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マウスコンピューター DAIV R6-I7G60SR-Aの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13650HX
グラフィックス GeForce RTX 4060
メモリ 最大 64GB DDR5
ストレージ 最大 2TB SSD x3
画面サイズ 16型 16:10
画面種類 2560x1600 非光沢液晶
質量 約2.37kg
バッテリー 53.35Wh
価格[税込] 24万円台~
100% DCI-P3で非光沢の液晶

DAIV R6-I7G60SR-Aは、100% DCI-P3で非光沢のディスプレイを搭載したクリエイター向けノートPCです。

広色域ディスプレイを搭載したノートPCは、光沢液晶であることが多いですが、この製品は非光沢なので映り込みが少なく作業がしやすいです。

CPUおよびグラフィックスも十分なスペックで、クリエイター向けソフトも快適に動くでしょう。

SSDを最大2つ搭載することができるのも特徴です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-13650HX、GeForce RTX 4060、16GBメモリ、500GB SSD

 

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目次

お忙しい方は、「DAIV R6-I7G60SR-Aの特徴」のみお読みください。

 

DAIV R6-I7G60SR-Aの特徴

DCI-P3 100%で非光沢のディスプレイを搭載

DAIV R6-I7G60SR-Aの大きな特徴は、DCI-P3 100%クラスの色域で、なおかつ非光沢液晶を搭載している点です。

DCI-P3 100%クラスの色域のディスプレイを搭載したノートPCは、最近は、光沢の有機ELディスプレイを採用しているケースが多いです。しかし、光沢だと映り込みがあり、有機ELだとフリッカー(ちらつき)がある場合が多いので、仕事で使うには躊躇するという方も少なくないと思います。

一方、本製品は、広色域でありつつ、フリッカーも無く、映り込みも低減されているため、クリエイティブ作業がしやすいです。

広色域で、フリッカーもなく、映り込みも低減

 

人気のミドルスペック構成

DAIV R6-I7G60SR-Aは、ディスプレイの品質が高いだけでなく、インテル第13世代のCore i7-13650HXおよびGeForce RTX 4060 Laptopの人気のミドルスペック構成で、クリエイティブ作業も快適です。

最新の第14世代のCPUはあまり流通していないのか、1世代前のCPUの在庫が余っているのか分かりませんが、割と多くのクリエイター向けノートPCが、第13世代インテルCoreを搭載しています。その代わり、価格は抑えられていますし、性能もそこまで劣るわけではありません。

クリエイティブ作業も快適にできるスペック

 

また、本製品は、トリプル冷却ファンを搭載し、冷却面でも安心です。

トリプル冷却ファンを搭載

 

なお、一番小さいファンは、真ん中に配置されており、どこから排気するのか気になりましたが、基盤の1段上を通るように排気されていました。

一番小さいファンの排気

 

トリプルSSD構成が可能

DAIV R6-I7G60SR-Aは、合計3つもSSDを搭載することが可能です。

初期構成ではSSDが1つ搭載されており、残り2つはカスタマイズ画面からオプションで追加することが可能です。

もしくは、底面カバーを開けられる方であれば、自分でAmazonなどでM.2 SSDを購入して増設してもいいでしょう。

最大3つのSSDが搭載可能

 

やや残念な点

DAIV R6-I7G60SR-Aのやや残念な点としては、Type-Cポートが、Thunderbolt 4またはUSB4に対応していない点です。Type-Cポートは2つありますが、どちらも最大10GbpsのUSB3.1となっています。外付けで、40Gbpsの対応の外付けSSDを繋ぎたい方は、やや不満に感じるかもしれません。

また、SDカードスロットがありません。クリエイター向けのノートPCなので、SDカードスロットは欲しかったです。SDカードの内容を読み込むときは、外付けのSDカードリーダーなどが必要となります。

 

ディスプレイのチェック

DAIV R6-I7G60SR-Aのディスプレイは、16型、2560x1600(16:10)、DCI-P3 100%、240Hzの液晶を搭載しています。前述の通り、広色域で、非光沢で作業がしやすいディスプレイです。また、240Hzの高リフレッシュレートに対応しており、ゲームも快適です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は下の表の通りです。最大輝度は、当サイトの計測では531cd/m2と高いです。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 97%
Adobe RGBカバー率 85%
ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ディスプレイのガンマ補正曲線を確認すると、青色がやや強めに発色していますが、わずかです。画像編集などをする方は、キャリブレーションツールで色補正してもいいでしょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)があるかどうか確認しましたが、フリッカーはありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

DAIV R6-I7G60SR-Aのキーボードのチェックです。

キーピッチは、横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.3mmです。キートップはほぼフラットで指のフィット感がイマイチですが、極端に小さいキーもなく、普通の打ち心地だと思います。

テンキーも搭載していますが3列なので、「+」などのキーの位置がやや異なります。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

