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デル Alienware m16 R2の実機レビュー

更新日:
CPU Core Ultra 7 155H
Core Ultra 9 185H
GPU RTX 4050 / RTX 4060
RTX 4070
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ 1TB ~ 8TB
液晶サイズ 16インチ 16:10
液晶種類 2560x1600 240Hz
質量 2.61kg
バッテリー 90Wh
価格[税込] 24万円台~
ハイブランド・ゲーミングノートPC

Alienware m16 R2は、憧れのAlienwareブランドの最新ゲーミングノートPCです。

エイリアンをモチーフにした目を引くかっこいいデザインで、さらに従来よりも奥行きが短くなりゆか設置面積が小さくなりました。

グラフィックスはGeForce RTX 4070までですが、メモリは最大64GB、ストレージは最大8TBと大容量です。

また、騒音値を下げる「ステルスモード」という機能も搭載されています。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 9 185H、GeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリ

 

 

目次

お忙しい方は、「Alienware m16 R2の特徴」のみお読みください。

 

Alienware m16 R2の特徴

憧れのゲーミングノートPC

「ゲーミングノートPCのブランド名は全然知らないけれど、Alienwareだけは知っている」とうい方も多いのではないでしょうか?

デルのAlienwareシリーズは歴史あるゲーミングPCブランドで、エイリアンをモチーフにしたかっこいいデザインが特徴です。時計やスーツなどのブランド品などと同様に価格は高いですが、ハイブランドの多くの人が憧れるゲーミングノートPCを持ちたい方におすすめです。

薄型のボディ

 

また、従来のAlienware m16は、放熱性能を高めるために背面が出っ張っていましたが、今回の新モデルでは背面の出っ張りがなくなり、床設置面積が小さくなりました。そのためデスクスペースを圧迫しなくなりました。

その分、放熱性が心配ですが、メーカーによると従来と同等レベルの放熱性能はあるそうです。

従来のAlienware m16
新しいAlienware m16 R2

 

さらに、キーボードバックライトは、キー単位で色を変えることができ、タッチパッド回りや、天板のエイリアンのロゴも光ります。幻想的なゲーミングノートPCらしいデザインです。

イルミネーションも綺麗

 

CPUにはCore Ultraシリーズを搭載

Alienware m16 R2は、CPUにインテルのCore Ultraシリーズを搭載しています。これにより従来よりも省電力にはなりましたが、下の通りCINEBENCH R23のベンチマークスコアは落ちています。

それでも、ミドルクラスのゲーミングノートPCとしては十分なスコアが出ているので、ゲーム時にそこまでボトルネックになることは少ないですが、上位のCPUを搭載したモデルと比べると、ゲーム時のフレームレートはやや落ちます。

なお、CPU性能が下がったためか、従来モデルは最大RTX 4090まで選択可能でしたが、新モデルでは最大RTX 4070までとなっています。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i9-13900HX 27806 [従来モデル]
Core Ultra 9 185H 19411 [新モデル]
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core i9-13900HX 2026 [従来モデル]
Core Ultra 9 185H 1882 [新モデル]

 

高解像度・高リフレッシュレートのディスプレイ

Alienware m16 R2は、2560x1600の高い解像度で、240Hzの高いリフレッシュレートのディスプレイを搭載しており、ゲームが快適です。色域も100% sRGBあるので、画像や動画を扱うクリエイティブワークにも使えます。

綺麗な映像でゲームが可能

 

最大64GBメモリ、8TB SSDが搭載可能

Alienware m16 R2は、最大64GBのメモリ、最大8TBのSSDを搭載することができます。また、4TBと8TBは、RAID 0の構成もあり、より速いアクセス速度です。

クリエイティブ作業をする方は、メモリとストレージ容量がたくさん必要となると思いますが、これだけの容量があれば、十分足りると思います。 

メモリとストレージの選択画面

 

ステルスモード

Alienware m16 R2は、「ステルスモード」という機能もあり、Fn+F2キーを押すことで、動作音が下がり、キーボードバックライトなどのRGBライティングがオフになります。

FF15ベンチマークを、通常のモードとステルスモードで動かしたときのデータは次の通りです。平均フレームレートは10%くらい落ち、CPU温度およびGPU温度も2℃ほど上がっていましたが、騒音値は大分下がっています。動作音が気になる方は、ステルスモードで動かしてもいいと思います。

なお、ゲームや部屋の温度などによっても変わってくるので、ご了承下さい。

ステルスモードにしたとき
  通常モード ステルスモード
FF15 ベンチ 平均フレームレート 117 fps 106 fps
CPU温度 約85℃ 約87℃
GPU温度 約78℃ 約80℃
騒音値 51dB 45dB

 

