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1kgを切る軽量ノートパソコン ランキング
このページでは、 現在発売中のモバイルノートパソコンの中で、1kgを切る製品をランキング形式で紹介します。
最近は、軽量ノートPCが増えており、1kgを切る機種だけでも10種類以上の選択肢があります。軽さだけでなく、画面サイズ、処理性能、価格など重視するポイントに合わせた機種選びがしやすくなってきました。当サイトでレビューをしたものについては、機種名をクリックすると詳細なレビューをご確認いただくことができます(一部、旧モデルのレビューの場合もあります)。是非、参考にしてください。
なお、筆者が把握している個人向けのノートパソコンで、現在、メーカーサイトで販売中の製品に限ります。メジャーなPCメーカーは一通り確認していますが、もしかすると漏れがあるかもしれません。
製品名 | 質量 | ||
1位 | 富士通 LIFEBOOK WU-X/H1 | 約689g~ | |
---|---|---|---|
2位 | 富士通 LIFEBOOK WU2/H1 | 約758g~ | |
3位 | Panasonic レッツノート SR | 約859g~ | |
4位 | 富士通 LIFEBOOK WU3/H2 | 約864g~ | |
5位 | dynabook GZ/HW | 約875g~ | |
6位 | 富士通 FMV Zero LIFEBOOK WU4/H1 | 約888g~ | |
7位 | dynabook RZ/MX | 約899g | |
8位 | VAIO SX12 | 約899g~ | |
9位 | dynabook XZ/HW | 約901g~ | |
10位 | NEC LAVIE Direct NEXTREME Carbon | 約929g~ | |
11位 | Panasonic レッツノート QR | 約949g~ | |
12位 | dynabook GA/ZY | 約956g | |
13位 | ThinkPad X1 Nano Gen 3 | 約966.5g~ | |
14位 | NEC LAVIE Direct N13 | 約972g~ | |
15位 | マウスコンピューター DAIV Z4-I7I01SR-A | 約975g | |
16位 | dynabook VZ/MX | 約979g | |
17位 | HP Pavilion Aero 13-bg | 約990g |
また、近々、インテルCore Ultra シリーズ2を搭載したノートPCが、各社から続々発売されると思います。その中にも1kgを切るノートPCがいくつかあると思うので期待して待ってみたいと思います。
ピックアップ製品
上の製品の中から、いくつかの製品をピックアップして、簡単に特徴を解説します。詳細についてはレビュー記事をご覧ください。
CPU | 第13世代Core (U/P) |
---|---|
メモリ | 4GB ~ 32GB |
ストレージ | 最大 2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 |
質量 | 約689g~ |
バッテリー | 約11~29.5時間 |
WWAN | 5G対応モデルあり |
価格[税込] | 10万円台~ |
13.3型だった旧モデルから、画面比16:10の14型液晶搭載へとサイズアップしましたが、驚くほどの軽さは健在です。14型ノートPCとしては世界最軽量のWU-X/H1は約689g、軽量モデルのWU2/H1は64Whの大容量バッテリーを搭載しても約868g~と、1kgを大きく下回っています。
どちらの機種も、LANポートやmicroSDカードリーダーを備え、インターフェイスが充実しています。
14型液晶は、画面比16:10の液晶で作業がしやすいですし、色域も広めです。また、キーボードも打ちやすいです。このように、モバイルノートPCとしての完成度が高いのに、10万円台~と価格は高くありません。
なお、WU2/H1には5Gに対応したモデルも登場しており、こちらも非常におすすめです。5G対応モデルは、第13世代 (P)を搭載しており、処理性能も少し高めです。
ACアダプターには、45Wと、65W(当サイト計測:約243g)の2種類があります。選ぶことができるならば、65WのACアダプターがおすすめです。
CPU | Ryzen 8040 (Zen 4) |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 最大 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | 1920x1200 IPS 非光沢 |
質量 | 約990g |
バッテリー | 最大 約11.5時間 (43.3Wh) |
WWAN | 非対応 |
価格[税別] | 12万円台~ |
ここで紹介している軽量ノートPCの中で、トップクラスのコスパの高さを誇る機種です。
