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HP EliteBook X G1i 14 AIの実機レビュー - LTE/5G利用者に超絶おすすめ

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 228V |
---|---|
メモリ | 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 1920x1200 非光沢 HP SureView Reflectあり |
質量 | 約1.19kg~ |
バッテリー | 58Wh / 68Wh |
価格 | 22万円台~ |
HP EliteBook X G1i 14 AIは、インテル Core Ultra 200Vを搭載し、軽量で、さらにLTE/5Gモジュールを内蔵したモデルもあるモバイルノートPCです。
外出先でも、インターネットに接続したい方に非常におすすめです。
また、法人限定で、HP eSIM Connect付属モデルを購入することもできます。これが付属していると、なんと、5年間無制限でデータ通信を利用することができます。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 7 258V、32GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「HP EliteBook X G1i 14 AIの特徴」のみお読みください。
HP EliteBook X G1i 14 AIの特徴
Core Ultra 200V搭載でロングバッテリー
本製品は、インテル Core Ultra 200Vプロセッサーを搭載し、バッテリー駆動時間が長いモバイルノートPCです。

約1.19kgと軽量
質量も、約1.19kgと軽く、持ち運びに便利です。

LTE/5Gモデルあり
大きな特徴は、Core Ultra 200Vを搭載しつつ、LTE/5Gに対応している点です。個人向けPCだと、Core Ultra 200Vを搭載してLTE/5Gに対応している製品は、非常に少ないので貴重です。eSIMにも対応しています。
外出先でもインターネットに接続して、ウェブページを見たり、メールを送受信したり、クラウド上のAIツールを利用したりすることができます。

法人なら、データ通信5年間無制限利用
HP eSIM Connect付属モデルを購入することもできます。HP eSIM Connectとは、法人限定で、データ通信が5年間無制限になるサービスです。毎月の残りの通信容量を気にすることなく、モバイルデータ通信を利用できます。

HP eSIM Connectが付属しているモデルは、下図のように「HP eSIM Connect」と書かれています。価格も高くないので、とてもおすすめです。

個人も、5年で300GB利用権付
また、個人のために、HP eSIM Connect LITE付属モデルが追加されました。こちらは、5年間300GB利用権が付いたサービスです。1カ月あたり5GBと少ないですが、そこまでデータ通信しない方にはいいでしょう。物理SIMカードも別途利用できるので、データ容量が足りないときの保険としても使うことができます。

HP eSIM Connect LITEが付属しているモデルは、下図のように「HP eSIM Connect LITE by povo」と書かれています。現在は、価格が50万円台と高いですが、しばらくすれば、30万円前後には価格は下がってくると思います。

プライバシースクリーン対応ディスプレイあり
最上位モデルは、プライバシースクリーン対応ディスプレイを搭載しています。F2のボタンを押すことで、プライバシースクリーンが有効になり、斜めからののぞき見を防止することができます。


この機能を無効にし、正面から見た場合、通常のディスプレイよりもやや見にくさを感じますが、別売りのシートを貼り付けるよりは大分マシです。セキュリティに気を使う方は、このディスプレイを搭載したモデルを購入するといいでしょう。
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、14型、1920x1200ドットです。前述の通り、HP Sure View 5 (内蔵プライバシースクリーン機能) が付いたモデルもあります。
今回は、HP Sure View 5が付いているディスプレイをテストしました。詳細は下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域は下の通り広めです。最大輝度は仕様では800nitと非常に高いです。なお、HP Sure View 5が搭載されていないディスプレイは最大400nitです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 84% |
Adobe RGBカバー率 | 81% |

ガンマ補正曲線を見ると、明部になるにつれ、赤と緑がやや強めに発色していることが分かります。

HP Sure View 5を無効にした場合、視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、映り込みは低減されています。ただ、HP Sure View 5対応ディスプレイはややギラつきを感じます。

フリッカーを計測する装置が故障してしまい正確には計測できませんが、カメラで撮影し簡易的に確認してみたところ、フリッカーはなさそうでした。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、キーストロークが1.3mmとやや浅いものの、割としっかりとした打鍵感があり、比較的打ちやすいと思います。
キーピッチは、18.7×18.7mmと十分あります。やや小さいキーはありますが、極端に小さいキーはありません。
タッチパッドの使いやすさは普通です。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードバックライトも搭載されています。

パフォーマンスのチェック
HP EliteBook X G1i 14 AIのパフォーマンスのチェックです。
本製品は、myHPのソフトから、パフォーマンスのコントロールが可能です。ここでは、デフォルトの「Smart sense」モードと、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで、各種ベンチマークを計測しています。

