※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

マウスコンピューター DAIV Z4-I7I01SR-Aの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-1360P
グラフィックス インテル Iris Xe
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ 500GB ~ 4TB SSD
液晶サイズ 14型
液晶種類 1920x1200 非光沢
質量 約975g
バッテリー 約11時間 (53Wh)
価格[税込] 19万円台~
1kgを切るクリエイター向けノートPC

DAIV Z4-I7I01SR-Aは、1kgを切る質量で、外出先へ持ち運びしやすいクリエイター向けノートPCです。

他のモバイルノートPCと異なるのは、大容量メモリ、大容量ストレージを搭載することができる点です。多くのメモリを消費するクリエイター向けソフトが動かしやすいです。

ディスプレイは、sRGB比100%の色域なので、ウェブ掲載用の画像などを編集するクリエイターに適しています。

オプションでLTE モジュールを選択することができ、どこでもインターネットに接続可能です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1360P、16GBメモリ、500GB SSD

 

本製品を安く買う方法

その1セール品を狙う

マウスコンピューターでは、定期的にセールを行っています。もし本製品がセール対象に入っていれば、安く購入できます。

その2シークレットモデルを購入する

メーカーさんから、特別価格で購入できるシークレットモデルを紹介してもらいました。このページからであれば、DAIV Z4-I7I01SR-Aを「199,800円 → 189,800円」で購入することができます。ただし、セール品のほうが安い場合もあるので、価格を比較してからご購入下さい。

その3当サイト限定「Amazonギフト券プレゼント」を利用する

当サイト経由で、税込み130,000円以上の構成でマウスコンピューター製PCを購入すると、5,000円分のAmazonギフト券がもらえます。詳細は、以下のリンク先をご覧ください。

 

目次

お忙しい方は、「DAIV Z4-I7I01SR-Aの特徴」のみお読みください。

 

DAIV Z4-I7I01SR-Aの特徴

1kg以下で持ち運びに便利

DAIV Z4-I7I01SR-Aは、クリエイター向けノートPCとしては非常に軽い製品です。外部GPUは搭載していないので、動画編集などグラフィックスに負荷のかかる作業は苦手ですが、画像編集やRAW現像くらいの負荷であれば、問題ないでしょう。外出先で、そのような用途に使う方におすすめです。

1kg以下の軽さ

 

メモリ交換が可能

1kgを切るようなノートPCは、オンボードメモリであることがほとんどですが、本製品はスロット式のメモリなので、後から交換することが可能です。クリエイター向けソフトは、かなりメモリを消費するので、使っているうちにメモリが足りないことに気づくことも少なくありません。本製品なら、底面カバーを開ければ、最大64GBまでメモリ容量を上げることができます。

なお、最初から使用メモリが想定できる場合は、購入時に必要な容量にカスタマイズするといいでしょう。

メモリ交換が可能

 

最大4TBのSSDが選択可能

動画編集などをする場合、ストレージをかなり多く消費します。しかし、一般的なモバイルノートPCは、512GBなどの容量が一般的で、これだと容量不足になるケースがあります。一方、DAIV Z4-I7I01SR-Aは、カスタマイズ画面で、最大で4TBのSSDを選択することが可能です。しかも、2TBなら、26,400円で追加することができるので安いです。

最大4TBのSSDを搭載可能

 

フルサイズのSDカードスロットを搭載

一眼カメラなどで画像や動画を撮影する場合、SDカードでPCへデータを取り込むことが多いと思いますが、本製品はフルサイズのSDカードスロットを搭載しているので、アダプターなどを用いなくても、データを直接読み込むことができます。

ただし、アクセス速度がやや遅いです。画像の取り込みならそれほど気にならないかもしれませんが、動画の取り込みの場合、やや遅く感じるかもしれません。

フルサイズのSDカードスロット搭載

 

LTEモジュールも選択可能

DAIV Z4-I7I01SR-Aは、LTEモジュールを選択し、搭載することも可能です。別途SIMカードを用意してPCに挿入すれば、どこにいてもインターネットに接続することができます。

クラウドストレージなどを利用して、画像などを保存している方は便利でしょう。また、どこにいてもメールをチェックしたり、Webページを見たり、YouTube動画を見たりすることができます。

LTEモジュールを搭載可能

 

sRGB比 100%の色域

DAIV Z4-I7I01SR-Aのディスプレイは、sRGB比 100%の色域です。ブロガーやWebデザイナーなど、ウェブページ用の画像の編集や、デザイン制作、ライティングなどをする方にちょうどいいでしょう。

