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富士通 LIFEBOOK WU2/J3の購入レビュー

更新日:
CPU Core i3-1315U
Core Ultra 5 125U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ 8GB ~ 64GB
ストレージ 約256GB ~ 2TB SSD
液晶サイズ 14.0型 16:10
液晶種類 1920x1200 非光沢
質量 31Wh:約744g
64Wh:約868g~
バッテリー 31Wh /  64Wh
価格[税込] 16万円台~

※ 5Gモデルの仕様も合わせて掲載
※ 価格はクーポン適用時

おすすめの超軽量モバイルノート

LIFEBOOK WU2/J3は、超軽量で人気のモバイルノートPC「LIFEBOOK UHシリーズ」の最新機種です。

64Whの大容量バッテリーを搭載しつつ、「約868g~」しかありません。どこへでも気軽に持ち出せるノートPCです。

5G対応モデルもあり、どこでもインターネットをすることもできます。

また、打ちやすいキーボードを搭載し、ディスプレイも見やすく、仕事やレポート作成もしやすいです。

完成度の高いモバイルノートPCなので、ビジネスパーソンや、大学生などにおすすめです。

公式販売サイトはこちら

 

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 5 125U、16GBメモリ、512GB SSD、64Whバッテリー

 

[お得]富士通パソコンで使えるクーポン

当サイト向けのクーポンを利用することで、富士通パソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(対象機種のみ)。

 

機種によっては、購入画面で「お買い物応援クーポン」が掲載されていると思います。こちらのクーポンとも併用可能です。

 

 

目次

お忙しい方は、「LIFEBOOK WU2/J3の特徴」のみお読みください。

 

LIFEBOOK WU2/J3 の特徴

毎日持ち歩いても苦にならない軽さ

LIFEBOOK WU2/J3は、モバイルノートPCの中でも特に軽い製品です。

下の表は代表的な14型軽量ノートPCの質量を掲載したものですが、本製品(赤の文字)は、軽さに特化した兄弟機種のLIFEBOOK WU5/J3に次ぐ軽さです。毎日カバンに入れてもそれほど苦にならない重さで、日常的に持ち運びやすいです。

非常に軽いノートPCですが、堅牢性も損なわれることがなく、MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストもクリアしています。

代表的な14型軽量ノートの比較
製品名 質量
LIFEBOOK WU5/J3 (31Wh) 約634g~
LIFEBOOK WU2/J3 (31Wh) 約744g~
LIFEBOOK WU2/J3 (64Wh) 約868g~
dynabook RZ/MX (約48Wh) dynabook RZ/MX (約48Wh) 約899g
LAVIE Direct NEXTREME Carbon 約929g~
LIFEBOOK WU2/J3 [5G対応] 約928g~
THIRDWAVE F-14MTL THIRDWAVE F-14MTL 約960g
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition 約986g
パナソニック レッツノート FV (30Wh) 約1.034kg~
VAIO SX14 VAIO SX14 約1.046kg~
ThinkPad X1 Carbon Gen 12 ThinkPad X1 Carbon Gen 12 約1.08kg~
ASUS Zenbook S 14 ASUS Zenbook S 14 約1.2kg
ASUS Zenbook 14 OLED ASUS Zenbook 14 OLED 約1.2kg

 

31Whと64Whのバッテリーがある

LIFEBOOK WU2/J3は、31Whバッテリーと64Whバッテリーが選べます。上の表の通り、64Whバッテリー搭載時は「約868g~」とやや重くなりますが、バッテリー駆動時間は約2倍に増えます。重くなると言っても、100g程度の違いですし、他社PCと比べると十分軽いので、個人的には64Whバッテリーのほうがおすすめです。

ただ、持ち運ぶことが多いけれど、バッテリーで使うのは2~3時間程度であるという方や、ACアダプターに繋げられる環境で作業ができるのなら、31Whバッテリーでもいいでしょう。従来モデルは25Whでしたが、新モデルは容量が増えたので、31Whバッテリーでも意外と十分な方は多いと思います。

64Whの大容量バッテリーでも軽い

 

インテル Core Ultra シリーズ1を搭載

LIFEBOOK WU2/J3のCPUは、最新のインテル Core Ultraシリーズ2ではなく、1世代古いCore Ultra シリーズ1となっています。

インテル Core Ultraシリーズ2のほうが、省電力でバッテリー駆動時間が長く、クリエイティブワークでのパフォーマンスも高めです。

ただ、Microsoft Officeソフトを使った作業などであれば、Core Ultraシリーズ1の性能でも十分です。また、下表の通り、そこまでバッテリー駆動時間が劣るわけでもありません。

