Dynabook の評判・評価レビュー
Dynabook のパソコンの特徴

2019年1月、鴻海グループ傘下のシャープが、PCブランド「dyanbook」を展開する東芝クライアントソリューションを買収し、社名を「Dynabook株式会社」へ変更しました。
東芝は、世界で最初にノートパソコンを発売したメーカーで、国内でのノートパソコンの売り上げはNo.1でした。世界での人気も高く、昔はノートパソコンで世界トップシェアを記録したこともあります。しかし、近年は、レノボやASUSなどの台頭、パソコン全体の売り上げの減少、不正会計処理問題などもあり、事業は赤字続きとなっていました。
今回、Dynabook株式会社となったことにより、鴻海グループの販売網を活かしてグローバル展開し、シェアを広げていく考えのようです。
2019年1月17日、Dynabook株式会社となって、最初の新製品「dynabook G」が発表されました。この製品は、dynabookで培ってきたノートPCの技術と、シャープの液晶技術を融合した製品となっており、非常にバランスのいい製品となっています。今後の製品についても期待していきたいところです。
店頭モデルとWebオリジナルモデル
Dynabookのパソコンは、家電量販店で販売されている店頭モデルと、Web上で販売されているWebオリジナルモデルがあります。Webオリジナルモデルなら、多くのバリエーションから製品を選ぶことができます。
なお、Webオリジナルモデルの価格は、通常のゲスト価格よりも、会員価格のほうがかなり安くなっています。値段を確認するときは会員になってから確認することをおすすめします。会員にはだれでも無料でなれます。会員登録ページはこちら⇒ COCORO MEMBERS 会員登録ページ
店頭モデル
ノートPC
少し大きめの16.1型液晶を搭載している点が特徴です。高輝度・高色純度の非光沢液晶であるため仕事がしやすいです。ブルーレイドライブも搭載しています。以下のモデルはいずれも同じボディで、スペック(CUPとメモリ容量)のみ異なります。
15.6型のノートPCです。キーボード上部に配置したスピーカーグリルによる立体感のあるサウンドが特徴的です。以前は、CPU等の構成が異なる複数のモデルがありましたが、現在は第10世代Core i7-10510Uを搭載したT7のみとなりました。
dynabook T7

15.6型 FHD IPS
Core i7-10510U
PCIe SSD
ブルーレイドライブ
おすすめ
旧デザインの15.6型ノートPCです。スピーカーの位置が上と異なります。以下のモデルはいずれも同じボディで、スペックのみ異なります。
T6、X6、X5は、旧モデルからバージョンアップした2020年夏モデルが登場していますが、CPUの世代は第8世代のみとなっています。最新のCPUにこだわらなければ、初めてのノートPCとしてもおすすめです。
15.6型でありながら、光学ドライブを搭載しないため、約1.79kgからと比較的軽量、かつ薄型で、家の中で持ち運びしやすい新しいスタンダードノートPCです。
C8, C6以外はSSD+HDDのデュアルストレージ構成となっており、快適な動作と、大容量ストレージを両立しています。
C8, C7, C6では、Intel Iris Xeグラフィックスを内蔵した、最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載し、高めのグラフィックス性能を備えているので、クリエイティブな作業にも適しています。特に、C8は、Optaneメモリを搭載しており、よく使うアプリへのアクセス速度が向上するなど、快適に使用できます。
dynabook C7

15.6型 FHD IPS 非光沢
Core i7-1165G7
PCIe SSD + HDD
NEW!
dynabook C6

15.6型 FHD IPS 非光沢
Core i5-1135G7
PCIe SSD
NEW!
dynabook C5

15.6型 FHD IPS 非光沢
Core i3-10110U
PCIe SSD + HDD
dynabook C4

15.6型 FHD IPS 非光沢
Celeron 5205U
PCIe SSD + HDD
スペックを抑えた、シンプルノートPCです。入門機として、ちょうどよさそうです。
dynabook Y4

15.6型 HD 非光沢
Core i3-1005G1
NEW!
2020年11月に新しく登場した、15.6型のコンバーチブル型PCです。
15型ながら約1.7kg以下と軽めで、使用環境に合わせて自在に変形できるので、場所を限定することなく使うことができます。
処理性能とグラフィックス性能が向上した、第11世代Coreプロセッサーを搭載しており、ライトなゲームや画像・動画編集などにも対応可能です。また、4096段階の筆圧感知が可能な専用アクティブペンが付属しており、手書きメモやお絵描きなどもできます。
多目的に使用でき、家族みんなで使うファミリーPCとしても、おすすめです。
dynabook F8

