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Ryzen 7 8845HSを搭載したノートPC、mouse B5-A7A01SR-Aの実機レビュー

CPU | Ryzen 7 8845HS |
---|---|
GPU | CPU内蔵(Radeon 780M) |
メモリ | 16GB ~ 64GB |
SSD | 500GB ~ 4TB |
2nd SSD | 500GB ~ 4TB |
画面サイズ | 15.3型 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 120Hz |
質量 | 約1.68kg |
バッテリー | 80Wh |
価格 | 14万円台~ |
mouse B5-A7A01SR-Aは、「GeForce RTXシリーズのような独立グラフィックスを搭載する必要ないけれど、性能の高いノートPCが欲しい」という方に、ガチでおすすめの製品です。
Ryzen 7 8845HSの高性能CPUを搭載し、メモリはスロット式で交換することができ、SSDも2基搭載可能です。
ディスプレイも解像度が高く、100% sRGBクラスの色域で作業がしやすいです。
また、15.3型ディスプレイのノートPCの割には、意外と軽いので、持ち運びもできなくはありません。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 8845HS、16GBメモリ、500GB SSD
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目次
お忙しい方は、「mouse B5-A7A01SR-Aの特徴」のみお読みください。
mouse B5-A7A01SR-Aの特徴
普通のノートPCより性能が高い
mouse B5-A7A01SR-Aは、末尾に「HS」が付いた性能の高いRyzen 7 8845HSプロセッサーを搭載しており、一般的なノートPCに搭載されている末尾が「U」のプロセッサーよりも、かなり性能が高くなっています(下図参照)。仕事などがサクサク進むでしょう。

内蔵グラフィックス性能も比較的高いので、ライトなゲームや、画像・FHD動画編集などもできます。
アップスケーリング機能やフレーム生成機能などを含むHYPR-RXモードも使えるので、ゲームによっては大きくフレームレートを伸ばすことができます。非常に優秀なプロセッサーです。
メモリのカスタマイズが可能
さらに、メモリをカスタマイズして購入することが可能です。クリエイティブワークなどを行おうと思っている方は、32GBメモリなどにするといいでしょう。
最近のノートPCはオンボードメモリが多いですが、本製品はスロット式なので、メモリを交換することができるのも強みです。もし購入時のメモリで足りなくなったら、後から交換することが可能です。なお、メモリの交換は保証対象外となるのでご注意下さい。

SSDの追加も可能
mouse B5-A7A01SR-Aは、メインSSDの他に、もう1つSSDを搭載することが可能です。純粋に容量を増やしたい方や、OS領域とデータ領域を分けたい方などにいいでしょう。
底面カバーを開けられる方であれば、自分でSSDを増設するのもいいと思います。なお、パーツの増設は保証対象外となりますので、自己責任でお願いします。

高解像度で色域が広めで見やすい
mouse B5-A7A01SR-Aは、15.3型のWQXGA(2560x1600ドット)液晶を搭載しています。標準的なFHD(1920x1080ドット)液晶よりも解像度が高いため、画像などを精細に表示することができます。100%スケールでの表示であれば、画面を広く使うことができ、複数のウィンドウを並べて効率よく作業を行うことができるでしょう。
また、当サイトの計測ではsRGBカバー率100%と、色域が広めです。オリジナルに近い色鮮やかな表示が可能なため、画像やFHD動画の編集などを行いたい方にも適しています。
さらに、120Hzのハイリフレッシュレートにも対応しています。そのため、軽いゲームであれば、画質を調整することで、60Hz以上の高めのフレームレートでゲームをすることもできます。

意外に軽い
mouse B5-A7A01SR-Aは15型クラスのPCとしてはコンパクトなボディで、質量も約1.68kgと比較的軽めです。そのため、収納やちょっとした移動がしやすいですし、車での移動などであれば、外に持ち出すこともできそうです。
なお、高性能CPUを搭載した機種ですが、80Whの大容量バッテリーを搭載しているので、バッテリー駆動でもある程度の時間は使用することができます。