また、もしこの機種にCore Ultraシリーズ2のプロセッサーが搭載されると、価格が30万円を超えてくるのではないかと予想されますが、Core Ultra シリーズ1を搭載することで価格が抑えられています。 モバイルノートPCでは、そこまで負荷のかかる作業はしない人が多いことを考えると、Core Ultra シリーズ1で十分かなとも思います。

バッテリー駆動時間比較
ASUS Zenbook S 14
Core Ultra 7 258V
72Whバッテリー
9時間42分
富士通 LIFEBOOK WU2/J3
Core Ultra 5 125U
64Whバッテリー
8時間01分
※ Core Ultra 7 258V:Core Ultra シリーズ2
※ Core Ultra 5 125U:Core Ultra シリーズ1
※ Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

打ちやすいキーボード

LIFEBOOK WU2/J3は、モバイルノートPCとしては、非常にタイピングがしやすいキーボードです。よく使うキーは大きくなっていて、指の力に合わせてキーの重さが2段階に調整されています。

タイピングすることが多い方、例えば、資料を作る機会が多いビジネスパーソンや、レポートや卒業論文などに取り組む大学生などもおすすめです。作業がはかどると思います。

タイピングしやすいキーボード

 

5Gモデルもあり

LIFEBOOK WU2/J3では、「5G対応モデル」もあります。

格安SIMを挿入することで、スマホと同様にどこにいてもインターネットに接続することができます。いつでもメールのチェックや、オンラインストレージへのアクセス、ウェブでの検索が出来るので便利です。

ちなみに、筆者は個人で使うモバイルノートは、LTEまたは5Gに対応したノートPCを必ず購入しています。

5Gモデルあり

 

 

LANポートも搭載

LIFEBOOK WU2/J3は、ポート構成も充実しています。特にLANポートを搭載している点が珍しいです。有線LANでしか社内ネットワークに繋げられない場合や、ルーターなどをセットアップする場合などに便利です。

なお、注意点としては、Type-Cポートが、モデルによってThunderbolt4に対応していないところです。末尾がHのプロセッサーを選んだときのみ、Thunderbolt4対応です。

LANポートも搭載

 

他のカラーもあり

LIFEBOOK WU2/J3は、上で掲載したピクトブラックのカラーの他に、清潔感のあるシルバーホワイトとフロストグレーのカラーもあります。ピクトブラックは指紋がやや目立ちやすいので、そこが気になるなら他のカラーもいいでしょう。ただし、ピクトブラック以外は、10g重くなります。

シルバーホワイトとフロストグレーのカラー

 

兄弟モデルとの比較

LIFEBOOK UHシリーズのカスタムメイドモデルは、WU2~WU5までモデルがあります。違いが分かりにくと思うので、下表に主な相違点をまとめました。

LIFEBOOK UHシリーズ カスタムメイドモデルの比較
  WU2/J3 WU2/J3
[ 5G ]
WU3/J3
[ 2 in 1 ]
WU4/J3
[ FMV Zero ]
WU5/J3
[ FMV Zero ]
CPU i3-1315U
Ultra 5 125U
Ultra 7 155H
Ultra 5 125H
Ultra 7 155H
i5-1335U
i7-1360P
Ultra 5 125H
Ultra 7 155H
Ultra 5 125U
Ultra 7 155U
メモリ 8GB ~32GB 8GB ~ 64GB 8GB ~32GB 8GB ~ 64GB
タッチパネル 非対応 対応 非対応
バックライト
キーボード
搭載 非搭載
Type-C USB3.2 /
TB4 ※1
TB4 ※1 USB3.2 /
TB4 ※1
TB4 ※1 USB 3.2
5G 対応
質量 744g
~878g
928g 850g~998g 約888g 約634g
~639g ※2
バッテリー容量
31Wh
64Wh
64Wh 31Wh
64Wh
64Wh 31Wh
価格 ※3 15万円台~ 22万円台~ 18万円台~ 17万円台~ 17万円台~
※1 TB4: Thunderbolt 4
※2 約1TB SSD搭載時のみ世界最軽量の約634gとなる
※3 クーポン適用後の価格

 

