PC専門サイトが選んだコスパ最強のノートパソコン【用途別】
2006年にPC専門サイトを立ち上げ、年間150台以上はPCを検証している「the比較」です。
このページでは、当サイトが選んだ、コスパが非常に高いノートパソコンを厳選して紹介します。
コスパが高いというからには、コスト=価格はとても重要な要素となります。とは言っても、ただ安いだけの機種はおすすめできません。快適に使えるスペックを備えつつ、同等他機種より安い機種を紹介していきます。
なお、ノートパソコンは主に、WindowsノートPC、MacBook、Chromebookがありますが、ここでは、WindowsノートPCに絞って紹介します。
目次
コスパの高いノートパソコンの選び方
まずは、簡単に高コスパノートPCの選び方を紹介します。
ノートパソコンの分類
ノートパソコンは、大きく分けると「モバイルノートPC」、「家庭用ノートPC」、「ゲーミングノートPC」、「クリエイター向けノートPC」にのカテゴリに分類できます。なお、モバイルノートPCとは、外へ持ち運んで使いやすいように設計された軽量でロングバッテリーの製品です。
用途によっておすすめのノートパソコンは異なるので、ここでは、このカテゴリごとにコスパ最強のノートPCを紹介していきます。なお、家庭用ノートは、部屋間の移動が楽な14型と、大画面の15~16型に分けています。
用途に合ったCPUを選ぶ
モバイルノートPCおよび家庭用ノートPCには、低すぎず高すぎない性能のCPUが最適です。具体的には下表の緑色のバーのCPUがいいと思います。その中でも、Ryzen 5 7530UやCore i5-1335U、最新CPUであればCore 5 120Uが、価格も安く性能も十分で、高いコスパのCPUだと思います。
ゲーミングノートPCや、クリエイター向けノートPCであれば、性能の高い下表のオレンジのバーのCPUがおすすめです。その中でも、Core i7-13700HやRyzen 7 7735HSが、コスパが高いです。
:ゲーミング、クリエイターPCの下位モデル、または家庭用PCの上位モデルにおすすめのCPU
:主に家庭用ノートPCおよびモバイルノートPCにおすすめのCPU
ディスプレイも大事なポイント
高コスパのノートPCを選ぶにあたり、意外と見過ごされるのが、ディスプレイです。後から変更できませんし、パソコンを使用するときはずっと見るものなので、見やすく作業がしやすい液晶を選ぶのは大切です。
解像度
モバイルノートPC、家庭用ノートPC、ゲーミングノートPCであれば、解像度は1920x1080(FHD)が標準的です。最近は、1920x1200(FHD+)も増えています。4Kなどの高解像度ディスプレイもありますが、価格が高いケースが多くコスパは悪くなってしまいます。
クリエイター向けノートPCの場合、WQHDや、4Kのディスプレイだと作業しやすいです。
視野角
ディスプレイには、視野角が狭いものと広いものがあります。視野角が広いほうが、ちょっとした液晶の角度で色が変わって見えたりせず、作業がしやすいです。視野角が広いディスプレイは、「広視野角」または「IPS」と記載されていることが多いです。
色域
ディスプレイは、パネルによって色の表示できる範囲(色域)が異なります。文書作成が主な場合や、画面の色はあまり気にしないという場合は「sRGBカバー率 約60%」のディスプレイで十分です。画像や動画などを比較的正確な色で見たい方は「sRGBカバー率 100%」のディスプレイがおすすめです。「Adobe RGBカバー率 100%」のディスプレイは写真印刷などをするクリエイター向きです。
16GBメモリがおすすめ
メモリは、16GBがおすすめです。モバイルノートPCや家庭用ノートPCで、軽いアプリかつ、多くのアプリを同時に起動しない方であれば、8GBでもいいでしょう。クリエイター向けノートPCであれば最低16GB、できれば32GBは欲しいところです。
ゲーム/クリエイター向けなら外部グラフィックスを!
