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レノボ ThinkPad X1 Carbon Gen 12の購入レビュー

更新日:

レノボ様より、
ThinkPad X1 Carbon Gen 12が
最大1万円OFFとなるクーポンをいただきました。

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クーポンコード:LENOVOHIKAKU0731

※カスタマイズ可能モデルのみ有効
※2024年7月31日まで

↓↓↓

こちらのリンクからご購入下さい。

CPU Core Ultra 5 125U
Core Ultra 7 155U
Core Ultra 5 135U vPro
Core Ultra 7 165U vPro
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ 16GB / 32GB / 64GB
ストレージ 最大 2TB SSD
液晶サイズ 14型 16:10
液晶種類 1920x1200 IPS
2880x1800 OLED など
質量 約1.08kg~
バッテリー 最大 約35.4時間 (57Wh)
価格[税込] 22万円台~
ビジネスパーソンに人気のノートPC

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、人気の高い14型モバイルノートPCです。特に、ビジネスパーソンからの支持が厚く、仕事ができる人が使っているイメージです。

CPUやディスプレイの種類が多く、作業内容に合ったものを選びやすいです。また、打ちやすいキーボードやトラックポイントを備えていますし、4G LTE / 5G対応も選択することができます。

全体的なバランスが良く、大切なビジネス用途にも安心して使用することができるでしょう。

ただし、CPUのパフォーマンスはそこまで高くはありません。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 5 125U、16GBメモリ、512GB SSD、WUXGA IPS 非タッチ

 

セール情報

以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。

 

the比較限定クーポン(X1 Carbon用)

レノボ様から人気のモバイルノートPC『ThinkPad X1 Carbon』が最大10,000円OFFとなるクーポンをいただきました。

レノボ ThinkPad X1 Carbon

 

目次

お忙しい方は、「ThinkPad X1 Carbon Gen 12 の特徴」のみお読みください。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 12の特徴

人気の高い14型モバイルノートPC

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、ThinkPadシリーズのフラグシップ機であるThinkPad X1 Carbonの最新機種(2024年モデル)です。人気の高いモバイルノートPCですが、特にビジネスユーザーから高い支持を得ています。そのため、本機器を使っているだけで、仕事ができる人というイメージを持ってもらえるかもしれません。

モバイルノートPCとしてはやや大きめで作業がしやすい14型ディスプレイを搭載しながら、約1.08kgからと持ち運びがしやすいです。その他、性能や機能を含め全体的なバランスが良く、宅内でも、外でもこの1台で快適に作業を行うことができるでしょう。

約1.08kg~と持ち運びがしやすいボディ

 

22万円台から(2024年4月19日時点)という価格は、高く感じるかもしれませんが、実は他の国に比べるとかなり安いです。例えば、Core Ultra 5 125U、16GB、256GB SSDの構成が、米国では1999.2ドルとなっていました。記録的な円安が進んでいるので、日本円に換算すると約30万円になるのですが、同じ構成を日本では22万円台で購入することができます。従来モデルと比べても特に価格は上がっていません。考えようによっては、ThinkPad X1 Carbon Gen 12をお得感が高く購入することができるチャンスだと思います。

海外の価格と比べるとかなり安い

 

「Core Ultra」シリーズを搭載

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、インテルの最新CPUである「Core Ultra」シリーズプロセッサーを搭載しています。

「Core Ultra U」と「Core Ultra H」シリーズを選択することができますが、執筆時点では、国内販売モデルで選ぶことができるのは「Core Ultra U」シリーズのみでした。

 

今回は、Core Ultra 5 125U搭載モデルをチェックし、ベンチマークテストでは下のグラフのような結果となりました。第13世代Core i5-1335Uを搭載した旧モデルで計測したスコアを少し超えるぐらいの性能です。最近のノートPCとしては、それほど高い性能ではありませんが、一般的なビジネス向けのソフトなどを動かすのには十分な性能です。

