おすすめSIMフリー/5G/LTE対応ノートパソコン

ここでは、SIMフリー/LTE/5Gに対応したモバイルノートパソコンの比較をします。モバイルWiFiルーターを使用しなくてもデータ通信が出来るため便利です。また、格安SIMを使えば、通信量は1ヵ月3GBであれば1,000円程で済みます。外出先で、パソコンでインターネットをしたい方には非常におすすめです。
目次
選び方
5G対応ノートPC
カテゴリ別のおすすめPC
その他情報
LTE対応パソコンの選び方
最初に、簡単にLTE対応のノートパソコンの選び方を解説します。
POINT 1対応バンドを調べる
LTE対応のパソコンを購入する場合、最低限、次のバンドに対応しているか確認しましょう。ほとんどの機種は全てのバンドに対応していますが、安い機種だと対応していないバンドもあります。特にPCによっては、au回線やソフトバンク回線のプラチナバンドに対応していないケースもあるので、au系やソフトバンク系のSIMを使う方は気を付けましょう。各ノートパソコンのバンド対応表はこちらをご覧ください。
ドコモ回線のSIMカード・・・バンド1(メイン)、バンド3(東名阪)、バンド19(プラチナ)
au回線のSIMカード・・・バンド1(メイン)、バンド18 or 26(プラチナ)
ソフトバンク回線のSIMカード・・・バンド1 and 3(メイン)、バンド8(プラチナ)
楽天モバイル回線のSIMカード・・・バンド3、バンド18(au回線)
POINT 2当サイトのレビュー記事を見てトラブルが無いか確認
機種によっては、ドコモ系のSIMでは安定して動作するけど、au系のSIMだとすぐにLTE接続が切れたりなど、トラブルも結構あります。欲しい製品が見つかったら、当サイトの製品レビュー記事を確認し、トラブルがないかと確認するといいと思います。
あくまで個人的な見解ですが、国内で使う場合は、国内拠点メーカーのPC(VAIO、レッツノート、NECなど)、海外で使う場合、海外メーカーのPC(レノボ、デル等)のほうが検証は多く取られているような気がします。
また、VAIOやレッツノートは、メーカーがLTEサービスを提供しています。動作検証が取られており安心して使えるため、VAIOまたはレッツノート+同メーカーのLTEサービスの組み合わせはおすすめです。トラブル時も対応がスムーズだと思います。
POINT 3SIMカードはサイズを間違えないように
SIMカードには、nano SIM、micro SIM、標準SIMの3種類があり、それぞれサイズが異なります。SIMカードを購入する際は、ノートパソコンに合ったサイズのSIMカードを選ぶようにしましょう。ただ、最近はマルチサイズSIMカードが主流で、台紙からSIMカードを切り離すときに、好きなサイズで切り離すことが出来ます。
POINT 4質量、バッテリー駆動時間などは要チェック
LTE対応ノートパソコンは、外出先で使うことが多いと思うので、質量やバッテリー駆動時間はよくチェックしておきましょう。また、液晶やキーボードの品質がいいと作業がしやすいです。持ち運べるノートパソコンの基本的な選び方については以下のリンク先をご覧ください。
モバイルノートの選び方
5G対応ノートPC
まずは、先進の5G対応PCを紹介します。ソフトバンクが2022年3月末時点で5Gネットワークの人口カバー率が90%を超えたと発表するなど、5G対応のエリアも広がりを見せています。最先端機能を搭載した機種が欲しい方や、通信速度にこだわる方には、こちらの製品がおすすめです。5G対応機種であれば、5Gのエリア外ではLTE 4Gでの通信も可能です。なお、一部比較的価格の安い機種も出てきましたが、4G LTE対応のモバイルノートPCと比べると価格が高い場合が多いです。予算に余裕がなければ、4G LTE対応のモバイルノートでも現状は十分かもしれません。

