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富士通 LIFEBOOK WU2/G2の実機レビュー
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 4GB ~ 32GB |
ストレージ | 最大2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型ワイド |
液晶種類 | FHD IGZO 非光沢 |
質量 | 25Wh:約736g~ 64Wh:約865g~ |
バッテリー | 25Wh:約11.0時間~ 64Wh:約29.5時間~ ※1 |
価格[税込] | 14万円台~ |
※1 5Gモデルは約28.0時間
LIFEBOOK WU2/G2は、モバイルノートPCの中でも、軽さと、長いバッテリー駆動時間が際立った製品です。
25Whほど軽くはありませんが、それでも、64Whバッテリーが個人的にはおすすめです。このバッテリーを搭載することで、約865g~と軽い上に、約29.5時間(メーカー公表値)のロングバッテリーを実現できます。
5Gに対応したモデルもあり、SIMを挿せばどこでもインターネットができます。
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-1235U、16GBメモリ、256GB PCIe SSD
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目次
お忙しい方は、「LIFEBOOK WU2/G2の特徴」のみお読みください。
LIFEBOOK WU2/G2 の特徴
64Whなら、かなり長いバッテリー駆動時間
LIFEBOOK WU2/G2は、カスタマイズ画面で25Whと64Whのバッテリーを選択できます。
従来モデルは、25Whと50Whだったので、大きなバッテリーの方は、14Whも容量が増えています。
また、64Whにすると、25Whのときよりも、約2.7倍もバッテリー駆動時間が伸びるのに、質量は約1.18倍に増えるだけです。
64Whバッテリーの場合、メーカー公表値で約29.5時間もバッテリーで駆動します。実際の使用では、10~20時間程度のバッテリー駆動時間になるとは思いますが、それでも長いバッテリー駆動時間です。
25Wh | 64Wh | |
バッテリー駆動時間 ( JEITA2.0) |
約11.0時間 | 約29.5時間 |
質量 | 約736g~ | 約865g~ |
大容量バッテリーでも軽量
25Whバッテリー搭載時なら約736g~、64Whバッテリー搭載時でも約865g~と軽量です。下表の通り、64Whのバッテリーを搭載していても、他社のライバル機種よりもかなり軽くなっています。64Whものバッテリーを搭載して、この質量はかなり優秀です。
打ちやすいキーボード
LIFEBOOK WU2/G2は、キーボードが打ちやすいのも特徴です。
小さいアルファベットキーがなく、EnterやBackSpace、半角/全角などよく使うキーが通常よりも大きく、非常にタイピングしやすいです。
また、矢印キーも一段下がった位置にあり、見なくても押しやすくなっています。クリックボタンも独立しているので、こちらも押しやすいです。
5Gモデルもあり
LIFEBOOK WU2/G2には、「5G対応モデル」もあります。価格が22万円からと高くなりますが、頻繁に外出先へノートPCを持ち出す方にはおすすめです。SIMカードを搭載すれば、ノートPCを開いたら、すぐにインターネットが使えます。
SIMカードは、安いものなら月々800円程度で契約することができて、ランニングコストはそれほどかかりません。個人的には、MVNOなら、OCNモバイルONEが、混雑している時間帯でも速度低下が少なく、価格も安くおすすめです。
軽くてもポート類が充実
最近は、USB-CのみといったノートPCも増えてきましたが、LIFEBOOK WU2/G2は、ポートの種類がたくさんあります。有線LANポート、フルサイズのSDカード、HDMIポートなど、ビジネスシーンや、クリエイティブワーク時にあると便利なものが揃っています。
画面比は16:10ではなく16:9
最近は、画面比16:10のディスプレイが増えてきましたが、LIFEBOOK WU2/G2は従来通り16:9のディスプレイを搭載しています。16:10は、16:9のディスプレイに比べて、縦方向の情報量が多くなり、ウェブページや文書ファイルが見やすくなるというメリットがあります。
ただし、16:9にもメリットがあり、同じディスプレイサイズ(※)なら、16:9のほうが16:10よりも横幅が広くなるので、表示スケールが同じなら文字がやや大きくなります。また、ボディも横に長くなるため、キーボードの横幅も広くとれ、キーボードが打ちやすくなります。
※ディスプレイサイズは、画面の対角線の長さです
兄弟モデルとの比較
LIFEBOOK WU2/G2の購入ページに飛ぶと、モデル選択画面があり、違いがよく分からない方もいると思います。ここでは各モデルについて少し解説します。
1番上のWU-X/G2は、質量が最も軽いモデルです。ただし、バッテリーが25Whと少ないです。
2番目のWU2/G2は、今回レビューしている製品で、64Whバッテリーを選択することができます。価格もこの中では安いです。
3番目のWU2/G2 5Gは、今回レビューしているモデルに、5Gモジュールを搭載した製品です。
