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HP Pavilion Aero 13-bgの購入レビュー

更新日:

【PR】【1台のみ貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
メモリ 16GB
ストレージ 512GB / 1TB SSD
液晶サイズ 13.3型 16:10
液晶種類 1920x1200 IPS
質量 約990g
バッテリー 最大11.5時間 (43.3Wh)
価格[税込] 12万円台~
大学生にピッタリ!

HP Pavilion Aero 13-bgは、1kgを切る軽さで、それでいて価格も安いモバイルノートPCです。

大学生を中心に人気の高いシリーズのPCで、今回の新色のスカイブルーも若者向けのカラーです。

旧モデルでは不評だった、Enterキーが端に無い点が改善され、より使いやすくなりました。

ここでは、製品のメリット・デメリットについて解説していきます。

公式サイトはこちら

 

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レビュー機は、1台が当サイトの購入品、もう1台が株式会社日本HPからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 8640U、16GBメモリ、512GB SSD

Ryzen 7 8840U、16GBメモリ、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「HP Pavilion Aero 13-bgの特徴」のみお読みください。

 

HP Pavilion Aero 13-bgの特徴

人気機種が性能アップ

HP Pavilion Aero 13-bgは、軽くて安くて非常に人気の高いモバイルノートPCの最新モデルです。

CPUが最新のRyzen 8040シリーズとなり、旧モデルのPavilion Aero 13-beと比較すると、下表のようにパフォーマンスが上がっています。

特に旧モデルはCPUのシングルコア性能はイマイチでしたが、新モデルはシングルコア性能が向上しています。体感速度が速く感じるケースもあるでしょう。

グラフィック性能もアップしており、Ryzen 5 8640Uのモデルでも、旧モデルのRyzen 7 7735Uと同じくらいの性能が出るようになりました。

CINEBENCH R23 (マルチコア)
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12407 新モデル
Ryzen 5 8640U 10241 新モデル
Ryzen 7 7735U 10122 旧モデル
Ryzen 5 7535U 8757 旧モデル
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core Ultra 7 155H 1810
Ryzen 7 8840U 1735 新モデル
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 5 8640U 1686 新モデル
Ryzen 7 7735U 1476 旧モデル
Ryzen 5 7535U 1471 旧モデル
3DMark Night Raid (グラフィックススコア)
Core Ultra 7 155H 35888
Ryzen 7 8840HS 35847
Ryzen 7 8840U 34397 新モデル
Ryzen 5 8640U 29095 新モデル
Ryzen 7 7735U 28714 旧モデル
Ryzen 5 7535U 21744 旧モデル

 

1kgを切るPCの中では格段に安い

HP Pavilion Aero 13シリーズの人気の秘密は、1kgを切る軽さで、しかも非常に安い点です。

1kgを切る軽さ

 

下表は、1kg以下の代表的なモバイルノートPCの質量と価格を比較したものです。多くの機種が20万円前後である中、最も安いのは、Pavilion Aero 13の旧モデルで、それに次ぐのがこの新モデルです。価格の安さが際立っています。旧モデルも執筆時点ではまだ販売されているので、とにかく安い製品が良ければ、旧モデルでもいいと思います。

1kg以下の代表的なモバイルノートPC
  質量 価格
富士通 LIFEBOOK WU2/H1 ※1 約868g~ 170,000円
NEC LAVIE Direct NEXTREME Carbon 約869g~ 259,380円
HP Pavilion Aero 13-be 約957g 109,019円
ThinkPad X1 Nano Gen 3 約966.5g~ 185,790円 
HP Pavilion Aero 13-bg 約990g 125,364円
ASUS Zenbook S 13 OLED 約1000g 239,800円
※ 価格は2024年6月25日のもの
※1 Core i5、16GBメモリ、512GB SSD、64Whの構成

 

Enterキーの右隣のキーが無くなった!

