【レビュー】DAIV Z4-A9A01SR-B(Copilot+ PC) - Ryzen AI 9搭載でも軽い

更新日:
DAIV Z4-A9A01SR-Bの写真
CPU Ryzen AI 9 365
GPU CPU内蔵(Radeon 880M)
メモリ 16GB ~ 64GB
SSD 500GB ~ 4TB
2nd SSD 無し ~ 4TB
画面サイズ 14型 16:10
画面種類 1920x1200 非光沢
質量 約1.14kg
バッテリー 75Wh
価格 18万円台~
Ryzen AI 9搭載で約1.14kgと軽量

DAIV Z4-A9A01SR-Bは、モバイルノートPCとしては、高い性能のRyzen AI 9 365を搭載しつつ、約1.14kgと軽い製品です。

最大64GBのメモリ、最大4TBのSSDを2つ搭載できる点も、クリエイティブワークをする方にとっては、大きなメリットです。

外出先で、画像編集や軽めの動画編集などを行いたい方におすすめです。

公式販売サイトはこちら

 

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen AI 9 365、16GBメモリ、500GB SSD

 

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目次

お忙しい方は、「DAIV Z4-A9A01SR-Bの特徴」のみお読みください。

 

 

DAIV Z4-A9A01SR-Bの特徴

モバイルノートPCとしてはCPU性能が高い

DAIV Z4-A9A01SR-Bは、プロセッサーに、性能の高いRyzen AI 9 365を搭載しています。

今回計測したCINEBENCH 2024のマルチコアスコアは、Ryzen 7 8845HSやCore Ultra 7 255Hといった高性能CPUよりも高いスコアが出ており、モバイルノートPCとしてはCPU性能がかなり高いです。

また、CPU内蔵グラフィックスとしては高め性能で、さらに最大50 TOPSのNPUを内蔵しており、Copilot+ PCにも準拠しています。

CINEBENCH 2024 マルチコア
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Ryzen AI 9 365 965
Ryzen 7 8845HS 919
Core Ultra 7 255H 834
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen AI 7 350 820
Core Ultra 7 258V 603

 

大容量メモリ、大容量SSDを搭載可能

本製品は、購入時のカスタマイズで、メモリに最大64GB、ストレージに最大で合計8GB(4TB + 4TB)を選ぶことができます。ここも、他の軽量モバイルノートPCとの大きな違いです。

また、後からでもメモリの交換や、ストレージの増設・換装を行うことができるのもメリットです(ただし、パーツの交換・増設は自己責任となります)。

大容量メモリを選択可能
大容量SSDを選択可能
もう1台SSDを追加可能

 

約1.14kgと軽量

本製品は、パワフルなプロセッサーを搭載しながら、質量が約1.14kgと軽いため、容易に持ち運ぶことができます。外出先などで、写真編集、FHD動画の編集などを快適に行うことができるでしょう。

約1.14kgと軽量

 

色域広めのディスプレイ

DAIV Z4-A9A01SR-Bは、14型のWUXGA(1920x1200ドット)液晶を搭載しています。

sRGB 100%と色域が広めの液晶なので、写真や動画を色鮮やかに表示することができます。そのため、ウェブ用の画像・動画の編集作業にも適しています。

色域広めのディスプレイ

 

ポート類が豊富

DAIV Z4-A9A01SR-Bは、ポート類も豊富です。特に、モバイルノートPCでフルサイズのSDカードスロットが搭載されているのが珍しく、画像や映像を扱う方には嬉しいと思います。LANもあるので、セキュリティのために有線LANしか使えない企業にも対応できます。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの側面の写真 DAIV Z4-A9A01SR-Bの側面の写真その2DAIV Z4-A9A01SR-Bの背面写真

 

 

各用途の快適度

本製品は、クリエイター向けのノートPCです。高性能CPUに、大容量メモリ・SSDを搭載することができるので、ある程度負荷のかかるクリエイティブワークもできるでしょう。ただし、外部GPUを搭載しているわけではないので、やれることには限界があります。その代わり、外部GPU搭載ノートPCより、かなり軽いですし、バッテリー駆動時間も長いです。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適です。
動画鑑賞 ディスプレイの表示が綺麗で、スピーカー音もまずまずです。
RAW現像
画像編集
約100% sRGBのディスプレイを搭載しており、画像の編集などの用途に使えます。ただし、外部GPUを搭載していないため、一部処理はやや遅いこともあります。
動画編集 FHD動画の動画編集ならできると思います。ただし、本格的に動画編集をするなら、GeForce RTXシリーズなどの外部グラフィックスを搭載したノートPCがおすすめです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載しておらず、ディスプレイのリフレッシュレートも60Hzなので、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームであればできます。

 

ディスプレイのチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bのディスプレイは、14型 1920x1200ドットの液晶です。見やすいと思います。

