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GALLERIA RL7C-R46-C5Nの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13620H
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ 1TB ~ 4TB SSD
液晶サイズ 15.6型 16:9
液晶種類 2560x1440 非光沢 165Hz
質量 約2.2kg
バッテリー 60.8Wh
価格[税込] 17万円台~
クリエイターソフトが快適に使えるノートPC

GALLERIA RL7C-R46-C5Nは、GeForce RTX 4060のミドルクラスGPUを搭載し、毎日使ってもストレスを感じないスペックのクリエイター向けノートPCです。

ディスプレイは、WQHDQ(2560x1440)となっており高い解像度で、sRGB比100%と色域も広めです。

メモリは最大64GB、SSDは最大4TBまで選択可能です。

毎日動画編集などのクリエイティブワークをするような方におすすめです。

公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

レビュー機は、株式会社サードウェーブからの貸出機です。レビュー機の構成は次のようになっています。

レビュー機の構成

Core i7-13620H、GeForce RTX 4060、16GBメモリ、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA RL7C-R46-C5Nの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA RL7C-R46-C5Nの特徴

WQHD液晶を搭載

GALLERIA RL7C-R46-C5Nは、クリエイター向けノートPCという位置づけで販売されていますが、ゲーミングノートPCと大きく異なるのは、WQHD(2560x1440)の高い解像度、sRGB比100%の広めの色域の液晶を搭載している点です

これにより、クリエイティブワークなどがしやすくなっています。

ただし、リフレッシュレートも165Hzと高いので、ゲームにも適しています。

クリエイティブワークもゲームもできる液晶

 

GeForce RTX 4060のミドルスペックGPUを搭載

GALLERIA RL7C-R46-C5Nは、GeForce RTX 4060のミドルスペックGPUを搭載しており、4K動画編集などの負荷の高いクリエイティブ作業も快適に行えます。

また、高めのグラフィック品質設定でも、高めのフレームレートが出るので、本製品に搭載されているWQHD液晶と合わせれば、高精細・綺麗な映像でゲームを楽しむことができます。

GeForce RTX 4060を搭載し動画編集も快適

 

大容量メモリ・ストレージも搭載可能

大容量メモリおよび大容量SSDを搭載することができるのも嬉しいです。クリエイティブワークをする方は多めに搭載しておくといいでしょう。

最大64GBメモリが搭載可能

 

空いているM.2 スロットもあり

さらに、空いているM.2スロットもあるので、SSDを1台自分で増設することも可能です。底面カバーは爪の引っ掛かりがそれほど強くないので、外しやすかったです。

空いているM.2スロットあり

 

高いコストパフォーマンス

GALLERIA RL7C-R46-C5Nは、Core i7-13620Hに、GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載し、約18万円という価格なので、コストパフォーマンスは高いです。

また、秘密にしておきたいくらいなのですが、価格.com限定モデルなら、159,980円と20,000円も安く購入することができます。本製品を購入するなら、このモデルがいいでしょう。なお、価格は2024年7月17日時点のものです。

2024年7月17日時点の通常モデルの価格

 

ディスプレイのチェック

GALLERIA RL7C-R46-C5Nのディスプレイは、15.6型、2560x1440(画面比16:9)、165Hzのディスプレイです。

特性の詳細は、以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域はメーカー仕様表では「sRGBカバー率 約95%、sRGB比100%」となっています。当サイトの測定値は、下表の通りです。また、最大輝度は、当サイトの計測では321cd/m2と高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 97%
DCI-P3カバー率 75%
Adobe RGBカバー率 74%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部になるにつれ、青と赤がやや強く発色していることがわかります。そこまで気にはなりませんが、より正確な色表示を求める方は、キャリブレーションツールで色補正するといいでしょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)もありません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

1つのキーを押してから、画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約34msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、ディスプレイだけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトにて、左から右へ移動するUFOを撮影したところ、本製品は1秒間に165フレーム更新するディスプレイで2フレームくらい前まで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60フレームしか更新しないにも関わらず、同じ2フレームくらい前まで残像があったので、本製品の液晶は残像が少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キートップはほぼフラットですが、キーピッチは、実測で横:約19mm、縦:約19mmと十分で、キーストロークも約1.5mmと標準的です。タイピングのしやすさは普通かなと思います。

テンキーも搭載されていますが、4列ではなく3列なので、「+」や「-」の位置が通常とは異なります。

タッチパッドの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

本製品は、「Control Center」のソフトから、以下のようにパフォーマンスを変更することができます。ここではデフォルトの「スタンダード」モードおよび、高いパフォーマンスが出る「ターボ」モードで、各種ベンチマークを計測しました。

電源スマート設定

 