最新の「Zen 4」世代 Ryzen 8040シリーズプロセッサーを搭載しており、高めの処理性能で快適に使用することができます。
液晶は、画面比16:10の13.3型液晶を搭載しています。一般的なFHD液晶よりも縦方向に少し長いので、Web閲覧や、Officeソフトでの作業がしやすいですし、sRGBカバー率100%(当サイト計測)と色域が広めで、質がいいです。
1kgを切る軽さのモバイルノートPCで、似たようなスペックと質のいい液晶を備えた機種を選ぶと、20万円前後ぐらいの価格になることが多いです。しかし、本機器は、Ryzen 5 8640U、16GBメモリ、512GB SSDの構成が12万円台(税込)なので、コスパが非常に高いです。
また、旧モデルでは、「Enter」キーの横にもう一列キーが配置されていましたが、新モデルではキー配列も改善され、タイピングがしやすくなったもの嬉しい部分です。
ただし、WWANには非対応です。また、バッテリー容量は43.3Whとやや少なめです。バッテリー駆動で使用することが多い場合は、バッテリー残量が少し気になるかもしれません。さらに、当サイトの計測で、ACアダプターは318gと軽くはありません。ACアダプターも一緒に持ち歩きたい場合は、注文時に、「HP 65W 窒化ガリウム USB-C 2 ポートチャージャー」を一緒に購入するといいです。
CPU | 第13世代Core (P) |
---|---|
メモリ | 8GB ~ 32GB |
ストレージ | 最大 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD IGZO 非光沢 |
質量 | 約875g~ |
バッテリー | 約24.0時間 |
WWAN | 非対応 |
価格 | 12万円台(税別)~ |
dynabook GZ/HWは、国内での知名度が高いdynabookのモバイルノートPCです。800g台と軽いですが、約53Whと大きめのバッテリーを搭載し、最大約24時間のロングバッテリー駆動が可能です。しかも、Core i5-1340P、16GBメモリ、512GB SSDの構成が12万円台と安いです。
液晶は画面比16:9ですが、省電力で色彩豊かなSHARPのIGZO液晶(当サイト計測でsRGBカバー率99.9%)なので、見やすく、色鮮やかな表示が可能です。
また、軽量PCですが、Thunderbolt対応のUSB Type-C x2の他に、HDMI、LANポートも搭載しており、ポート類が充実しています。
ただし、キーボードにバックライトがついていないことと、LTEに対応していないのがやや残念です。
当サイトの計測で、ACアダプターは256gでした。
なお、最新モデルのdynabook GZ/HYも販売されています。ただし、キーボードに「Copilotキー」が配置されているぐらいで、その他の基本的な構成には大きな差はありません。
CPU | Ryzen 7030Uシリーズ |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 最大 512GB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約956g |
バッテリー | 約17.5時間 |
WWAN | 非対応 |
価格 | 10万円台(税別)~ |
dynabook GA/ZYは、国内で名の知れたdynabookのモバイルノートPCで、1kgを切る軽さでありながら、10万円台~という安さが魅力的な機種です。
10万円台(税込)で購入することができるのは、Ryzen 5 7530U、16GBメモリ、256GB SSDのモデルです。一世代前のRyzenプロセッサーではありますが、Officeソフトでの作業など、一般的な用途には十分の性能です。
また、LANポートや、PowerDeliveryと外部ディスプレイ出力に対応したUSB-Cポートがあり、ポート類も揃っています。
一方、上で紹介したdynabook GZ/HWと比べると、液晶の色域が狭いので、写真や動画を表示すると、ややくすんだ色に感じることがあります。
その他、キーボードにバックライトが付いていませんし、スピーカー音もそれほどよくありません。また、WWANにも非対応です。この辺りが気にならなければ、軽くて、コスパの高いモバイルノートPCとしておすすめです。
当サイトの計測で、ACアダプターは236gでした。比較的コンパクトなので、持ち運びがしやすいです。
CPU | 第13世代Core (U) |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 最大 2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | 1920x1200 IPS 非光沢 |
質量 | 約929g~ |
バッテリー | 最大 約22.6時間 |
WWAN | 5G / LTE 選択可能 |