詳細は以下のタブをクリックしてください。
  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は、当サイトの計測では以下の通りで、比較的広いです。最大輝度は、当サイトの計測では408cd/m2と高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 99%
DCI-P3カバー率 76%
Adobe RGBカバー率 71%
DAIV Z4-A9A01SR-Bの色域
ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、ほぼ補正されていないので、自然な発色であることが分かります。

DAIV Z4-A9A01SR-Bのガンマ補正曲線
ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの視野角
視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みが低減されています。ギラつきもほぼ感じません。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの映り込み
画面への映り込み

フリッカーを計測する装置が故障してしまい正確には計測できませんが、カメラで撮影し簡易的に確認してみたところ、フリッカーは確認出来ませんでした。

※カメラで簡易的に計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bのキーボードは、やや打ちやすい部類だと思います。

仕様値では、キーピッチ:約19.05mm、キーストローク:約1.3mmとなっています。文字入力に使用するキーのサイズも揃っています。

「Enter」キーの右側にもう一列キーが配置されており、ここは好みが分かれそうですが、Enterキーの横幅がかなり広いので、タイプミスすることは少ないです。

タッチパッドの使いやすさは普通です。

DAIV Z4-A9A01SR-Bのキーボード写真
キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
DAIV Z4-A9A01SR-Bのキーボード拡大写真
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

DAIV Z4-A9A01SR-Bのキーボードバックライトの写真
キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bのパフォーマンスのチェックです。

 

CPU

CPUにはRyzen AI 9 365を搭載しており、高い性能です。

CINEBENCH 2024
DAIV Z4-A9A01SR-BのCINEBENCH 2024のスコア画像
Ryzen AI 9 365
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core Ultra 9 275HX 2202
Ryzen 9 9955HX3D 2055
Core i9-14900HX 1748
Ryzen AI Max+ 395 1565
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen AI 9 365 965
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i5-13450HX 886
Ryzen 7 8845HS 865
Core Ultra 7 255H 834
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen AI 7 350 820
Ryzen 7 8840HS 785
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Ryzen AI 5 340 608
Core Ultra 7 258V 603
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 228V 549
Ryzen 5 8540U 500
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core Ultra 9 275HX 137
Ryzen 9 9955HX3D 130
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 255H 126
Core Ultra 7 258V 121
Ryzen AI 9 365 117
Ryzen AI Max+ 395 116
Ryzen AI 9 HX 370 115
Ryzen AI 7 350 115
Ryzen AI 5 340 111
Core Ultra 5 228V 111
Core i5-1335U 109
Ryzen 7 8845HS 107
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Core i5-13450HX 101
Ryzen 7 8845HS 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
DAIV Z4-A9A01SR-BのCINEBENCH R23のスコア画像
Ryzen AI 9 365

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

3DMark Night Raidのスコアは、Radeon 880Mにしてはやや低めです。これはメモリが高速なオンボードメモリではなく、スロット式のメモリなのが影響しているためだと思われます。ただ、普通のノートPCと比べると高めの性能です。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
DAIV Z4-A9A01SR-Bの3DMark Night Raidのスコア画像
Radeon 880M(Ryzen AI 9 365)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
Ryzen AI Max+ 395
Radeon 8060S
95317
GeForce RTX 3050 52196
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
44627
Core Ultra 5 228V
Intel Arc 130V GPU
41168
Core Ultra 7 255H
Intel Arc 140T
40194
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
36189
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
35888
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
35847
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
35397
Ryzen AI 7 350
Radeon 860M
32726
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
31814
Ryzen AI 9 365
Radeon 880M
31319
Ryzen 5 8645HS
Radeon 760M
30145
Snapdragon X Elite X1E-78-100 28779
Ryzen 7 7735HS
Radeon 680M
28475
Ryzen AI 5 340
Radeon 840M
25998
Core i7-1360P
Intel Xe
21897
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M
20053
Ryzen 5 7533HS
Radeon 660M
17693
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphcis
16389
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

3DMark Steel Nomad Lightのスコアも同様です。

3DMark Steel Nomad Light
~ グラフィックス性能の評価 ~
3DMark Steel Nomad Lightのスコア画像
Radeon 880M(Ryzen AI 9 365)
他のグラフィックスとの比較
Ryzen AI Max+ 395
Radeon 8060S
9544
RTX 3050 Laptop (95W) 5890
Core Ultra 7 255H
Intel Arc 140T
3625
Ryzen AI 9 365
Radeon 880M
3374
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
3327
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
2893
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2663
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
2675
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
2442
Ryzen AI 7 350
Radeon 860M
2376
Core Ultra 5 228V
Intel Arc 130V GPU
2374
Ryzen AI 9 365
Radeon 880M
2332
Ryzen 5 8645HS
Radeon 760M
2167
Ryzen AI 5 340
Radeon 840M
1545
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