スリムタイプのモバイルノートPCで、放熱性がそれほど高くないことを考えると、上位のCPUを選択しても、そこまで処理性能が高くなるか分かりません。個人的には、Core Ultra 5 125Uぐらいがちょうどいいのかなと思います。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core Ultra 7 155H 14073
Core Ultra 5 125H 12239
Core i7-1360P 9720
Core Ultra 5 125U 8730 [本機器で計測]
Core i5-1335U 8249 [旧モデルで計測]

 

ディスプレイの選択肢が多い

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、ディスプレイの選択肢が多く、以下のような5種類のディスプレイから用途に合ったものを選ぶことができます。

ディスプレイの選択肢

 

大別すると、WUXGA(1920x1200)のIPS液晶と、2.8K(2880x1800)の有機ELディスプレイ の2種類です。WUXGA液晶は100%sRGB、2.8K有機ELは100%DCI-P3の色域で、色鮮やかな表示が可能な質の良いディスプレイです。

今回は、最も標準的なWUXGA液晶(マルチタッチ非対応、省電力)を搭載したモデルをチェックしました。非光沢で、フリッカーの発生もなく、長時間の作業にも使いやすい液晶でした。ウェブ検索や、Officeソフトでの作業がメインであれば、こちらの液晶を選ぶといいです。

画像や映像を高精細・色鮮やかな表示で見たい方は、2.8K有機ELディスプレイを選ぶといいでしょう。

見やすいWUXGA液晶

 

キーボードが打ちやすい

ThinkPadシリーズの特徴でもありますが、ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、打ちやすいキーボードを搭載しています。

レノボのIdeaPadシリーズや、ThinkBookシリーズと違って、一つの枠に複数のキーが配置されている部分がありません。「半角/全角」キーや、「Backspace」キーなども押しやすいサイズです。キートップが大きくカーブしており、指へのフィット感がいいですし、適度な打鍵感もあり、ノートPCのキーボードの中では打ちやすいです。

また、「Fn」キーと、「Ctrl」キーの位置が入れ替わり、一般的な並びになりました。初めてThinkPadシリーズを使う方は違和感なく使うことができるでしょう。従来の「Fn」キーが端にある並びに慣れている方は、「Lenovo Vantage」のアプリで「Fn」キーと「Ctrl」キーを入れ替えるといいです。

打ちやすいキーボード
キートップが大きくカーブしており、指になじむ

 

感圧式トラックパッドが登場

ThinkPadシリーズと言えば、赤いポッチのトラックポイントと、タッチパッドの上部にクリックボタンを備えたトラックパッドが一つの特徴となっています。

ThinkPad X1 Carbon Gen 12でも、これらを備えており、ホームポジションから手を大きく動かすことなく、マウス操作を行うことができ、便利です。

トラックポイントと、トラックパッド(感圧式)

 

新モデルでは、感圧式のクリックパッドをオプションで選択することができるようになりました。今回、普段からX1 Carbonを使用している筆者が、この感圧式クリックパッドを何日か使ってみました。

いつもと若干感覚が違うので最初は違和感がややありましたが、慣れれば特に問題なく操作することができるようになりました。

ただ、右手のみで、真ん中のクリックパッドを押しながらトラックポイントを操作して画面をスクロールさせるときに、手のひらが触れやすく、そうするとスクロール操作に失敗するので、そこだけ気を付けながら使うといいと思います。

スクロール時に手のひらが触れて動かないことも

 

従来と同じ3ボタンクリックパッドも選ぶことができます。ThinkPad X1 Carbonを継続して使っているユーザーなど、使い心地が変わることに抵抗を感じる方はこちらを選ぶといいでしょう。

従来のトラックパッド

 

感圧式クリックパッドは追加料金を払う必要がありますが、そこまで便利になるわけではないので、基本的には3ボタンクリックパッドでいいと思います。

トラックパッドのカスタマイズ画面

 