各用途の快適度

Alienware m16 R2の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
スペックが高いので、Web閲覧やOffice作業は非常に快適です。
動画鑑賞 画面が見やすく、スピーカー音も比較的良く、動画も快適に視聴することができます。
RAW現像
画像編集
100% sRGBの広めの色域で、画像編集などの用途にも使用することができます。ただし、100% Adobe RGBをカバーするような色域はありません。
動画編集 外部GPUを搭載し、ディスプレイの解像度も高く、動画編集も快適です。
ゲーム 最大でRTX 4070の外部グラフィックスに、240Hzのディスプレイを搭載し、ゲームは快適です。

 

ディスプレイのチェック

Alienware m16 R2のディスプレイのチェックです。

2560x1600、240Hz、100% sRGBのディスプレイです。ゲームにも、クリエイティブワークにも使いやすいディスプレイです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は、下表の通りで広めです。最大輝度は、当サイトの計測では344cd/m2とやや高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 98.7%
DCI-P3カバー率 77.2%
Adobe RGBカバー率 74.4%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、赤がわずかに強く発色していますが、そこまで気にはなりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきも感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)は、輝度をいくつにしても、検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約29msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくキーボードなどを含めたPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトで、1/2000のシャッタースピードで、画面を流れるUFO撮影したところ、240Hzのディスプレイで1フレーム前くらいまでしか残像がありませんでした。普通のノートPCは、60Hzのディスプレイで2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品のディスプレイ残像は少なめです。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Alienware m16 R2のキーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mmと十分な数値で、キーストロークは約1.8mmと最近のノートPCにしては深めです。比較的打ちやすいキーボードだと思います。Enterキーの右側に1列キーがありますが、Enterキー自体の横幅が広いので、Enterキーを打つときに誤って隣のキーを打ってしまうことは少ないでしょう。

なお、英語キーボードを選択することもできます。

タッチパッドは普通の使い心地です。

キーボード全体図
※クリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

RGBバックライトが付いており、自分好みに色を変更することが出来ます。色は、キー単位で変更したり、「ウェーブ」などのように時間と共に色を変えたりすることができます。

バックライト
バックライト設定

 

パフォーマンスのチェック

本製品は「Alienware Command Center」というソフトから、パフォーマンスを切り替えることができます。ここでは、「バランス」モードと「パフォーマンス」モードで、各種ベンチマークを計測します。なお、特に記載が無い場合は「バランス」モードで計測しています。

Alienware Command Center
電源モード

 

CPU

Alienware m16 R2のプロセッサーは、インテル Core Ultraシリーズを搭載しています。具体的にはプロセッサーベース(PBP)が28Wの「Core Ultra 7 155H」、または45Wの「Core Ultra 9 185H」です。

今回は、Core Ultra 9 185Hを搭載していますが、CPU電力が80W以上も出ており、想定よりもかなり高いスコアが出ていました。ただし、後述しますが、CPU温度は高めです。

なお、「バランス」モードでも「パフォーマンス」モードでも、ベンチマークスコアはほぼ変わりませんでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core Ultra 9 185H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893
Core Ultra 9 185H 19411 [パフォーマンス]
19297 [バランス]
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 5 7535HS 10356
Core i7-1360P 9720
Core Ultra 5 125U 9553
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core Ultra 9 185H 1882 [パフォーマンス]
1795 [バランス]
Core i7-13700HX 1868
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535HS 1463
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
Core Ultra 9 185H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Core Ultra 9 185H 1111 [パフォーマンス]
1101 [バランス]
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 9 8945HS 106
Core Ultra 9 185H 105 [パフォーマンス]
105 [バランス]
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

DDR5-5600のメモリを搭載しており、帯域は広いです。

 

グラフィックス

Alienware m16 R2のグラフィックスは、GeForce RTX 4050またはRTX 4060またはRTX 4070です。薄型のXシリーズの「Alienware x16 R2」ではRTX 4090まで選択できるのに、パフォーマンス重視のmシリーズの本製品では、なぜか選択できません。

今回、GeForce RTX 4070を搭載していますが、最大グラフィックスパワーは140Wと高めでした。

GeForce RTX 4070の最大グラフィックパワー

 

3DMark Time Spyのグラフィックスのスコアは次の通りです。高めのスコアが出ています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4070 Laptop (140W)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4080 145W 16255
RTX 4070 140W 12655 [パフォーマンス]
140W 12509 [最適]
RTX 4060 140W 10448
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 4060 45W 7441
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス(ただし、最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4070の情報は次の通りです。パフォーマンスモードにすると、GPUを Clockなどが若干上がります。ただ、上の表の通り、ベンチマークスコアはほぼ上がりませんでした。

GeForce RTX 4070 Laptop GPU

 