15.6型 FHD タッチ 非光沢
Core i7-1165G7
PCIe SSD
NEW!おすすめ
dynabook F6

15.6型 FHD IPS 非光沢
Core i5-1135G7
PCIe SSD
NEW!おすすめ
モバイルノートPC
13.3型液晶で1kgを切ったプレミアムモバイルノートPCです。
第11世代Coreプロセッサーを搭載し、旧モデルより特にグラフィックス性能が向上しています。また、バッテリー駆動時間も約24時間と非常に長いです。
ペン入力が必要か、少しでも軽い機種を希望するかという基準で、dynabook V8・V6と比較するといいと思います。
以下のモデルはいずれも同じボディで、スペックのみ異なります。
13.3型液晶でスタンダードモバイルノートPCです。価格が抑えられていて、カジュアルに持ち歩くことができる機種です。以下のモデルはいずれも同じボディで、スペックのみ異なります。
2 in 1 モバイルノートPC
2020年11月に投入された新モデルの13.3型のコンバーチブル型モバイルノートPCです。
グラフィックス性能が高いIntel Iris Xeを内蔵した第11世代Coreプロセッサーを搭載したPCの中でも、高い要件を満たしたPCのみがインテルの認証を得ることができる、インテルEvoプラットフォームを国内メーカーで初めて搭載しています。
約979gと1kgを切る軽さで、約24時間とバッテリー駆動時間が長く、モビリティが非常に高いです。また、筆圧感知レベル4096段階のワコム製アクティブペンを同梱しており、手書き入力により、活躍の幅が広がります。キーボード上部に4Kカメラ搭載という、面白い特徴もあります。
これまでのモバイルPCとはちょっと異なる、プレミアムなモバイルPCが欲しい方におすすめです。
dynabook V8

13.3型 FHD IGZO 非光沢
Core i7-1165G7
PCIe SSD
約979g、約24時間
NEW!おすすめ
dynabook V6

13.3型 FHD IGZO 非光沢
Core i5-1135G7
PCIe SSD
約979g、約24時間
NEW!おすすめ
教育現場の声を取り入れて設計された、キッズ用の10.1型 2 in 1 PCです。タブレットPCとしても使用できますし、デタッチャブルのキーボードを装着すると、ノートPCとしても使用できます。
Webオリジナルモデル
ノートPC
光学ドライブを搭載し、据え置きでの使用に適した機種です。
少し大きめの16.1型液晶を搭載したAZ66シリーズは、店頭モデルのT9・T8と、標準的な15.6型液晶を搭載したAZ65・AZ45シリーズは、店頭モデルのT7とほぼ同じボディです。
現時点では、最新の第11世代Core搭載モデルはありません。
dynabook AZ66シリーズ
(AZ66/M、AZ66/L)

16.1型 FHD 高輝度 広視野角 非光沢
第8,第10世代Core (U)
ブルーレイドライブ、顔認証あり
約2.4kg、約9.0時間
10万円台~
dynabook AZ65シリーズ
(AZ65/M、AZ65/K)

15.6型 FHD IPS 光沢 /
FHD 非光沢 タッチ
第8,第10世代Core (U)
光学ドライブ、顔認証あり
約2.4kg、約9.0時間
8万円台~
T7とほぼ同ボディおすすめ
dynabook AZ45シリーズ
(AZ45/K)

15.6型 FHD IPS 光沢
第8世代Core (U)
光学ドライブ、顔認証あり
約2.4kg、約9.0時間
7万円台~
T7とほぼ同ボディおすすめ
第10世代Core i7を搭載しつつ、質量が約1.79kg~と比較的軽い機種です。店頭モデルのC8・C7の旧モデルとほぼ同じ機種です。
NZ65シリーズは、6コアのCore i7-10710U+GeForce MX250の構成で、クリエイティブな作業に適しています。NZ55シリーズとの価格差も小さいので、NZ65シリーズがおすすめです。
なお、dynabook CZ/HPシリーズがほぼ同じボディで、最新の第11世代Coreを搭載しています。
現在、主流となっている15.6型の据え置きノートPCシリーズです。
CZ/HPシリーズは、店頭モデルのC8・C7・C6と同系の機種で、最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。光学ドライブはありません。
一方、CZ45シリーズは、店頭モデルのX6・X5と同系の機種で、旧世代となる第8世代Coreと光学ドライブを搭載しています。価格も安めなので、おすすめです。
CZ25シリーズは、店頭モデルのX4と同系の機種で、Celeronを搭載し、価格が安いのが特徴です。
性能重視であればCZ/HPシリーズ、コスパ重視であればCZ45シリーズをチェックするといいと思います。
使ったことはありませんが、おそらくBZシリーズと同じボディの15.6型ノートPCです。
dynabook EZ55シリーズ
(EZ55/P)

15.6型 FHD IPS 非光沢
第8世代Core i5-8565U
光学ドライブあり
約2.4kg、約8.0時間
7万円台~
dynabook EZ35シリーズ
(EZ35/P)

15.6型 非光沢 HD / FHD IPS
第8世代Core (U)
光学ドライブあり
約2.4kg、約8.0時間
4万円台~
dynabook EZ15シリーズ
(EZ15/P)