4番目のWU4/G2は、ITリテラシー高めのユーザーをターゲットとしたモデルです。ボディが上質なオールブラックカラーで、特別感のある製品を所有したい方におすすめです。性能はほぼ変わりません。
5番目のWU3/G2はヒンジが360度回転する2 in 1 PCで、6番目は旧世代のCPUを搭載したアウトレットモデルです。
1~4番目のモデルについて、主な相違点をまとめたのが下表です。Thunderbolt4の有無やバックライトの有無、質量、バッテリー駆動時間などが異なります。個人的には、今回レビューしているWU2/G2と、5Gに対応したWU2/G2 5Gが最もおすすめです。
[最軽量モデル] WU-X/G2 |
[軽量モデル] WU2/G2 |
[5Gモデル] WU2/G2 5G |
[FMV Zero] WU4/G2 |
|
USB-C | PowerDelivery対応 DisplayPort出力対応 |
Thunderbolt 4対応 PowerDelivery対応 DisplayPort出力対応 |
||
キーボード | バックライトなし | バックライト付き | ||
5G | ー | ー | 対応 | ー |
質量 | 約634g~ | 25Wh:約736g~ 64Wh:約865g~ |
約898g | 約865g~ |
バッテリー | 約11.0時間 (25Wh) |
25Wh:約11.0時間 64Wh:約29.5時間 |
約28.0時間 (64Wh) |
約29.5時間 (64Wh) |
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、快適に動きます。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | カメラ、マイク、スピーカーが搭載されており問題なくオンライン会議やオンライン授業ができます。カメラなどの性能は普通です。 |
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの表示が綺麗で、比較的スピーカー音もいいので、動画鑑賞は快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | sRGB 100%に近いディスプレイを搭載しており、画像の編集などの用途にも使えます。ただし、外部GPUを搭載していないため、一部処理はやや遅いこともあります。なお、この用途で使用するなら、メモリは16GB以上にしましょう。 |
動画編集 | △~○ | FHD動画の簡易的な動画編集ならできると思います。ただし、本格的に動画編集をするなら、GeForce RTXシリーズなどの外部グラフィックスを搭載したノートPCがおすすめです。 |
ゲーム | △ | 軽いゲームならできないこともありませんが、ゲームをするなら、外部グラフィックスを搭載したノートPCをおすすめします。 |
ディスプレイのチェック
LIFEBOOK WU2/G2のディスプレイは、16:9のFHD(1920x1080)液晶を搭載しています。色域が広めなので見やすいです。
輝度を下げるとフリッカーが発生していますが、大きく下げないと発生しないので、特に問題はないでしょう。
最大輝度は、当サイトの計測では415cd/m2と高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
前述しましたが、LIFEBOOK WU2/G2のキーボードは打ちやすいです。小さいアルファベットキーがなく、EnterやBackspace、半角/全角キーも大きく打ちやすいです。
実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mm、キーストロークは約1.5mmと、標準的な数値です。
タッチパッドのサイズはやや小さめですが、普通に使えます。クリックボタンは独立していて、軽い力で押せるので、使いやすいです。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
LIFEBOOK WU2/G2のパフォーマンスのチェックです。
電源モードは、デフォルトの「バランス」で計測していますが、CINEBENCH R23と3DMarkのみは最もパフォーマンスが出る「最適なパフォーマンス」でも計測しています。
CPU
まず、CINEBENCH R23でCPUの性能を確認します。
CPUは28WのPシリーズではなく、15WのUシリーズのCoreプロセッサーを搭載しています。
今回は、Uシリーズの中でも中間の性能のCore i5-1235Uを搭載しており性能は普通です。ただ、従来のCore i5-1135G7と比較すると大きくベンチマークスコアは上がっています。Web閲覧、メールチェック、Officeソフトの使用などであれば快適に作業できるでしょう。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはLPDDR4X-4266を搭載しており、メモリ帯域は広いです。なお、メモリの増設・換装はできないため、購入時にやや大きめのメモリ容量を選択しておくといいと思います。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません
グラフィックス
グラフィックスは、CPU内蔵のグラフィックスで、3DMark Night Raidのグラフィックスコアは以下のとおりです。
