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HP OMEN MAX 16のインテルモデルとAMD モデルを比較しながらレビュー

ハイクラス・ゲーミングノートPC
HP OMEN MAX 16 (2025年モデル)は、最大でCore Ultra 9 275HX、GeForce RTX 5090 Laptop、PCIe Gen5 SSDを搭載することができる高性能ゲーミングノートPCです。
ディスプレイも高い解像度で、色域も広めで、ゲームもクリエイティブワークもできる品質です。
また、高い性能の割には、他社より価格が抑えられています。
インテルモデル | AMDモデル | |
CPU | Core Ultra 7 255HX Core Ultra 9 275HX |
Ryzen AI 7 350 Ryzen AI 9 HX 375 |
GPU | RTX 5060 Laptop RTX 5070 Laptop RTX 5070 Ti Laptop RTX 5080 Laptop RTX 5090 Laptop |
RTX 5060 Laptop RTX 5070 Laptop RTX 5070 Ti Laptop RTX 5080 Laptop |
メモリ | 24GB / 32GB / 64GB | 24GB / 32GB |
ストレージ | 1TB PCIe Gen4 1TB PCIe Gen5 |
1TB PCIe Gen4 |
画面サイズ | 16型 16:10 | |
画面 | 2560x1600 IPS液晶 2560x1600 OLED |
2560x1600 IPS液晶 |
価格 | 22万円台~ | 21万円台~ |
販売サイト
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 9 275HX、RTX 5080、1TB PCIe Gen5 SSD
Ryzen AI 9 HX 375、RTX 5080、1TB PCIe Gen4 SSD
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目次
お忙しい方は、「HP OMEN MAX 16の特徴」のみお読みください。
HP OMEN MAX 16の特徴
非常に高い性能で、価格も良心的
本製品は、最大で、Core Ultra 9 275HX、GeForce RTX 5090 Laptop、PCIe Gen5 SSDという構成にすることができ非常に高いゲーミング性能です。
また、GeForce RTX 5060やRTX 5070などのミドルクラスGPUを搭載したモデルもあり、価格を抑えることも可能です。
さらに他社に比べて価格も安いです。例えば、RTX 5080 Laptopを搭載したモデルの場合、他社だと50万円は超えますが、本製品は30万円台で購入することが可能です。

高い冷却性能
OMEN MAX 16は、OMEN Cryo Compound(液体金属と金属グリスを組み合わせたハイブリッド素材)を採用しています。液体金属は、優れた熱伝導率である一方、液漏れのリスクがありますが、金属グリスとのハイブリット素材にすることで、その短所を補っています。
さらに、ヒートパイプに加え、ベイパーチャンバーを採用することで、冷却性能を高めています。
Fan Cleanerテクノロジー(ファンを定期的に逆回転させてホコリを排出)を採用することで、高い冷却性能を維持するような設計にもなっています。

ベイパーチャンバーが広範囲をカバーしているので、ゲーム中の表面温度をサーモグラフィーで確認すると、熱が分散していることが分かります。

Unleashed(非制限)モード
HP OMENシリーズでは、電源モードを変更することができますが、そこにUnleashed(非制限)モードが追加されました。
ただ、このモードにしても、CINEBENCH 2024および3DMark Time Spy、FF14ベンチマークはほとんど伸びませんでしたし、騒音値が大分高くなりました。フレームレートが上がるゲームもあるのかもしれませんが、今回は「パフォーマンス」モードと特に違いを感じませんでした。

2560x1600、最大240Hzのディスプレイ
解像度は2560x1600と高めで、リフレッシュレートも最大240Hzと高いです。ゲームにも、クリエイティブワークにも適したディスプレイです。

Nキーロールオーバー & RGBライティング
キーボードは、Nキーロールオーバーおよびアンチゴーストに対応しており、素早いキー入力も、正確に認識します。ライティングは、キー毎に変えることができます。WASDキーや、よく使うキーだけ色を変えてもいいでしょう。