DAIV R6-I7G60SR-Aのパフォーマンスをチェックします。

この製品は、「Mouse Control Center」のパワーセッティングで、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランスモード」と最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンスモード」で計測した結果を掲載しています。

Control Center

 

CPU

CPUには、インテル第13世代のCore i7-13650HXを搭載しています。プロセッサー・ベース・パワー(PBP)は、55Wとなっています。

バランスモードの場合、PBPとほぼ同じCPU電力で推移しており、Core Ultra 7 155Hと同等程度の高めのスコアでした。

パフォーマンスモードにすると、CPU電力は110W前後まで上昇し、HシリーズのCore i9-13900Hと同じくらいのスコアが出ていました。非常に高い性能です。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13650HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893
Core i7-13650HX 19604 [パフォーマンスモード]
14881 [バランスモード]
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i7-13620H 15935
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
Core Ultra 7 155U 8578
Core Ultra 5 125U 8461
Core i5-1335U 8249
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-13700HX 1868
Core i7-13650HX 1852 [パフォーマンスモード]
1851 [バランスモード]
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i7-13620H 1806
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Core Ultra 7 155U 1634
Core Ultra 5 125U 1597
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 5 7535HS 1463
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、帯域幅は広めです。初期メモリは16GBですが、32GBまたは64GBへカスタマイズすることも可能です。

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載しています。

メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーは105Wとなっており、標準的な数値です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下の通りです。

パフォーマンスモードにした場合は、140WのRTX 4060に近いベンチマークスコアが出ていました。高いスコアです。バランスモードでも十分高めのスコアです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10665
RTX 4060 105W 10364 [パフォーマンスモード]
105W 8925 [バランスモード]
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。ただし、書き込み速度がPCIe Gen 4 SSDにしてはあまり速くありません。カスタマイズ画面で、「SAMSUNG PM9A1」の高速SSDへ変更することもできるので、ストレージの速度を重視するなら、SAMSUNG PM9A1のSSDがいいでしょう。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
4338
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは非搭載です。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。パフォーマンスモードで計測しています。

CPUもグラフィックスも比較的高めの性能なので、多くのクリエイター向けソフトの処理が、比較的速いです。また、もっと速いSSDにすれば、処理ももっと速く終わるでしょう。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroom Classicは、書き出しにGPUを使用することもできますが、今回は、GPUを使わないほうが書き出しは速かったです。ただ、CPUの負荷が減るので、GPUを使用して書き出しても構わないと思います。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13650HX 58秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
61秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H 65秒
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshopによる各種処理時間
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Ryzen 7 8845HS
RTX 4060(115W)
55秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
56秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (140W)
57秒
Core i7-13620H
RTX 3050(95W)
58秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 2分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
4分06秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Core i7-13650HX 1分40秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1分40秒
Core i7-13620H 1分48秒
Core i5-13450HX 2分06秒
Core i5-13500H 2分35秒
Core Ultra 7 155H 3分13秒
Ryzen 7 8845HS 3分27秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
3分58秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13650HX 6分36秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13620H 7分02秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ゲーミングノートPCではありませんが、高リフレッシュレート液晶を搭載していることもあり、ゲームも割と快適にプレイ可能です。

当サイトにて計測した各ゲームの平均フレームレートは下の通りです。1920×1080の解像度であれば、グラフィック品質を最高設定にしても、60 fps以上出ているゲームが多く、快適にゲームができます。60 fpsを下回るゲームも、少しグラフィック品質設定を下げれば、快適にプレイすることができるでしょう。

ディスプレイ解像度と同じ2560×1600にしても、グラフィック品質を中または高設定にすれば、60 fps以上が出ています。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 95 fps
2560x1600 94 fps
最高 72 fps
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 61 fps
2560x1600 74 fps
ウルトラ 43 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高 47 fps
2560x1600 68 fps
最高 28 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 ウルトラ 94 fps
2560x1600 72 fps
ウルトラ 51 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 101 fps
2560x1440 標準品質 99 fps
高品質 75 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 122 fps
2560x1440 110 fps
最高 80 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 109 fps
2560x1440 127 fps
ウルトラ 70 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 121 fps
2560x1440 高(ノート) 107 fps
最高品質 72 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 207 fps
中設定 176 fps
最高設定 101 fps
2560x1440 低設定 124 fps
中設定 104 fps
最高設定 58 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
308 fps
2560x1440 267 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 203 fps
2560x1440 低設定 203 fps
高設定 144 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 399 fps
2560x1440 高設定 348 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 194 fps
2560x1440 中型 130 fps
ウルトラ 225 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

DAIV R6-I7G60SR-Aは、2つのUSB Type-Cポートを備えています。背面のポートは映像出力に対応し、右側面のポートはPower Deliveryに対応しています。

PD充電器は、45Wの小さな容量のものでも使うことができましたが、このPCはスペックが高く消費電力もそれなりにある製品なので、大きめの容量のPD充電器を使うといいでしょう。