CPU

GALLERIA RL7C-R46-C5Nのプロセッサーは、Core i7-13620Hが搭載されています。最新世代のCPUではありませんが、ミドルクラスのクリエイター向けノートPCとしては十分な性能でしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i7-13620H 15935 [ターボ]
15076 [スタンダード]
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 5 7535HS 10356
Core i7-1360P 9720
Core Ultra 5 125U 9553
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-13700HX 1868
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i7-13620H 1806 [スタンダード]
1756 [ターボ]
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535HS 1463
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Core i7-13620H 928 [ターボ]
882 [スタンダード]
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Core i7-13620H 110 [ターボ]
108 [スタンダード]
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、広い帯域です。初期構成は16GBで、最大64GBへ変更可能です。また、スロット方式のメモリなので、自己責任となりますがメモリの交換が可能です。

 

グラフィックス

GALLERIA RL7C-R46-C5Nのグラフィックスは、GeForce RTX 4060 Laptop GPUが搭載されています。最大グラフィックスパワーは140Wで、高めの数値です。

GeForce RTX 4050 Laptop GPUの最大グラフィックパワー

 

3DMarkのベンチマークスコアはご覧の通りです。多くのクリエイター向けソフトが快適に使用できる、比較的高めのスコアが出ています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10361 [ターボ]
10343 [スタンダード]
RTX 4050 140W 8860
RTX 3060 130W 8302
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 95W 5879
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060の情報は次の通りです。ターボモードにすると、GPU Clockなどがやや上がります。

GeForce RTX 4060 Laptop GPU

 

ストレージ

ストレージは、PCIe Gen 4のSSDが搭載されており、速度はまずまずです。なお、カスタマイズ画面から、2TBや4TBのSSDを選択することもできます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
5011
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。挿入後の出っ張りはあります。アクセス速度はそこまで速くありません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

GALLERIA RL7C-R46-C5Nの各ゲームの平均フレームレートは下表の通りです。

1920x1080の解像度設定なら、重いゲームでも、最高品質のグラフィック設定で、十分なフレームレートが出ていることが多いです。

2560x1440の解像度設定でも、ある程度グラフィック品質設定を下げれば、プレイできるフレームレートが出ています。

重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 74 fps(96 fps)
2560x1440 60 fps(86 fps)
最高 54 fps(82 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 73 fps
2560x1440 98 fps
ウルトラ 56 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 53 fps
2560x1440 48 fps
最高 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 94 fps
2560x1440 82 fps
ウルトラ 61 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 107 fps
2560x1440 標準品質 105 fps
高品質 78 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 132 fps
2560x1440 125 fps
最高 92 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 102 fps
2560x1440 129 fps
ウルトラ 82 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 148 fps(164 fps)
2560x1440 111 fps
最高 96 fps(127 fps)
※括弧内は、DLLS:クオリティ
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 122 fps
2560x1440 高(ノート) 120 fps
最高品質 81 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 209 fps
中設定 275 fps
最高設定 98 fps
2560x1440 低設定 134 fps
中設定 116 fps
最高設定 62 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
284 fps
2560x1440 269 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 164 fps
2560x1440 低設定 164 fps
高設定 150 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 489 fps
2560x1440 高設定 343 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 216 fps
2560x1440 中型 215 fps
ウルトラ 148 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは「ターボ」モードで実行した結果を掲載しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

RAW現像時間は速いです。現像処理自体も快適です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H 65秒
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

ミドルクラス性能のグラフィックスを搭載しているので、AIを活用した「スーパーズーム」のような処理も高速です。

「JPEGのノイズを削除」は、主にCPUで処理しますが、こちらも速かったです。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Ryzen 7 8845HS
RTX 4060(115W)
55秒
Core i7-13620H
RTX 4060 (140W)
56秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (140W)
57秒
Core i7-13620H
RTX 3050(95W)
58秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 2分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
4分06秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1分40秒
Core i7-13620H 1分48秒
Core i5-13450HX 2分06秒
Core i5-13500H 2分35秒
Core Ultra 7 155H 3分13秒
Ryzen 7 8845HS 3分27秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

4Kの書き出し時間も比較的速いです。上位のグラフィックスを搭載しても、それほど書き出し時間は変わらないので、RTX 4060はコスパの高い良い選択肢だと思います。

4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Core i7-13620H
RTX 4060 (140W)
3分35秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Ryzen 7 8845HS
RTX 4060 (115W)
5分56秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードを実行しましたが、こちらもまずまずの速さでした。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13620H 7分09秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

GALLERIA RL7C-R46-C5NのUSB-Cポートは、データ転送のみに対応しています。PowerDeliveryやDisplayPort出力には対応していません。

Thunderbolt 4
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III ×
65W Lenovo GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
× ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートはHDMI2.1に対応しています。モニター側が対応していれば、4K、120Hz、12ビットなどで表示させることが可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

