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16インチノートPCのまとめ - 生産性が向上する画面サイズ

少し前までは、ホームノートPCと言えば、15.6インチサイズのノートPCが主流でした。しかし、最近では、15.6インチから、16.0インチクラスへ移行している機種が多く、ホームノートPCの主流は16インチクラスのノートPCになっています。
16インチディスプレイのメリットは、ほとんどの場合アスペクト比16:10の液晶を搭載していることです。アスペクト比16:9のディスプレイよりも縦方向の比率が高く、文書ファイルやウェブページといった縦長のコンテンツを少し下の方まで表示でき、生産性が向上します。また、解像度が高いケースも多く、文字が小さくても構わなければ、下のようにウェブページなどを2つ並べて表示することも可能です。

また、アスペクト比16:10で、解像度も高めだと、1画面に表示できる情報量が多くなるので、ペイン(枠)の多いクリエイター向けソフトも使いやすいです。 sRGBカバー率 100%クラスか、それ以上の広色域液晶を搭載したモデルであれば、画像や動画の編集などの作業も快適に行えます。

目次
スタンダードノートPC
ここでは、家庭での一般的な用途や、テレワークなどに快適に使用できるスタンダードノートPCを紹介します。
Web閲覧、メール、Officeソフトでの作業、動画視聴など一般的な作業に加えて、趣味レベルの写真や動画の編集、ライトなゲームなどマルチに使うことができる機種もあります。複数のウィンドウを同時に表示して作業を行うのであれば、2560x1600液晶を搭載したモデルがおすすめです。

CPU | Ryzen 5 8645HS Ryzen 7 8845HS |
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メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面 | 2880x1800 OLED 120Hz |
価格 | 11万円台~ |
高めの性能と、2.8Kの有機ELディスプレイを備え、11万円台(税込)からとコスパの高い機種です。
搭載するプロセッサーは、「Zen 4」世代のRyzen 8040 (HS)シリーズです。一般的なノートPCとしては、高めの性能で、軽めのゲームで遊んだり、FHD動画のライトな編集なども行えます。
ディスプレイは、2.8Kの高解像度なので、1画面を広く使って効率よく作業を行うことができます。また、色域も広いので、写真や動画を色鮮やかな表示で見ることができます。
その他、メモリの交換や、SSDの増設もできます。
快適に使用することができる、性能高めのノートPCを安く購入したい方におすすめです。

CPU | Core 5 120U Core 7 150U |
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メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面 | 1920x1200 非光沢 |
価格 | 11万円台~ |
デルのベーシッククラスの一般ユーザー向けノートPCです。従来のInspiron 16 5000シリーズの後継となる機種で、11万円台からとお手頃価格で購入することができます。
インテルのCoreプロセッサー(シリーズ1)を搭載し、性能が特別高いわけではありませんが、Officeソフトなどでの作業がメインの標準的な使い方であれば、快適に作業を行うことができます。搭載する液晶は、1920x1200ドットと普通の解像度です。
なお、プラスチックボディのDB16250と、アルミニウムボディのDB16251のモデルに分かれています。ボディ素材以外にも違いがあるので、下記のリンクから紹介記事をご確認ください。

CPU | Core 3 100U Core 5 120U Core 7 150U |
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メモリ | 8GB ~ 32GB |
ストレージ | 最大 1TB PCIe SSD |
画面 | 1920x1200 非光沢 |
価格 | 14万円台~ |
デザインや、作りの良さにVAIOらしさがしっかり表れた、やや質が高めのスタンダードノートPCです。日常用途に気持ちよく使うことができますし、国産のノートPCを使いたいという方にもおすすめです。価格も14万円台(税込)~と、VAIOのノートとしては安いです。
メモリの増設や換装ができないので、快適に、ある程度長く使いたい方には16GBメモリのモデルをおすすめします。
なお、CPUの型番は新しくなっていますが、第13世代Coreとそこまで大きな差はありません。また、液晶の色域は狭いです。それでも、日常用途には快適に使うことができるでしょう。

CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
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画面 | 1920x1200 非光沢 2560x1600 非光沢 |
質量 | 約1.83kg |
価格 | 15万円台~ |
Inspiron 7000シリーズの後継となるモデルで、個人ユーザー向けのメインストリームとなる製品です。
最大50 TOPSのNPUを内蔵した、Ryzen AI 300シリーズを搭載し、Copilot+ PCにも準拠しています。
2.5K液晶搭載モデルであれば、画面を広く使って効率よく作業を行うこともできますし、色域が広めなので、色鮮やかな表示も可能です。
上で紹介した、Dell 16 DB16250 / DB16251よりも少し快適さを求める場合は、こちらを選ぶといいでしょう。
レビュー記事はこちら
CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
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画面 | 1920x1200 IPS タッチ |
質量 | 約1.79kg |
価格 | 9万円台~ |
最大50 TOPSのNPUを内蔵した、Ryzen AI 300シリーズを搭載し、Copilot+ PCにも準拠した製品が、セール時には9万円台から購入することができます。非常にコスパが高いです。
一般用途にはRyzen AI 5 340搭載モデルで十分だと思いますが、Ryzen AI 7 350搭載モデルであれば、少し重めの作業を含む仕事などにも快適に使用することができるでしょう。
タッチ対応ディスプレイなので、お子さんや、ご年配の方も使いやすく、ファミリーPCとしてもおすすめの製品です。
紹介記事はこちら
CPU | Ryzen 5 7533HS Ryzen 7 7735HS |
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画面 | 1920x1200 IPS 非光沢 |
質量 | 約1.7kg |
価格 | 8万円台(税込)~ |
Ryzen 5 7533HS、16GBメモリ、512GB SSDの構成で、8万円台から購入することができる、コスパの高い機種です。
CPUは、「Zen 3+」世代のHSシリーズです。最新世代のプロセッサーではありませんが、一般用途において不足を感じることはないでしょう。
メモリの交換や、ストレージの増設ができるのもポイントです。
ただし、ディスプレイは、1920x1200ドットの液晶のみで、解像度高めの液晶ではありません。
コスパが高く、快適に使える仕事用ノートPCが欲しい方におすすめです。
レビュー記事はこちら
CPU | Ryzen 3 210 Ryzen 5 220 Ryzen 5 230 Ryzen 7 250 |
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画面 | 1920x1200 IPS 非光沢 |
質量 | 約1.71kg~ |
価格 | 9万円台(税込)~ |
2025年7月に発売された最新モデルですが、最小構成であれば9万円台~と、ThinkPadシリーズの中では価格が安く、人気の高い機種です。
打ちやすさに定評があるThinkPad特有のキーボード(テンキー付き)や、トラックポイントを搭載しており、仕事にも快適に使用することができます。タイピングすることが多い方にとてもおすすめです。
スロットメモリなので、8GBメモリで購入して、後からメモリを増設してもいいでしょう。
ただし、今のところ、1920x1200ドットのディスプレイしかありません。
なお、10万円台~のインテルモデルもあり、こちらは2.5K液晶を選ぶこともできます。
公式サイトはこちら 旧レビュー記事はこちら
2 in 1 PC
ここでは、360度回転するヒンジにより、ラップトップモードだけでなく、スタンドモードや、タブレットモードなどに変形してマルチモードで使用できる2 in 1 PCを紹介します。
ペンでお絵描きをしたり、ベッドやソファの上など自由な場所でパソコンを使用することができます。

CPU | Core Ultra 7 256V Core Ultra 7 258V Core Ultra 9 288V |
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メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 1TB PCIe SSD |
画面 | 2560x1600 光沢 タッチ |
価格 | 19万円台~ |
性能や、ディスプレイの質などがちょっと高めの、コンバーチブル型の16インチノートPCです。
色域が広く、美しい表示が可能な、Mini-LEDディスプレイが大きな特徴となっています。別売りのペンがあれば、活用の幅がさらに広がります。
CPUには、Core Ultra 200Vシリーズを搭載し、最大でCore Ultra 9 288V搭載モデルを選ぶことができます。軽いゲームや、クリエイティブな用途にも使うことができます。Copilot+ PCにも準拠しています。
どちらかというとクリエイティブな用途向けの製品で、性能やディスプレイにこだわりたい方におすすめです。

CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面 | 1920x1200 IPS |
価格 | 11万円台~ |
普段使いには十分な性能を備え、アクティブペンまでついて、11万円台からとリーズナブルな価格の2 in 1 PCです。
Ryzen AI 300シリーズを搭載し、Copilot+ PCにも認定されています。最近のAI PCに興味がある方にもいいと思います。
ただし、ディスプレイは、ディスプレイはWUXGA(1920x1200ドット)液晶なので、普通の解像度ですし、45% NTSCと色域も狭いので、クリエイティブな作業向きではありません。
気軽に使うことができるホームノートPCとしておすすめです。
クリエイター向けノートPC
ここでは、一般ノートPCよりもパフォーマンスが高いクリエイター向けノートPCを紹介します。
クリエイター向けノートPCの特徴は、高めの処理性能と、外部GPUに加えて、色域広めのディスプレイを搭載していることです。写真や動画の編集、3DCG作成など、負荷が高めの作業を快適に行いたい方に適しています。

CPU | Core i7-13650HX |
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GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 最大 64GB |
ストレージ | 最大 2TB SSD x3 |
画面 | 2560x1600 非光沢 |
価格 | 19万円台~ |
最新世代ではありませんが、Core i7-13650HX + RTX 4060と高めの性能を備えています。通常価格は24万円台ですが、セール時には19万円台から購入することができます。
2560x1600ドット液晶は、DCI-P3 100%と色域が広いですし、非光沢なので長時間の作業にも適しています。
さらに、SSDを最大で3基搭載することができるのも特徴的です。
質量が約2.37kgと、やや重めなので、据え置きでの使用がおすすめです。
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CPU | Core i7-13700H |
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GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 最大 64GB |
ストレージ | 最大 4TB SSD x2 |
画面 | 2560x1600 非光沢 |
価格 | 27万円台~ |
16型サイズで、Core i7-13700H + RTX 4060と高めのスペック構成でありながら、約1.6kgと軽くてスリムなボディなので、持ち運びがしやすい機種です。移動先でも、負荷が高めのクリエイティブな作業を行うことができます。
WQXGA(2560x1600)液晶は、出荷前のカラーキャリブレーションでカラープロファイルが作成されています。カラープロファイルを適用することで、正確性が高めの色表示が可能です。
また、最大で64GBメモリ、4TB SSD x2とゆとりのあるメモリ・ストレージ構成を選ぶことができるのも特徴となっています。
なお、同じDAIV Zシリーズには、Core i9-13900H + RTX 4070の構成の兄弟機種、DAIV Z6-I9G70SR-Aもあります。
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CPU | Core Ultra 7 255H Core Ultra 9 285H |
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GPU | RTX 5050 / 5060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 最大 4TB SSD |
画面 | 1920x1200 / 3840x2400 有機EL |
価格 | 39万円台~ |
XPS 16の後継機で、デザイン性が高く美しいボディがとても魅力的です。段差がないタッチパッドは近未来的なイメージですし、削り出しアルミボディは質感が良く、全体的に上質な感じを演出しています。
見た目だけではなく、最大で、Core Ultra 9 285H + RTX 5060の構成を選ぶことができ、性能も高いです(ただし、さすがに独立GPUのTGPは45Wと抑えられています)。
ディスプレイは16.3型と大きく、FHD+(1920x1200ドット)の液晶と、4K(3840x2400ドット)のタッチ対応有機ELの2種類があり、用途に合ったものを選ぶことができます。
価格は高いですが、デザイナーやクリエイターなど、使用するノートPCのデザインにも気を配りたい方におすすめです。
ゲーミングノートPC
ここでは、性能が高めのCPUと、外部GPUに加えて、ハイリフレッシュレートの液晶を搭載した、16型のゲーミングノートPCを取り上げます。実は、今回紹介している4つのジャンルの中でも、16インチクラスの機種が一番多いのがゲーミングノートPCだと思います。
一部の機種を除き、画面比16:10の液晶を搭載しており、対応しているゲームであれば、画面比16:9の表示よりも視野が少し広くなるため、ターゲットの補足などがしやすくなります。ただ、逆に16:10だと両端の映像が削られて視野が狭くなる場合もあるので注意が必要です。また、色域が広めの液晶を搭載したモデルであれば、クリエイター向けソフトでの作業もしやすいです。
ここでは、数あるラインアップの中からコスパの高い機種を中心に代表的な機種をご紹介します。