1番目のWU2/J3は、今回レビューしている標準的なモデルです。個人的にはこの64Whバッテリーのモデルが、価格と性能のバランスが良く最もおすすめです。

2番目のWU2/J3 5Gは、WU2/J3を5Gに対応させたモデルです。

3番目のWU3/J3は、タブレットへ変形する2 in 1モデルです。CPUの世代は古いです。

4番目のWU4/J3は、「FMV Zero」といって、ITリテラシー高めのユーザーをターゲットとしたモデルです。ボディが上質なオールブラックカラーで、プリインストールされているソフトも最小限となっています。

5番目のWU5/J3も、「FMV Zero」で、さらに世界最軽量の軽さです。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
モバイルノートにしては大きめの14型サイズで、非光沢で映り込みも低減されており、Webページが見やすく、Office作業もしやすいです。
動画鑑賞 色域(色の表現できる範囲)が広めのディスプレイで映像は綺麗です。スピーカー音は普通です。
RAW現像
画像編集
色域が広めなので、画像編集用途にも使用することができます。ただし、CPUは、Core i3-1315U"以外"、メモリは16GB以上がいいです。
動画編集 △~○ FHD動画の簡易的な動画編集ならできます。ただし、この用途で使うなら、末尾に"H"が付くCPUで、メモリは16GB以上がおすすめです。
ゲーム △~○ ゲーム向きのPCではありませんが、軽いゲームならできます。ただ、ゲームをする場合、グラフィック性能が高い末尾に"H"が付くCPUがおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

LIFEBOOK WU2/J3のディスプレイは、見やすいです。

モバイルノートPCとしては画面サイズが14型と大きく、画面比も16:10と文書作成などがしやすいです。色域も広めで色も綺麗ですし、非光沢なので周囲の物の映り込みも低減されています。

その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの計測では、sRGBカバー率は97%と、広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では402cd/m2と高めです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、中間部の青や緑がわずかに弱い発色ですが、概ね自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶ですので、照明や周りの物が映り込みにくくなっています。ギラつきもほぼ感じません。

画面への映り込み

フォトディテクターで確認してみましたが、どの輝度でもちらつき(フリッカー)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

LIFEBOOK WU2/J3のキーボードは打ちやすいです。

「半角/全角(Harf Full)」キーや、「Backspace」キー「Enter」キーなど、よく使うキーが大きくなっており、キートップはやや湾曲しています。また、力の弱い小指などで押すキーは、軽い力でも押せるような工夫がなされており、モバイルノートPCの中では、非常にタイピングしやすいです。

また、標準では「かな表記なしのキーボード」になっており、すっきりとしています。

キーピッチは、横:約19mm(仕様)、縦:約18mm(実測)、キーストロークは約1.5mm(仕様)と十分な数値です。

タッチパッドは、サイズがやや小さいので、もう少し大きければ良かったとは思いますが、最近のノートPCとしては珍しくクリックボタンが独立しており押しやすいです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

LIFEBOOK WU2/J3のパフォーマンスのチェックです。

ここでは、Windowsの設定の「電源モード」から、デフォルトの「バランス」と、最も高いパフォーマンスが出る「最適なパフォーマンス」で、各種ベンチマークを計測しました。

電源モード

 

CPU

LIFEBOOK WU2/J3では、プロセッサー・ベース・パワーが、15WのCore i3-1315U、Core Ultra 5 125Uおよび、28WのCore Ultra 7 155Hから選ぶことができます。5Gモデルの場合は、28WのCore Ultra 5 125HとCore Ultra 7 155Hが選択できます。

今回は、Core Ultra 5 125Uを搭載しており、CINEBENCHのスコアはご覧の通りです。PBPが15Wのプロセッサーということもあり、そこまで高いベンチマークスコアではありません。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core Ultra 5 125U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Ryzen AI 9 HX 370 22572
Core i7-14700HX 21893
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Ryzen 7 8845HS 16387
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 7535HS 10356
Core Ultra 7 258V 9896
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
Ryzen 5 7535U 8757
Core Ultra 7 155U 8578
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
Core Ultra 5 125U 8461
7660 [最適なパフォーマンス]
6074 [バランス]
Core i5-1334U 5897
Ryzen 3 7330U 5141
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Ryzen AI 9 HX 370 2043
Ryzen 9 7945HX 1951
Core 5 120U 1879
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core Ultra 7 258V 1779
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Core i5-1334U 1655
Core Ultra 7 155U 1634
Ryzen 7 7735HS 1538
Core Ultra 5 125U 1597
1533 [バランス]
1398 [最適なパフォーマンス]
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 3 7330U 1358
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
Core Ultra 5 125U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Ryzen AI 9 HX 370 882
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Snapdragon X Plus X1P-42-100 605
Core Ultra 7 258V 603
Core i5-1340P 599
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core Ultra 5 125U 572
469 [最適なパフォーマンス]
369 [バランス]
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Snapdragon X Plus X1P-42-100 108
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
89 [バランス]
86 [最適なパフォーマンス]
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリは、Core i3-1315UのみLPDDR5-5200、他はLPDDR5X-7467となっています。LPDDR5X-7467はデュアルチャネル対応という表記がありますが、Core i3-1315Uはそういった表記がないのでシングルチャネルだと思われます。

