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安心ブランドのdynabook PZ/MYの実機レビュー

CPU | Core i5-1334U Core i7-1355U |
---|---|
メモリ | 16GB |
SSD | 256GB / 512GB |
画面サイズ | 16型 16:10 |
画面種類 | 1920×1200 非光沢 |
質量 | 約1.85kg |
バッテリー | 42.51Wh |
価格[税込] | 11万円台~ ※ |
※ シークレットサイト価格
dynabook PZ/MVは、国内有名メーカーで安心感のあるdynabookの一般ユーザー向けノートPCです。
今回の新機種では、自分でバッテリー交換ができるようになりました。数年後にバッテリー駆動時間が短くなってきたときに便利です。
また、ディスプレイの画面比が16:10になったのも改善ポイントです。
ポートの種類も多く、ビジネス用途でも不足はないでしょう。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は、以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-1355U、16GBメモリ、512GB SSD
このページをご覧の方だけに
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目次
お忙しい方は、「dynabook PZ/MYの特徴」のみお読みください。
dynabook PZ/MYの特徴
安心感のあるdynabookのホームノートPC
dynabook PZ/MYは、国内で高い知名度のdynabookシリーズのホームノートPCです。
旧TOSHIBAの時からノートPCはdynabookを使い続けているという方や、国内で知名度の高いメーカーのノートPCがいいという方におすすめの機種です。

バッテリー交換が可能
今回の機種から、自分で簡単にバッテリーを交換することができるようになりました。バッテリーがヘタったときに、わざわざメーカーまで送って交換してもらう必要がありません。

ディスプレイが16型16:10に
また、今回のモデルから、ディスプレイの画面比が16:10になり、従来の16:9より縦方向の比率が上がりました。Webページなどの縦長のコンテンツが見やすくなっています。
また、それに伴い画面サイズが15.6型から16型になっています。

メモリ交換がしやすい
dynabook PZ/MYの底面には、小さなカバーがあり、そこを開けるとメモリスロットがあります。底面カバーをすべてはずさなくてもメモリの交換ができるので便利です。
ただし、本製品は初期構成はメモリが1枚しか搭載されていません。シングルチャネルとなるため、メモリの帯域が狭いです。メモリの帯域が狭いとグラフィック性能がかなり落ちてしまうので、それが嫌ならメモリを1枚増設するといいでしょう。

ポート類が充実
ポート類はかなり充実しています。Thunderbolt4やHDMIはもちろん、LANポート、SDカードスロットまで搭載しています。ビジネス用途でも困ることはないでしょう。


やや残念な点
やや残念な点としては、キーボードバックライトがない点、顔認証および指紋認証に対応していない点です。ただ、このあたりは、不要な方も多いでしょう。
CPUが、1つ前の機種から変わっていません。世代の古いCPUなので性能はそこまで高くありません。ただ、軽い作業しかしないのであれば、問題ないでしょう。
また、ボディは、ブラスチック製で、凹凸があり、ややビジネス感のある外観です。その代わり、価格は安く抑えられているので、外観を気にしない方には逆にメリットかなと思います。


各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | CPU性能は高くありませんが、問題なく使えるでしょう。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ○ | ディスプレイがあまり色鮮やかではありませんが、スペック面では十分です。スピーカー音は普通です。 |
RAW現像 画像編集 |
△ | 色域が狭いので画像編集向きではありません。 |
動画編集 | △ | 動画編集には適した製品ではありません。もし、簡単な動画編集をしたいなら、メモリを1枚増設して、デュアルチャネルにすることをおすすめします。 |
ゲーム | △ | ゲーム向きのPCではありません。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、事務機としてなら十分な品質ですが、色域が狭いので、画像や映像はそこまで綺麗ではありません。詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
なお、液晶は、パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は61%でした。最大輝度は、当サイトの計測では321cd/m2とやや高めです。

ガンマ補正曲線を確認すると、青と赤が強めに発色しているのが分かります。

視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じません。

PWM調光によるフリッカーはありませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードの打ちやすさは普通です。
キーストロークは割とあり、キーピッチも十分あり、「Backspace」キーや「Enter」キーが大きい点は良かったです。テンキーも十分なキーサイズです。
ただし、キーを押したときにやや衝撃を感じます。もう少し底付きの衝撃が軽減されていると良かったです。また、「半角/全角」キーが小さいので押しにくいです。
キーボードバックライトは搭載されていません。

※画像をクリックすると拡大できます

パフォーマンスのチェック
dynabook PZ/MYのパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、第13世代のインテルCoreで世代が古いです。性能もそれほど高くありません。
ただ、ウェブ閲覧や、Officeの使用くらいの用途であれば、問題なくこなせる性能です。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能は高くありませんが、Web閲覧、Officeの使用などの一般的な用途であれば十分こなせる性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NPU
NPUは搭載されていません。
ストレージ
ストレージは、まずまずの速さです。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。ただし、スロットのアクセス速度は遅いです。
~ SDカードスロット性能 ~


質量のチェック
dynabook PZ/MYの質量は、16型ノートPCとしてはやや軽いですが、外へ持ち運ぶのに適した重さではありません。
質量 | |
PC本体 | 1.805kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 261g |
バッテリー駆動時間のチェック
dynabook PZ/MYのバッテリー駆動時間は短めです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 約8.0時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 約5.0時間 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 3時間32分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
CPU電力は、プロセッサーのベースパワー通りの15Wで推移しており、CPU温度は低めです。

静音性のチェック
アイドル時は静かですが、ちょっとした負荷でも、動作音が上がりやすいです。全体的に普通の静音性かなと思います。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約20dB | 約30dB | 約34dB | 約41dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
温度は低めなので、問題ありません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
消費電力も低めです。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
7W | 11W | 21W | 27W |
※PCの状態は「表面温度のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
dynabook PZ/MYの外観のチェックです。
樹脂製のボディで、ビジネスPC感のある外観です。

天板です。

ボディは薄いです。


スピーカーの音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラの映りは普通です。シャッターも搭載しています。


※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
前述の通り、ポート類は豊富です。


ヒンジが開く最大の角度は下図の通りです。

底面です。前述したように、バッテリー交換が可能です。また小さいカバーを開けるとメモリ交換も可能です。

CPU冷却ファンは1つ、ヒートパイプも1つです。空いているM.2スロットはありません。2.5インチストレージの増設もできません。

ACアダプターは、65Wです。

まとめ
以上が、dynabook PZ/MYのレビューでした。
旧TOSHIBAの時からノートPCはdynabookを使い続けているという方や、国内で知名度の高いメーカーのノートPCがいいという方におすすめの機種です。
価格は11万円台からとなっており、NEC、富士通、dynabookの3大メーカーの中では、安い点もポイントです。
新機種では、バッテリー交換ができるようになりました。バッテリーがヘタったときに自分で交換できるのは便利です。
メモリ交換もしやすいです。
また、ディスプレイの画面比が16:10になっており、作業がしやすくなりました。ただし、ディスプレイの色域は狭いです。
また、ボディは樹脂製で、ビジネス感があり、チープ感はあります。その代わり、価格は抑えらえているので、外観にこだわりがない方には、コスパが高くいい製品だと思います。
安心のdynabookパソコンが11万円台~
dynabook PZ/MY

特徴
- 安心のdynabookブランド
- バッテリー交換やメモリ交換がしやすい
- 割と安い
こんなあなたに
- 国内有名メーカーのノートPCの方が安心できる方
- 外観はそれほど気にしない方
- 価格11万円台~
このページをご覧の方だけに
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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