HP Pavilion Aero 13-beの実機レビュー

CPU | Ryzen 5 5600U Ryzen 7 5800U |
---|---|
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | 最大 512GB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | 1920×1200 非光沢 |
質量 | 約957g |
バッテリー | 最大10時間30分 |
5G / LTE | 非対応 |
価格[税別] | 9万円台~ |
HP Pavilion Aero 13-beは、1kgを切る軽さのモバイルノートPCです。
最近では、1kgを切るノートPCは割とありますが、その中でも、9万円台で買える安さが大きな特徴となっています。
安くても、Zen 3のRyzen 5000シリーズに、十分なメモリ、ストレージ容量でスペックは申し分ありません。
さらに、16:10の1920x1200ドットディスプレイを搭載し、画面も見やすいです。
2022.1.29 追記: 購入当時から発生していた無線LANが切断される問題について、「802.11d」を無効にするといいようです。
上の公式サイトだと納期がやや長いかもしれません。少し価格が高くなるかもしれませんが、楽天だと短納期です。
楽天のサイトはこちら
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 5800U、16GBメモリ、512GB SSD
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
目次
お忙しい方は、「HP Pavilion Aero 13-beの特徴」のみお読みください。
HP Pavilion Aero 13-beの特徴
1kg以下で非常に軽い
Pavilion Aero 13-beは、約957gという軽さが特徴のノートPCです。
1kgを切ると、片手でもったときのずっしり感が全然違い、ちょっとだけ空き時間が出来そうだなというときにでも、気軽に持ち運ぶことが出来ます。
また、最近、筆者は四十肩で、片手でノートPCを持つのがしんどかったりしますが、Pavilion Aero 13-beであれば、肩も痛くならずに片手で持てます。ご年配の方にこそ、軽いノートPCがいいのではないかと思います。

コストパフォーマンスも高い
1kgを切るノートPCは、富士通 LIFEBOOK、NEC LAVIE、レノボ ThinkPadシリーズなど、割と多く発売されていますが、その中で、HP Pavilion Aero 13-beの大きな特徴は、価格が非常に安い点です。
他の製品は、安くても12万円台、高いと20万円近くしますが、HP Pavilion Aero 13-beは9万円台で購入することが出来ます(下表参照)。
しかも、安いからといって、スペック面で極端に劣っている部分はなく、 Ryzen 5 5600U、8GBメモリ、256GB SSDといった十分な構成で9万円台です。
他の1kgを切るモバイルノートと比較した場合、価格の安さはずば抜けており、非常にコストパフォーマンスの高いモバイルノートPCだと思います。
質量 | 価格 ※1 | |
Pavilion Aero 13 | 約957g | 93,000円 |
LIFEBOOK WU2/E3 | 約865g | 141,079円 |
ThinkPad X1 Nano | 約907g | 183,700円 |
LAVIE Direct PM | 約889g | 180,840円 |
Yoga Slim 750i Carbon | 約966g | 125,369円 |
ZenBook 14 Ultralight | 約995g | 139,800円 |
Zen 3のRyzen 5000シリーズを搭載
HP Pavilion Aero 13-beのプロセッサーには、最新のRyzen 5000シリーズが搭載されています。
Ryzen 5000シリーズは、Zen 2 とZen 3が混在しており、ややこしいですが、HP Pavilion Aero 13-beは、新しいアーキテクチャ「Zen 3」のプロセッサーが搭載されています。Zen 2よりも特にシングルコア性能がアップし、汎用的に使いやすくなっています。
ただし、今回の機種は、CPU電力があまり上がらないようになっており、シングルコア性能は高かったものの、マルチコア性能はそれほど高くありませんでした。その代わり、CPUの発熱は少なく、安心して使えるのではないかと思います。
16:10で仕事がしやすいディスプレイ
HP Pavilion Aero 13-beは、画面比16:9の1920x1080ドットの解像度ではなく、最近多くなってきてる16:10の1920x1200ドットのディスプレイを搭載しています。縦の解像度が高くなっているので、より下のほうまで画面を表示できるようになり、ウェブサイトや文書ファイルなど、縦長のコンテンツが見やすくなります。今後、ミドルレンジ以上のノートパソコンは、このような解像度が多くなってくると思われます。