空いているM.2スロットあり
空いているM.2スロットがあるので、ここにM.2 SSDを増設することも可能です。

インテルモデルとAMDモデルがある
HP OMEN MAX 16は、インテルCPUを搭載したモデルと、AMD CPUを搭載したモデルがあります。
インテルモデルのほうが、Core Ultra 9 275HX、GeForce RTX 5090 Laptop、PCIe Gen5 SSDといった高い構成にすることが可能です。性能重視ならインテルモデルのほうがおすすめです。
ただし、AMDモデルのほうが、CPUのTDPが低い(発熱も低い)ので、パーツの温度を低めに保ちつつ、安定して動かすならAMDモデルのほうがいいと思います。また、同じグラフィックスのモデルを比較した場合、AMDのモデルのほうが安くなっています。
各用途の快適度
OMEN MAX 16の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 高いスペックで、ディスプレイも見やすく、Web閲覧やOffice作業が快適です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 綺麗なディスプレイで、スピーカー音も比較的良く、動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 外部GPUを搭載し、画像編集も快適です。印刷用の画像編集をするなら、OLEDディスプレイモデルがいいでしょう。 |
動画編集 | ◎ | CPUもGPUも性能が高いので、動画編集も快適です。 |
ゲーム | ◎ | 最大GeForce RTX 5090 Laptopを搭載し、ゲームも快適です。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは2種類あり、1つはIPSディスプレイでsRGB 100%、もう1つはOLEDディスプレイでDCI-P3 100%となっています。前者は非光沢で、後者はこちらの海外の記事を見ると、光沢パネルのようです。どちらも、解像度は2560x1600です。リフレッシュレートは可変で最大240Hzです。
今回、IPSディスプレイを搭載しています。詳しい特性は、下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定での色域は広めです。最大輝度は、仕様では500nitと高いです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 95% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 73% |
Adobe RGBカバー率 | 73% |

ガンマ補正曲線は、ずれが少ないので、自然な発色であることが分かります。

視野角は広いです。

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきも感じません。

フリッカーを計測する装置が故障してしまい正確には計測できませんが、カメラで撮影し簡易的に確認してみたところ、フリッカーはありませんでした。

残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、240Hz動作時で2~3フレーム前くらいまで残像がありました。
普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像なので、本製品の残像は、少ないと言えます。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
OMEN MAX 16のキーボードは、キー自体は押しやすいと思いますが、キーピッチが約18.4×18.4 mmとやや狭いです。また、「@」や「*」などのキーが狭い点が気になります。テンキーが要らないので、それらのキーを大きくして欲しかったです。
なお、Nキーロールオーバー、アンチゴースト対応です。

※画像をクリックすると拡大できます

RGBキーボードも搭載しています。

パフォーマンスのチェック
動作モード
ここでは、電源モードを「最適」モードにしたときと、「パフォーマンス」モードにしたときとで、各種ベンチマークスコアを計測します。

CPU
今回のレビュー機では、インテルモデルがCore Ultra 9 275HXを、AMDモデルがRyzen AI 9 HX 375を搭載しています。
CINEBENCH 2024のスコアは下の通りで、Ryzen AI 9 HX 375も高めのスコアではありますが、Core Ultra 9 275HXのほうがかなり高いスコアです。


:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックスは、今回は、GeForce RTX 5080 Laptopを搭載しています。最大グラフィックスパワーは175Wでした。

GPU-Zで確認した情報は次の通りです。なお、モードを変更してもGPUクロックなどに変化はありません。

3DMarkのスコアは下の通りで、「パフォーマンス」モードであればかなり高いです。ただ、「最適」モードだとかなりスコアが落ちます。ゲームをするなら、「パフォーマンス」モードにしたほうがいいと思います。フレームレートが少し下がってもよければ「最適」モードにして、パーツの温度を低めに保って動かしてもいいでしょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~


:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
ストレージ
SSDは、インテルモデルのみ、PCIe Gen5 SSDを搭載することができます(インテルモデルでもPCIe Gen4のSSDはあります)。
~ ストレージ性能の評価 ~