人気のモバイルノートですが、旧モデルはEnterキーが端に無い点がデメリットで、ここに不満を感じるユーザーも多くいました。

一方、新モデルのPavilion Aero 13-bgは、Enterキーが端に配置されました。これでEnterキーを押すときに誤って右隣のキーを押してしまうことも少なくなります。とても嬉しい改善点です。

旧モデルのキーボード
新モデルのキーボード

 

新色登場

旧モデルのカラーは、セラミックホワイトとピンクベージュの2色でしたが、新モデルのカラーは、ナチュラルシルバーとスカイブルーとなりました。

特にスカイブルーは、やや明るめのトーンなので大学生など若者に適したカラーだと思います。女性にも合いそうです。

ただ、旧モデルのセラミックホワイトは清潔感のある人気の色だったので、残しておいても良かったかなと思います。

新色のスカイブルー

 

競合製品との比較

HP Pavilion Aero 13-bgの競合製品となるデル Inspiron 13 5330と比較します。どちらも13.3型のディスプレイを搭載し、価格も比較的安い製品です。

Inspiron 13 5330は、HP Pavilion Aero 13-bgよりもやや重いものの、バッテリー容量が約1.5倍ありバッテリー駆動時間が長いです。また、Thunderbolt 4に対応しているので、高速データ転送が可能で、ThunderboltドックやGPU BOXも利用可能です。

一方、HP Pavilion Aero 13-bgは約990gと非常に軽くも運びに便利です。軽さ重視ならこちらでしょう。また、HDMIがHDMI2.1に対応しているので、4K/60Hzなどでの表示が可能です。4Kモニターに接続するなら本製品のほうがいいです。

Inspiron 13 5330との比較
  [本製品]
HP Pavilion Aero 13-bg
[競合製品]
Inspiron 13 5330
画像
CPU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ 16GB
SSD 512GB / 1TB
液晶 13.3型 1920x1200 13.3型 2560x1600
インターフェース USB Type-C x2
フルサイズUSB x2
HDMI 2.1
Thunderbolt 4 x2
フルサイズUSB
HDMI 1.4
質量 約990g 約1.24kg
バッテリー 43.3Wh 64Wh
価格[税込] 12万円台~ 14万円台~

 

やや残念な部分

HP Pavilion Aero 13-bgのやや残念な点も紹介します。ただし、人によってはデメリットにはならず、その場合はとってもおすすめのPCです。

まずは、ACアダプターを挿すUSB-Cポートが、右側面にしかない点です。そのため、ACアダプターを接続すると、マウスを操作するときにやや邪魔です。

また、前述した通り、USB-CはThunderbolt4に対応していません(PowerDeliveryおよびDisplayPort出力には対応)。

バッテリー容量も少なめなので、バッテリー駆動時間がやや短めです。使い方にもよりますが、半日程度くらいしかもたないと思います。

また、最近のモバイルノートPCは14型が主流なので、それと比べるとやや画面サイズが小さいです。自宅でバリバリ使うときは外部モニターにつなぐといいでしょう。

LTEや5Gに対応していない点も個人的には残念です。

ACアダプターは右側面に接続するので、マウス操作時に邪魔

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
画面は小さめですが、スペックは十分で、Web閲覧もOffice作業も快適です。
動画鑑賞 色域広めのディスプレイで、スピーカー音も悪くないので、動画鑑賞も快適です。
RAW現像
画像編集
スペックもまずまずですし、色域が広めなので、画像編集などの用途にも使用することができます。
動画編集 △~○ FHD動画のカット編集くらいであれば、できると思います。ただし、YouTuberになりたいなど、動画編集を頻繁に行う方は、GeForce RTXシリーズなどの外部GPUを搭載した機種がおすすめです。
ゲーム △~○ 原神などの軽いゲームならできるでしょう。ただし、本格的にゲームをするなら、外部GPUを搭載したゲーミングノートPCがおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

HP Pavilion Aero 13-bgのディスプレイは、13.3型、1920x1200ドットのIPS液晶を搭載しています。画面サイズはやや小さめですが、色域は広めで、ちらつきも無く見やすいです。

詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトによる計測では、sRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率80%でした。最大輝度は、457d/m2と高めです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、赤の発色がやや強めであることがわかりますが、ほぼ気にならないでしょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢なので、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)はありませんでした。輝度を下げるとフリッカーが発生するディスプレイもありますが、本製品はそのようなこともありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP Pavilion Aero 13-bgのキーボードは、比較的タイピングしやすいと思います。

