core i5-1335U 8404
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Core i5-1235U 7589
Core i3-1215U 4969
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-13700H 1908
1877
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i5-1335U 1685
Core i5-1240P 1666
Core i5-12450H 1663
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、メモリ帯域幅は広かったです。なお、スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
32GB(16GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
59.59GB/s
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4060を搭載しています。

メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーは95Wとなっており、標準的な数値です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark のベンチマークの結果は以下の通りです。

旧世代のハイクラスであるRTX 3070 (95W)のスコアを超える数値が出ています。4K動画の編集なども快適に行えるグラフィックス性能を備えています。

3DMark -Time Spy-
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4090 150W 20027
RTX 4080 175W 18822
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 4070 110W 11223
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 100W 10213
RTX 4060 95W 9722
RTX 3070 95W 9220
RTX 4060 75W 9069
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 4060 60W 8263
RTX 3060 95W 7519
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、速度も速いです。もっと速いストレージがよければ、カスタマイズ時にSAMSUNG PM9A1や、WD_BLACK SN850Xを選ぶといいです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
4690
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。カード挿入後の出っ張りは、結構あります。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

実用的な速度でRAW現像を行うことができています。

Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
29秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13950HX 37秒
Core i9-13980HX 40秒
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i7-13700H
RTX 4060(95W)
67秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-12500H 69秒
Core i7-13700H
RTX 4060(100W)
70秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1360P 91秒
Core i5-1340P 93秒
Core i7-1255U 112秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Ryzen 7 5825U 117秒
Ryzen 5 5625U 120秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しました。RTX 4060を搭載しているので、全体的に処理にかかる時間が短く、特に、「スーパーズーム(x2)」のような処理が非常に速かったです。Photoshopでの作業も快適に行えます。

  本製品 参考
Core i7-1260P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約1分7秒 約4分28秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分0秒 約2分48秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度は速いです。編集作業自体も快適に行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (95W)
3分35秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (100W)
5分36秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間

DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間です。比較的短時間で書き出しできていました。

Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分18秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
2分36秒
Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
2分39秒
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
2分40秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分09秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (95W)
3分11秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分16秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分16秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
3分17秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4090 (150W)
3分21秒
Core i7-12650H
RTX 4060 (45W)
3分23秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
3分34秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分35秒
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
3分51秒
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
3分53秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
3分54秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (100W)
3分59秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Apple M2
8CPU/8GPU
6分24秒 (MacBook Air)
Apple M1 6分24秒 (旧MacBook Pro 13)
Apple M2
8CPU/10GPU
6分25秒 (MacBook Pro 13)
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、AV1 Intel、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードです。そこそこの速度です。

Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-12900HX 5分28秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core 7-13700H 6分36秒
Core i9-12900HK 7分12秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core 7-13700H 7分58秒
Ryzen 9 6900HX 8分23秒
Core i5-12500H 8分36秒
Core i7-12700H 8分43秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NMKD Stable Diffusion GUI 1.9.1によるAIイラスト生成時間

NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間は下表の通りです。10枚のイラスト生成にかかった時間は162秒でした。比較的速いです。

Ryzen 9 7940HS/16GB
RTX 4090
80秒
Core i7-13700H/32GB
RTX 4070
143秒
Core i9-13900H/32GB
RTX 4070
148秒
Core i7-13700H/32GB
RTX 4060
162秒
Core i9-13900H/16GB
RTX 4060
182秒
Ryzen 9 7940HS/16GB
RTX 4060
196秒
Core i7-12650H/16GB
RTX 4060
200秒
Core i7-13620H/32GB
RTX 4050
209秒
※モデルとVAEはデフォルトの「sd-v1-5-fp16」、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使用
※プロンプト(呪文)は内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみ
※ステップ数は100、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptopで実行
Blender Benchmark Score
RTX 4090 150W 8067
RTX 4090 175W 7917
RTX 4080 175W 6072
RTX 4070 110W 3908
RTX 4060 95W 3651
RTX 4060 100W 3636
RTX 4060 65W 3034
RTX 4050 105W 2775
RTX 4050 45W 2575
SPECviewperf 2020