広めの色域 

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
Web閲覧やOffice作業のような作業は快適です。ディスプレイも画面比16:10で、通常よりも縦方向の比率が高いのでWebページなどが見やすいです。
オンライン会議 マイク、スピーカー、Webカメラを備えており、スペックも十分なので、問題なくオンライン会議を行えます。
動画鑑賞 色域が広めのディスプレイなので、動画の映像が綺麗です。スピーカーも、若干こもった感じはありますが、ノートPCとしてはまずまずの音質です。
RAW現像
画像編集
前述の通り、sRGB比100%のディスプレイを搭載しているので、ウェブページ掲載用の画像編集などに適しています。
動画編集 △~○ 外部グラフィックスを搭載していないため、4K解像度や長尺の動画の編集には不向きですが、FHDの10分程度の動画編集であれば、多少遅く感じる部分はあるにしても、出来ると思います。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないので、ゲーム向きの製品ではありません。特に動きの速いFPSゲームは難しいです。ただ、軽いゲームであれば、グラフィック設定を落とすことでできるゲームもあります。

 

ディスプレイのチェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aのディスプレイのチェックです。

画面比16:10、解像度1920x1200、sRGB比100%の14型液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では342cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率99.2%でした。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ補正されていません。自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは低減されています。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)もありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aのキーボードのチェックです。

キーピッチは、横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.2mmです。キーストロークが短めですが、実際にタイピングしてみると、そこまで気にはなりません。ただ、キートップがフラットなので、もう少し湾曲していればよかったと感じます。キーピッチは十分あり、特別小さいキーもありません。トータルで考えると普通の打ち心地のノートPCです。

タッチパッドの操作性は普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトを搭載しており、明るさも2段階で変更することができます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aのパフォーマンスをチェックします。

 

CPU

CPUは、PBP(プロセッサー・ベース・パワー)が28WのCore i7-1360Pです。高負荷時のCPU電力を計測すると、20W程度となっており、若干抑えられていました。

そのため、以下のCINEBENCH R23のスコアを見ても、Core i7-1360Pにしては少し低めのスコアです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1360P
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900H 19223
Core i7-13700H 17563
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-12650H 12674
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Core i5-12450H 10260
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 5825U 10040
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Core i5-1335U 8404
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Core i7-1360P 9720
8230
Core i5-1235U 7589
Core i3-1215U 4969
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i7-13700H 1908
Core i7-1360P 1839
1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i5-1335U 1685
Core i5-1240P 1666
Core i5-12450H 1663
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、メモリ帯域幅は広かったです。スロット式メモリなので、メモリの換装も可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
53.33GB/s
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵のもの使用します。3DMark Night Raidのグラフィックスコアは以下の通りで、Core i7にDDR5-4800のメモリを搭載している割には思ったほどのスコアは出ませんでした。ただ、CPU内蔵グラフィックスとしては、低くはないスコアです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1360P
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX550 35717
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
メモリLPDDR5-6400
28714
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i7-1355U
メモリDDR4-3200
18235
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
17708
Ryzen 7 7730U
メモリLPDDR4X-4266
17524
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Ryzen 5 7530U
メモリLPDDR4X-4266
16389
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDの割にはそこまで速くありません。ただ、他の高速SSDを選択することも可能です。また、容量については最大4TBのSSDを選択することが可能です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
3732
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカード挿入後は、結構出っ張りがあるので、このままカバンに入れると、カードが折れるかもしれないので気をつけましょう。

また、アクセス速度はあまり速くありません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

100枚のRAWデータを一度に書き出したときの時間を下に掲載しています。他の高性能CPUと比べると遅いですが、待てない時間ではありません。また、1枚1枚書き出すような方は、全然待たされません。現像処理自体は、それほどストレスなく行えます。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core i7-13700H 76秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1360P 99秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

ここでは、処理に時間のかかるニューラルフィルターの実行時間を計測しました。外部GPUを搭載していないので、スーパーズームのような処理は時間がかかっています。

ただ、一般的によく使われるフィルターなどの処理は、ほぼ待たされません。Photoshopを十分使える性能です。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約4分16秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分41秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHDの10分くらいの動画の書き出しであれば、そこまで待たされません。また、FHD動画のカット編集くらいなら、そこまでストレスなく行えます。