メモリ帯域が広めなため、やや高めのスコアです。ゲームをするには物足りないスペックですが、モバイルノートPCとしては十分な性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージは、PCI Gen3なのかGen4なのかよく分かりませんでしたが、十分なシーケンシャルアクセスおよびランダムアクセスの速度です。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
LIFEBOOK WU2/G2は、フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。撮影した画像や動画を取り込みやすいので便利です。SDカード挿入後の出っ張りはほとんどありません。SDカードは、プッシュすることで抜くことが出来ます。アクセス速度は普通です。
その他のベンチマーク
Core i7-1255UとCore i5-1235Uのその他のベンチマークスコアについては、こちらのリンク先をご覧ください。
クリエイターソフトの処理時間
以下、LIFEBOOK WU2/G2で計測した各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。
Lightroom Classic CCによるRAW現像は、やや時間がかかっています。ただ、1枚のデジタル写真に対して現像作業(露出を変えたり彩度を変えたりする作業)を行う分には遅さは感じません。たまにLightroomを使うくらいなら問題ないと思います。毎日使うような方は、もう少しスペックの高いPCがおすすめです。なお、Lightroomを使うならメモリは16GBにしたほうがいいです。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
外部GPUを搭載していないので、ニューラルフィルターのような重い処理は、時間がかかるものもあります。ただ、マスクをして明るさを変えたり、文字を挿入したりといった一般的な作業はストレスなく使えます。
本製品 | 参考: Core i7-1260P |
|
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約3秒 | 約3秒 |
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) | 約5分40秒 | 約4分28秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約3分11秒 | 約2分48秒 |
Premiere ProによるFHD動画の書き出し時間は比較的速かったです。簡単な編集作業であれば、それほどストレスなくできます。本格的に動画編集をするなら、外部グラフィックスを搭載したPCがおすすめですが、たまにやる程度なら本製品でもできると思います。ただし、メモリは16GB以上にしたほうがいいです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
LIFEBOOK WU2/G2は、5GモデルであればThunderboltに対応しています。前述のように、今回のモデルはThunderboltには対応していません。
Power Delivery、DisplayPort出力には対応しています。
USB Type-Cポートの動作チェック結果は、下表の通りです。PD充電器を別途用意する場合は、45W以上のものを購入するのが無難です。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | △ ※3 | ― | ― | |
18W cheero充電器 | △ ※3 | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速のケーブルであるとの警告が表示
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。
質量のチェック
前述の通り、LIFEBOOK WU2/G2の質量は非常に軽いです。
メーカーの仕様表では、25Whバッテリー搭載時が「約736g~」、64Whバッテリー搭載時が「約865g~」となっています。
今回は64Whバッテリーを搭載しており、実際に計測した質量は下表の通りです。とても軽いです。
ACアダプターは、45Wと65Wの2種類あり、どちらも重さはほぼ変わりません。予算があれば65WのACアダプターのほうが充電が速くなるのでおすすめです。
64Whバッテリー | |
PC本体 | 825g |
45W ACアダプター+電源ケーブル | 248g |
65W ACアダプター+電源ケーブル | 243g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間はご覧の通りです。
今回、64Whのバッテリーを搭載していますが、かなり長いバッテリー駆動時間です。
今回、動画編集中の画面で動画をプレビュー再生(リピート)したときのバッテリー駆動時間も計測してみました。このときのCPU負荷は約13%、GPU負荷は約10%で、バッテリー駆動時間は6時間33分でした。少し重めの負荷をかけて作業をする方は、このくらいのバッテリー駆動時間になると思います。
追記:CPU負荷約13%、GPU負荷約10%だと、少し負荷が高いかなと思ったので、CPU負荷約9%、GPU負荷約6%の負荷をかけてバッテリー駆動時間を計測したところ、7時間37分でした。メールを定期チェックしながら、ブラウザで調べ物をしつつ、Wordで文書を作成するような作業だと、平均的にこのくらいの負荷になるのではないかと思います。