CPU
今回、CPUはCore Ultra 7 258Vを搭載しており、ベンチマークスコアは下図の通りです。
マルチコアは普通、シングルコアは高めの性能です。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能は、CPU内蔵のグラフィックスとしては非常に高いです。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NPU
NPUの性能は高めです。
~ NPU性能の評価 ~
:レビュー機のTOPS
ストレージ
ストレージは比較的高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
その他ベンチマーク
Core Ultra 7 258Vのその他のベンチマークスコアについては、こちらのリンク先をご覧ください。
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

普通の書き出し速度です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

処理によっては速いです。

FHD動画の書き出し速度は割と速いです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

ソフトウェアエンコードは遅いですが、ハードウェアエンコードは速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
質量のチェック
HP EliteBook X G1i 14 AIの質量のチェックです。
メーカーサイトには、どのモデルも「約1.19kg」となっていましたが、LTE/5Gモジュールを搭載したモデルは少し重くなると思われます。また、HP Sure View 5(内蔵プライバシースクリーン機能)を搭載したモデルは、バッテリー容量が68Whと多くなるため、こちらも重くなると思われます。
今回レビューに用いた製品は、5Gモジュールおよび68Whバッテリーを搭載しているため、「約1.19kg」よりもやや重かったです。
質量 | |
PC本体 | 1.250kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 312g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP Sure View 5(内蔵プライバシースクリーン機能)を搭載していないモデルは56Wh、搭載したモデルは68Whのバッテリーを積んでいます。今回は後者です。

バッテリー駆動時間は、インテル Core Ultra 200Vを搭載していることもあり、長いバッテリー駆動時間です。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 23時間52分 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 11時間59分 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 9時間05分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、搭載しているCPUのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は17Wです。
どちらのモードも、PBPより高い数値で推移しています。CPU温度はやや高めですが、動作安定時は80℃台で動いていたので、問題ないでしょう。


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
全体的に静かです。
騒音値 | |
アイドル時 | 約22dB |
---|---|
低負荷時 [YouTube再生] | 約22dB |
中負荷時 [動画編集] | 約24dB |
高負荷時 [ゲーム] | 約34dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
表面温度も気になりません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
低めの消費電力です。
消費電力 | |
アイドル時 | 4W |
---|---|
低負荷時 [YouTube再生] | 6W |
中負荷時 [動画編集] | 13W |
高負荷時 [ゲーム] | 37W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
アトモスフィアブルーというカラーのマグネシウムボディです。

天板です。

ボディは薄いです。


スピーカーの音質は割と良く、勝手に点数を付けると、10点満点で7点といったところです((5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。また、最大音量も大きいです。

5MP Webカメラを搭載し、高精細です。IRカメラも内蔵しており、顔認証にも対応しています。

側面のポート類は下図の通りです。USB-Cが両側面にあるので便利です。いずれのUSB-Cも、Power DeliveryおよびDisplayPort出力に対応しています。左側面のUSB-Cは、Thunderbolt4に対応しています。HDMIは2.1です。


ヒンジは、かなり開きます。

底面はスッキリとしています。

内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと1つのヒートパイプが搭載されています。メモリは、CPUに統合されており、交換することはできません。

SSDです。

5G通信モジュールです。

ACアダプターは、65Wです。持ち運ぶにはやや大きめです。

まとめ
以上が、HP EliteBook X G1i 14 AIのレビューでした。
インテル Core Ultra 200Vを搭載しバッテリー駆動時間が長く、軽量で、LTE/5Gにも対応しているモバイルノートPCです。
さらに、法人限定で、HP eSIM Connectに対応しているので、5年間は通信無制限で利用することができます。個人も、5年間300GB利用できるサービスがあります。
また、横から覗き見を防止するプライバシースクリーン機能を搭載したモデルもあります。このディスプレイの場合、画面はちょっと見にくくなりますが、後からシートを貼るよりは全然マシです。セキュリティに気を配る方は、このディスプレイもいいでしょう。なお、通常のディスプレイのモデルもあります。
LTE/5Gが必須なユーザーには、非常に魅力的な製品で、かなりおすすめです。
LTE/5G利用者に超絶おすすめ
HP EliteBook X G1i 14 AI

特徴
- Core Ultra 200V搭載
- 約1.19kg~と軽量
- LTE/5G対応モデルあり
- データ通信5年間使い放題モデルあり
こんなあなたに
- 持ち歩くことが多い方
- 外でインターネットに繋いで作業することが多い方
- 価格22万円台~

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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