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富士通 LIFEBOOK WU-X/G2の実機レビュー
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 8GB ~ 32GB |
ストレージ | 最大2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型ワイド |
液晶種類 | FHD IGZO 非光沢 |
質量 | 約634g~ |
バッテリー | 約11.0時間 (25Wh) |
価格[税込] | 17万円台~ |
LIFEBOOK WU-X/G2は、重さが約634gしかなく、13.3型ワイドノートPCの中では世界最軽量のノートです。
iPad Pro 12.9インチよりも軽く、持ち運びに便利です。
この軽さで、USB-Cはもちろん、LANポートやSDカードスロットまで搭載している点は驚きです。
ただし、バッテリー容量が、他のモバイルノートの半分くらいしかありません。バッテリー駆動時間重視なら、LIFEBOOK WU2/G2の64Whモデルがおすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。レビュー機は先行機となるため、ベンチマーク結果などは製品版と異なる可能性があります。
レビュー機の構成
Core i7-1255U、32GBメモリ、2TB PCIe SSD
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目次
お忙しい方は、「LIFEBOOK WU-X/G2の特徴」のみお読みください。
LIFEBOOK WU-X/G2 の特徴
世界最軽量の13.3型ワイドモバイルノートPC
LIFEBOOK WU-X/G2は、質量が約634g~と非常に軽いモバイルノートPCです。これは、13.3型ワイド液晶を搭載した機種としては、世界最軽量となる軽さで、実際に持ってみてもパソコンとは思えないほど軽いです。
1kg未満の代表的なモバイルノートPCをピックアップすると、下表のようになります。軽さが特徴の機種と比べても、LIFEBOOK WU-X/G2はダントツの軽さです。
また、ボディの厚みが約15.5mmとスリムなので、カバンにも入れやすいです。とにかく軽くて、日常的に持ち歩きたい方に適した機種です。
第12世代Core (U)搭載
LIFEBOOK WU-X/G2は、「Uシリーズ」の第12世代Coreプロセッサーを搭載しています。これは、PBPが15Wと低めに抑えられた軽量・薄型ノートPC向けのCPUです。28Wの「Pシリーズ」のCoreプロセッサーと比較すると性能は落ちます。
ベンチマークでは下の通りで、第12世代Coreを搭載しているものの、処理性能が驚くほど高いわけではありません。ただ、旧モデルのLIFEBOOK WU2/F3が搭載するCore i7-1165G7よりは高いスコアが出ており、モバイルノートPCとしては十分快適に使える性能を備えています。
打ちやすいキーボード
LIFEBOOK WU-X/G2は、13.3型のコンパクトな筐体ですが、キーボードも打ちやすいです。
キーボードのキーピッチは横:約19mmと標準的で、文字キーのサイズも揃っています。また、使用頻度の高い「半角/全角」キーや、「BackSpace」キー、「Enter」キーなどのサイズが大きめなので、押しやすいです。
なお、LIFEBOOK WU-X/G2は、軽量化のためにキーボードバックライトは搭載していません。それでも、液晶面の光をキーボードの文字が反射するようになっており、薄暗い場所でも比較的見やすかったです。
ポート類が充実
LIFEBOOK WU-X/G2は、軽さ重視の機種ですが、ポート類の数や種類はしっかり充実しています。省かれることが多い、LANポートやSDカードリーダーも備えているので、出張先やオフィスなどでは、有線LANでネットに接続できますし、外出先で撮った写真などを簡単に取り込むこともできます。
メモリはオンボードで換装不可
LIFEBOOK WU-X/G2のメモリはオンボードメモリです。購入時は、カスタマイズで8GB~32GBまで選択することができますが、購入後にメモリの増設・換装はできません。そのため、より快適に使いたい場合は、16GBぐらいの少し大きめの容量を選択しておくことをおすすめします。
バッテリー駆動時間は短い
LIFEBOOK WU-X/G2は、軽さ重視の機種のため、搭載するバッテリーは25Whとかなり小さい容量です。そのため、仕様値で約11.0時間、当サイトでの連続動画再生のテストでは3時間37分と、バッテリー駆動時間は短かったです。
持ち歩くものの使用時間はそれほど長くない方や、電源が確保できる場所で使用することが多い方は問題ないと思いますが、バッテリー駆動で長時間使用したい方は、下の部分で比較している「LIFEBOOK UHシリーズ」の兄弟機種の大容量バッテリーを搭載したモデルの方がおすすめです。
兄弟モデルとの比較
LIFEBOOK WU-X/G2の購入ページに飛ぶと、モデル選択画面があり、違いがよく分からない方もいると思います。ここでは少し各モデルについて解説します。
1番上のWU-X/G2は、今回レビューしている製品で、質量が最も軽くなっています。ただし、バッテリーが25Whと少ないです。