ゲーミングノートPCや、クリエイター向けノートPCは、描画性能が求められるため、外部グラフィックスを搭載したモデルがおすすめです。性能の目安は以下の通りです。どのグラフィックスが良いかは予算次第ですが、軽いゲームのみする方や、趣味で動画編集などをするような方は、「エントリー」と書かれたグラフィックスでもいいと思います。頻繁にゲームやクリエイティブ作業を行う場合は、「ミドルレンジ」がおすすめで、最も人気があります。本気でゲームをしたり、重いクリエイターソフトを使うなら「ハイクラス」以上のグラフィックスがいいですが、放熱性がいいノートPCじゃないと温度が熱くなりすぎるので、製品選びには注意が必要です。
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~
ストレージにはSSDが必須
最近の新製品では、ほとんどの機種で、ストレージにSSDを搭載しています。
モバイル・家庭向けノートPCであれば、512GBがちょうどいいでしょう。保存するファイルが少なければ、256GBでもなんとか大丈夫です。
ゲーミングノートPCなら最低512GB、複数のゲームをインストールする場合は、1TBあってもいいです。
クリエイターは、用途によって大きく変わります。4K動画編集などをする方はかなりの容量が必要になってきます。目的に応じた容量をお選びください。
それでは、上のおすすめ構成を考慮に入れながら、コスパ最強のノートPCをジャンルごとにご紹介します。
コスパ最強 家庭用14型ノートPC
14型ノートPCは、15.6~16型ノートPCよりもやや画面が小さいものの、コンパクトで扱いやすく、価格も安いという特徴があります。宅内兼時々持ち出しても使用したい場合など、1台を幅広く使用したい方におすすめです。近年、最も人気のあるカテゴリのPCです。
CPU | Ryzen 5 7530U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 14インチ 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 広視野角 sRGB約60% |
質量 | 約1.59kg~ |
バッテリー | 54Wh |
価格[税込] | 7万円台 |
デルの売れ筋モデルです。
Ryzen 7、16GBメモリ、512GB SSDの構成で7万円台で販売されています。非常にコストパフォーマンスが高いです。
小さいキーが無く、キーボードが打ちやすいのも特徴です。
画面比が16:10の1920x1200ドットとなっており、縦方向の情報量が多く、作業がしやすいです。
Thuderbolt4ポートを備えており、SDカードスロット、HDMIポートもあります。
CPU | Ryzen 5 7530U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 14インチ 16:9 |
液晶種類 | 1920x1080 非光沢 広視野角 sRGB約60% |
質量 | 約1.39kg |
バッテリー | 41.04Wh |
価格[税込] | 6万円台 |
最近のノートパソコンは、オンボードメモリが多く、メモリの交換ができない機種が多くなってきていますが、本製品は、Ryzen 5モデルのみ、メモリの交換が可能です。後々、メモリが不足していると感じてきたら、自分で換装することができます。
価格も非常に安いです。
ただし、PowerDeliveryに対応していない点や、キーボードバックライトが無い点は欠点です。
また、流行りの16:10のディスプレイではなく、古い機種に多い16:9のディスプレイです。
コスパ最強 家庭用15.6~16型ノートPC
15.6~16型ノートPCは、大きな画面で作業がしやすいです。ほぼ据え置きで使用する方や、宅内でのみ移動するような使い方に適しています。
CPU | Ryzen 5 7530U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ 16:9 |
液晶種類 | 1920x1080 非光沢 広視野角 sRGB約60% |
質量 | 約1.63kg |
バッテリー | 最大10時間 |
価格[税込] | 7万円台 |
Ryzen 5、16GBメモリ、512GB SSDで7万円台と、コストパフォーマンスの高い製品です。
ディスプレイも広視野角で、一般作業であれば十分な品質でしょう。
メモリ交換も可能なので、後からメモリの増設をすることもできます。ただし、メモリ交換が可能なのは、Ryzen 5 7530Uのモデルのみとなっているのでご注意下さい。
また、キーボードバックライトが無い点、USB-CがPowerDeliveryに対応していない点、HDMIが4K/60Hzに対応していない点はご注意下さい。
CPU | Ryzen 5 7530U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ 16:9 |
液晶種類 | 1920x1080 非光沢 広視野角 sRGB約60% |
質量 | 約1.63kg~ |
バッテリー | 41Wh |
価格[税込] | 6万円台 |
上のHP 15-fcと、スペックおよび価格が非常に似ている競合製品です。高い性能の割には非常に安く、コストパフォーマンスは高いです。