ストレージ

ストレージには PCIe Gen4 SSDを搭載しており、アクセス速度は非常に速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
7043
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

micor SDカードスロットを搭載していますが、どうせならフルサイズのSDカードスロットが良かったです。アクセス速度は速いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ここでは、ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。なお今回は、動作モードを「パフォーマンス」、ディスプレイモードを「NVIDIA GPU(ディスクリートモード)」にしています。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

 

各ゲームの平均フレームレート

重いゲームについては、2560x1600でも、ややグラフィック品質設定を下げることで、60 fps以上の平均フレームレートが出ていました。

中程度の重さのゲームについては、2560x1600、最高品質のグラフィック設定でも60 fpsを超えていました。

高いフレームレートが要求されるシューティングゲームも、2560x1600でも割とプレイできるフレームレートが出ています。200 fps以上でプレイしたければ、解像度を落とすか、少しグラフィック品質設定を落とすといいでしょう。

フォートナイトは、レンダリングモードをDirect X12ではなく、「パフォーマンス」にするのがおすすめです。話が脱線しますが、フォートナイトの新シーズン(C5C3)は、車やパンチなどの新要素が強すぎて、難しい建築をほぼしなくても勝ちやすいです。現環境に不満に思っているユーザーも多いと思いますが、初心者でもある程度勝ちやすいので、この機会にフォートナイトを始めてみてはいかがでしょうか?特に格ゲーやカーレースゲームが得意な人には合っているかも(?)しれません。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ノーマル 65 fps
最高 24 fps
2560x1600 50 fps
ノーマル 41 fps
最高 18 fps
※フレーム生成をオンにすると映像がおかしくなるので、今回はテストしていません
重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 52 fps(88 fps)
2560x1600 52 fps(84 fps)
ウルトラ 42 fps(75 fps)
※括弧内は、アップスケーリング:DLSS(バランス)+フレーム生成:オンの時
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 84 fps(105 fps)
2560x1600 81 fps(113 fps)
最高 60 fps(94 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 68 fps
2560x1600 90 fps
ウルトラ 58 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 68 fps
2560x1600 90 fps
最高 58 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 68 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 53 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060 55W 37 fps
RTX 4050 45W 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 90 fps
2560x1600 76 fps
ウルトラ 55 fps
レイトレ:ウルトラ 45 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 90 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
90W 90 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 4060 55W 70 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 117 fps
2560x1440 標準品質 114 fps
高品質 86 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 106 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 140 fps
2560x1600 127 fps
最高 94 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 203 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 140 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 131 fps
RTX 4060 55W 99 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 40W 53 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 122 fps
2560x1600 152 fps
ウルトラ 88 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 132 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 122 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 116 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 125 fps
2560x1600 高(ノート) 107 fps
最高品質 76 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン2]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 180 fps
中設定 151 fps
最高設定 110 fps
2560x1600 低設定 142 fps
中設定 122 fps
最高設定 69 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
259 fps
2560x1600 263 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 201 fps
2560x1600 低設定 194 fps
高設定 155 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 403 fps
2560x1600 高設定 357 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 189 fps
2560x1600 中型 175 fps
ウルトラ 148 fps

 

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間を下に掲載します。なお、ここでは「パフォーマンス」モードで計測した結果を掲載しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

RAW現像時間は高速です。最近ではAIを使った処理も増えてきていますが、外部GPUを搭載しているので、そういった処理も高速です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 185H
RTX 4070 (140W)
62秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

外部GPUを搭載しており、Premiere Proでの4K動画の書き出しは高速で、編集作業自体も快適です。ディスプレイの解像度も高いので、ペインの多いPremiere Proも快適に使えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Core Ultra 9 185H
RTX 4070 (140W)
3分36秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードを実行しましたが、比較的速いです。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core Ultra 9 185H 6分12秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

背面にUSB-Cポートは2つあり、1つはThunderbolt4、PowerDelivery、DisplayPort出力に対応し、もう1つはDisplayPort出力のみに対応しています。

Thunderbolt4に対応したポートの動作テスト結果が次の通りです。PD充電器は警告が表示されますが、65Wの低めの容量の充電器でも使えました。

Thunderbolt 4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ○ ※3
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ○ ※3
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器 ○ ※3
100W Anker PowerPort III ○ ※3
65W Lenovo GaN充電器 ○ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ○ ※3
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 「低速の充電ケーブル」との警告表示が出る

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、120Hz、RGBで表示することができました。iGPUではなくdGPUから出力されているので、10ビット表示も可能でしょう。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Alienware m16 R2の質量のチェックです。