NPU

NPU性能は最大 50 TOPSと高いです。

最大AI TOPS
~ NPU性能の評価 ~
GeForce RTX 4050 Laptop 194 TOPS
Ryzen AI 9 HX 375 55 TOPS
Ryzen AI 9 HX 370 50 TOPS
Ryzen AI 9 365 50 TOPS
Ryzen AI 7 350 50 TOPS
Core Ultra 7 258V 47 TOPS
Snapdragon X Elite X1E-78-100 45 TOPS
Snapdragon X Plus X1P-42-100 45 TOPS
Apple M3 18 TOPS
Ryzen 7 8845HS 16 TOPS
Core Ultra 7 155H 11 TOPS
 :レビュー機の最大TOPS

 

ストレージ

今回、初期構成のSSDを搭載していますが、まずまずの速さです。

他のSSDへ変更することもできますし、2nd SSDを搭載することも可能です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
DAIV Z4-A9A01SR-BのSSDのCrystalDiskMarkの画像
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
5280
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しているので、カメラユーザーは便利でしょう。

スロット側のアクセス速度も速かったです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
DAIV Z4-A9A01SR-BのSDカードスロットのCrystalDiskMarkの画像
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Lightroomのイメージ画像

外部GPUを搭載したノートPCや、Hシリーズなどの高性能CPUと比べると遅いですが、普通のノートPCよりは速いです。

Core Ultra 9 275HX
RTX 5090(175W)
17秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5080(175W)
19秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 9955HX3D
RTX 5070 Ti (140W)
20秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5060 (115W)
30秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 255HX
RTX 5060 (115W)
34秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 39秒
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
42秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 285H 44秒
Core Ultra 7 255H 45秒
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (105W)
46秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (85W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 9 HX 375 49秒
Ryzen AI 9 HX 370 57秒
Ryzen AI 7 350 58秒
Ryzen AI 9 365 64秒
Core Ultra 7 258V 73秒
Core Ultra 5 125H 75秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core i5-1335U 128秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間
Photoshopのイメージ画像

まずまずの速さです。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Ryzen AI Max+ 395 42秒
Core i7-14650HX
RTX 4060 (140W)
1分2秒
Core Ultra 9 285H
Intel Arc 140T
2分11秒
Core Ultra 7 255H
Intel Arc 140T
2分20秒
Ryzen AI 7 350
Radeon 860M
2分46秒
Ryzen AI 9 365
Radeon 880M
3分01秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
3分31秒
Ryzen 5 8645HS
Radeon 760M
3分33秒
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
4分33秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Core i7-14650HX 1分29秒
Core Ultra 9 285H 1分30秒
Core Ultra 7 255H 1分36秒
Ryzen AI 9 365 1分52秒
Ryzen AI Max+ 395 2分01秒
Core Ultra 7 258V 2分31秒
Ryzen AI 9 HX 375 2分32秒
Ryzen 7 8845HS 3分09秒
Ryzen 5 8645HS 3分17秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
Premiere Proのイメージ画像

FHD動画の書き出し速度もまずまずです。

FHD動画の書き出し
Ryzen AI Max+ 395
Radeon 8060S
1分16秒
Core i7-13620H
GeForce RTX 3050
1分48秒
Apple M3 1分48秒
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
2分08秒
Ryzen AI 7 350
Radeon 860M
2分08秒
Ryzen AI 9 HX 375
Radeon 890M
2分12秒
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
2分19秒
Ryzen AI 9 365
Radeon 880M
2分29秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分29秒
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
2分34秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分49秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
2分58秒
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M
3分01秒
Core 5 120U
Intel Graphics
3分02秒
Core i5-1340P
Intel Iris Xe
3分03秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
3分15秒
Core i5-1335U
Intel Iris Xe
3分17秒
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
3分51秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 8 によるエンコード時間
TMPGEncのイメージ画像
ソフトウェアエンコード
Core Ultra 9 275HX 1分37秒
Core Ultra 7 255HX 2分02秒
Core i9-14900HX 2分28秒
Ryzen AI 9 HX 370 2分53秒
Core Ultra 9 285H 3分00秒
Ryzen AI 9 365 3分12秒
Ryzen 7 260 3分19秒
Core Ultra 7 255H 3分20秒
Core Ultra 7 258V 5分05秒
ハードウェアエンコード
Core Ultra 7 258V 37秒 (Intel oneVPL Hardware)
Ryzen AI 9 365 41秒 (AMD Media SDK)
Core i7-14650HX
RTX 5070 (115W)
44秒 (NVENC)
Core Ultra 7 255H 49秒 (Intel oneVPL Hardware)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

質量のチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.14kg」とあり、実測値もほぼ同じくらいで、軽いです。