2番目のWU2/G2は、LIFEBOOK WU-X/G2よりも少し重くなりますが、64Whの大容量バッテリーが選択できます。少し重くなると言っても約865g~と十分軽いです。また、バックライト付きキーボードも搭載しています。
3番目のWU2/G2 5Gは、その名の通り、WU2/G2の5G対応のモデルです。
4番目のWU4/G2は、ITリテラシー高めのユーザーをターゲットとしたモデルです。上質なオールブラックカラーのボディが特徴です。
5番目のWU3/G2はヒンジが360度回転する2 in 1PCで、6番目が旧世代のCPUを搭載したアウトレットモデルです。
1~4番目までについては、以下のような仕様になっています。
[最軽量モデル] WU-X/G2 |
[軽量モデル] WU2/G2 |
[5Gモデル] WU2/G2 |
[FMV Zero] WU4/G2 |
|
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
Core i7-1255U | Core i5-1235U Core i7-1255U |
メモリ | 8GB ~ 32GB | 4GB ~ 32GB | 8GB ~ 32GB | 8GB ~ 32GB |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB PCIe SSD | |||
液晶 | 13.3型 FHD IGZO |
|||
インター フェース |
USB3.2 x2 USB-C (DP,PD対応)x2 HDMI SDカードリーダー |
USB3.2 x2 USB-C (TB4,DP,PD対応)x2 HDMI SDカードリーダー |
||
キーボード | バックライトなし | バックライト付き | ||
5G | ー | ー | 対応 | ー |
質量 | 約634g~ | 25Wh:約736g~ 64Wh:約865g~ |
約898g | 約865g~ |
バッテリー | 約11.0時間 (25Wh) |
25Wh:約11.0時間 64Wh:約29.5時間 |
約28.0時間 (64Wh) |
約29.5時間 (64Wh) |
旧モデルの レビュー |
こちら | こちら | こちら |
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックと、比較的見やすい液晶で、快適に使用できます。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | 問題なくできます。 |
動画鑑賞 | ◎ | スピーカー音は普通ですが、ディスプレイは色鮮やかな表示ができます。動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | 当サイト計測でsRGBカバー率95.2%と色域広めの液晶を搭載しており、ウェブ用の画像編集などを行えます。ただし、印刷用の場合は、やや色域不足です。なお、この用途で使用するなら、メモリは16GB以上がおすすめです。 |
動画編集 | △~○ | FHD動画の書き出し時間は比較的短かったです。FHD動画の簡単な編集であれば可能だと思います。動画編集を行いたい場合は、16GB以上のメモリがおすすめです。なお、4K動画の編集を行うのであれば、外部GPUを搭載した機種の方がいいです。 |
ゲーム | △ | グラフィック品質設定を落とせば、できなくもありません。ただし、ゲームメインであれば、GeForce RTX30シリーズを搭載したゲーミングノートPCのほうがおすすめです。 |
ディスプレイのチェック
LIFEBOOK WU-X/G2のディスプレイのチェックです。
画面比16:9のFHD液晶を搭載しています。色域広め、映り込みの少ない非光沢表面、輝度を大きく下げなければフリッカーも発生しておらず、比較的見やすく、作業のしやすい液晶だと思います。
流行りの16:10の画面比ではありませんが、13.3型の16:10の画面と比較すると、スケーリング(文字の拡大率)が同じなら、文字がやや大きくなります。14型の16:10とほぼ同じ大きさの文字になります。
最大輝度は、当サイトの計測では423cd/m2と高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
LIFEBOOK WU-X/G2のキーボードのチェックです。
実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mm、キーストロークは約1.5mmです。
標準的なキーピッチと、クセのない配列であることに加えて、「半角/全角」キーや、「BackSpace」キー、「Enter」キーなど、使用頻度の高いキーのサイズが大きくて、打ちやすいです。
タッチパッドのサイズはやや小さめですが、普通に使えます。クリックボタンは独立していて、押しやすいです。
WU-X/G2はキーボードバックライトが搭載されていません。WU2/G2などは搭載されています。
パフォーマンスのチェック
LIFEBOOK WU-X/G2のパフォーマンスのチェックです。