各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、ディスプレイも見やすく、快適に作業ができます。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの表示が綺麗で、比較的スピーカー音も悪くないので、動画鑑賞は快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | 100% sRGBクラスのディスプレイを搭載しており、CPU性能も高いので、画像編集などの用途に使用することができます。 |
動画編集 | ○ | FHD動画の簡易的な動画編集ならできます。 |
ゲーム | △~○ | 軽いゲームならできます。軽くないゲームをする場合は、ゲーミングノートPCにしましょう。 |
ディスプレイのチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのディスプレイは見やすいです。
15.3型と比較的大きい画面で、2560x1600ドットと高めの解像度で、色域も広めです。非光沢で映り込みも少なく、画面のちらつきもなく作業がしやすいです。
流行りの有機ELの場合、焼き付き防止の管理が面倒だったり、ちらつきがあったりしますが、本製品であればそんなこともありません。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は100%でした。最大輝度は、当サイトの計測では452cd/m2と高いです。

ガンマ補正曲線を確認すると、わずかに赤が強く発色していることが分かりますが、そこまで気になりません。

視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みが低減されています。ギラつきもほぼ感じません。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)もありませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのキーボードは、やや打ちやすい部類だと思います。
キーピッチは約18.75mmと十分あります。キーストロークは約1.4mmとやや浅めですが、割としっかりとした打鍵感はありました。矢印キーが下がった位置にあり、しかも大きいキーサイズなので打ちやすいです。キートップはやや湾曲しており、指がフィットしやすいです。Enterキーは大きく、その左側のキーやBackspaceキーも小さくなっていません。ただ、「半角/全角」キーがやや小さいのは残念でした。
テンキーはキーピッチが狭いですが、ちゃんと4列あるので、使い心地はまずまずです。
タッチパッドは中央より左側に配置されているので操作しやすいです。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードバックライトも搭載しています。

パフォーマンスのチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのパフォーマンスのチェックです。
CPU
mouse B5-A7A01SR-AのCPUは、Ryzen 8040シリーズで、デフォルトTDPが45WのRyzen 7 8845HSを搭載しています。下のCINEBENCHのスコアの通り、ゲーミングノートPCに採用されるような高い性能のプロセッサーです。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
~ CPU性能の評価 ~

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはDDR5-4800で広い帯域です。スロットメモリなので交換することも可能です。
グラフィックス
CPU内蔵グラフィックスの性能も高めです。3DMarkのスコアは下の通りです。他のノートPCで計測したときよりはやや低めでしたが、十分高いスコアです。軽いゲームや、簡単な動画編集もできる性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※グラフィックス名の横の括弧は、メモリの仕様
NPU
NPU性能は最大 16 TOPSとそこまで高くありません。
~ NPU性能の評価 ~
ストレージ
今回、初期構成のSSDを搭載していますが、速さは普通です。もう少し速いSSDが良ければ、「SAMSUNG PM9A1」などと書かれたものを選ぶといいと思います。
また、2nd SSDも搭載することが可能です。ただ、筆者が試した限りでは、こちらのスロットは3500MB/sで頭打ちになっていました。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しているので、カメラユーザーは便利でしょう。
挿入後の出っ張りがあるので、このままカバンに入れるのはできるだけ避けましょう。その代わり抜き差しはしやすいです。アクセス速度は普通です。
~ SDカードスロット性能 ~


ゲームベンチマーク&フレームレート
各ゲームの平均フレームレートを掲載します。
HYPR-RXについて
本製品は「AMD Software: Adrenalin Edition」というソフトから、「HYPR-RX」というモードに変更することができます。これは、アップスケーリング機能のRSR(Radeon Super Resolution)やフレーム生成機能のAFMF2(AMD Fluid Motion Frames 2)などをまとめて有効にする機能です。ゲーム側が対応していなくても使える点がメリットです。
ここでは、「デフォルト」のモードの他に、この「HYPR-RX」モードにしたときのフレームレートも掲載しています。
なお、RSRは、モニターのネイティブ解像度へアップスケーリングされます。ここでは、1920x1200から2560x1600へアップスケーリングするように設定しました。
また、初期設定ではAFMF2がオンになっていなかったので、この機能はオンにしています。