GALLERIA RL7C-R46-C5Nの質量は、メーカー仕様値では「約2.2kg」となっており、当サイトの計測地もほぼ同じでした。そこまで軽いわけではありませんが、重いわけでもなく、キャリーバッグに入れて持ち運んだり、車に積んで移動したりする分には、苦にならない重さでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.198kg
ACアダプター 627g

 

バッテリー駆動時間のチェック

GALLERIA RL7C-R46-C5Nのバッテリー容量は60.8Whと、やや大きいです。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。性能が高いので、一般向けのノートPCのように長い駆動時間ではありません。クリエイティブワークをするときは、ACアダプターに繋いで使ったほうがいいでしょう。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 6.4時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 4.3時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 2時間58分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは720pのHDで、普通の解像度です。若干青みが強いですが、ウェブ会議などで使う分には特に問題ありません。

なお、レバーなどをスライドさせて、Webカメラを物理的に隠す機能はありません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーの音質は普通です。勝手に採点すると、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度およびの推移を確認します。

「スタンダード」モードの場合、CPU電力は75W前後で推移しています。プロセッサーベースパワー(PBP)は45Wなので、高めのCPU電力で推移しており、高いパフォーマンスが出ていることが分かります。このときのCPU温度は80℃を超えていますが、問題ない範囲だと思います。

一方、「ターボ」モードの場合は、CPU電力がさらに上がりますが、CPU温度も90℃前後と高めになるので、基本的には「スタンダード」モードで動かすのがいいと思います。

  • スタンダード
  • ターボ
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。

どちらのモードもCPU温度がやや高めですが、問題ない範囲だと思います。

  • スタンダード
  • ターボ
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。「スタンダード」モードでの計測結果を掲載しています。

アイドル時はほぼ無音です。動画編集時も静かですが、動画の書き出し時やゲーム時は、うるさく感じます。

騒音値
アイドル時 中負荷時
[動画編集]
高負荷時1
[動画の書き出し]
高負荷時2
[ゲーム]
約20dB 約28dB 約41dB 約50dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の4Kの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:Premiere Proで、4K動画の書き出し
高負荷時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷がかかると、キーボードの中央付近の温度が上がりますが、常時指や手が触れる部分ではないので、そこまで気にはなりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

高い性能のノートPCなので、一般向けのノートPCよりは高い消費電力です。

消費電力
アイドル時 中負荷時
[動画編集]
高負荷時1
[動画の書き出し]
高負荷時2
[ゲーム]
11W  38W 120W 187W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA RL7C-R46-C5Nの外観のチェックです。

ガンメタリックのカラーで、派手ではないので、どこでも使いやすいです。ブラックのカラーと違い、指紋などが目立ちにくいのはメリットです。

 

天板もガンメタリックのカラーです。

 

ボディの高さは20~28mmと普通です。

 

側面のポート類はご覧のようになっており、データ転送用には、フルサイズSDカードスロット、フルサイズUSB、USB-Cがあります。映像出力用には、Mini DisplayPort、HDMIがあります。有線LANは1.0Gb対応で、無線LANはWi-Fi 6Eに対応しています。

 

ディスプレイは、下図の角度まで開きます。180度は開きません。

 

CPUファンは2つ、ヒートパイプは4本あります。底面から吸気し、背面と側面の合計4方向から排気しており、冷却性能は高いです。

 

メモリはスロット式で、交換可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。また、その下に空いているスロットもあり、自己責任となりますが、ここにSSDを1台増設することができます。クリエイター向けPCは、ストレージ容量をたくさん消費しがちなので嬉しいです。

 

ACアダプターは、薄型ですが、サイズはそれなりにあります。容量は230Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA RL7C-R46-C5Nのレビューです。

WQHD(2560x1440)の高解像度液晶を搭載していることで、ペイン(枠)の多いクリエイター向けソフトが使いやすいですし、画像などを高精細に表示することができます。

また、GeForce RTX 4060のミドルクラスのグラフィックスを搭載することで、多くのクリエイティブ作業が快適に行えます。頻繁に創作活動をする方にはちょうどいい構成だと思います。

メモリやストレージも、大きい容量へ変更することができるのも、クリエイター向けPCとしては嬉しいです。

価格も比較的安いので、コストパフォーマンスも高いです。

SDカードスロットを搭載している点もメリットですが、アクセス速度がもう少し速ければ良かったです。

 

クリエイターソフトが快適に使えるノートPC

GALLERIA RL7C-R46-C5N

特徴

  • GeForce RTX 4060のミドルスペック構成
  • 高解像度で、広めの色域のディスプレイ
  • 大容量メモリ、大容量SSDが搭載可能

こんなあなたに

  • クリエイティブ作業を頻繁にする方
  • 価格17万円台[税込]~
公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

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