4G LTE / 5Gモジュールが選択できる

ThinkPad X1 Carbon Gen 12では、4G LTEや5Gモジュールを選択することができます。

4G LTE / 5Gモジュールを搭載していれば、格安SIMなどを活用することで、外出先でも手軽にインターネット接続を利用することができます。スマホのテザリングでつなぐよりも簡単です。外でメール、ウェブ検索、クラウドストレージなどを利用することが多い方は、4G LTE / 5Gモジュール搭載をおすすめします。

それほど通信速度にこだわらないのであれば、4G LTEでも十分だと思います。

WWANのカスタマイズ画面

 

コミュニケーションバー搭載の新デザイン

ThinkPad X1 Carbon Gen 12では、ディスプレイ上部にコミュニケーションバーを搭載し、少し出っ張っています。

ThinkPad Zシリーズで先行して導入された新デザインですが、これからのThinkPadシリーズに共通するスタイルとなるようです。

ThinkPadシリーズはデザインがあまり変化しないのですが、見た目で最新機種と分かるのはちょっと嬉しいです。

コミュニケーションバー

 

LANポートやSDカードリーダーは非搭載

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、下図のようなポート類を備えています。

USB-Cポートは、Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPortに対応しているので、宅内ではThunderboltドックなどを使って、外部モニターや、外付けのキーボード・マウスとケーブル1本でつなぐこともできます。

ただし、有線LANポートや、SDカードリーダーはありません。これらを必要とする方は、別途アダプターやドングルなどを用意する必要があります。

インターフェイス

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
「Core Ultra」シリーズを搭載し、十分なスペックです。画面比16:10の14型ディスプレイは質が良く、快適に作業を行うことができます。
動画鑑賞 どのディスプレイでも色鮮やかな表示で映像を楽しむことができます。スピーカーは、最大音量、音質ともに従来モデルより向上しており、快適に動画鑑賞を行うことができます。
RAW現像
画像編集
色域が広めのディスプレイを搭載しています。処理性能が特別高いわけではありませんが、外出先での画像編集は問題なくこなせます。
動画編集 △~○ CPU内蔵グラフィックスとしてはやや高めの性能を備えています。FHD動画の簡単な編集であればある程度快適に行えます。ただし、本格的に動画編集を行いたい方は、GeForce RTXシリーズなどの外部GPUを搭載した機種の方がおすすめです。
ゲーム 軽めのゲームであれば、画質を落とすことで遊ぶことができるタイトルもあるでしょう。ただし、本格的にゲームをしたいのであれば、ゲーミングノートPCの方がおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12では、以下のような5種類のディスプレイがあり、用途に合ったディスプレイを選ぶことができます。

ThinkPad X1 Carbon Gen 12のディスプレイ

(1) WUXGA (1920x1200), IPS, 光沢なし, 100%sRGB, 400nit, 60Hz

(2) WUXGA (1920x1200), IPS, 光沢なし, マルチタッチ, 100%sRGB, 400nit, 60Hz

(3) WUXGA (1920x1200), IPS, 光沢なし, 100%sRGB, 500nit, 60Hz, Privacy Guard

(4) 2.8K (2880x1800), 有機EL, 光沢なし, 100%DCI-P3, 400nit, 120Hz

(5) 2.8K (2880x1800), 有機EL, 光沢なし, マルチタッチ, 100%DCI-P3, 400nit, 120Hz

 

(1)は最も標準的なディスプレイです。(2)は、マルチタッチに対応なので、画面に指でタッチしてスクロールなどの操作をすることができます。(3)は、プライバシーガード付きです。公共の場所で使うことが多く、覗き見されたくない方に適しています。ただし、プライバシーガード付きの液晶は正面から見た場合でも四隅がやや暗く感じる傾向があるので、画面の見やすさは(1)や(2)のディスプレイの方が上だと思います。(4)は2.8Kと解像度が高く、広色域の有機ELディスプレイです。画面を広く使って効率よく作業をしたい方や、画像や動画を精細で、より色鮮やかな画面で見たい方に向いています。(5)は、マルチタッチに対応した、2.8Kの有機ELディスプレイです。