通常であれば、「オーバーレイ」という機能で、ゲーム中にフレームレートやCPU・GPU使用率などを確認できるのですが、本製品はなぜか「オーバーレイ」機能が使えませんでした。環境設定でオンにできる場合もありますが、このPCではそれもできませんでした。「AMD Software: Adrenalin Edition」のソフトも最新バージョンにしていますがダメでした。
この影響で、Alt + Rを押しても、AMD Softwareが表示されず、RSRが機能しているかどうかが分かりにくいです。
ここは今後のアップデートで改善してほしいです。


ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
「ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー」は、「デフォルト」モードだと、低いフレームレートですが、「HYPR-RX」モードにすることで、60 fps近い平均フレームレートが出ていました。
![]() ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | グラフィック品質 | 「デフォルト」モード | 「HYPR-RX」モード |
1920x1200 | 標準品質(ノートPC) | 37 fps | ー |
2560x1600 | 標準品質(ノートPC) | 25 fps | 58 fps |
モンスターハンターワールド:アイスボーン
モンハンアイスボーンは、1920x1200の解像度なら、「デフォルト」モードでも60 fpsを超えました。「HYPR-RX」モードにすれば、2560x1600へアップスケールしますが、画質はあまり変化しているようには感じませんでした。ただ、AFMF2によりフレーム生成が行われるので、より高いフレームレートが出ていました。
![]() モンスターハンターワールド:アイスボーン
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | グラフィック品質 | 「デフォルト」モード | 「HYPR-RX」モード |
1920x1200 | 低 | 69 fps | ー |
2560x1600 | 低 | 48 fps | 89 fps ※1 |
原神
原神は、RSRが機能しなかったので、RSRは無効にしています。AFMF2は有効のままです。 ⇒追記:下図のように、RSRの設定を「有効 - ボーダーレス フルスクリーン」にし、解像度のオーバーライドをここでは「1920x1200」に選択。原神のゲーム内解像度は1920x1200にし、Alt + Enterを押してボーダーレス フルスクリーンにすることで、1920x1200から、2560x1600へアップスケーリングさせることができました。訂正してお詫びいたします。

1920x1200の解像度なら、「デフォルト」モードでも、低または中のグラフィック品質設定で、十分プレイすることができます。
また、「HYPR-RX」モードにすることで、AMFM2が有効になり、高設定でも十分なフレームレートが出ました。なお、原神は(上限解除をしない限り)60 fpsが上限ですが、AFMF2により、60 fps以上のフレームレートが出ることもありました。
![]() 原神
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | グラフィック品質 | 「デフォルト」モード | 「HYPR-RX」モード |
1920x1200 | 低 | 60 fps(上限) | ー |
中 | 56 fps | ー | |
高 | 45 fps | ー | |
2560x1600 | 高 | 31 fps | 58 fps ※1 |
フォートナイト
フォートナイトについては、AFMF2を有効にしていると、ゲームがしにくいので、「HYPR-RX」モードにしても、AFMF2機能だけは無効にしました。
シューティングゲームをするには、物足りないフレームレートではありますが、筆者のようなエンジョイ勢なら、割とプレイできるフレームレートです。ただ、立ち止まると映像は綺麗ですが、走ると解像度が粗くなるのが気になりました。
フォートナイトは、「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」にして、解像度は1920x1200にし、「デフォルト」モードでプレイするのが、一番やりやすかったです。
![]() フォートナイト [チャプター6 シーズン1]
|
---|
解像度 | グラフィック品質 | 「デフォルト」モード | 「HYPR-RX」モード |
1920x1200 | 低設定 | 77 fps | ー |
2560x1600 | 低設定 | 65 fps | 74 fps ※ |
解像度 | その他設定 | 「デフォルト」モード | 「HYPR-RX」モード |
1920x1200 | 3D解像度:100% 描画距離:遠い テクスチャ:中 メッシュ:低 |
115 fps | ー |
2560x1600 | 同上 | 96 fps | 100 fps ※ |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

独立GPUを搭載していない割には、速い書き出しでした。現状処理自体もサクサク動き、快適に使えます。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

FHD動画の書き出し速度はまずまずです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

CPUのみで実行するx265エンコードは速かったです。
ハードウェアエンコードも高速です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
本製品は、USB4 Type-Cと、USB3.1 Type-Cが搭載されています。どちらも、PowerDeliveryおよびDisplayPortに対応しています。
PC充電器は45W以上のものであれば使用することができました。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | ○ | ○ | |
PD充電器 ※1 |
140W アドテック PD3.1充電器 | ○ | ― | ― |
100W Anker PowerPort III | ○ | ― | ― | |
65W Lenovo GaN充電器 | ○ | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 (4Kモニター) |
○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K/60Hz/RGBで出力できていました。