仕様を確認すると、キーピッチは約18.7x18.4mmと十分です。キーストロークは約1.3mmとそこまで深くはありませんが、割としっかりとした打鍵感があります。前述したようにEnterキーが端に配置されたのもうれしいです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載されています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

HP Pavilion Aero 13-bgは、「myHP」というソフトの「パフォーマンスのコントロール」から、動作モードを変更することができます。ここでは、「バランス」モードと、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで計測した結果を紹介します。

myHP
パフォーマンスのコントロール

 

CPU

CPUは「Zen 4」世代で、デフォルトTDPが28WのRyzen 5 8640UとRyzen 7 8840Uがあります。

CINEBENCHのスコアは以下の通りでした。「Zen3+」世代のRyzenプロセッサーよりもシングルコアのスコアが伸びており、快適度が上がっています。マルチコアの性能も十分高いスコアで、少し重い処理でも早く終わることでしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i7-14700HX 21893
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12407 [パフォーマンス]
12226 [バランス]
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 5 8640U 10241 [バランス]
10147 [パフォーマンス]
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core Ultra 5 125U 9553
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1735 [パフォーマンス]
1728 [バランス]
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Ryzen 5 8640U 1686 [バランス]
1693 [パフォーマンス]
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Ryzen 7 8840U 725 [パフォーマンス]
658 [バランス]
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Core i5-1340P 599
Ryzen 5 8640U 590 [パフォーマンス]
517 [バランス]
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Ryzen 5 8640U 97 [パフォーマンス]
97 [バランス]
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

次に、HP Pavilion Aero 13-bgのグラフィックス性能を確認します。

Ryzen 5 8640UはRadeon 760Mを、Ryzen 7 8840UはRadeon 780Mを内蔵しており、3DMark Night Raidのベンチマークスコアは下表の通りです。

Ryzen 5 8640Uは、HSシリーズのRyzen 7 8840HSや、Core Ultra 7 155Hなどには及ばないものの、CPU内蔵グラフィックスとしては高めのスコアでした。

Ryzen 7 8840Uであれば、それらとほぼ同等のスコアが出ていました。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 5 8640U [Radeon 760M]
Ryzen 7 8840U [Radeon 780M]
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 7 155H
Intel Arc(LPDDR5)
35888
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M(LPDDR5X)
35847
GeForce MX550 35717
Core Ultra 5 125H
Intel Arc(LPDDR5X)
35271
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M(LPDDR5X)
35241
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M(LPDDR5X)
35397 [パフォーマンス]
34895 [バランス]
Ryzen 5 8640U
Radeon 760M(LPDDR5X)
29095 [パフォーマンス]
28536 [バランス]
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M(LPDDR5)
28714
Core i7-1360P
Intel Xe(LPDDR5)
21897
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics(DDR5)
21525
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M(DDR5)
20053
Core 5 120U
Intel Graphics(LPDDR5X)
18333
Core i5-1340P
Intel Xe(LPDDR5)
17774
Ryzen 7 7730U
Radeon Graphcis(LPDDR4X)
17524
Core i5-1335U
Intel Xe(DDR4)
16835
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphcis(LPDDR4X)
16389
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
3631
3233
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードリーダーは非搭載です。

 

その他のベンチマーク

Ryzen 7 8840Uのベンチマークスコアの詳細については、こちらのリンク先をご覧ください。別の機種で計測したスコアですが、結果はそれほど変わらないと思います。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間を下に掲載します。なお、ここでは動作モードを「パフォーマンス」にして計測しています。

Adobe Lightroom ClassicによるRAW現像時間

速くはありませんが、遅いわけでもありません。現像処理も快適です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 8840U 85秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8640U 96秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Ryzen 7 7735U 108秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshopによる各種処理時間