CPU | Core Ultra 7 255HX Core Ultra 9 275HX Ryzen AI 7 350 Ryzen AI 9 HX 375 |
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GPU | RTX 5060 / 5070 5070 Ti / 5080 / 5090 |
メモリ | 24GB / 32GB / 64GB |
ストレージ | 1TB SSD |
画面 | 2560x1600 IPS 2560x1600 OLED |
価格 | 21万円台~ |
最新世代の高性能パーツ構成を選ぶことができる、ゲーミングノートPCです。
インテルモデルでは、最大でCore Ultra 9 275HX + RTX 5090の構成が用意されています。AMDモデルでは、RTX 5070 Ti搭載モデルでも20万円台で購入することができ、コスパが高いです。
ディスプレイは、IPS液晶と、OLEDの2種類がありますが、どちらも2560x1600ドットと高解像度で、最大240Hzのハイリフレッシュレートにも対応しています。また、色域も広めなので、クリエイティブな作業にも使うことができます。
高めの性能でも、他社よりも比較的価格が抑えられているので、ワンランク上の性能を求める方におすすめです。
メーカーから、132,000円以上のPCが7%OFFで購入することができるクーポンをいただきました。ただし、セール品は対象外の場合があります。【詳しくはこちら】

CPU | Ryzen 7 7435HS |
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GPU | RTX 4050 |
メモリ | 16GB ~ |
ストレージ | 500GB SSD ~ |
画面 | 1920x1200 165Hz |
価格 | 13万円台~ |
CPU、GPUは最新世代ではないものの、Ryzen 7 7435HS + RTX 4050を搭載し、画質を調整することで、負荷の重いゲームを含め多くのタイトルのゲームで十分遊ぶことができます。エントリー向けとしては十分のスペックを備えつつ、13万円台(税込)から購入することができるので、とてもコスパが高いです。
価格を抑えた機種ですが、ディスプレイの色域がsRGB比 100%と広めなのも嬉しいです。ちょっとした画像・動画編集などにも使うことができるでしょう。
また、ライトなイメージのホワイトボディも特徴的です。初めてゲーミングノートPCを購入する方にもおすすめの機種です。
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CPU | Core 5 210H Core 7 240H |
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GPU | RTX 3050 / 4050 / 5050 / 5060 |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面 | 2560x1600 120Hz |
価格 | 14万円台~ |
製品名に「Alienware」と入っていますが、「Dell G」シリーズの後継機です。
RTX 3050 ~ RTX 5060を搭載し、独立GPUの選択肢の幅が広く、エントリークラスから、ミドルクラスまでをカバーしています。RTX 5060搭載モデルでも21万円台で購入することができるので、価格は比較的抑えられています。
ディスプレイに2560x1600ドットの液晶を搭載しているのもポイントです。しかも、100% sRGBと色域が広めなので、クリエイティブな作業にも対応できるでしょう。
その他、深い青色のボディで見た目がいいですし、メモリの交換や、SSDの増設ができるのも特徴となっています。

CPU | Core 7 240H |
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GPU | RTX 5060 Laptop |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面 | 1920x1200 144Hz |
価格 | 19万円台~ |
GeForce RTX 5060 Latopを搭載しながら、19万円台(税込)から購入することができる、ゲーミングノートPCです。最大グラフィックスパワーは低めですが、やや高めの画質設定で快適にプレイすることができるゲームが多いでしょう。
派手なデザインではなく、普通のノートPCのようなボディなので、あまりゲーミングノートPC感を出したくない方にもいいと思います。
ディスプレイは、標準的な解像度で、色域も狭いです。そのため、クリエイティブな作業には向いていません。

パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートの仕事に従事。2018年頃からthe比較の記事執筆に参加。

the比較運営者。以前は、システムインテグレーターの企業にて、PCサーバーの設計・構築を担当。毎年約150台のパソコンの実機をレビュー。
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