個人的には(1)か(4)のディスプレイがおすすめです。

 

今回は、(1)のWUXGA液晶搭載モデルをチェックしています。

非光沢で、フリッカーの発生もなく、長時間の作業にも適した、見やすい液晶でした。色域も広めなので、ウェブページの写真やネット動画などもオリジナルに近い鮮やかな色で見ることができます。高解像度のディスプレイを必要としないのであれば、多くのユーザーに選ばれる液晶だと思います。詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトでの計測では、sRGBカバー率99.6%でした。仕様通り、広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では397cd/m2と高めです。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1に近い直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢ディスプレイなので、周囲の物や光の映り込みは抑えられています。ギラつきはほとんど感じませんでした。

画面への映り込み

どの輝度でも、フリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12のキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは横:約19mm強、縦:約19mm、キーストロークは約1.5mmでした。

キートップが大きく湾曲しており、指なじみが良く、ノートPCのキーボードとしては打ちやすいです。「半角/全角」キー、「Backspace」キー、「Enter」キーも押しやすいサイズです。なお、「Enter」キーの横に位置する幾つかのキーのサイズが少し小さいので、手が大きめの方はこの辺りがやや狭く感じるかもしれません。ただ、手の大きさが小さめ~普通の方にとっては、それほど気にならないと思います。

ThinkPadシリーズのキーボードでは、「Fn」キーと「Ctrl」キーが、一般的なキーボードとは逆になっており、賛否が分かれる部分でしたが、本機器では一般的な配列に戻りました。「Fn」キーが端にある並びに慣れている方は、「Lenovo Vantage」の設定で入れ替えるといいでしょう。

また、以前は「Alt」と「PrtSc」が並んでいましたが、新しいキーボードでは離れてしまいました。並んでいた配列の方が「Alt」+「PrtSc」でスクリーンショットが撮りやすかったので、少し残念です。

タッチパッドの使いやすさは普通です。トラックポイントでのカーソル移動はしやすいです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図
トラックポイントの拡大図

 

前述したようにクリックパッドは、感圧式クリックパッドと3ボタンクリックパッドがあります。基本的には3ボタンクリックパッドを選ぶのがいいと思います。

新しい感圧式クリックパッド
従来の3ボタンクリックパッド

 

トラックポイントをワンクリック、またはダブルタップすることで、下図のようなクイックメニューを表示することができます。

クイックメニュー

 

キーボードバックライトを搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12のパフォーマンスをチェックします。

本機器では、インテリジェント・クーリング機能がWindowsの電源管理機能と統合されています。ここでは、デフォルトの「バランス」と、最も高いパフォーマンスが出る「最適なパフォーマンス」で計測したベンチマークスコアを紹介します。

電源スマート設定
電源モード

 

CPU

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、最新のインテル「Core Ultra」プロセッサーを搭載しています。仕様を確認すると、下図のように、PBP:28WのCore Ultra Hシリーズと、PBP:15WのCore Ultra Uシリーズの計6種類のプロセッサーから選択することができます。

ただし、現時点における国内販売モデルでは、PBP:15WのCore Ultra Uシリーズプロセッサーのみ選択することができました。

搭載可能なCPUの仕様一覧
※画像をクリックすると拡大できます

 

 

今回は、Core Ultra 5 125U搭載モデルをチェックしており、ベンチマークの結果は以下の通りです。

マルチコアでは、第13世代Core i5-1335Uの代表的なスコアを少し超える数値でした。特別高い処理性能ではありませんが、持ち運びやすさと、安定した動作を重視したモバイルノートPCとしては、十分な性能だと思います。