価格[税込] | 24万円台~ |
LAVIE Direct NEXTREME Carbonは、全体的なバランスがよく、使いやすい、高級モバイルノートPCです。14型サイズで約929g~と軽いので、もちろん持ち運びもしやすいです。
画面比16:10の液晶は、作業がしやすいですし、当サイト計測でsRGBカバー率98.2%と色域が広めなので、写真や動画を色鮮やかに表示することができます。また、ゆとりのあるキーサイズのキーボードを搭載しており、タイピングがしやすいです。
5G / LTE対応も選択できますし、インターフェイスも標準的で、モバイルノートPCとして大きく欠けた部分がありません。
目立った欠点が見当たらない、完成度の高いモバイルノートPCです。あえてデメリットを挙げると、価格が高めということぐらいです。
当サイトの計測で、ACアダプターは223gでした。
CPU | 第13世代Core (U/P) |
---|---|
メモリ | 8GB ~ 32GB |
ストレージ | 最大 2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | フルHD 広視野角 非光沢 タッチ |
質量 | 約864g~ |
バッテリー | 最大 約30.3時間 |
WWAN | 非対応 |
価格[税込] | 13万円台~ |
約360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。この手の製品は、構造上質量が重めになりがちですが、LIFEBOOK WU3/H2は、25Whバッテリー搭載時に約864g~、大容量の64Whバッテリー搭載時でも約974g~と非常に軽いです。おすすめは、最大約30.3時間のロングバッテリー駆動が可能となる、64Whバッテリーです。
下図のような、内蔵アクティブペンが付属しているのも大きな特徴です。本体下部の専用ガレージに収納することができ、本体収納時に自動的に充電されるので、持ち運びがしやすいです。
また、LANポートや、microSDカードリーダーを搭載し、ポート類が充実しているので、外出先でも周辺機器との接続で困ることは少ないでしょう。
液晶は、13.3型のFHD液晶で、最近流行りの画面比16:10の液晶ではありません。当サイト計測で、sRGBカバー率93.0%と色域も広めですが、輝度を大きく下げるとフリッカーが検出されました。この辺りが、少し気になるかもしれません。また、WWANにも対応していません。
当サイトの計測で、ACアダプターは238gでした。 スリムタイプなので持ち運びがしやすいです。
CPU | 第13世代Core (U/P) |
---|---|
メモリ | 8GB~32GB |
ストレージ | 最大 2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 12.5型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約899g~ |
バッテリー | 最大 約27.5時間 |
WWAN | 4G LTE対応 選択可能 |
価格[税込] | 17万円台~ |
VAIO SX12は、やや小型の12.5インチ液晶を搭載し、質感が高い、ハイクラスのモバイルノートPCです。
液晶が小さい分、ここで紹介している機種の中でもボディサイズがコンパクトなので、カバンへの出し入れがしやすいです。バッテリー駆動時間が比較的長く、4G LTE対応(5Gモデルは完売)を選択することができるので、頻繁にノートPCを持ち運ぶような方におすすめです。
モバイルノートPCとしては不足のない処理性能を備え、当サイト計測でsRGBカバー率98.4%と色域広めの液晶を搭載しているので、外出先での写真や動画のチェックやライトな編集などにも使用しやすいです。
また、小型ボディですが、十分なキーピッチのフルサイズキーボードを搭載しています。13~14インチクラスのノートPCと比べても遜色ないキーボードの打ちやすさです。バックライト付きも選択できます。
ポート類には、Thunderbolt 4対応のUSB-Cや、LANも備えており、充実しています(ただし、SDカードリーダーは非搭載)。
当サイトの計測で、ACアダプターは226gと比較的軽いです。
パソコンやガジェット好きが高じて、パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートを行うようになる。最近では、飼っているハムスターやカナヘビに癒されたり、ベランダで作っているトマトやヘチマの成長を見て喜んだりしている。子どもとマイクラをすると、画面酔いするようになり、年を感じる今日この頃。
2018年頃から、the比較の記事執筆に参加。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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