15.6型 非光沢 HD
Celeron 4205U
光学ドライブあり
約2.4kg、約8.0時間
3万円台~
ボディデザインはイマイチですが、価格が安い機種です。Core i7モデルのみFHD液晶を選択できます。
dynabook BZ55シリーズ
(BZ55/N、BZ55/P)

15.6型 非光沢 HD / FHD IPS
第8世代Core (U)
光学ドライブあり
約2.4kg、最大約8.0時間
7万円台~
dynabook BZ55シリーズ
(BZ35/N、BZ35/P)

15.6型 非光沢 HD / FHD IPS
第7,第8世代Core (U)
光学ドライブあり
約2.4kg、最大約8.0時間
4万円台~
CZシリーズとほぼ同じボディを採用した機種です。ボディカラーはブラックのみですが、CZシリーズよりも価格が安いです。最新の第11世代Coreも選択でき、コスパ重視のスタンダードノートPCとして、おすすめです。
dynabook PZ/LPシリーズ
(PZ/LP)

15.6型 FHD 非光沢
第10世代Core i3-1005G1
約1.79kg、約7.5時間
6万円台~
店頭モデルのY4と同系の機種です。シンプルな構成です。液晶がHDのみなのが少し残念です。
モバイルノートPC
見やすいIGZOパネルを採用した、バランスの良いモバイルPCです。
dynabook UZ63シリーズ
(UZ63/P、UZ63/L)

13.3型 FHD 非光沢 IGZO
第8世代Core (U)
~約1098g、約19.0時間
8万円台~
1kgを切る軽さで、ロングバッテリー駆動が可能なモバイルノートPCです。見やすいIGZO液晶を搭載しています。店頭モデルのG8・G6と同系の機種となります。
特に、第11世代Core搭載のGZ/HP、GZ/HRはバランスがよく、おすすめです。なお、GZ/HPはACアダプターを2つ同梱しています。
dynabook GZシリーズ(第11世代Core)
(GZ/HP、GZ/HR)

13.3型 FHD 非光沢 IGZO
第11世代Core
約888~908g、約24.0時間
11万円台~
dynabook GZ83シリーズ
(GZ83/M、GZ83/P)

13.3型 FHD 非光沢 IGZO
第10世代Core i7-10710U
約859~879g、最大約18.5時間
13万円台~
レビュー旧G8と同系の機種
dynabook GZ73シリーズ
(GZ73/M、GZ73/P)

13.3型 FHD 非光沢 IGZO
第10世代Core (U)
約859~879g、約19時間
10万円台~
レビュー旧G6とやや似ている機種おすすめ
dynabookのモバイルPCを5万円台からと安く購入できる機種です。フルHD搭載がおすすめです。
dynabook SZシリーズ
(SZ73/R、SZ73/P、SZ73/L、SZ63/R)

13.3型 非光沢 HD / FHD IGZO
第7,第8,第10世代Core (U)
約1109~1279g、約7.0~19.0時間
5万円台~
レビュー旧S6と同系の機種
モバイルノートとしては大きめの15.6型ですが、約1.4kgと軽いです。バッテリー駆動時間も長いので、外でもしっかり使えるでしょう。
2 in 1 モバイルノートPC
持ち運びに便利、タブレットとしても使える2 in 1 PCです。
軽く、コンパクト、堅牢な変形できるコンバーチブル型モバイルPCです。 アクティブペンも付属し、手書き入力もできます。
VZ/HP、VZ/HRは、店頭モデルのV8・V6と同系の機種です。第11世代Coreを搭載し、約979gと軽いのに、約24時間の長時間駆動が可能なので、特におすすめです。
セパレート型の2 in 1 PCです。2種類のキーボードが付属するので、用途によって使い分けることができます。
教育現場の声を取り入れて設計されたキッズ向けのセパレート型の2 in 1 PCです。
カタログモデルのK1と同系の機種です。
Dynabook(旧東芝)の評価
以下、Dynabook(東芝)の出荷台数の順位、日経コンピューターの顧客満足度調査の結果を掲載します。
国内および世界でどれだけのシェアがあるかで、評価してみるのも良いと思います。日経コンピューターの顧客満足度調査は法人向けPCの調査結果ではありますが、ある程度参考になると思うので掲載します。
なお、Dynabook株式会社としての評価と、東芝時代の評価が混在しています。
コメント | |
国内シェア | 2019年度の国内PC出荷台数において、dynabookは第5位です。シェアはやや低めです。 参考:MM総研 |
世界シェア | 世界シェアは、低すぎて掲載されていません。 参考:IDC |
日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020 - 2021 |
ノートPC:第4位 | 信頼性がやや高い評価で、他は平均的な評価です。 参考:日経コンピューター |
Dynabookのサポート
Dynabookのサポートは比較的評判が良いです。修理が迅速である点や、秋葉原に持ちこみ修理ができる東芝PC工房がある点が良いです。
サポート内容や評判の詳細は「パソコンメーカーのサポート評判・比較」をご覧ください。
Dynabookのメーカーページ・直販店
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