ゲームベンチマーク&フレームレート
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測した平均フレームレートを掲載します。動作モードは「パフォーマンス」にしています。
インテルモデルのほうがCPU性能が高いので、ゲームによってはインテルモデルのほうが平均フレームレートが大分高くなっています。
![]() 劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 低 | 172 fps | 139 fps |
ノーマル | 123 fps | 104 fps | |
最高 | 83 fps | 73 fps | |
2560x1600 | 低 | 143 fps | 125 fps |
ノーマル | 104 fps | 88 fps | |
最高 | 71 fps | 65 fps |
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 最低 | 103 fps【197 fps】 | 77 fps【155 fps】 |
中 | 101 fps【188 fps】 | 77 fps【153 fps】 | |
ウルトラ | 94 fps【167 fps】 | 76 fps【148 fps】 | |
2560x1600 | 最低 | 【167 fps】 | 【153 fps】 |
中 | 【175 fps】 | 【152 fps】 | |
ウルトラ | 【146 fps】 | 【137 fps】 |
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 低 | 161 fps | 135 fps |
ウルトラ | 146 fps【436 fps】 | 118 fps【419 fps】 | |
レイトレ:オーバードライブ | 64 fps【209 fps】 | 64 fps【215 fps】 | |
2560x1600 | 低 | 162 fps | 135 fps |
ウルトラ | 113 fps【290 fps】 | 108 fps【291 fps】 | |
レイトレ:オーバードライブ | 50 fps【163 fps】 | 52 fps【169 fps】 |
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
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|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1080 | 軽量品質 | 231 fps | 199 fps |
高品質 | 192 fps | 153 fps | |
2560x1440 | 軽量品質 | 229 fps | 195 fps |
高品質 | 158 fps | 148 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 低 | 172 fps | 173 fps |
高 | 166 fps | 164 fps | |
ウルトラ | 161 fps | 152 fps | |
2560x1600 | 低 | 171 fps | 170 fps |
高 | 156 fps | 154 fps | |
ウルトラ | 144 fps | 135 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
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|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 標準(ノート) | 216 fps | 180 fps |
高(ノート) | 208 fps | 173 fps | |
最高品質 | 179 fps | 161 fps | |
2560x1600 | 標準(ノート) | 186 fps | 165 fps |
高(ノート) | 178 fps | 159 fps | |
最高品質 | 138 fps | 132 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
フォートナイト
|
---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 低設定 | 235 fps (1%Low:121 fps) |
180 fps (1%Low:94 fps) |
中設定 | 190 fps | 171 fps | |
最高設定 | 116 fps | 115 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 216 fps | 179 fps |
中設定 | 166 fps | 159 fps | |
最高設定 | 86 fps | 89 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 3D解像度:100% 描画距離:最高 メッシュ:低 |
289 fps (1%Low:99 fps) |
194 fps (1%Low:67 fps) |
2560x1600 | 286 fps | 202 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 低設定 | 297 fps | 289 fps |
高設定 | 296 fps | 285 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 297 fps | 281 fps |
高設定 | 285 fps | 278 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
VALORANT
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 高設定 | 708 fps | 491 fps |
2560x1600 | 高設定 | 663 fps | 289 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Core Ultra 9 RTX 5080 |
Ryzen AI 9 RTX 5080 |
1920x1200 | 非常に低い | 410 fps | 254 fps |
中型 | 405 fps | 251 fps | |
ウルトラ | 388 fps | 248 fps | |
2560x1600 | 非常に低い | 355 fps | 246 fps |
中型 | 322 fps | 241 fps | |
ウルトラ | 295 fps | 233 fps |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

Core Ultra 9 275HXおよびRTX 5080(175W)のモデルは非常に高速でした。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

どちらのモデルも、動画の書き出しは速いです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
インテルモデルは、エラーで計測出来なかったため、AMDモデルの結果のみ掲載します。

AMDモデルは、ベンチマークを計測するとダウンするので、インテルモデルで計測した結果のみ掲載します。

質量のチェック
今回レビューしている機材の質量は下表の通りで、やや重いです。なお、モデルによって、重量は変わってきます。詳細は仕様をご覧下さい。
インテルモデル | AMDモデル | |
PC本体 | 2.746kg | 2.650kg |
ACアダプター | 956g | 1017g |
バッテリー駆動時間のチェック
OMEN MAX 16のバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は、83Whとやや大きめです。