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵のグラフィックスです。

Core Ultra 5 125Uの3DMark Night Raidの結果は以下のとおりです。そこまで高いスコアではありませんが、一般的な用途であれば十分な性能です。

もし、軽いゲームをしたいなどの要望が有る場合は、末尾がHのCore Ultraプロセッサーがおすすめです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core Ultra 5 125U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
44627
Core Ultra 7 155H
Intel Arc(LPDDR5)
35888
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M(LPDDR5X)
35847
GeForce MX550 35717
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M(LPDDR5X)
35397
Core Ultra 5 125H
Intel Arc(LPDDR5X)
35271
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M(LPDDR5X)
35241
GeForce MX450 30425
Ryzen 5 8640U
Radeon 760M(LPDDR5X)
29095
Snapdragon X Elite X1E-78-100 28779
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M(LPDDR5)
28714
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics(LPDDR5X)
22286 [最適なパフォーマンス]
21172 [バランス]
Core i7-1360P
Intel Iris Xe(LPDDR5)
21897
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics(DDR5)
21525
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M(DDR5)
20053
Core 5 120U
Intel Graphics(LPDDR5X)
18333
Core i5-1340P
Intel Iris Xe(LPDDR5)
17774
Ryzen 7 7730U
Radeon Graphics(LPDDR4X)
17524
Core i5-1335U
Intel Iris Xe(DDR4)
16835
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics(LPDDR4X)
16389
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、アクセス速度は速かったです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
6108
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

LIFEBOOK WU2/J3は、microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は速いです。ただ、できればフルサイズのSDカードが使えれば良かったです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの仕様は、どのCPUを選択するかによって、以下のように異なります。

なお、USB PD充電器は45Wのものでも充電可能でした。

USB Type-Cの仕様
Core i3-1315U
Core Ultra 5 125U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
USB 3.2(Gen2)×2
※USB Power Delivery対応
※DisplayPort Alt Mode対応
Thunderbolt 4 USB4(Gen3)×2
※USB Power Delivery対応
※DisplayPort Alt Mode対応

 

HDMIの動作チェック

仕様を見ると、HDMIは、Core i3を選択した場合は4K(4096×2160)、それ以外のCPUのときは8K(7680×4320)まで対応しています。

今回、試しに4Kモニターに接続してみましたが、4K/60Hz/RGBで出力できていました。また、4K/120Hz/RGBに変更することもできました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

LIFEBOOK WU2/J3の質量は前述した通り、非常に軽いです。

今回、64Whバッテリーのモデルの質量を計測してみましたが、メーカー仕様値の「約868g~」よりも軽かったです。

ACアダプターは普通の重さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  64Whバッテリー
PC本体 848g
65W ACアダプター+電源ケーブル 243g

 

バッテリー駆動時間のチェック

LIFEBOOK WU2/J3は、バッテリー容量が31Whと64Whがあります。

今回は、64Whのバッテリーを搭載しています。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は以下のようになっています。

64Whバッテリーを搭載していれば、(2)のような低い負荷なら10時間以上バッテリーがもつでしょう。

(3)のようなやや高めの負荷をかけたときでも8時間くらいもちます。実際に仕事などで使ったときもこのくらいの駆動時間になると思います。

バッテリー駆動時間
  31Whバッテリー 64Whバッテリー
(1) JEITA3.0(アイドル時) 最大 約15時間 最大 約30時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 最大 約6時間 最大 約11.5時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 8時間1分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、約207万画素のFHDカメラで、自然な色合いで、細部まできれいに映っています。