CPU | 第11世代Core i7-1165G7 |
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液晶 | 13.3型 フルHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 約898g |
バッテリー | 約21.5時間 |
価格[税込] | 17万円台~ |
完成度が非常に高いモバイルノートPCです。
軽くて、ロングバッテリーなだけでなく、キーボードも打ちやすく、インターフェイスも豊富で、さらに5G対応ということで、モバイルノートPCとしても死角が見当たりません。
価格は17万円台~ですが、当サイトの特別クーポンを使用すると16万円台~購入できます。5G搭載機としては意外と安めで、非常におすすめです。
レビュー記事はこちらメーカーさんから特別に、富士通パソコンが安く買えるクーポンを発行していただきました。詳細はこちらをご覧下さい。
CPU | 第11世代Core (H) |
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液晶 | 14.0型 フルHD / 4K |
質量 | 約982g~ |
バッテリー | 最大 約34.0時間 |
価格[税込] | 33万円台~ |
HシリーズCore搭載
VAIO Zは、軽いのに高処理性能を備えたモバイルノートPCです。一般的なモバイルノートPCよりも処理性能が高い、HシリーズCoreを搭載しながらも、質量が1kg以下という機種は、他にありません。
4K液晶も選択できますし、質感の高いフルカーボンボディも魅力的です。
非常に特徴的な機種ですが、5Gを搭載した時の価格は30万円オーバーと高くなります。なお、チェックしたときは、2021年モデルがアウトレットセール価格になっており、こちらであれば、5G搭載時でも21万円台~で購入可能でした。
レビュー記事はこちらCPU | 第11世代Core |
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液晶 | 14型 1920x1200 IPS 非光沢 |
質量 | 約953g |
バッテリー | 最大 約24.0時間 |
価格[税込] | 25万円台~ |
画面比16:10の14型液晶を搭載しながら、質量は1kg切りと軽い、高級モバイルノートPCです。
5G対応のモデルは限られており、Core i7-1195G7、16GBメモリという構成なので、価格は上がります。それでも、5G対応、色域広めの液晶、打ちやすいバックライト付きキーボードなど、モバイルノートPCとしての完成度が高いです。
予算に余裕があれば、作業のしやすい、高級モバイルノートPCとして、おすすめです。
レビュー記事はこちらCPU | 第11世代Core i7-1195G7 |
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液晶 | 13.5型 1920x1280 IPS タッチ |
質量 | 約1.36g |
バッテリー | 最大 約14.5時間 |
価格[税込] | 19万円台~ |
デザイン性が高く、高級感のある2 in 1 PCです。
画面比3:2の液晶を搭載し、ペンも利用できるので、多目的に使いやすいです。
5G対応のモデルは、Core i7-1195G7、16GBメモリというハイスペック構成でありながら、19万円台(当サイト向けの限定クーポン使用時は18万円台)と安いのも魅力です。
レビュー記事はこちら
おすすめのクラムシェル型ノートPC
ここでは、5Gまたは4G LTEに対応しているクラムシェル型(タブレットには変形できない)モバイルノートパソコンの中でおすすめの製品を紹介します。
特におすすめモデル

CPU | 第11世代Core i7-1165G7 |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | 最大 2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約898g |
バッテリー | 最大 約21.5時間 |
価格[税込] | 17万円台~ |
LIFEBOOK WU2/F3は、非常に完成度が高いモバイルノートPCです。しかも、LTEだけでなく、5Gにも対応しながら、価格は17万円台から、当サイトの特別クーポンを使えば16万円台からと、意外とリーズナブルです。
5G搭載モデルは、構成が限定されますが、50Whバッテリーを搭載しても、約898gと軽いです。さらに、キーボードは打ちやすく、下の画像ようにインターフェイスも充実しています。
モバイルノートPCとして見ても、不足を感じる部分がなく、国内生産の安心感もあり、個人的にはベストバイのモバイルノートPCだと思います。
IIJmio(ドコモ回線)、UQ mobile(au回線)、楽天モバイルのSIMカードで通信テストしてみましたが、いずれも通信できました。楽天モバイルを使用する場合は、既定のAPNをコマンドから削除することで、通信が安定しました。また、LINEMOでテストしたときの様子はこちらのレビュー記事をご覧ください。