ただ、この製品の欠点として、ディスプレイにフリッカー(ちらつき)があります。ほんどの方は気にならないとは思いますが、眼が敏感な方や、長時間PC作業をする方は、別の機種のほうがいいかもしれません。
キーボードバックライトが無い点、USB-CがPowerDeliveryに対応していない点、HDMIが4K/60Hzに対応していない点は、上と一緒です。
CPU | Core 5 120U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 14インチ 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 広視野角 sRGB約100% |
質量 | 約1.793kg |
バッテリー | 57Wh |
価格[税込] | 8万円台 |
7~8万円台のノートPCとしては珍しくsRGB 100%のディスプレイを搭載したノートPCです。
ネットショッピングをする際の画像や、自分で撮影した画像などを、正確な色で見たい方やなどにおすすめです。動画も上で紹介したPCよりも色鮮やかに表示できます。
趣味で画像編集や動画編集をする方にもこのディスプレイはいいでしょう。CPU性能はクリエイター向けPCほど高くはありませんが、趣味程度で使う分には対応できます。
なお、メモリはオンボードなので交換することはできません。
また、カスタマイズモデルのメモリの初期構成は8GBとなっています。カスタマイズして16GBにするといいでしょう。
CPU | Ryzen 5 7530U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 16インチ 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 広視野角 sRGB約60% |
質量 | 約1.77kg~ |
バッテリー | 最大 約20.7時間 |
価格[税込] | 8万円台 |
画面比16:10のディスプレイに、タイピングしやすいキーボードを搭載し、仕事がしやすいノートPCです。
ノートPCとしては、珍しく打ちやすいテンキーも搭載しているので、経理の方など、数字入力が多い方にもおすすめです。
また、2560x1600ドット/sRGB 約100%のディスプレイを搭載したモデルも販売されています。広い表示領域で作業をしたい方は、そちらを選択してもいいでしょう。
CPU | Core i7-12650H |
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GPU | GeForce MX550 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | 1920x1080 非光沢 広視野角 sRGB約96% |
質量 | 約1.97kg |
バッテリー | 約8時間 |
価格[税込] | 11万円台 ※1 |
※1 シークレットサイトの価格
Hシリーズの高性能プロセッサーに、GeForce MX550の外部グラフィックスを搭載したノートPCで、今までのPCよりも少し性能が高くなっています。
仕事をサクサク終わらせたい方、動画編集などにチャレンジしてみたい方などにおすすめです。
ディスプレイの色域も広めなので、画像編集などの用途にも使えると思います。
なお、GeForce MX550は、ゲームをバリバリやれるような性能ではありませんが、軽いゲームを息抜きにする程度になら使えます。
特定サイトからアクセスできる「シークレットサイト」から購入すると、11万円台と安いです。
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コスパ最強モバイルノートPC
まずは、持ち運び用に設計された「モバイルノートPC」の中から、コスパの高い機種を紹介します。
CPU | Ryzen 5 7535U |
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メモリ | 16GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 13.3型 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 広視野角 sRGB約100% |
質量 | 約957g |
バッテリー | 最大11時間 (約44Wh) |
価格[税込] | 11万円台 |
1kgを切る非常に軽いモバイルノートPCです。
Ryzen 5 7535U、8GBメモリ、256GB SSDの構成で10万円台と非常に安いです。
Ryzen 5 7535U、16GBメモリ、512GB SSDとスペックをアップしても、11万円台と安いです。個人的にはこの構成がおすすめです。
さらに週末はセールが開催されており、9万円台で販売されていることが多いです。
FHD+液晶を搭載し、sRGB 100%クラスの色域で、作業がしやすいのもポイントです。
Enterキーが端にないため、人によってはタイピングしにくく感じるかもしれません。また、バッテリー容量がやや少ないです。
CPU | Ryzen 5 7530U |
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メモリ | 16GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 14型 16:10 |