ニューラルフィルターの「スーパーズーム」は、CPUの他にGPUも使って処理しますが、Ryzenプロセッサーは、インテルプロセッサーより速いことが多いです。

また、ニューラルフィルターの「JPEGのノイズを削除」は、主にCPUで処理しますが、こちらも比較的速かったです。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Core i7-13620H
RTX 3050 (95W)
58秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分27秒
Ryzen 5 8640U
Radeon 760M
1分34秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
4分06秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Core i7-13620H
RTX 3050 (95W)
1分48秒
Core Ultra 7 155H 3分13秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
3分26秒
Ryzen 5 8640U
Radeon 760M
4分03秒
Ryzen 7 8845HS 4分08秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Proによる書き出し時間

FHD動画の書き出し速度は比較的速かったです。動画編集の作業自体も、簡単な編集であれば、それほど重く感じず作業が行えます。

FHD動画の書き出し
Core i7-13620H
GeForce RTX 3050
1分48秒
Core i7-12650H
GeForce MX550
2分01秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分29秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
2分34秒
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
2分34秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
2分41秒
Ryzen 5 8640U
Radeon 760M
2分42秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分49秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
2分58秒
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M
3分01秒
Core 5 120U
Intel Graphics
3分02秒
Core i5-1340P
Intel Iris Xe
3分03秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
3分15秒
Core i5-1335U
Intel Iris Xe
3分17秒
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
3分51秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

HP Pavilion Aero 13-bgは、USB Type-Cポートを2つ搭載しており、動作チェックの結果は下表の通りです。

Thunderboltには非対応ですが、Power DeliveryとDisplayPortに対応しています。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ○ ※3
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ○ ※3 × ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器 ○ ※3
100W Anker 充電器 ○ ※3
65W Lenovo GaN充電器 ○ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ○ ※3
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 「製品に付属のACアダプターを使用することをおすすめします」との警告が表示

 

HDMIの動作チェック

HP Pavilion Aero 13-bgのHDMIポートは、HDMI2.1に対応しており、4K/60Hzのモニターへの出力も可能です。また、Radeon Softwareから設定を変えれば、10ビット表示も可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細
AMD Software:Adrenalin Edition

 

質量のチェック

HP Pavilion Aero 13-bgの質量は、前述のように、約990g(仕様値)と非常に軽いです。当サイトの計測値もほぼその通りでした。

ACアダプターの重さは普通です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 983g
ACアダプター+電源ケーブル 318g

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP Pavilion Aero 13-bgのバッテリー駆動時間をチェックします。

バッテリー容量は43.3Whと、それほど大きくはありません。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。(1)や(2)のように、そこまで負荷が高くない場合は、1日持ちそうなバッテリー駆動時間ですが、他のモバイルノートPCよりは短いです。(3)のようにやや負荷がかかった状態だと3~4時間くらいしかもちません。

モバイルノートPCとしては、そこまで長いバッテリー駆動時間ではありません。

また、Ryzen 5モデルもRyzen 7モデルも、バッテリー駆動時間はほぼ変わりませんでした。

バッテリー駆動時間
  Ryzen 5 Ryzen 7
(1) MobileMark 25 最大11時間30分
(2) YouTube動画再生時 9時間6分 9時間31分
(3) 動画編集時のプレビュー再生時 3時間21分 3時間32分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(3) YouTubeの動画(1080p / 30fps) をリピート再生させたとき
(2) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

HP Pavilion Aero 13-bgのWebカメラには、5MP IRカメラ(約500万画素)のカメラを搭載しています。ノートパソコンのWebカメラとしてはかなり高い解像度です。色合いも良く、細部も綺麗に表示されています。

また、カメラを物理的に隠すプライバシーカメラスイッチも付いています。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

HP Pavilion Aero 13-bgのスピーカーは、Poly Studioのデュアルスピーカーです。音質はやや良く、勝手に点数を付けると、10点満点で5~6点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力とCPU温度の推移を確認します。

CPU電力については、Ryzen 5モデルもRyzen 7モデルも、「バランス」モードの場合、しばらくは25W前後で推移していますが、その後は徐々に下がっています。デフォルトTDPが28WのCPUであることを考えると、そこまで高いCPU電力ではありません。「パフォーマンス」モードにした場合は、約25Wをキープしています。

