dynabook RZシリーズ(RZ/HV、RZ/LV、RZ/LU)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1240P
Core i7-1260P
メモリ 16GB LPDDR5
ストレージ 512GB / 1TB PCIe SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 1920x1200
広視野角 非光沢
質量 約940g / 1.05kg
バッテリー 約20.5時間 / 約24.0時間
価格[税込] 20万円台~
約940g~と軽い14型ノートPC

dynabook RZシリーズは、やや大きめの14型液晶を搭載しながら、約940g~という軽さが特徴的な機種です。

1台のノートPCを、宅内でも、外でも快適に使用したい方におすすめです。

第12世代Core Pシリーズを搭載し、処理性能も申し分ありません。また、画面比16:10の液晶は、色域も広めで、多くの作業に使いやすいです。

ただし、LTE/5Gには対応していません。

公式サイトはこちら

 

今回は、以下の構成でレビューをしています。下の(1)は当サイトの購入品、(2)はメーカーからの貸出機です。なお、(1)のモデルは、店頭モデルのdynabook Rシリーズですが、細かいスペック以外は直販モデルのdynabook RZシリーズと一緒です。(2)は直販モデルのdynabook RZシリーズ(RZ/HV)となります。

レビュー機の構成

(1) Core i5-1240P、8GBメモリ、256GB SSD

(2) Core i7-1260P、16GBメモリ、1TB SSD  NEW!

 

このページをご覧の方だけに

当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

 

目次

お忙しい方は、「dynabook RZシリーズの特徴」のみお読みください。

 

dynabook RZシリーズの特徴

14型で約940g~と非常に軽い

dynabook RZシリーズは、モバイルノートPCとしては少し大きめとなる14型液晶を搭載しながら、約940g~という軽さが特徴的な機種です。1台のノートパソコンで、宅内でも、外でも使いたい方におすすめです。

なお、モデルによって、若干質量が異なり、バッテリーS搭載のモデルが約940g、バッテリーL搭載のモデルが、約1.05kgとなっています。

14型ノートPCで約940gと軽い

 

下表からも分かりますが、この約940gという質量は、14型軽量ノートPCの中でもトップクラスの軽さとなります。取り扱いがしやすいですし、持ち運びも容易です。モバイルノートPCに限定した使い方にもいいと思います。

14型軽量ノートの比較
製品名 質量
dynabook RZ (バッテリーS) 約940g
VAIO Z 約982g~
マウス DAIV 4P 約985g
ASUS ZenBook 14 Ultralight 約995g
VAIO SX14 約999g~
パナソニック レッツノート LV 約999g~
ASUS ExpertBook B9 約1.005kg
dynabook RZ (バッテリーL) 約1.05kg
ThinkPad X1 Carbon 約1.13kg~
ThinkPad T14s Gen 2 約1.28kg~

 

画面比16:10の作業がしやすい液晶

dynabook RZシリーズの搭載する14型液晶は、画面比が16:10です。そのため、解像度が1920x1200と、フルHD(1920x1080)よりも縦方向の解像度が少し高くなっています。ブラウザやOfficeソフトなどで、1度に表示できる縦方向の情報が増えるので、作業がしやすいです。また、非光沢表面で、フリッカーも発生していないので、長時間の使用で目が疲れにくいのもメリットとなっています。

さらに、当サイト計測で、sRGBカバー率95.4%と色域も広めなので、SNSなどに投稿するための写真・FHD動画の簡単な編集作業などにも適しています。

画面比16:10の作業がしやすい液晶を搭載

 

第12世代Core Pシリーズプロセッサーを搭載

dynabook RZシリーズは、インテルの第12世代Core Pシリーズプロセッサーを搭載しています。Core i5-1240P、Core i7-1260Pともに、Pコア:4、Eコア:8となっており、高めの処理性能と、省電力性能が期待できます。

どちらのCPUも、1世代前のCore i5-1135G7およびCore i7-1165G7と比較すると、2倍近くスコアが上がっているのが分かります。

CINEBENCH R23 ~ マルチコアスコア ~
Core i7-1260P 9042
Core i5-1240P 8409
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424