CPU | 第11世代Core / Celeron |
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メモリ | 最大32GB (オンボード) |
ストレージ | 最大 2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 / FHD タッチ 光沢 / 4K 非光沢 |
質量 | 約999g~1139g |
バッテリー | 最大 約30時間 (53Wh) |
価格[税込] | 15万円台~ |
VAIO SX14は、14型の大きめの液晶を搭載し、質量も軽く、堅牢性も高く、本格派モバイルノートです。
バッテリー容量が42.9Whから53Whへと増え、バッテリー駆動時間がさらに長くなりました。
また、軽量ノートPCですが、Thunderbolt 4ポートや、LANポートも備えています。ただし、旧モデルでは搭載していたSDカードリーダーが省かれたのが、やや残念なところです。
最近は、海外PCメーカーの傘下に入ったメーカーが多くなってきましたが、VAIOは純国内メーカーです。日本を応援する意味でも、おすすめの製品です。
スリープ復帰からLTE接続までの時間が約12秒と比較的速く、速度も十分出ていました。特にVAIOオリジナルデータ通信SIMを使えば、混雑する昼間でも10Mbps前後の速度が出ていました(最近はやや速度が低下しています)。VAIOのノートPCを買うなら、VAIOオリジナルデータ通信SIMは非常におすすめです。VAIOオリジナルデータ通信SIMの レビュー記事はこちら。

CPU | 第11世代Core |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | 最大1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | フルHD IPS 非光沢 フルHD IPS 非光沢 PG |
質量 | 約842g~ |
バッテリー | 最大 約24.0時間 |
価格[税込] | 16万円台~ |
質量が1kgを切っており、非常に軽いモバイルPCです。
33Whバッテリーのモデルと、49Whバッテリーのモデルがありますが、個人的にはバッテリー駆動時間が大きく伸びる49Whのほうがおすすめです。
ThinkPadシリーズを参考にしたシリンドリカル形状の湾曲したキートップで、キーストロークが約1.5mmあり、しっかりとした打鍵感で、打ちやすいキーボードを搭載しています。テレワークなどにも快適に使用できます。
ただ、5Gに対応したモデルもは販売停止中です。LTEモデルなら販売中です。
IIJmio(ドコモ回線)、UQ mobile(au回線)のSIMカードで通信テストしてみましたが、PC起動時のLTE接続が速く、再起動して繋がらないといったこともなく、設定済みWi-Fiエリアに入ったときの自動切り替えも問題なく、トラブルは特にありませんでした。モダンスタンバイにも対応しています。

CPU | Ryzen 5000 (U) |
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メモリ | 8GB ~32GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | フルHD IPS |
質量 | 約999g |
バッテリー | 最大 約20時間 |
価格[税込] | 8万円台~ |
AMD Ryzenを搭載し、LTE搭載でも10万円台から購入できる、コストパフォーマンスに優れた機種です。しかも、LTE搭載で約999gと軽いのも特徴となっています。
安い機種であるにも関わらず、当サイトの計測では液晶の色域もsRGBカバー率が約100%と広かったです。
法人向けのモデルではありますが、個人でも購入することができます。

CPU | 第11世代Core |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | 最大2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約1.67kg~ |
バッテリ | 約9時間 (49Wh) |
価格[税込] | 11万円台~ |
LTEを搭載しても11万円台(税込)という安さで、ノートPCを購入できます。
15.6型の大画面で作業しやすいですが、約1.67kg~と軽くはないため、自宅での使用に適しています。
アパートなどの制限で光回線などを引くことができない、もしくは高いネット回線を引きたくない方におすすめです。
LTEモジュールを搭載した本製品と格安SIMを使うことで、月々1,000円程度からインターネットに接続することができ、節約できます。
なお、初期構成ではLTEモジュールが選択されていないため、「LTE通信モジュール」をカスタマイズ画面で選択することを忘れないようにしてく下さい。
Ryzen搭載モデルもあり、LTE通信モジュール搭載時でも、10万円台(税込)とさらに安いです。Ryzen搭載モデルのレビューはこちらをご覧ください。
その他のモデル
その他におすすめの5G/4G LTE対応モデルを下に掲載します。