25Whバッテリー | 64Whバッテリー | |
(1) JEITA2.0 | 約11.0時間 | 約29.5時間 |
(2) 動画再生時 | ー | 19時間38分 |
(3) CPU13%、GPU10%の負荷 | ー | 6時間33分 |
(4) CPU9%、GPU6%の負荷 | ー | 7時間37分 |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere ProでFHD動画をプレビュー再生(リピート)させたとき(画質1/4)
(4) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき(画質フル)
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラは、約92万画素の普通の画質です。プライバシーカメラシャッターが付いており、使わない時は物理的に隠すことができます。赤外線カメラは搭載していません。
スピーカー
スピーカーは、底面の手前側中央に配置されています。音質は普通で、勝手に評価すると、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
電源モードをデフォルトの「バランス」にしたときは、約15WのCPU電力で推移し、CPU温度は70℃前半を推移しており問題のない温度です。
「最適なパフォーマンス」にしたときは、CPU電力が22W前後まで上昇し、パフォーマンスが上がります。ただし、CPU温度が95℃以上になり高い温度なので、基本的には「バランス」の電源モードで使ったほうがいいと思います。
- バランス時
- 最適なパフォーマンス時
静音性のチェック
LIFEBOOK WU2/G2の騒音値を計測した結果を下に掲載します。
アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかると騒音値が上がりますが、他のノートPCと比較して、普通の騒音値だと思います。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
徐々に負荷をかけながら、表面温度を計測したときの結果を下に掲載します。
アイドル時や負荷が低めのときは、表面温度はそれほど熱くならず快適に使えます。エンコードのような高い負荷をかけると排気口周りが熱くなりますが、パームレスト部分などはそれほど温度は上がらないので、不快感は少なく使えると思います。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。
モバイル向けのプロセッサーを搭載しているので、低めの消費電力です。
外観のチェック
最後に、LIFEBOOK WU2/G2の外観を掲載します。
軽い点が特徴のノートPCですが、落下試験や加圧試験などをクリアした堅牢性の高いボディです。外へ持ち出しても安心でしょう。
カラーは、ピクトブラック、ガーネットレッド、シルバーホワイトの3種類です。ピクトブラックの外観は次のようになっており、誰でも使える無難なカラーです。
天板には富士通のロゴがあります。天板の色に馴染んだシンプルなロゴで、主張しすぎていないところが素敵だと思います。
ボディの高さは15.5mmと薄く、カバンにも入れやすいです。
電源ボタンには、指紋センサーが統合されています。外でパスワード入力でログインすると、盗み見られる可能性がありますが、指紋認証であれば、マスクをしていてもパスワードの入力なしでログインすることができます。
前述しましたが、インターフェイスは種類が豊富です。
有線LANポートは、下図のように、LANケーブルの爪を引っかけるところを上に開いて使います。
底面の画像はご覧の通りです。
ACアダプターは、デフォルトでは45Wですが、65WのACアダプターへ変更することも可能です。2つのACアダプターの画像は下の通りです。65WのACアダプターは、45WのACアダプターより縦幅が長いですが、高さが低く、角が丸いので外へ持ち運び安いです。質量はどちらもほぼ変わりません。充電速度も65WのACアダプターのほうが速いので、65WのACアダプターのほうがおすすめです。
まとめ
以上が、LIFEBOOK WU2/G2のレビューです。
「軽さ」と「長いバッテリー駆動時間」を両立したモバイルノートPCとして非常に優秀な製品です。64Whの大容量バッテリーを搭載しても、約865g~という軽さです。
なお、25Whのバッテリーを搭載した場合、約736g~とさらに軽くはなりますが、約11.0時間とバッテリー駆動時間がかなり短くなるので、個人的には、64Whのバッテリーがおすすめです。
ディスプレイの画面比は流行りの16:10ではなく、16:9ですが、その分ボディの横幅が広く、キーボードのキーピッチも余裕があります。小さいアルファベットキーが無く、タイピングしやすい製品です。
5Gに対応しているモデルがある点や、ポートの種類が多い点も特徴です。
Pシリーズの第12世代インテルCoreプロセッサーを搭載している機種と比べると、パフォーマンスは落ちますが、従来製品よりは性能が高く、一般的なアプリならストレス無く動きます。モバイルノートとしては十分な性能でしょう。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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