ただ、長編の動画や、4K動画の編集、複数の動画をタイムラインに並列に並べた編集などをするなら、外部グラフィックスを搭載したPCがおすすめです。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分50秒
Core i7-1280P
Intel Iris Xe
3分00秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
3分35秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分38秒
Core i5-1240P
Intel Iris Xe
4分01秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分06秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 5825U
Radeon Graphics
4分42秒
Ryzen 5 5625U
Radeon Graphics
4分48秒
Ryzen 7 4700U
Radeon Graphics
5分05秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aは、USB3.1 Type-Cポートと、Thunderbolt 4ポートを備えています。

どちらのポートもPowerDeliveryに対応しているので、外出先でも充電しやすく便利です。映像出力にも対応しているので、自宅ではカラーマネージメントモニターなどに接続して使用することもできます。

当サイトでの動作結果は次の通りで、30W以上のPD充電器なら使用することができました。

左側面のUSB3.1 Type-Cポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
右側面のThunderbolt 4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、8ビット、60Hz、RGBで表示できていました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約975g」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じで、かなり軽いノートPCです。なお、LTEモジュールを追加した場合は、もう少し重くなると思います。

ACアダプターの重さは普通です。外出先に持って行くとは、別途軽いPD充電器を用意するのもいいと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 981g
ACアダプター+電源ケーブル 233g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は53Whと、最近のモバイルノートPCとしては、普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下表の通りです。動画再生程度の軽い負荷なら(2)くらいのバッテリー駆動時間になると思います。常に何か作業をしているなら(3)くらいのバッテリー駆動時間になると思います。

他の14型のモバイルノートと比べた場合は、普通のバッテリー駆動時間だと思います。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約11時間
(2) 動画再生時 11時間22分
(3) CPU7%、iGPU8%の負荷 4時間28分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。70%まで充電できているので、まずまずの充電速度だと思います。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
70%(約37Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、約200万画素のFHDカメラが搭載されています。解像度が高く細部まで綺麗な映像・画像を撮影することができますが、やや赤みが強い印象でした。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右に配置されています。音質は、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

処理開始後、2分間くらいのターボブースト期間は、25~37WくらいのCPU電力が出ており、割りと高いパフォーマンスが出ています。その後は、約20WのCPU電力で推移しており、PBPの28Wは出ておらず、パフォーマンスはやや下がります。

CPU温度については、ターボブースト終了後は、70℃前後で推移しており、問題ありません。

CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

アイドル時でもやや動作音は聞こえます。負荷をかけたときは、一般的なノートPCよりも、わずかですが高めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Premiere Proでプレビュー再生(320pの低画質動画)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

高い負荷がかかっても、表面温度はそれほど熱くなりません。快適に使用できると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

DAIV Z4-I7I01SR-Aの外観のチェックです。

マグネシウム合金を採用した薄型のボディで、良い質感です。

 

天板には、DAIVのロゴが入っています。

 

ボディの高さは約16.4mmとなっており薄型です。

 

側面のポート類はご覧のようになっています。主要なポートは揃っています。

 

ヒンジは下図の角度まで回転します。デスクで1人で使う分には、十分開きます。

 

底面はシンプルなデザインです。

 

底面カバーを外したときの画像が以下です。ファンが1つ、ヒートパイプが1つです。28WのCPUを十分冷すには、ファンが2つ欲しいところでしたが、それだとPC本体が重くなるので、ここは致し方ないところです。

 

メモリはスロット式で、交換することができます。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。空きスロットはありません。

 

LTEモジュールを接続するスロットがあり、近くにはアンテナもあります。

 

ACアダプターは、65Wで、サイズは普通の大きさです。

 

まとめ

以上が、DAIV Z4-I7I01SR-Aのレビューです。

1kg以下の軽いノートPCで、大容量メモリ、大容量ストレージを選択することができるクリエイター向けの製品となっています。特に、1kg以下のノートPCで、メモリを交換することができる製品は珍しいです。メモリ不足に感じたときに、後からでもメモリ容量を増やすことが可能です。

ディスプレイは、画面比16:10の1920x1200で、sRGB比100%となっており、ウェブ用の画像編集やデザイン制作に適しています。

また、LTEモジュールを選択することができるのもメリットです。どこにいても、ウェブページで調べ物をしたり、クラウドストレージを参照したりすることが可能です。

頻繁に外にパソコンを持ち歩く、ブロガーや、Webデザイナー、サイト運営者などに適していると思います。

 

1kgを切るクリエイター向けノートPC

DAIV Z4-I7I01SR-A

特徴

  • 1kgを切る質量
  • 大容量メモリ、ストレージが選択可能
  • LTEモジュールを追加可能

こんなあなたに

  • ブロガー、Webデザイナー、サイト運営者
  • 外でライトなクリエイティブ作業をしたい方
公式サイトはこちら

 

関連ページ