メーカーサイトには、「最大重量:2.61kg」となっていますが、当サイトで計測した限りでは、それよりも大分軽かったです。ACアダプターはやや重いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.495kg
ACアダプター 659g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Alienware m16 R2のバッテリー容量は90Whとなっており大容量です。スペックの高いPCですが、動画視聴程度の軽い負荷であれば(2)くらいはバッテリーで駆動可能です。動画編集をした場合は(3)くらいの駆動時間になるでしょう。なお、ゲームをした場合は、1時間程度しかもたないですし、フレームレートが下がるのでおすすめしません。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0
(2) 動画再生時 7時間12分
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 2時間32分
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。画面輝度は約120cd/m2
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは1080pのフルHDカメラが搭載されていおり、解像度は十分です。やや青みの強い発色でしたが、ウェブ会議で使う程度であれば問題ないでしょう。配信などで使うなら、外付けのウェブカメラを付けたほうがいいかもしれません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、2W×2で、キーボード面の左右サイドに配置されています。音質は良く、ノートPC基準で10点満点で6~7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

「バランス」モードでは、安定動作時のCPU電力は80W以上も出ており高めです。このときの、CPU温度は100℃まで上がっており高めの温度です。もう少しCPU電力は低めに推移させても良かったかなと思います。

「パフォーマンス」モードでは、なだらかにCPU電力が下がってきますが、時間が経つと「バランス」モードと同じくらいのCPU電力、CPU温度になります。

  • バランス
  • パフォーマンス
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU温度およびGPU温度は下図の通りです。

どちらのモードもCPU温度が高めですが、しばらく経って、ブースト期間が終わると落ち着きます。GPU温度については問題ありません。

  • バランス
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音ですが、ゲームをすると騒音値は、他のゲーミングノートPCと比べても高めになります。なお、「特徴」の部分で記載しましたが、Fn+F2を押して、ステルスモードにすると、約45dBまで下がります。ややパフォーマンスは落ちますが、動作音が気になる方はこのモードにしてもいいでしょう。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約20dB 約51dB 約51dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし表面温度が高いと、手が熱くなっていき、不快感を覚えます。

アイドル時も表面温度はやや高めです。ゲームをするとさらにキーボード面全体の温度が上がります。ただ、パームレスト部分はそこまで温度は上がりません。実際にゲームをしてみると、やや暖かさを感じはしますが、気になるほどではありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

高性能パーツを搭載しているので、高い消費電力です。なお、Core Ultra 7に、RTX 4050のモデルなど、もっとスペックを下げれば消費電力は低くなります。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約18W 約182W 約183W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Alienware m16 R2の外観のチェックです。

パームレストおよびディスプレイのベゼルは、マットな質感のブラックのカラーです。肌触りがよく好きな素材です。

 

ダーク メタリック ムーン カラーのアルマイト加工アルミニウムを採用し、上質な見た目です。エイリアンのアイコンは光り、ゲーミングノートPCらしさを演出しています。

 

天板を閉じたときの高さは約23.50 mmで、割と薄いです。

 

インターフェースはご覧の通りです。

フルサイズUSBポートが右側面の中央付近にしかないので、有線マウスを使う場合、コネクタ部分が結構邪魔になります。有線のゲーミングマウスを使っている方は、USB-Cへの変換アダプターを付けて、USB-Cポートに挿すといいと思います。

 

底面には、ハニカムデザインの吸気口が搭載されています。

 

ディスプレイは、約180度も開くことができます。

 

ACアダプターは、240Wです。丸みを帯びているので持ちやすいです。電源ケーブルはやや太めです。

 

まとめ

以上が、Alienware m16 R2のレビューです。

ハイブランドのゲーミングノートPCで、性能が高めであるだけでなく、所有感が満たされる製品です。マットな質感のパームレストに、アルミニウム素材の天板を採用し、美しいデザインです。また、キーボードバックライトやタッチパッド回り、天板のエイリアンアイコンが光り、自分好みにカラーを変更することも可能です。

CPUには、ワットパフォーマンスの高い最新のインテル Core Ultraを搭載。従来モデルよりも最大のパフォーマンスは落ちてはいますが、十分高めの性能は出ています。

ディスプレイには、2560x1600ドット、240Hz、100% sRGBのパネルを搭載し、ゲーム映像は綺麗ですし、画像や映像の編集などにも使える品質です。最大で64GBのメモリを搭載することができるので、クリエイティブワークをする方にも適しています。

今回、GeForce RTX 4070の高めのグラフィックスを搭載していたので、ゲーム時のフレームレートは高めでした。2560x1600の解像度でも、十分なフレームレートが出ていることが多かったです。ただし、RTX 4050やRTX 4060の場合は、解像度を下げる必要があるかもしれません。

価格はやや高いですが、ハイブランドの高級ゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。

 

ハイブランド・ゲーミングノートPC

Alienware m16 R2

特徴

  • ハイブランドのAlienwareシリーズ
  • 高級感あるボディ
  • 高解像度・高リフレッシュレートのディスプレイ

こんなあなたに

  • ハイブランド品が欲しい方
  • 見た目のいいゲーミングノートPCが欲しい方
  • 価格24万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

 

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