Webカメラには、プライバシーカメラシャッターが付いています。また、カスタマイズで「顔認証対応」のカメラを選択することもできます。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows 10標準のカメラアプリで撮影
Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーは、底面の手前側に配置されています。音質は普通で、勝手に評価すると、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス」モードでは、CPU電力は、PBPとほぼ同じ15W前後で推移していました(ただ、数値は大きく上下し安定していません)。このときのCPU温度は82℃前後とやや高めですが、問題ない範囲です。

「最適なパフォーマンス」モードでは、CPU電力は22W前後まで上がります。ただ、CPU温度が97℃前後と高く、CPUの劣化が気になる温度なので、基本的にはデフォルトの「バランス」モードのままで使ったほうがいいと思います。

  • バランス時
  • 最適なパフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

LIFEBOOK WU2/J3の騒音値を計測した結果を下に掲載します。

いずれの状態も比較的静かです。

騒音値
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[エンコード]
約21dB 約23dB 約32dB 約34dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

徐々に負荷をかけながら、表面温度を計測したときの結果を下に掲載します。

負荷が高くなると、キーボード面の中央から上部にかけて温度が上がっていますが、パームレスト部の温度は低く保たれているので、不快感なくタイピングすることができます。

底面は負荷をかけるとそれなりに温度が上がるので、ひざ置きで使う場合は、低温火傷に注意しましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

全体的に低めの消費電力です。

消費電力
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[エンコード]
7W  9W 17W 24W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

最後に、LIFEBOOK WU2/J3の外観のチェックです。

「ピクトブラック」、「フロストグレー」、「シルバーホワイト」の3色がありますが、今回は「ピクトブラック」のカラーを掲載します。

「ピクトブラック」、誰にでも合う無難なカラーです。ただ、若干指紋などが目立つカラーではあります。

 

天板には富士通のロゴがありますが、あまり目立たないので、人目に付く場所でも使いやすいです。

 

ボディの高さは15.8~17.3mmと薄型です。

 

指紋センサーは、電源ボタンに内蔵されています。

 

ポートの種類は豊富です。

 

有線LANポートは、下図のように、LANケーブルの爪を引っかけるところを上に開いてからコネクタを差し込みます。

 

底面の画像はご覧の通りです。ネジが多く目立つので、もう少し少ないほうがかっこ良かったです。ただ、爪の引っ掛かりがほぼ無いので、底面カバーは外しやすかったです。

 

Core Ultra 5 125U搭載モデルの底面カバーを開けると、内部はこのようになっています。冷却ファンは1つです。

なお、PBPが28WのCore Ultraを搭載したときは、冷却ファンが2つになるようです。

 

スピーカーが底面カバー側に取り付けられており、本体とケーブルでつながっているので、底面カバーは、勢いよく外さないように注意しましょう。

 

SSDは、Type 2280のものが搭載されています。

 

ACアダプターは65Wでした。サイズは普通です。電源ケーブルは遅いので持ち運びに便利です。

 

まとめ

以上が、LIFEBOOK WU2/J3のレビューです。

人気の高いモバイルノートPCの最新機種で、CPUがインテル Core Ultra シリーズ1へとなり、性能・省電力性が向上しています。

軽い点が大きな特徴で、31Whバッテリー搭載で「約744g~」、64Whバッテリー搭載でも「約868g~」しかありません。

軽くても、堅牢性は高く、MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストもクリアしており、安心して使えます。筆者も過去にこのシリーズをメインモバイルノートPCとして使っていたことがありますが、特に故障もなく使えていました。

また、5G対応モデルもあるので、格安SIMなどを入れることで、どこでもインターネットに繋ぐことができます。

ディスプレイも見やすいですし、キーボードも打ちやすいですし、操作性も高いです。

強いて言えば、タッチパッドが小さい点がデメリットですが、クリックボタンが独立しているので、ここは押しやすいです。

モバイルノートPCとしての完成度は非常に高く、ビジネスパーソンや、大学生などにおすすめの製品です。

なお、当サイト向けクーポンを利用することで、安く購入することができるので、是非ご利用下さい。

 

おすすめの超軽量モバイルノート

LIFEBOOK WU2/J3

特徴

  • 64Whバッテリーでも約868g~と非常に軽い
  • 打ちやすいキーボード
  • 5G対応モデルあり

こんなあなたに

  • 頻繁に持ち歩く方
  • バッテリー駆動で長時間作業を行いたい方

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