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

GeForce RTX 4060を搭載しているので、高画質でもFHD / 60 fpsでプレイできるゲームが多いです。そこまで重くないゲームであれば、2560x1600解像度でも高めの画質でプレイできます。息抜きにゲームをするのにはいいと思いますが、高リフレッシュレート液晶ではないので、本格的にゲームを楽しみたい方は高リフレッシュレート液晶を搭載したゲーミングノートPCの方がおすすめです。

重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高 46 fps
2560x1600 最高 33 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 ウルトラ 61 fps
2560x1600 ウルトラ 43 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 エクストリーム 98 fps
2560x1600 エクストリーム 77 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高品質 94 fps
2560x1440 高品質 71 fps
重い部類のゲーム
BLUE PROTOCOL
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高画質 110 fps
2560x1600 最高画質 71 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 ウルトラ 102 fps
2560x1600 ウルトラ 67 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高品質 140 fps
2560x1600 最高品質 97 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1080 中設定 101 fps
最高設定 62 fps
2560x1600 中設定 89 fps
最高設定 46 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
228 fps
2560x1600 156 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高設定 156 fps
2560x1600 高設定 112 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高設定 318 fps
2560x1600 高設定 286 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 ウルトラ 175 fps
2560x1600 ウルトラ 119 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均スコア
1920x1080 最高品質 23681(すごく快適)

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aは、USB Type-Cポートを2つ備えています。動作をチェックした結果は、以下のとおりです。

左側面のUSB3.1 Type-Cポートと、右側面のThuderbolt 4ポートは、どちらも画面出力、Power Deliveryに対応しています。

なお、USB-Cアダプターでの給電に関しては、45W以上の出力であれば充電できていました。ただし、メーカー仕様では、「100W以上を出力可能なUSB Power Delivery対応機器からの入力に対応しています」となっていたので、できるだけ出力が大きいものを使用した方がいいと思います。

また、クリエイター向けソフトを使った作業など、負荷の高い作業をする場合は、本来のパフォーマンスを発揮するためにも、付属のACアダプターを接続した方がいいです。

左側面のUSB3.1 Type-Cポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
右側面のThunderbolt 4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。

カラーマネージメントモニターのCS2740に接続してみましたが、4K、8ビット、60Hz、RGBで表示できていました。

4Kモニター(CS2740)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.60kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。ACアダプターを含めても2kgぐらいなので、高性能のCPU、GPUを搭載した16型ノートPCとしては軽く、持ち運びもしやすいです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.590kg
ACアダプター+電源ケーブル 472g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は82.04Whと大容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。動画再生のような負荷の軽い作業であれば、(2)のようにある程度の時間のバッテリー駆動が可能です。少し負荷のかかる作業をすると、バッテリー駆動時間は短くなり、(3)ぐらいの時間になります。

クリエイター向けソフトを使って本格的に作業をする場合は、付属のACアダプターをつないだ方がいいです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約16時間
(2) 動画再生時 8時間30分
(3) CPU7%、iGPU12%、dGPU6%の負荷 2時間53分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。普通の充電速度です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
71%(約58Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、物理的なシャッターはありません。IRカメラを搭載しているので、Windows Helloの顔認証を行うことができます。

Webカメラは、約200万画素のFHDカメラです。ノートPCのWebカメラとしては比較的解像度が高いので、細かい部分もはっきり映っています。ただし、ホワイトバランスが悪いのか、画面全体がやや赤っぽいです。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右にステレオスピーカーが配置されています。音質はややよく、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は60W前後で推移しています。CPU温度は73℃ぐらいを保っており、心配のない温度です。

CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

クリエイター向けソフトでの作業時など、連続して高めの負荷がかかった時のCPUとGPUの温度の参考になります。

CPU温度、GPU温度ともに、ほぼ70℃台に収まっており、高い負荷が長い時間かかるような作業を行う場合でも、心配なく使用できると思います。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。今回は、「バランスモード」で計測しました。