今回は、第12世代Core i7-1255Uを搭載しています。HWiNFOを確認したところ、PL1は15Wでした。同じ第12世代Core (U)プロセッサーでも、PL1が30Wなど高く設定されている機種もありますが、LIFEBOOK WU-X/G2のPL1は標準的な数値です。
CPU
ベンチマークの結果は以下のとおりです。
同じ第12世代Core i7-1255Uを搭載しても、PL1:30Wと非常に高い設定値になっていた機種と比べると、マルチコア、シングルコアともにスコアが低く感じます。しかし、今回のスコアぐらいが、省電力版の第12世代Core (U)の通常のパフォーマンスだと思います。
それでも、Core i7-1165G7よりも高いマルチコアスコアが出ており、十分快適に使える性能を備えています。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはLPDDR4X-4266を搭載しており、メモリ帯域も広めです。なお、オンボードメモリなので増設・換装はできません。購入時はやや大きめのメモリ容量を選択しておくといいと思います。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません
グラフィックス
グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスです。ベンチマークの結果は以下のとおりです。
メモリ帯域が広めなため、やや高めのスコアが出ています。モバイルノートPCとしては、十分な性能でしょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載していました。シーケンシャルライトの速度は非常に速いですが、シーケンシャルリードの速度は、PCIe Gen4 SSDにしてはそこまで速くはありませんでした。ただ、搭載されていたSSDの型番を見ると、決して遅いパーツではなかったため、メーカーからお借りした先行機だから、たまたま遅かったのだと思われます。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。SDカードを挿入した時の出っ張りはほとんどありません。SDカードは、プッシュすることで抜くことが出来ます。アクセス速度は普通です。
その他のベンチマーク
Core i7-1255U(とCore i5-1235U)のその他のベンチマークスコアについては、こちらのリンク先をご覧ください。
クリエイターソフトの処理時間
以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。
Lightroom Classic CCによるRAW現像には、長めの時間がかかりました。Core i7-1255Uを搭載し、PL1:15Wと低めに抑えられているので、妥当な結果だと思います。ただ、露光量を変えたり、変形したりなどしても、それほど遅くは感じませんでした。外出時のみに使う程度なら、問題ないと思います。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
比較的重い機能を実行したので、長めの時間がかかっています。ただ、このような特殊なフィルターを使わない編集作業であれば、そこまでストレスなく作業はできます。たまに使う程度なら問題ないでしょう。
処理時間 | |
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約3秒 |
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) | 約6分30秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約3分50秒 |
CPU内蔵グラフィックスの性能が比較的高めなので、Premiere ProによるFHD動画の書き出し時間も速めでした。FHD動画の簡単な編集であればできると思います。たまに動画編集をするくらいなら使えるでしょう。本格的にやるなら、外部グラフィックスを搭載したノートPCのほうがいいです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートの動作チェック結果は、下表の通りです。
2つあるUSB Type-Cポートは、どちらもPower Delivery、DisplayPortに対応しています。USB-C充電器による給電は、出力が低いものでも充電できていましたが、警告が表示されます。できれば、45W以上の出力があるUSB-C充電器を準備するといいです。
なお、7.5W以上の出力があれば充電できます。7.5W以上の出力があるモバイルバッテリーなども使用できるようです。電源OFF時に充電するのであれば、このような低出力のUSB-C充電器やモバイルバッテリーでもいいと思います。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | △ ※3 | ― | ― | |
18W cheero充電器 | △ ※3 | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速のケーブルであるとの警告が表示
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。