CPU | 第11世代Core, Celeron |
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液晶種類 | 12.5型 FHD 非光沢 |
質量 | 約887~936g |
バッテリー | 最大 約30時間 (53Wh) |
価格[税込] | 14万円台~ |
VAIO SX12は、やや小型の12.5インチ液晶を搭載し、コンパクトで持ち歩きに便利なモバイルノートPCです。
小型なパソコンですが、フルキーピッチのキーボードを備え、タイピングのしやすさは犠牲になっていません。
VAIOオリジナルデータ通信SIMを使えば、安定した通信が出来るでしょう。
レビュー記事はこちら
CPU | 第11世代Core |
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液晶 | 12.1型 1920x1200 |
質量 | 約954g~ |
バッテリー | 最大 約19.5時間 |
価格[税込] | 27万円台~ |
ビジネスパーソンに人気の機種です。
インターフェイスも充実しており、LTE+光学ドライブを搭載したモデルでも、約1.034kg~と軽いです。
パナソニックは、Wnderlink LTEサービスを提供しているので、レッツノートを使うならこのLTEサービスを使うのが無難です。動作検証が取られているためトラブルが少ないです。
旧レビュー記事はこちら
CPU | 第11世代Core |
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液晶 | 14.0型 QHD / QHD タッチ |
質量 | 約1.039kg~ |
バッテリー | 最大 約21時間 |
価格[税込] | 29万円台~ |
vPro対応プロセッサーを搭載し、企業に採用されることが多く、ビジネスパーソンに人気の高い機種です。
画面比3:2のQHD液晶で、効率よく作業できます。また、今どきの機種としては珍しく、LANポートやVGAまで搭載しており、インターフェイスが充実しています。
プレミアムエディションには、nano SIM+eSIMのデュアルSIMに対応した5G対応モデルもあります。
パナソニックの提供する、Wnderlink LTEサービスと合わせの使用がおすすめです。
レビュー記事はこちら
CPU | 第11世代Core |
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液晶 | 14.0型 FHD IPS 非光沢など |
質量 | 約1.47kg~ |
バッテリー | 最大 14.5時間 |
価格[税込] | 12万円台~ |
持ち運ぶノートPCとしては大きめの14型ディスプレイと、打ちやすさに定評のあるキーボードを搭載し、作業がしやすいPCです。
ただし、質量はそれほど軽くないため、長時間持ち歩くのには適していません。ただし、車移動が主なら、この質量でも特に苦ではないでしょう。
レビュー記事はこちら
CPU | Ryzen 5000シリーズ |
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液晶 | 14.0型 FHD IPS 非光沢など |
質量 | 約1.47kg~ |
バッテリー | 最大 16.9時間 |
価格[税込] | 12万円台~ |
Ryzen 5000シリーズを搭載した、ThinkPad T14 Gen 2 (第11世代インテル)の兄弟機種です。
インテルモデルよりも、やや価格が安い傾向があるので、コスパ重視の方はこちらを選ぶといいと思います。
なお、質量はあまり軽くはありません。持ち出す頻度が低い方や、車での移動が主な方だと、それほど気にならないかもしれません。
レビュー記事はこちら
おすすめの2 in 1型ノートPC
タブレットへも変形する2 in 1 パソコンの中で5Gまたは4G LTEに対応した、おすすめの製品を紹介します。

CPU | 第11世代Core |
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メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD Sure View |
質量 | 約1.15kg |
バッテリ | 最大 約17.6時間 |
価格[税込] | 16万円台~ |
やや重めの質量になりがちなコンバーチブル型でありながら、約1.15kgと軽めの質量が特徴的な2 in 1 PCです。
堅牢性、デザイン性も高い、ビジネス用途を想定した法人向けの製品ですが、個人でも購入可能です。
アクティブペン(ワコムAES)にも対応しており、イラストを描いたりすることもできます。
現在は、5Gモデルは「完売御礼」となっていますが、LTEモデルはまだ販売しています。
56Whと大きめの容量のバッテリーを搭載しており、駆動時間も長めです。2 in 1 PCを頻繁に持ち運びたい方におすすめです。
ドコモのahamoのSIMで試しましたが、特にトラブルなく使えました。お昼頃の時間帯でしたが、LTEとしてはかなり速い速度が出ていました。