シングルコアでは、こちらも最近のインテルCPUとしては、そこまで高いスコアではないものの、問題のないレベルだと思います。

なお、動作モードによって、実際のパフォーマンスは大きく変化します。ウェブ閲覧などのライトな用途であれば「バランス」モードでもいいですが、重めの処理行ったり、複数のアプリを同時に起動して作業を行ったりする場合は、「最適なパフォーマンス」モードで使用するといいでしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core Ultra 5 125U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 8840HS 13669
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core 5 120U 9317
Ryzen 5 7535U 8757
Core Ultra 5 125U 9553
8730 [最適なパフォーマンス]
5995 [バランス]
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Core i5-1335U 8249
Core i7-1250U 7435
Ryzen 3 7330U 5141
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Core i7-1255U 1776
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 7 8845HS 1698
Ryzen 7 8840HS 1686
Core i3-1215U 1592
Core Ultra 5 125U 1581
1557 [バランス]
1568 [最適なパフォーマンス]
Core i7-1250U 1495
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 3 7330U 1358
 :本製品で選択できるプロセッサー(Ryzen 5 8645HSは計測したことがないので不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
Core Ultra 5 125U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1280
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
542 [最適なパフォーマンス]
350 [バランス]
Core 5 120U 558
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 124
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Core Ultra 7 155H 103
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 7 8845HS 101
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 96 [バランス]
94
93 [最適なパフォーマンス]
Ryzen 5 7530U 84

 

メモリ

メモリはLPDDR5x-7500です。今回は、アプリが落ちるため、帯域の計測はしておりませんが、メモリの仕様からすると帯域幅は広いと思います。なお、オンボードメモリなので増設・換装はできません。

 

グラフィックス

グラフィックス性能のチェックです。

Core Ultra 5 125Uの内蔵グラフィックス「Intel Graphics」のベンチマークの結果は以下の通りです。

今回メモリの帯域が広いこともあり、第13世代Core i7-1360Pで計測した代表的なスコアと同程度の数値でした。一般的なノートPCとしては、やや高めのグラフィックス性能です。

ただし、「Core Ultra H」シリーズのIntel Arc GPUには及びません。より高いグラフィックス性能を求めるのであれば、「Core Ultra H」シリーズ搭載モデルがいいでしょう。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core Ultra 5 125U [Intel Graphics]
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
36196
Core Ultra 7 155H
Intel Arc GPU
35888
GeForce MX550 35717
Core Ultra 5 125H
Intel Arc GPU
35271
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
35241
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
28714
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
22004 [最適なパフォーマンス]
21543 [バランス]
Core i7-1360P
Intel Xe
21897
Core 5 120U
Intel Graphics
18333
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
18235
Core i7-1355U
Intel Xe
18235
Core i5-1340P
Intel Xe
17774
Ryzen 7 7730U
Radeon Graphcis
17524
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphcis
16389
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
7134
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットはありません。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理時間を下に掲載します。ここでは、「最適なパフォーマンス」モードで計測を行っています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

RAW現像の速度はそれほど速くはないものの、PBP:15Wのプロセッサーとしては十分な速度だと思います。外出先で一度に数十枚のRAW現像を行うのには十分です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Core Ultra 5 125U 98秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core 5 120U 106秒
Ryzen 7 7735U 108秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しましたが、Core i7-1360Pよりも長い時間がかかることがありました。アプリ側がNPUに対応すると、AIを使った処理は速くなると思います。なお、このような重い処理でなければ、一般的な編集作業は普通に行えます。

  本製品 参考
Core i7-1360P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約5分54秒 約4分16秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約4分41秒 約2分41秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHD動画の書き出し速度は比較的速かったです。FHD動画のカットやテロップ入れなど、ライトな編集であれば、比較的快適に行えると思います。

FHD動画の書き出し
Core i7-12650H
GeForce MX550
2分01秒
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分29秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
2分34秒
Ryzen 7 8840HS
Radeon 780M
2分34秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分49秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
2分55秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
2分58秒
Ryzen 5 8540U
Radeon 740M
3分01秒
Core 5 120U
Intel Graphics
3分02秒
Core i5-1340P
Intel Iris Xe
3分03秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
3分15秒
Core i5-1335U
Intel Iris Xe
3分17秒
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
3分51秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、Thunderbolt 4ポートを2つ備えています。Power Deliveryと、DisplayPortにも対応しており、今回試した機器は全て使用することができました。