アイドル時でも時々ファンが回転し音がします。負荷がかかる作業をすると騒音値が上がり、Premiere Proでの動画の書き出しのような高い負荷がかかると、ややうるさく感じます。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Adobe Premiere Proで4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時
左から3番目:Adobe Premiere Proによる4K動画の書き出し時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

高い負荷がかかるとキーボード部分の温度が上がります。それでも、パームレストの温度は低く保たれているので、タイピング時にも不快感はありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能パーツを搭載しているので、一般的なノートPCよりは高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

DAIV Z6-I7G60SR-Aの外観のチェックです。

16型の液晶ですが、上下左右のベゼル幅が狭いためスッキリしています。ボディデザインやカラーは、一般のノートPCと同じような普通の見た目です。

 

天板には、DAIVのロゴが入っています。背面から見ても排気口が隠れており、スマートな見た目です。

 

高さは約18.5mmです。高い性能のCPU・GPUを搭載したノートPCですが、一般ノートPCと同じようなスリムボディです。

 

側面のポート類はご覧のようになっています。USB3.0 Type-A x2、USB3.1 Type-C(Power Delivery、画面出力に対応)、Thuderbolt 4(Power Delivery、画面出力に対応)、HDMI、SDカードリーダーを備えています。LANポートはありませんが、それ以外は揃ったポート構成です。

 

液晶は下図の角度まで開きます。フラットにはなりませんが、机に置いて作業をするのには十分な角度だと思います。

 

底面です。

 

PCの内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと、4本のヒートパイプで背面の2か所から排気することで、CPUとGPUを冷却します。側面からの排気がない分、ゲーミングノートPCほどの高い冷却性能ではありません。

 

メモリの換装は可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。ストレージの換装もできそうです。

 

右側には、空きのM.2スロットがあり、ストレージの増設もできます。

 

ACアダプターは、180Wです。出力の割にコンパクトなサイズだと思います。ただし、コンセント側のケーブルは太く、長さもあるのでかさばります。持ち出す場合は、BTOオプションでショートタイプACケーブルを追加するといいです。また、パフォーマンスが下がってもよければ、小型・軽量の「USB PD 100W対応 AC充電器」を選択してもいいと思います。

 

まとめ

以上が、DAIV Z6-I7G60SR-Aのレビューです。

第13世代Core i7-13700H + GeForce RTX 4060と、最新世代の性能が高いパーツを搭載したクリエイター向けノートPCです。最大の特徴は、このスペック構成で、しかもノートPCとしては大きめの16型サイズでありながら、質量が約1.6kgと軽いことです。また、ボディも約18.5mmとスリムです。扱いやすいだけでなく、持ち出しもしやすく、快適に作業ができる環境を容易に持ち運ぶことができます。

ディスプレイには、画面比16:10、解像度2560x1600の16型液晶を搭載しており、作業がしやすいです。sRGB比100%と色域が広めで、キャリブレーションもされているので、正確な色表現での表示が可能です。特に、ウェブ用の写真や動画などのコンテンツの作成に適しています。

購入時のBTOカスタマイズでは、最大64GBメモリ、8TB(4TB SSD x2)ストレージ構成を選択することができます。スロットメモリと、2基のM.2スロットがあるので、必要に応じて購入後にセルフカスタマイズすることができるのも安心です(セルフカスタマイズは自己責任です)。

やや気になるのは、タッチパッドが大きすぎて、タイピング時に誤作動してしまうことです。タッチパッドが気になる方は、タッチパッドをOFFにして、外付けマウスを使用しましょう。

 

持ち運びやすい16型クリエイターノートPC

DAIV Z6-I7G60SR-A

特徴

  • 高めのスペックで約1.6kgと軽い
  • キャリブレーション済みの16型2560x1600液晶
  • 最大64GBメモリ、8TBストレージ構成が選択可能

こんなあなたに

  • 移動先でも快適に作業をしたいクリエイター
  • ウェブ用の写真や動画などのコンテンツクリエイター
公式サイトはこちら

 

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