残念なポイント
HP Pavilion Aero 13-beのやや残念な点ですが、「Enter」キーや「Backspace」キーが端にないことが挙げられます。個人的にはそこまで気になりませんが、このキー配列を嫌う方も結構いるのは事実です。

また、毎日持ち歩きたくなるような軽いPCなので、外出先でもインターネットが使えるように、LTEに対応してくれたら嬉しかったです。
SDカードスロットがない点も、画像や動画を扱う方には残念に感じるでしょう。Thunderboltにも対応していません。
バッテリー容量もそこまで大きくありません。モバイルノート全体の中では普通の容量だと思いますが、上で比較した1kg以下のノートPCとバッテリー容量を比較してみるとやや小さいです。
質量 | バッテリー | |
Pavilion Aero 13 | 約957g | 約44Wh |
LIFEBOOK WU2/E3 | 約865g | 約50Wh |
ThinkPad X1 Nano | 約907g | 約48Wh |
LAVIE Direct PM | 約889g | 約49Wh |
Yoga Slim 750i Carbon | 約966g | 約50Wh |
ZenBook 14 Ultralight | 約995g | 約63Wh |
また、この個体だけの不具合かもしれませんが、Wi-Fiが使えなくなることが、しばしばありました。下図のようにいくつかあるアクセスポイントが一切見えなくなる現象で、「Wi-Fiネットワークが見つかりません」と表示されます。もちろん、OSやドライバー類は最新のものにしています。⇒解決しました。詳細は以下。

その後、確認した限りでは3DMark、PCmark10、CPU-Z、HWMonitorのいずれかアプリを起動すると、無線LANが切断される現象が発生することが確認できました。
サポートに連絡し、BIOSやドライバーなどのアップデートを試みるも解決しませんでした。また、今回、ハードウェアではなく、特定のアプリが引き起こす問題とのことで、この問い合わせはクローズとなりました。
いずれのアプリも、一般ユーザーが使うアプリではないので困ることは少ないかもしれませんが、ベンチマークや診断系のソフトを使うと無線LANが落ちる可能性があるため、ご注意下さい。
そのうちドライバーなどのアップデートで直るのを期待しています。
Realtekの無線LANカードは、同様の不具合があるらしく、デバイスマネージャーから、ネットワークアダプター > Realtek RTL8852AE WiFi 6 802.11ax PCIe Adapterを開き、詳細設定 > 802.11dを無効にするといいようです。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | Ryzen 5000シリーズを搭載し性能面は問題なく、16:10のディスプレイを搭載することで、画面も見やすいです。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 画面比は動画向きではありませんが、ディスプレイは色鮮やかで、スピーカー音も比較的良く、動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | sRGB 100%クラスの液晶を搭載しており、画像編集などにも使えます。ただし、Adobe Lightroomを使う場合、モバイル向けRyzenプロセッサーは、そこまで処理が速くありません。また、Photoshopなんかは、AIを使った処理が増えてきているため、予算があれば、外部グラフィックスを搭載した製品がいいかと思います。なお、本製品でこのようなソフトを使うなら、メモリが16GBあるモデルをおすすめします。 |
動画編集 | △~○ | FHD/30pの10分くらいの動画を簡単に編集する程度なら、出来なくもありません。ただ、4K動画を編集したり、凝ったエフェクトを追加する場合などはスペック不足となるでしょう。 |
ゲーム | △ | VALORANTなどの軽めのゲームならできます。ただし、重いゲームは無理ですし、そこまで重くないゲームもグラフィック品質を落とす必要があるでしょう。 |
ディスプレイのチェック
HP Pavilion Aero 13-beのディスプレイをチェックします。
大きさは13.3型となっており、モバイルノートとして普通の画面サイズです。解像度は1920x1200となっており、縦の解像度が通常よりも高くなっています。最大輝度は、当サイトの計測では477cd/m2と高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は比較的広いです。当サイトでsRGBカバー率を計測したところ、99.6%でした。

ガンマ補正曲線を見てみると、どの色も直線的になっており、あまり補正されていないことが分かります。このことから、青白かったり、黄ばんで見えたりすることの無い、自然な発色であることが分かります。

IPSパネルを搭載し、視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、周りの物が画面に映り込まず、作業に集中できます。