CPU | Core i3-10100Y |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD |
液晶サイズ | 10.5型 |
液晶種類 | 1920 x 1280 光沢 |
質量 | 本体:約553g 本体+キー:約798g |
バッテリー | 最大10.5時間 (28Wh) |
価格[税込] | 10万円台~ |
Surface Proのサイズ・性能・価格を引き下げた、廉価版Surfaceという感じの製品です。
本体+タイプカバーでも、質量は約798gしかありません(仕様値)。
傾き検知にも対応した、高性能なSurfaceペンにも対応しています。
ただし、スペックはそれほど高くないため、サブ機や、負荷の低い作業用に用途を限定して使用した方がいいでしょう。また、ペンやタイプカバーまでセットで揃えると、12万円台~となります。

CPU | 第11世代Core i7-1195G7 |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.5型 |
液晶種類 | 1920x1280 IPS |
質量 | 約1.36kg |
バッテリー | 最大 約14.5時間 |
価格[税込] | 19万円台~ |
筐体のデザインにもこだわった、高級感があるコンパクトボディの2 in 1 PCです。
5G対応モデルは構成が限られており、第11世代Core i7-1195G7、16GBメモリ、1TB SSDという高い構成です。それでも、この構成で、5Gにも対応していて19万円台、当サイト向けの限定クーポンを使用すると18万円台というのは、安いほうだと思います。
ディスプレイは、画面比3:2の液晶です。ウェブページやWordなど縦スクロールして使うアプリでは、一度に表示できる面積が増えるので、作業がしやすいです。
高級感のあるデザインで、アクティブペンも使用できます。また、約66Whと大きめのバッテリーを搭載しており、駆動時間も長めです。

CPU | 第11世代Core |
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液晶 | 12.0型 WQXGA+ 広視野角 |
質量 | 約979g |
バッテリー | 最大 約11時間 |
価格[税込] | 30万円台~ |
メイン兼モバイルPCとして使いやすい機種です。vPro対応プロセッサーを搭載し、企業に採用されることが多いです。
LANやVGAも備えており、インターフェイスが充実しています。また、LTE通信モジュール搭載を選択すると、nano SIM+eSIMのデュアルSIM対応となるのも特徴的です。
パナソニックの提供する、Wnderlink LTEサービスと合わせの使用がおすすめです。
WonderlinkのLTEサービスを使ってみましたが、昼間の速度が速くおすすめです。モダンスタンバイにも対応しており、スリープ中もLTE接続が切れません。ただ、au回線のUQmobileのSIMを試したら、2分ぐらい経つと接続が切れる現象が発生しました。