質量のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aの質量のチェックです。
メーカーサイトには「約1.68kg」とあり、実測値もほぼ同様です。15.3型ノートPCとしては、比較的軽いです。
質量 | |
PC本体 | 1.679kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 244g |
バッテリー駆動時間のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は80Whでした。

45Wと高めのTDPのプロセッサーですが、バッテリー容量が大きいので、バッテリー駆動時間は割と長いです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 約17時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 約10時間 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 6時間33分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラは、FHD画質で、映りもまずまずです。シャッターもありますし、Windows Helloによる顔認証にも対応しています。

※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

スピーカー
スピーカーは、底面側にあります。ややこもった感じはありますが、悪い音質でもなく、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。なお、 Ryzen 7 8845HSのデフォルトTDPは45Wです。
初動を除くと、約45WのCPU電力で推移しており、デフォルトTDPとほぼ同じ数値です。
CPU温度は60℃台で推移しており、低めの温度です。安心して使えます。ただ、まだ余裕があるので、高いパフォーマンスが出るモードがあっても良かったかなと思います。

静音性のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほとんど動作音は聞こえません。中くらいの負荷がかかっても、比較的静かです。CPU使用率が100%になるような高い負荷をかけると、それなりにうるさく感じます。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約22dB | 約22dB | 約26dB | 約46dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
負荷をかけても低めの表面温度です。作業中でも不快に感じることはありません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
デフォルトTDPの高いCPUなので、高負荷時は消費電力が高めになりますが、それ以外は割と低めです。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
6W | 12W | 26W | 68W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aの外観のチェックです。
具体的な材質は分かりませんがメタル感のあるボディで、ディスプレイのフレームが細く、キーボードも端まで配置されており、かっこいい見た目です。

天板には、mouseのロゴが入っています。

ボディは薄型です。


側面は、USB-CやUSB-Aだけでなく、SDカードスロットもあります。背面には、HDMIやLANポートがあります。



ディスプレイは最大で約180度開きます。

底面の通気口が素敵な模様です。

内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと2つのヒートパイプが搭載されており、冷却性能は高めです。

メモリはスロット式なので交換することが可能です。

M.2 2280 SSDが搭載されています。

もう1つSSDのスロットがあります。

ACアダプターは、100Wと大きめの容量ですが、コンパクトで持ち運びに便利です。


まとめ
以上が、mouse B5-A7A01SR-Aのレビューでした。
「独立グラフィックスまでは必要無いけれど、スペックが高めのノートPCが欲しい」という方におすすめのノートPCです。
デフォルトTDPが45Wの高い性能のRyzen 7 8845HSを搭載し、CPU性能も内蔵グラフィックスの性能も高いです。
さらに、最大64GBのメモリを搭載できるのも嬉しいです。スロットメモリなので、後から容量を増やすこともできます。
SSDも2つ搭載することができるのも特徴です。底面カバーを開けられる方なら、自分でSSDを増設してもいいでしょう。
加えて、ディスプレイも見やすいです。解像度が高く、色域も広めで、非光沢で、フリッカーもありません。仕事はもちろん、画像編集などの用途にも使用しやすいです。
価格は149,800円からとなっており、普通のノートPCよりは高く感じるかもしれませんが、この高めのスペックで、3年保証まで標準で付いていることを考えると、コスパは非常に高いと思います。
また、実際に使ってみて大きなデメリットがありません。強いて言えば、「AMD Software: Adrenalin Edition」のオーバーレイ表示ができなかったことくらいですが、多くの方には影響はありません。
性能高めのPCが欲しい方にガチおすすめ
mouse B5-A7A01SR-A

特徴
- Ryzen 7 8845HSの高性能CPU搭載
- メモリ交換可能・2nd SSD増設可能
- ディスプレイが見やすい
- 意外と軽い
こんなあなたに
- ちょっと性能の高いノートPCが欲しい方
- パーツの交換・増設ができるPCが欲しい方
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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