 

CPUの性能を引き出す「エンパワーテクノロジー」

dynabook RZシリーズでは、第12世代Core Pシリーズプロセッサーの性能を十分に引き出すために、PBP(Processor Base Power)を28Wに維持する設定となっています。ここで役立っているのが、dynabookが長年蓄積してきた、冷却・放熱技術などを駆使した「エンパワーテクノロジー」です。この「エンパワーテクノロジー」を支えているのが、Wファン & Wヒートパイプの冷却機構です。一般的なモバイルクラスのノートPCと比べると、しっかりした冷却機構だと思います。

実際に、CPUに高い負荷をかけてみましたが、CPU電力は概ね28W前後を維持しつつ、CPU温度は80℃前後に抑えられていました。また、冷却ファンによる騒音値も、同等他機種に比べてやや低めでした。

Wファン & Wヒートパイプ

 

堅牢性の高いボディ

dynabook RZシリーズは、約1kg前後と非常に軽いノートPCですが、ボディ素材にはマグネシウム合金を採用し、堅牢性もしっかり確保しています。

その他にも、様々な耐久テストが実施されており、外に持ち出すことが多いハードな使い方でも、長く安心して使用することができます。

ボディ素材にはマグネシウム合金を採用

 

各モデルの紹介

dynabook RZシリーズにはモデルが3つあります。バッテリー駆動時間重視ならRZ/HV、軽さ重視ならRZ/LVかRZ/LUがいいです。また、RZ/HVのみスピーカー音がよくなっているので、オンライン会議などを頻繁に行うなら、RZ/HVがおすすめです。

なお、RZ/LVとRZ/LUは、前者がWindows 11 Home、後者がWindows 11 Proとなっている点が異なります。

dynabook RZシリーズの構成比較
RZ/HV RZ/LV RZ/LU
OS Windows 11 Home Win 11 Pro
CPU Core i7-1260P
Core i5-1240P
Core i7-1260P
メモリ 16GB
SSD 512GB / 1TB
重量 約1.05kg 約940g
バッテリー容量 バッテリーL バッテリーS
バッテリー駆動時間 約24時間 約20.5時間
スピーカー 2Way 4speakers ステレオ

 

また、今回記事にしている直販モデル(メーカーが直接Webサイトで販売しているモデル)の他に、同等構成の店頭モデル(家電量販店などで販売しているモデル)もあります。直販モデルはdynabook RZシリーズという機種名で、店頭モデルはdynabook Rシリーズという機種名になります。

店頭モデルの一部はキーボードバックライトがありませんが、直販モデルはいずれもキーボードバックライトが搭載されています。

 

やや残念な点

dynabook RZのやや残念なポイントを挙げるならば、高価格帯のプレミアムなモバイルノートPCの割には、LTE/5Gに対応していないことです。LTE/5Gに対応していると、パソコンを開けばすぐにネットに繋がって便利ですが、dynabook RZシリーズだと、スマホのテザリングなどを使用する必要があるので、ひと手間かかってしまいます。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議 AIカメラエフェクターや、AIノイズキャンセラーといった、オンライン会議用の機能も搭載しており、快適に使用できます。
動画鑑賞 当サイト計測でsRGBカバー率95.4%と色域が広めの液晶を搭載し、色鮮やかな表示が可能です。スピーカー音は普通ですが、動画鑑賞は快適だと思います。なお、dynabook R9はスピーカー音が少し良くなるはずです。
RAW現像
画像編集
第12世代Core Pプロセッサーを搭載し、液晶の色域もsRGBカバー率95.4%と比較的広いです。この用途で使用するなら、できれば16GB以上のメモリがおすすめです。
動画編集 色域広めの液晶を搭載しており、FHD動画の簡単な編集作業ならできます。動画編集に使用したい場合は、16GBメモリを搭載したモデルがおすすめです。ただし、外部グラフィックスを搭載していないため、本格的な動画編集は難しいです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

dynabook RZのディスプレイのチェックです。パネルは、「BOE CQ NE140WUM-N68」でした。

画面比16:10の14型液晶です。非光沢で、フリッカーも発生しておらず、見やすく、作業がしやすいです。また、色域も広めなので、ライトなクリエイティブ作業にも使用できます。最大輝度は、当サイトの計測では435cd/m2と高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は95.4%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきはほぼありません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

dynabook RZシリーズのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mmです。キーストロークは約1.5mmです。