CPU | Microsoft SQ2 |
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液晶 | 13.0型 2880x1920 光沢 |
質量 | 約774g |
バッテリー | 最大約15時間 |
価格[税込] | 19万円台~ |
ARM系のSoCを搭載し、スマホのような接続性と、従来のSurfaceの良さが融合した2 in 1 PCです。
LTEの対応バンドが広いだけでなく、eSIMにも対応しているので、国内だけでなく、海外でもLTE接続環境を必要とする方にもおすすめです。
Surface Pro Xを使用するにあたり、別売りのタイプカバーと、4,096段階の筆圧感知性能のSurfaceスリムペンは必須アイテムです。Surfaceスリムペンは、タイプカバーに収納でき、収納すると自動的に充電されます。
レビュー記事はこちら
CPU | 第11世代Core |
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液晶 | 13.5型 2256x1504 IPS |
質量 | 約1.15kg~ |
バッテリー | 最大 約16.8時間 |
価格[税込] | 27万円台~ |
ボディ素材にチタン合金を採用し、かっこいい2 in 1 PCです。厚みが約11.5mmと、非常に薄いため、タブレット形状にしても使いやすいです。
アクティブペンも使用できます。
ただし、CPUは第11世代のUP4です。TDPが抑えられたプロセッサーなので、処理性能はそこまで高くありません。また、チタン製なので、価格が高いです。
なお、以前は5G対応も選択できましたが、現時点ではLTEのみ選択できるようになっていました。
レビュー記事はこちら
LTEノートパソコンの必要性
ここでは、LTEノートパソコンは必要かどうなのかについて考えます。
外出先へノートパソコンを持ち運んで、インターネットへ接続したい場合、パソコンがLTEに対応していないくても、スマホのテザリングを使用したり、公衆Wi-Fiを利用したり、モバイルWi-Fiを利用したりと、いくつか方法があります(詳しくは後述)。しかし、いずれも面倒だったり、セキュリティ面で不安があったりします。一方、LTEに対応したノートパソコンであれば、スマホのように画面を開けばすぐにインターネットにつながるので格段に便利ですし、公衆Wi-Fiのように覗き見される心配もないため安全です。
また、外出先に持ち出さない方でも、自宅内に光回線などを契約しないで、LTE対応パソコンで直接インターネットにつなぐという方法もあります。それほどインターネットをしない方であれば、こちらのほうが月々の費用は安くなるでしょう。
外出先へ持ち出さず、自宅内には光回線などを引いている場合、LTEに対応したノートパソコンを購入する必要性は無いでしょう。
LTE非対応のノートパソコンをLTE化する方法
LTEに対応していないノートパソコンをLTE化する(LTEで通信させる)方法として、次の3つが考えられます。それぞれメリット・デメリットがあるので紹介します。なお、ここでは格安SIMカードを使って、LTEに接続する方法を想定しています。
方法1格安SIM対応のUSB型ドングルを取り付ける
ピクセラのPIX-MT100など、格安SIMに対応したUSBドングルが発売されています。こちらをパソコンにUSB接続すれば、インターネットへ接続することが可能です。しかも、この製品は、AC接続してモバイルWi-Fiルーターのように使用することも可能です。
ただし、パソコンから出っ張るので、カバンにしまうときに、いちいちノートパソコンから取り外す必要があります。また見た目もスマートではありません。
方法2モバイルWi-Fiルーターを使用する
Aterm MR05LNなど、格安SIMに対応したモバイルWi-Fiルーターが発売されています。パソコンからこの機器にWi-Fiで接続すれば、インターネットへ接続することが可能になります。この機器の場合、複数台のパソコンやタブレットなどを同時にインターネットへ繋ぐことが可能ですし、デバイスにUSB端子がなくても大丈夫です。
ただし、パソコンとモバイルWi-Fiルーターの2台持ちになるので、片方を忘れたり、片方の充電が切れたりするとインターネットに接続できなくなります。
方法3スマホのテザリングを利用する
スマホのテザリングを使うのもよくある手法です。モバイルWi-Fiルーターと違い、スマホは常に持ち歩くことが多いので、持ち運ぶ機器は増えません。
ただし、スマホの充電切れが気になって、あまり長い時間使うことができません。万が一、スマホの充電が切れていた場合、パソコンもインターネット通信できません。
LTEノートパソコンのメリット・デメリット
LTEノートパソコンのメリット・デメリットをまとめました。
LTE対応ノートパソコンのメリット
LTE対応ノートパソコンのメリットは、パソコンを起動したら、すぐにインターネットにつながる点です。別途USBドングルを接続したり、モバイルWi-Fiルーターの電源を入れる手間が必要もありません。また、ノートパソコン以外の機器を一緒に持ち歩く必要がありませんし、ノートパソコン以外を充電する必要もありません。
LTE対応ノートパソコンのデメリット
デメリットは、対応しているノートパソコンが少ないため、選択肢が限られることです。また、LTEに対応しているノートパソコンは、対応していない製品に比べてやや高いです。
主観ではありますが、たまにLTE接続できなくなったりすることがあり、通信トラブルはWi-Fiよりもやや多い気がします。今まで普通に使えていたのに、Windows Updateによって接続が遅くなったり、接続に失敗したりするケースもありました。ただ、パナソニックやVAIOなど、LTEサービスを提供しているメーカーなら、そういった心配は少ないでしょう。
LTEパソコンで通信する場合の料金
LTEパソコンを使う方は、MVNO(いわゆる格安SIMを提供する事業者)のSIMカードを契約する方が多いと思います。この場合、料金の相場としては、3GBの通信容量で月額1000円、6GBで月額1,500円くらいです。かなり安い価格で契約可能です。
VAIOのパソコンで利用するなら、同社提供の「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM」、レッツノートのパソコンで利用するなら、同社提供の「Wonderlink LTE」がおすすめです。
それ以外のメーカーのパソコンなら、今なら、OCNモバイルONEが個人的にはおすすめです。昼間の速度が速く価格も良心的です。IIJmioも老舗メーカーで安心ですが、昼間の速度がやや遅いです。UQmobileも以前はおすすめしていましたが、データ通信のみの申し込みが、現在停止しています。