フォトディテクターでフリッカーの有無を確認してみましたが、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP Pavilion Aero 13-beのキーボードのチェックです。
メーカーの仕様書を確認すると、キーピッチ:約18.7×18.4mm、キーストローク:約1.3mmとなっています。最近のノートPCとしては、標準的な仕様だとおもいます。ただ、前述しましたが、「Enter」キーや「Backspace」キーが端にありません。端を狙ってこれらのキーを打つ方は、タイプミスしやすかもしれません。ちなみに、電源ボタンが「Backspace」キーの上にありますが、電源ボタンは長押ししないと反応しないので、タイピング中に電源ボタンを押して、意図せずスリープ状態に移行することはありません。
タッチパッドは普通に使えます。面積が大きく、タイピング中は右手がタッチパッドの上にきてしまいますが、マウスポインタ―が勝手に動いてしまうようなことはありませんでした。また、HPのタッチパッドはクリックボタンが「カチカチッ」と2段階に押されるような感触があるときがありますが、HP Pavilion Aero 13-beはそのようなことはありませんでした。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所でタイピングすることもできます。なお、明るいところで、バックライトを付けても、印字が見にくくなることはありません。

パフォーマンスのチェック
CPU
HP Pavilion Aero 13-beのプロセッサーは、Zen 3アーキテクチャのRyzen 5000シリーズです。
今回は、Ryzen 7 5800Uを搭載していますが、デフォルトTDP通りの15WのCPU電力で推移しており、ご覧のようなベンチマークスコアとなりました。非常に高い性能です。
Zen 2のRyzen 7 5700Uと比較すると、シングルコア性能が上がっており、インテルのCore i7-1165G7に近いシングルコア性能になっています。
マルチコアのスコアは思ったほどではありませんが、それでも十分高いスコアです。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリは、DDR4-3200となっており普通の速度です。容量は8GBのモデルと16GBのモデルがあります。オンボードメモリなので換装はできません。
~メモリ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
グラフィック性能は、DDR4-3200のメモリであるため、LPDDR4X-4266のメモリを搭載したノートPCほど高くありません。とは言っても、一般的な作業なら困ることのない性能です。ゲームなどをするのであれば、外部グラフィックスを搭載したモデルのほうがいいでしょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。容量は256GBまたは512GBとなっています。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
その他のベンチマーク
PassmarkやPCMark 10などのその他のベンチマーク、Adobe LightroomやPremiere Proの書き出し時間、Apexやフォートナイトなどのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。他の機種で計測したスコアではありますが、ほぼ変わらないので参考になると思います。
クリエイターソフトの処理時間
以下、市販のクリエイターソフトで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lihgtroomの書き出し時間については、モバイル向けのRyzenプロセッサーはあまり処理が速くありません。Lightroomを使うなら、個人的にはインテルCPUのほうが無難だと思います。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください

ニューラルフィルターやスーパー解像度など、AIを使った処理はやや時間がかかっていますが、こういった処理を使わなければ、割とサクサク動きます。AIを使った処理を多く行うのであれば、GeForce RTXシリーズを搭載したノートPCがいいでしょう。
処理時間 | |
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約3秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約1分51秒 |
ニューラルフィルター(スタイルの適用) | 約7秒 |
スーパー解像度 | 約31秒 |
コンテンツに応じた塗りつぶし | 約5秒 |
被写体を選択 | 約3秒 |

FHD動画であれば、書き出しもそれほど長くはかかりませんし、カット編集くらいの作業であれば割とサクサク動きます。ただし、4K動画の場合は、この約4倍の書き出し時間がかかり、一部区間のレンダリングや分析処理なども時間がかかります。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

CPUのみで実行するx265によるソフトウェアエンコードについては、Ryzenプロセッサーは速いです。インテルのCore i7-1165G7よりも半分近い時間で処理が終わっています。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートは、Thunderbolt 4に対応しておらず、GPU BOXなどが使えないのでやや残念です。ただ、Power DeliveryおよびDisplayPort出力には対応しているので、USB-C対応の液晶モニターやドックが使えるのは便利です。充電器は、今回試した機器では、30W以上であれば充電可能でした。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
Philips 258B6QUEB/11 | ○ | ○ | ○ |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、YCbCr444で出力できました。