ACアダプターも軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.130kg
ACアダプター+電源ケーブル 240g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、下の画像だと見にくいですが、75Whでした。

バッテリー容量の画像
バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は、割と長めです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時)  約 19.5時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約 9時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 7時間38分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

デフォルトTDPは28Wですが、CPU電力は約45Wで推移しており、高いパフォーマンスが出ています。

CPU温度も80~90℃で推移していますが、問題ない範囲です。

CPU電力
CPU電力のグラフ
CPU温度
CPU温度のグラフ

 

静音性のチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほとんど動作音が聞こえません。低負荷、中負荷のときも静かです。ゲーム時はうるさいです。

騒音値
  騒音値
アイドル時 約20dB
低負荷時 [YouTube再生] 約23dB
中負荷時 [動画編集] 約30dB
高負荷時 [ゲーム] 約48~50dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時1:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
高負荷時2:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

そこまで負荷が高くなければ、温度は低めで、不快感なく使えます。ゲームのような高い負荷をかけると、キーボード上部の温度が高くなりますが、指が常時触れるところではないため、それほど気にはなりません。

PC本体の表面温度
DAIV Z4-A9A01SR-Bのサーモグラフィーで撮影した表面温度の写真
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時や低負荷時は低めの消費電力です。今回、100WのPD充電器を搭載していることもあり、ゲーム時は、割と高めの消費電力です。

消費電力
  消費電力
アイドル時 8W
低負荷時 [YouTube再生] 13W
中負荷時 [動画編集] 26W
高負荷時 [ゲーム] 77W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

DAIV Z4-A9A01SR-Bの外観のチェックです。

具体的な材質は分かりませんがメタル感のあるボディで、キーボードも端まで配置されており、かっこいい見た目です。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの正面写真

 

天板には、DAIVのロゴが入っています。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの天板写

 

ボディは薄型です。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの薄さの写真 DAIV Z4-A9A01SR-Bの薄さの写真その2

 

ポート類は下の通りです。背面のUSB4ポートと、左側面のUSB3.1 Type-CポートはどちらもPowerDeliveryと、DisplayPortに対応していますし、また、有線LANポートや、フルサイズのSDカードリーダーもあり、ポート類は揃っています。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの側面の写真 DAIV Z4-A9A01SR-Bの側面の写真その2DAIV Z4-A9A01SR-Bの背面写真

 

SDカード挿入後の出っ張りはあります。

SDカード挿入後

 

スピーカーの音質は割と良く、ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー写真

 

Webカメラは200万画素の解像度で、画質は普通です。顔認証にも対応しています。

Webカメラの写真

 

ヒンジは180度近くまで開きます。

DAIV Z4-A9A01SR-Bのヒンジを最大まで開いたときの写真

 

底面です。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの底面写真

 

内部はご覧のようになっています。1つの冷却ファンと1つのヒートパイプが搭載されています。

DAIV Z4-A9A01SR-Bの内部の写真

 

メモリはスロット式なので交換することが可能です。

DAIV Z4-A9A01SR-Bのメモリの写真

 

M.2 2280 SSDが搭載されています。

DAIV Z4-A9A01SR-BのSSDの写真

 

もう1つSSDのスロットがあります。

DAIV Z4-A9A01SR-BのSSDの写真

 

ACアダプターは、100Wと大きめの容量ですが、コンパクトで持ち運びに便利です。

DAIV Z4-A9A01SR-BのACアダプターとACケーブルの写真 DAIV Z4-A9A01SR-BのACアダプターの写真

 

まとめ

以上が、DAIV Z4-A9A01SR-Bのレビューでした。

約1.14kgと軽く持ち運びに便利な、クリエイター向けモバイルノートPCです。

CPUには、モバイルノートPCとしては性能の高いRyzen AI 9 365を搭載し、大容量メモリ、大容量SSDを搭載することもできます。

外部GPUは搭載していないので、3D CGや4K動画の凝った編集などは適しませんが、それほど重くないクリエイティブワークなら快適にこなせるスペックです。その代わり、外部GPUを搭載したノートPCに比べて非常に軽く、バッテリー駆動時間も長めです。

ディスプレイは、1920x1200とそこまで高い解像度ではありませんが、100% sRGBクラスの広めの色域で、非光沢なので映り込みも低減されており、見やすいです。

メモリはスロット式で、SSDは最大2台まで搭載することができるので、拡張性も高いです。

 

Ryzen AI 9搭載で約1.14kgと軽量

DAIV Z4-A9A01SR-B

DAIV Z4-A9A01SR-Bの小さい写真

特徴

  • Ryzen AI 9 365の高めのCPU性能
  • 大容量メモリ・大容量SSDを搭載可能
  • 約1.14kgと軽量

こんなあなたに

  • 外出先でクリエイティブワークをしたい方 
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