高速データ通信量 | 3GB | 7GB |
---|---|---|
月額料金[税込] | 980円 | 2,158円 |
レッツノートのパソコンで使う場合におすすめです。
昼間の速度が速く、"接続できない"といったトラブルもなく、サポートも手厚いことでしょう。
メーカーサイトはこちら
期間 | 1年 | 2年 | 3年 |
---|---|---|---|
高速データ通信 | 32GB | 64GB | 128GB |
年額料金[税込] | 15,620円 | 25,520円 | 36,520円 |
VAIOのノートパソコンで使う場合におすすめです。
こちらも、速度が速く、トラブルも少なく、ワンストップでのサポートを受けられるでしょう。
他とは違い、1年から3年単位の契約で、その期間内で使える高速データ通信量が決まっています。月ごとに使う通信量が大きく異なる方に特に最適です。
メーカーサイトはこちら
通信容量 | 3GB | 6GB | 他 |
---|---|---|---|
月額料金[税込] | 858円 | 1,188円 |
昼間の速度が比較的速く、パソコンでの使用に適しており、価格も安いです。
また、3GB、6GB、10GB、20GB、30GBのプランがあり、プランが多いのも特徴です。
メーカーサイトはこちら
データ通信量 | 4GB | 8GB | 他 |
---|---|---|---|
月額料金[税込] | 900円 | 1,400円 |
MVNOの老舗で、価格が安く、人気が高いです。ただし、昼間の速度が1Mbpsを切るような低速になる場合があります。
メーカーサイトはこちら
主なパソコンの対応バンド
主なパソコンの対応LTEバンド
主なパソコンが対応しているLTEバンドを掲載します。ドコモ回線を利用した格安SIMカードなら、下のどのパソコンでも使用できます。auやソフトバンク回線のSIMを利用したい方は、対応していないパソコンもあるので注意しましょう。なお、バンド26は18を含んでいるので、26に対応していれば、18に対応していなくても大丈夫です。
主なLTEバンド | ||||||
1 | 3 | 8 | 18 | 19 | 26 | |
ThinkPadシリーズ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
LIFEBOOK WU2/F3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
レッツノート 2017年以降 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
NEC LAVIE Direct PM | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
VAIO 2017年9月以降 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Surface Go | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
HP Spectre x360 14 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8
楽天モバイル皆瀬院の重要なバンド・・・バンド3、18(au回線)
主なパソコンの対応5Gバンド
主なパソコンが対応している5Gバンドを掲載します。下記のように、n77、n78、n79に対応していれば、国内の5G回線を使用することができます。
主な5Gバンド | |||
n77 | n78 | n79 | |
LIFEBOOK WU2/F3 | 〇 | 〇 | 〇 |
NEC LAVIE Direct PM | 〇 | 〇 | 〇 |
VAIO Z | 〇 | 〇 | 〇 |
HP Spectre x360 14 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンドn78、n79
au回線の重要なバンド・・・バンドn77、n78
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンドn77
楽天モバイル皆瀬院の重要なバンド・・・バンドn77
各PCに搭載されていた通信モジュール
筆者が確認したことのある各PCに搭載されていたLTEモジュールを掲載します。ただし、必ずこのモジュールが搭載されているとは限りません。
LTEモジュール | |
LIFEBOOK WU2/E3 | 5G: Qualcomm Snapdragon X55 |
ThinkPad 2021年発売モデル | Quectel EM120R-GL 4G LTE CAT12 5G: Qualcomm Snapdragon X55 5G |
レッツノート | Sierra EM7430 |
VAIO SX14、SX12、A12 | Telit LN940 Mobile Broadband |
Surface Pro X | Snapdragon X24 LTE Modem |
Surface Go 2 | Surface Mobile Broadband |
HP Spectre x360 14 | 5G: Intel 5G Solution 5000 |
関連ページ

モバイルノートパソコンの比較ページ。ThinkPadやレッツノートなどの人気の製品や、液晶サイズ別に製品を掲載しています。

約15年間にわたり、年間100機種以上、パソコンを細かくチェックしている筆者がおすすめするノートパソコン。

パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。