PD充電器での充電では、出力が45Wのものでも充電することができました。なお、付属のACアダプターの出力は65Wでした。出力が低いと、充電に長めの時間がかかるので、PD充電器を使用する場合は、付属のACアダプターと同じ65Wぐらいの出力があるものを選ぶといいと思います。

Thunderbolt 4ポートの動作チェック
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細は下図の通りです。HDMI2.1に対応しており、4K、60Hz、8ビット、RGBで表示することができました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12の質量は、仕様値で「約1.08kg~」となっています。実測値は以下の通りです。最近の14型モバイルノートPCとしては、普通の質量で、持ち運びがしやすいです。

ACアダプターは、標準のものだとやや重いです。カスタマイズモデルであれば、「65W スリム ACアダプター」を選ぶと、もう少し軽くて持ち運びもしやすいと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.148kg
ACアダプター+電源ケーブル 401g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は57Whでした。やや大きめの容量です。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は下表の通りです。LP Eコアを搭載し、低負荷時の省電力性能がアップしていることもあり、低負荷時は(2)のようにバッテリー駆動時間が長いです。実際の使用に近い、少し負荷がかかる作業を連続して行うような場合でも、(3)のようにバッテリー駆動時間は長めでした。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約35.4時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約12.8時間
(3) 動画編集時のプレビュー再生時 7時間37分
(1)~(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、「IRカメラ、1080p FHDカメラ」と、「IR&2160p UHDカメラ、人感検知機能」の2つの種類があり、選択するディスプレイによって、カメラの種類が自動的に決まるようです。

今回は、「IRカメラ、1080p FHDカメラ」を搭載しています。やや青みが強い画像のような気もしますが、オンラインミーティングなどにも普通に使用することができます。

Webカメラには、プライバシーシャッターが付いています。シャッターを閉じておくと、オンラインミーティングなどでも操作を誤って自分の映像が流れてしまうことがなく、安心です。また、IRカメラも付いているので、Windows Helloの顔認証を使用することができます。

IR & 1080p FHDカメラ
Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
 

スピーカー

スピーカーは、キーボード面の赤丸で囲っている部分に2.0W x2のステレオスピーカーが配置されています。従来モデルの4スピーカーから数が減り、2スピーカーになりましたが、最大音量が大きくなっていますし、音質も向上していました。ノートPC基準で音質を採点すると、10点満点で7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。ただし、キーボードの上に手を置くと、スピーカーが塞がれるので、音が少しこもった感じになってしまいます。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス」モードの場合、CPU電力は約15Wで動作しています。Core Ultra UシリーズはPBP(プロセッサーベース電力:15Wのプロセッサーなので、ほぼPBP通りのCPU電力で動作しており、CPU温度は約65℃ぐらいと低めの温度を保っています。

「最適なパフォーマンス」モードにすると、CPU電力はアップします。ターボブーストの間は約38Wぐらいで動作しており、CPU温度は100℃に達しています。ターボブースト終了後は、CPU電力は22~32Wぐらいを変動しながら推移していますが、徐々にCPU電力が下がり気味です。CPU温度は、100℃に近づくと80℃台まで下がるという挙動を繰り返しています。放熱性はあまり良くありません。

なお、動作モードによってパフォーマンスが大きく変わるので、負荷が高めの処理を行うときは「最適なパフォーマンス」モードにするといいと思いますが、それ以外のときは「バランス」モードで常用するといいと思います。

  • バランス時
  • 最適なパフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12の動作音(静音性)のチェック結果です。こちらは、「最適なパフォーマンス」での計測となります。

アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかると騒音値は上がりますが、全体的にやや低めです。エンコードのような高負荷時でも、他のノートPCと比べて低めの動作音なので、図書館のような静けさを求められる環境でも使いやすいです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Premiere Proでプレビュー再生(320pの低画質動画)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷がかかると、キーボード部の温度が少し上がります。それでも、パームレスト部の温度は低く保たれており、不快感なくタイピングすることができます。

底面の温度は、負荷がほとんどかかっていなければそれほど熱くありませんが、低温火傷には気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

消費電力は低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

ThinkPad X1 Carbon Gen 12の外観をチェックします。

ThinkPadシリーズのフラグシップ機にふさわしいスタイリッシュな外観です。細かい部分ですが、従来モデルから変化している部分があります。例えば、パームレスト部の「ThinkPad」のロゴは、文字が直接彫り込まれたような感じになり、「X1」の文字は省かれています。

ボディは、天板にカーボンファイバー素材、底面にはアルミニウム素材を使用しており、剛性が高く、質感もいいです。ビジネスシーンにも使いやすいでしょう。

 

天板です。「ThinkPad X1」の文字が入っており、かっこいいです。

 

Webカメラの部分は、「コミュニケーションバー」となっており、少し出っ張ったデザインです。ディスプレイ面を開くときに指がかかるので、開けやすいです。

また、コミュニケーションバーの上部に、デュアルマイクロフォンが配置されています。

 

本体の高さは、約14.96mmと薄いです。

 

側面のインターフェースはご覧の通りです。USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB4(Thunderbolt 4対応)x2、HDMI2.1を備えています。なお、USB-Cタイプの2つのポートは、USB PD 3.0と、DisplayPort 2.1に対応しています。

ポート類は揃っている方ですが、LANポートやSDカードリーダーはありません。

 

指紋センサーが、キーボード部に配置されており、Windows Helloの指紋認証を使用することができます。

 

ディスプレイは約180度開き、ほぼフラットになります。

 

底面です。小さな吸気孔が設けられています。

 

内部はこのようになっています。小型のファンが2つと、1本のヒートパイプでCPUの熱を冷却しています。なお、右側にある空スロットは、WWANモジュール用です。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDを搭載していました。SSDの交換はできると思います。

メモリはオンボードなので、メモリの交換や増設はできません。

 

標準のACアダプターは65Wです。デフォルトでは、左側の「65W ACアダプター」となっています。カスタマイズで、右側の「65W スリム ACアダプター」を選ぶことができます。こちらの方がコンパクトで、持ち出しがしやすいです。なお、外に持ち出す場合はPD充電器を使ってもいいと思います。

 

まとめ

以上が、ThinkPad X1 Carbon Gen 12のレビューです。

ThinkPadシリーズのフラグシップ機である「ThinkPad X1 Caron」の最新機種です。14型で約1.08kg~と、持ち出しやすいだけでなく作業がしやすく、モバイルノートPCとしてのバランスがいいためビジネスパーソンを含む多くのユーザーからの人気が高いです。

CPUには、最新の「Core Ultra」シリーズを搭載しています。スリムなボディで、安定した動作を優先した機種なので、処理性能が特別高いわけではありませんが、モバイルノートPCとして移動先で行うような作業を十分快適にこなすことができます。

ディスプレイは、計5つの選択肢があります。どのディスプレイも、広めの色域で、質が良さそうなので、用途に合ったディスプレイを選ぶことができます。ビジネスソフトでの作業がメインであれば、WUXGAの非タッチ液晶、写真や動画を表示することが多い方には、2.8K有機ELの非タッチディスプレイがおすすめです。

その他、キーボードが打ちやすく、バッテリー駆動時間も長めです。4G LTE / 5Gモジュールを選択することもできます。

感圧式クリックパッドは、慣れれば従来と同じように使うことができるとは思いますが、特別便利になるわけでもないので、通常の3ボタンクリックパッドで十分だと思います。

使いやすいモバイルノートPCを探している方であれば、検討する機種の一つとして非常におすすめです。

 

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