CPU温度については、どちらのモデル、どちらのモードも問題のない範囲に収まっています。

  • バランス時
  • パフォーマンス時
Ryzen 5モデル
Ryzen 7モデル
Ryzen 5モデル
Ryzen 7モデル

 

静音性のチェック

HP Pavilion Aero 13-bgの動作音(静音性)のチェック結果です。こちらはRyzen 5モデルで計測した結果を掲載します。Ryzen 7モデルもほとんど変わりません。

アイドル時はほぼ無音です。負荷をかけてもそれほどうるさくありません。

騒音値
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[エンコード]
約20dB 約20dB 約30dB 約32dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。こちらもRyzen 5モデルで計測した結果を掲載します。

負荷がかかると、キーボードの右側の温度が上がります。実際に触ってみると右手側が若干暖かく感じます。

底面も負荷をかけると一部熱くなるので、膝に置いて使う場合は、低温火傷に注意しましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。こちらもRyzen 5モデルで計測した結果のみ掲載します。

処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

低めの消費電力です。

消費電力
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[エンコード]
6W 9W 22W 24W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

HP Pavilion Aero 13-bgの外観のチェックです。

スカイブルーのカラー

スカイブルーのカラーはご覧の通りで、若者が好みそうな色です。

リサイクルマグネシウム合金を採用し、ボディの質感も良いです。指紋も目立ちにくいです。

 

天板も、パームレストと同じ色で、「hp」のロゴが入っています。

 

高さは17.4 (最厚部) mmとなっており、薄いボディです。

 

排気熱がディスプレイにぶつかる構造になっているので、ディスプレイを傷めないかやや心配です。

 

ディスプレイは最大で下図の角度まで開きます。180度は開きません。

 

インターフェイスはご覧の通りです。十分なポート構成でしょう。ただし、前述しましたが、充電にも使うUSB-Cポートが右側面にしかないので、充電中にマウスを使うと、充電ケーブルがやや邪魔になります。

 

底面はシンプルなデザインです。

 

内部は下図のようになっています。大きめの冷却ファン1つと、1本のヒートパイプでCPUの熱を冷却しています。そこまで高い冷却性能ではありません。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDを搭載していました。サーマルパッドも付いています。

 

ナチュラルシルバーのカラー

ナチュラルシルバーのカラーはご覧の通りです。

どんな方にも合う無難なカラーです。

 

天板および、底面も同色で統一されています。

 

ACアダプター

ACアダプターは65Wで普通の大きさですが、電源ケーブルが太いので持ち出すときはかさばります。外へ持って行くときは、PD充電器があると便利でしょう。

 

HP Pavilion Aero 13-bgには、下図のようなBluetoothマウスが付属しています。薄型なので持ち出しやすそうですが、サイドボタンがありません。

 

まとめ

以上が、HP Pavilion Aero 13-bgのレビューです。

1kgを切る軽さで、価格も安い点が特徴のモバイルノートPCです。

旧モデルと比較すると、プロセッサーの性能が上がった点と、Enterキーが端に配置されタイピングしやすくなった点が、大きな改善点です。

プロセッサーは、Ryzen 8040シリーズを搭載しています。特にシングルコアの性能が上がっており、体感で速く感じるケースもあるでしょう。

スカイブルーのボディカラーは、若者にピッタリです。女性にも合うと思います。大学生を中心に人気が出ることでしょう。

やや残念な点としては、タイピングをしていると右手側がやや熱く感じてきます。また、充電も兼ねたUSB-Cポートが右側面にしかない点、Thunderbolt4には対応していない点、バッテリー駆動時間がそこまで長くない点、画面サイズがそれほど大きくない点、LTE非対応である点が挙げられますが、そこまで気にならない方も多いでしょう。そういった方には、とてもいい1台になると思います。

 

大学生にピッタリ!

HP Pavilion Aero 13-bg

特徴

  • 1kgを切る軽さ
  • 低価格
  • スカイブルーの若者向けのカラー

こんなあなたに

  • 大学生
  • 軽くて安いノートPCがほしい方
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