質量のチェック
HP Pavilion Aero 13-beの質量のチェックです。
メーカーサイトには「約957g」と書かれています。当サイトによる実測値はこれよりもやや重かったですが、ほぼ仕様値通りです。ACアダプターはやや重いので、外出時は、別のPower Delivery対応の充電器を使うといいと思います。
質量 | |
PC本体 | 962g |
ACアダプター+電源ケーブル | 306g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP Pavilion Aero 13-beのバッテリー駆動時間をチェックします。
まず、バッテリー容量ですが、約44Whとなっています。普通の容量かと思います。

バッテリー駆動時間は下の通りです。普通のバッテリー駆動時間です。「Web閲覧だけする」といったような軽めの作業であれば、1日(約8時間)くらいならもつと思います。
バッテリー駆動時間 | |
(1) MobileMark 2018 | 10時間30分 |
(2) PCMark 10 Modern Office | 8時間31分 |
(3) 動画再生時 | ― |
(4) PCMark 8 Work | ― |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業
充電速度は普通です。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。今回は、デフォルトの電源モードで計測しています。なお、電源モードを「最も高いパフォーマンス」にしたときも計測してみましたが、ほぼ変わらなかったので省略します。
今回搭載されているRyzen 7 5800UのデフォルトTDPは15W、cTDPは10-25Wとなっています。最大のcTDPは25Wなので、処理開始直後はこれに近いCPU電力になってもいいのですが、Pavilion Aero 13-beは最初からほぼ15Wで動作しています。
その代わり、CPU温度は60℃台で推移しており、低めの温度を保っています。安心して使えるでしょう。


静音性のチェック
HP Pavilion Aero 13-beの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高い負荷をかけても、他のノートPCと比較してそこまで騒音値は上がりません。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
全体的に低めの表面温度です。それほど不快感なく使えると思います。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
モバイル向けのTDP15Wのプロセッサーなので低めの消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
HP Pavilion Aero 13-beの外観の写真を掲載します。
ボディカラーは、ピンクベージュとセラミックホワイトの2種類ありますが、今回は、セラミックホワイトのカラーで、とても清潔感があります。指紋が付きにくく、ひっかき傷にも強いAED加工も施されています。

天板もホワイトで、真ん中のロゴは鏡のように反射します。

本体の最薄部は16.9mm、最厚部は18.9mmとなっており、薄いボディです。


B&O Playデュアルスピーカーを、底面と側面の間の斜めになっている部分に搭載しています。音質はまずまずで、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

Webカメラは720pで、画質は普通です。IRカメラは搭載されていません。また、カメラを物理的に隠すシャッターや、カメラキルスイッチのようなボタンは搭載されていません。

指紋認証装置は搭載されています。

インターフェースはご覧の通りで、HDMI2.0、USB3.0(5Gbps)x2、USB-C(10Gbps)などが搭載されています。SDカードスロットはありません。


底面もホワイトのカラーです。

ACアダプターの容量は65Wです。電源ケーブルが太いので持ち運ぶときや、配線するときにかさばります。


まとめ
以上が、HP Pavilion Aero 13-beのレビューです。
何と言っても、1kgを切る軽さのモバイルノートが、10万円以下で購入できるのが魅力です。
軽いだけでなく、Zen 3のRyzen 5000シリーズのプロセッサーに、十分なメモリ、ストレージ容量を搭載し、コストパフォーマンスは非常に高いです。
画面比が16:10なのも嬉しいです。Webページなどをより下まで表示できて、仕事がしやすいです。
ホワイトのカラーも清潔感があって、個人的には好きです。
低価格帯のモバイルノートPCの中では、非常に魅力的な製品です。
ただし、Enterキーが端にない点、SDカードスロットが無い点、Thunderboltに対応していない点は注意したいところです。
また、モバイルノートとしては、LTEに対応していない点、バッテリー容量がそこまで多くない点も、購入すべきかどうかの判断材料となるところです。
1kgのモバイルノートが9万円台
HP Pavilion Aero 13-be

特徴
- 約957gと非常に軽い
- 9万円台~と、価格が安い
- 16:10のアスペクト比
こんなあなたに
- 頻繁に外出先へ持ち出す方
- 比較的安く、性能も十分なモバイルPCが欲しい方
- the比較特別クーポン個人向けPCが7%OFF
- 価格9万円台~
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