背面のUSB3.1 Type-Cポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III ×
65W Lenovo GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
右側面のUSB3.1 Type-Cポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4K/120HzのモニターへHDMIで接続してみましたが、問題なく表示することができました。モニターが対応していれば、10ビットや12ビット表示も可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

DAIV R6-I7G60SR-Aの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.37kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。それほど軽くはありません。どちらかと言えば、据え置きで使用する方におすすめです。ただ、デスクトップPCよりは遥かに持ち運びやすいので、たまに出張へ持って行く程度であれば、対応できます。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.369kg
ACアダプター+電源ケーブル 681g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV R6-I7G60SR-Aのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は53.35Whと普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。バッテリー容量が大きくなく、消費電力が高めであることもあり、バッテリー駆動時間は短めです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約3時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約2.5時間
(3) 動画編集時の動画プレビュー 1時間11分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)~(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、約200万画素のFHDカメラが搭載されており、映りはまずまずです。

なお、物理的にカメラを隠すシャッターのようなものは搭載されていません。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーの音質は普通です。ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

バランスモードの場合、最初のブースト時を除くと、約55WのCPU電力で推移しています。このときのCPU温度は約70℃なので、問題ありません。

パフォーマンスモードの場合、約110Wとかなり高くなりますが、CPU温度が100℃近くにまで上がります。110Wは高すぎるので、もう少し低めのCPU電力でも良かったかなと思います。CPUの劣化が心配なので、基本的にはバランスモードで使ったほうが無難です。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。ゲームではなく、動画編集や3D CG制作など、CPUとdGPUの両方に負荷がかかる場合にも参考になると思います。

どちらのモードも、問題ない範囲の温度でした。

  • バランスモード
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。こちらは、バランスモードで計測しています。

アイドル時や低負荷時、中負荷時はそこまでうるさくありませんが、高負荷時は大分うるさくなります。

騒音値
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[4K動画編集]
高負荷時
[4K動画書き出し]
約23dB 約23dB 約32dB 約49dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の4K動画をプレビュー再生した時
高負荷時:Premiere Proで、4K動画を書き出している時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

割と厚みのあるPC本体であるため、そこまで表面温度は高くなりません。右側のパームレストの下にSSDがあり、そこの温度がやや上がりますが、ギリギリ手のひらが触れなかったので、熱さは感じませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

性能が高めのパーツを搭載しているので、消費電力もやや高めです。

消費電力
アイドル時 中負荷時
[4K動画編集]
高負荷時
[4K動画書き出し]
14W 54W 151W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

DAIV R6-I7G60SR-Aの外観のチェックです。

ボディは樹脂製だと思います。パームレスト部分はシルバーなので、指紋などは目立ちにくいです。

 

天板もシルバーで、薄くDAIVのロゴが入っています。

 

高さは約27.5mmと、普通のノートPCと比べると厚みがありますが、そこまで気にはならないでしょう。

 

側面のポート類はご覧のようになっています。SDカードスロットがないのが残念です。

 

ヒンジは下図の角度まで開きます。180度は開きません。

 

底面にはたくさんの吸気口があります。こちらはシルバーではなく、ブラックのカラーです。

 

PCの内部はご覧のようになっています。3つの冷却ファンを搭載しているのが特徴的です。

 

メモリはスロット式なので、交換可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。隣にもスロットがあります。

 

また、こちら側にも1つ空きスロットがあり、SSDを増設可能です。

 

ACアダプターは、230Wです。サイズは大き目ですが、薄型なので、カバンには入れやすいと思います。

 

まとめ

以上が、DAIV R6-I7G60SR-Aのレビューです。

広色域で非光沢のディスプレイを搭載している点が大きな魅力です。最近の広色域ディスプレイは、光沢で有機ELのディスプレイを採用していることが多いですが、これだと映り込みとフリッカーが気になる方もいるでしょう。本製品であれば、そのどちらも無いので作業がしやすいです。

CPUおよびグラフィックスは、人気のミドルスペック構成で、多くのクリエイティブ作業が快適です。

また、SSDを最大3つ搭載することができるのもメリットです。購入時にカスタマイズ画面から3つ搭載してもいいですし、後から自分で増設してもいいです。ただし、パーツの増設については自己責任でお願いします。

ただし、Thunderbolt4ポートが無い点、SDカードスロットが無い点は、やや残念でした。ここが気にならなければ、主に据え置きで使うクリエイター向けノートPCとしておすすめです。

 

100% DCI-P3で非光沢の液晶

DAIV R6-I7G60SR-A

特徴

  • 広色域・非光沢ディスプレイ
  • GeForce RTX 4060のグラフィックス
  • 最大3つのSSDが搭載可能

こんなあなたに

  • 広色域ディスプレイで作業したい方
  • 主に据え置きで作業をする方
公式サイトはこちら

 

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