液晶種類 | 1920x1080 非光沢 広視野角 sRGB約100% |
質量 | 約1.17kg |
バッテリー | 47Wh |
価格[税込] | 11万円台 |
14型とやや大きめのディスプレイを搭載しつつ、質量も比較的軽いモバイルノートPCです。
それでいて、Ryzen 5、16GBメモリ、512GB SSDという十分な構成で、11万円だとコスパが高いです。
SDカードリーダーや、PowerDelivery対応のUSB-Cポート、バックライト付きのキーボードを備えており、外でも使いやすいです。
コスパ最強 ゲーミングノートPC
パソコンで本格的にゲームをプレイする場合は、一般用途のノートPCではなく、スペック高めのゲーミングノートPCが必要になります。
ここでは、エントリークラスからミドルまでのコスパの高いゲーミングノートPCを紹介します。
CPU | Ryzen 5 6600H |
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GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | 1920x1080 144Hz 広視野角 sRGB約62% |
質量 | 約2.1kg |
価格[税別] | 10万円台 |
グラフィックスは、GeForce GTX 1650とエントリー性能ではありますが、価格が10万円台と非常に安いゲーミングノートPCです。
エントリー性能と言っても、メモリは16GB、SSDは512GBと十分でしょう。
重いゲームは無理ですが、軽めや中程度の負荷のゲームであればグラフィック品質設定を落とすことで、十分なフレームレートがでます。
学生など、できるだけ低予算でゲーミングPCを購入したい方におすすめです。
CPU | Ryzen 5 7535HS |
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GPU | GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 16インチ |
液晶種類 | 1920x1200 165Hz 広視野角 sRGB約66% |
質量 | 約2.29kg |
価格[税別] | 12万円台 |
GeForce RTX 4050 を搭載し、12万円台で購入することができます。
GeForce RTX 4050というと、低い性能のように感じるかもしれませんが、従来のRTX 3060と同等以上の性能はあるので、1920x1200の解像度であれば、多くのゲームが快適に動きます。
また、GeForce RTX 4060を搭載したモデルもあり、こちらも14万円だいとコスパが高いです。ただ、RTX 4060を搭載したモデルの場合、上位のRyzen 7 7780HSを搭載した16万円台のモデルがおすすめです。
当サイト限定!13万円以上の製品のご購入で、Amazonギフトコードをプレゼントしています【詳しくはこちら】
CPU | Ryzen 7 7840HS |
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GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | FHD 165Hz |
質量 | 約2.81kg~ |
価格[税別] |
GeForce RTX 4060のミドルスペックのグラフィックスを搭載しつつ、16万円台という安さです。
ディスプレイは165Hzの高リフレッシュレートに対応しているだけでなく、sRGB 100%クラスの色域であるため、色鮮やかな映像でゲームを楽しむ事ができます。画像編集や動画編集などをする方にも適しているでしょう。
なお、色々と構成が選べます。特にディスプレイは2種類あるのでご注意下さい。FHD 165Hzのほうがおすすめです。
コスパ最強 クリエイター向けノートPC
ここでは、Adobe Creative Cloudに含まれるアプリなどを使用した作業に適したクリエイター向けノートPCをご紹介します。特に、画像・動画の編集作業などに適した機種です。
CPU | Core i7-13700H |
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GPU | GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | 2560x1440 165Hz 広視野角 sRGB約99% |
質量 | 約2.2kg |
バッテリー | 約5.1時間 |
価格[税込] | 18万円台 |
Core i7-13700Hに、GeForce RTX 4050を搭載し、比較的性能が高く、クリエイター向けのソフトも快適に使えるスペックです。
さらに、WQHD(2560x1440)と解像度が高いため、ペインの多いソフトも使いやすいです。色域はsRGBカバー率 約99%で、ウェブコンテンツの制作に適しています。
最大で、メモリは64GB、ストレージは4TBx2までカスタマイズすることができるので、クリエイター向けソフトをバリバリ使う方も安心です。
また、リフレッシュレートも165Hzと高いため、ゲームをするのにも適しています。
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