バッテリー駆動時間は次の通りです。性能の高いゲーミングノートなので、そこまでもちません。
バッテリー駆動時間 | ||
(1) MobileMark 25 | 最大 6時間45分 | 後日掲載とのこと |
(2) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 3時間4分 | 2時間49分 |
(2) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
インテルモデル(Core Ultra 9 275HX)も、AMDモデル(Ryzen AI 9 HX 375)も、パフォーマンスモードにすると、CPU電力がかなり上がります。特にインテルモデルは高いCPU電力で動作しています。
CPU温度は、インテルモデルでパフォーマンスモードにすると、100℃まで上昇し、高い温度です。AMDモデルはパフォーマンスモードでも問題ありません。


FF15ベンチ実行時の温度
次は、ゲーム時のCPU温度およびGPU温度を掲載します。
こちらも、インテルモデルでパフォーマンスモードにすると、CPU温度が100℃まで上がっており、高い温度です。それ以外は問題ありません。


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
負荷が低いときは、動作音はそれほど気になりません。FF15ベンチ時は、「バランス」モードであればややうるさい程度ですが、「パフォーマンス」モードでゲームをすると割とうるさいです。
インテルモデル | AMDモデル | |
アイドル時 | 約29dB | 約29dB |
---|---|---|
動画編集時 | 約29dB | 約29dB |
FF15ベンチ時 (バランス) | 約44dB | 約42dB |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) | 約53dB | 約45~51dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
ゲームをしても、パームレストの温度はほぼ上がらず、WASDキーあたりもそこまで高い温度ではないため、不快感はありませんでした。


※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。
高性能ゲーミングノートなので、消費電力は高めです。
インテルモデル | AMDモデル | |
アイドル時 | 約15W | 約8W |
---|---|---|
動画編集時 | 約65W | 約55W |
FF15ベンチ時 (バランス) | 約177W | 約153W |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) | 約281W | 約235W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
外観のチェック
外観のチェックです。
シャドウブラックのカラーで、キーボードおよび正面側が光ります。

天板にはOMENのロゴが入っています。

ボディの高さは、普通です。


スピーカーの音質はやや良く、ノートPC基準で10点満点で6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

フルHDカメラを搭載し、IRカメラもあります。

側面、背面のインターフェイスはご覧のようになっています。
USB-Cは、インテルモデルがThunderbolt4、AMDモデルが40GbpsのUSB-Cとなっています。どちらもPower Delivery、DisplayPort 2.1に対応しています。HDMIは2.1です。LANは、最大2.5Gbps対応です。



ヒンジは、下図の角度まで開きます。

底面の通気口は大きくとられています。

底面カバーを外したときの画像です。
ベイパーチャンバーが大きく取られています。SSDスロットは2つあり、下のスロットが空いています。

メモリスロットは2つです。
ACアダプターは330Wと大容量です。

まとめ
以上が、OMEN MAX 16のレビューです。
最大でCore Ultra 9 275HX、GeForce RTX 5090 Laptop、PCIe Gen5 SSDが搭載可能な高性能ゲーミングノートPCです。
液体金属と金属グリスを組み合わせたハイブリッド素材のOMEN Cryo Compoundに、ベイパーチャンバーを用いており冷却性も高いです。
ディスプレイも、2560x1600と解像度が高く、最大240Hz(可変)とリフレッシュレートも高く、色域も広めで、多くの用途で使いやすいです。
インテルモデルは、CPU性能が高く、高いフレームレートが出ます。ただ、Core Ultra 9 275HXだと、CPU温度が高めでした。このPCの場合、 Core Ultra 7 255HXと、RTX 5070 TiまたはRTX 5080くらいの構成がちょうどいいのかなと感じます。
AMDモデルは、インテルモデルよりフレームレートが落ちる代わりに、CPU温度は高くありません。また、価格も安いです。Ryzen AI 7 350+RTX 5070 Tiモデルが26万円台で売られており非常にコスパが高いので、AMDモデルを買うならこの辺りが狙い目だと思います。
なお、インテルモデルの一部は、OLEDディスプレイとなっています。こちらの海外の記事を見ると、光沢パネルのようなので、苦手な方はご注意下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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