質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーの仕様表では、「約634g~」となっており、実測値も同じでした。13.3型ワイドのノートPCで世界最軽量というだけあって、非常に軽く、持ち運びやすさは抜群に高いです。
質量 | |
PC本体 | 634g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量の仕様値は25Whです。軽さ重視の最軽量モデルなので、バッテリー容量はかなり少なめです。
LIFEBOOK WU-X/G2のバッテリー駆動時間は以下のとおりです。バッテリー容量が小さいため、バッテリー駆動時間は短いです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0 | 約11.0時間 |
(2) 動画再生時 | 3時間37分 |
(3) FF14ベンチ | ー |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
LIFEBOOK WU-X/G2のWebカメラには、プライバシーカメラシャッターが付いています。なお、IRカメラは非搭載なので、Windows Helloの顔認証は使用できません。
Webカメラは、標準的な約92万画素のHDカメラです。明るめで、比較的自然は色の画像でした。ウェブミーティングなどにも普通に使用できます。
スピーカー
スピーカーは、底面の手前側中央に配置されています。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
CPU電力は15W前後で推移し、CPU温度は約78℃ぐらいをキープしています。高負荷時も、心配のないCPU温度に収まっています。
静音性のチェック
LIFEBOOK WU-X/G2の騒音値を計測した結果を下に掲載します。
アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかると騒音値が上がりますが、他のノートPCと比較して、低めの騒音値だと思います。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
徐々に負荷をかけながら、表面温度を計測したときの結果を下に掲載します。
高負荷時は、排気口付近の温度が高くなり、キーボード面も一部温度が上がっていますが、パームレストの部分の温度はほとんど変化していません。高い負荷がかかる場合でも、タイピングする手の不快感はありません。
なお、負荷のかかる作業の時は、底面に高温になる部分があります。膝の上に置いて作業をするときは、火傷に気を付けましょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。
モバイル向けのプロセッサーを搭載しているので、低めの消費電力です。
外観のチェック
LIFEBOOK WU-X/G2の外観はご覧の通りです。
軽くて、コンパクトなボディが特徴的ですが、堅牢性も高いので、安心して持ち運べます。
世界最軽量モデルのLIFEBOOK WU-X/G2では、ボディカラーはピクトブラックの一色です。どんな用途でも使えるカラーです。
天板には富士通のロゴが配置されていますが、シンプルでいいです。
閉じた状態です。約15.5mmとスリムなので、カバンなど入れての持ち運びがしやすいです。
電源ボタンには、指紋センサーが統合されています。外で使用する場合でも、指紋認証でログインすることが出来るので便利です。
インターフェイスは、数も種類も充実しています。USB3.2 x2、USB-C(Power Delivery、DisplayPort対応)x2、HDMI、LAN、SDカードリーダーを備えています。
有線LANポートは、下図のように、LANケーブルの爪を引っかけるところを開いて、LANケーブルを挿します。
底面です。小さめの吸気口が4か所あります。
まとめ
以上が、LIFEBOOK WU-X/G2のレビューです。
軽さと、持ち運びやすさが特徴的な「LIFEBOOK UHシリーズ」の中でも、特に軽さを追及した機種で、13.3型ワイド液晶搭載のノートPCとしては世界最軽量を誇っています。実際に持ってみると、中身が入っていないモックなのかと思うほど軽いです。カバンに入れて、日常的に持ち歩いても全く苦になりません。
CPUには、第12世代Core (U)を搭載しています。驚くほどパフォーマンスが高いわけではありませんが、旧モデルよりも処理性能がアップしており、外で使うのには十分の性能を備えています。
その他、見やすい液晶と、打ちやすいキーボードを搭載し、ポート類も充実しているので、これ一台持ち出せば、色々な場所で快適に作業できるでしょう。
ただし、本機器は、軽さ重視の[最軽量モデル]なので、短めのバッテリー駆動時間、バックライトなしキーボード、LTE/5G非対応など、軽量化のために省かれている部分があります。これらの部分が気になる方は、LIFEBOOK WU2/G2で大容量バッテリーを選択したり、LIFEBOOK WU2/G2 5Gを検討してみるといいです。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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