標準的な配置ですが、「Enter」キー付近にはややサイズが小さいキーがあります。また、「半/全」キーのサイズが小さいので、日本語入力の切り替え時に押し間違えることがありました。それ以外は、普通の打ちやすさのキーボードです。

タッチパッドのサイズは大きめです。ただ、指で触ると、やや揺れる感じがします。クリックするときもやや押しにくさがあります。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

dynabook Rのパフォーマンスのチェックです。

第12世代Core Pシリーズプロセッサーを搭載しています。HWiNFOを確認すると、PL1に相当するPBP(Processor Base Power)は、28Wとなっていました。Core i5-1240PもCore i7-1260Pも同様です。

HWiNFO

 

CPU

CINEBENCH R23のスコアは下の通りです。

マルチコアでは、第11世代Core と比べると、2倍近くもスコアがアップしており、処理性能が大きく向上していることが分かります。シングルコアについても高めのスコアでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1240P
Core i7-1260P
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900H 19223
Core i9-12900HK 17767
Core i7-12700H 16389
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 9 5900HX 13382
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9042
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Ryzen 7 5700U 8445
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1280P 1664
Core i7-1195G7 1634
Core i7-1260P 1541
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Core i5-1240P 1483
Ryzen 9 5900HX 1463
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはLPDDR5-4800で、高速です。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.6GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスで、ベンチマークの結果は以下のとおりです。

Core i7-1260Pの場合、LPDDR5-4800の高速メモリを搭載していることもあり、CPU内蔵のグラフィックスとしては非常に高いスコアが出ていました。

ただし、Core i5-1240Pの場合、スコアが思ったほど伸びず、LPDDR4X-4266メモリを搭載したCore i5-1135G7よりも低いスコアにとどまっていました。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1240P
Core i7-1260P
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-4800
22317
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
GeForce MX330 16714
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16398
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

店頭モデルの256GB SSDはPCIe Gen 3のストレージでしたが、直販モデルの1TB SSDはPCIe Gen 4でした。直販モデルの512GBの場合、どちらが搭載されるかは分かりません。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD(店頭モデル)
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6379
 PCIe Gen3 SSD 3500
3038
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理時間を下に掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core i7-1260Pであれば非常に高速です。

Core i5-1240Pは店頭モデルの8GBメモリだった割にはそこそこ速かったです。直販モデルのDynabook RZシリーズはいずれも16GBあるので、もう少し速くなると思います。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i7-12700H
16GBメモリ
46秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-1280P
16GBメモリ
47秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒 (MacBook Pro 16)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
56秒 (MacBook Pro 14)
Core i7-1260P
16GBメモリ
61秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1195G7
16GBメモリ
66秒
Core i5-1240P
8GBメモリ
72秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

比較的重い機能を実行したので、処理によっては長めの時間がかかりました。ニューラルフィルターを使った処理を多用する場合は、外部GPUを搭載したモデルがいいでしょう。ただし、こういった処理は行わず、従来からあるフィルター処理などをする程度なら、特に待たされることなく使用できます。

  Core i5-1240P
モデル
Core i7-1260P
モデル
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約5分15秒 約4分41秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約3分3秒 約2分58秒
スーパー解像度 約41秒 約25秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Adobe Premiere Proによる動画の書き出しも非常に速くなっています。FHD動画のかんたんな編集であれば、無理なく使用できそうです。ただし、4K動画の編集や、FHDでも負荷の高い凝った編集を行う場合は、外部GPUを搭載した機種の方がいいです。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分9秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i5-1240P
Intel Iris Xe
4分1秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分6秒
Core i5-1145G7
Intel Iris Xe
4分40秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 5800U
Radeon Graphics
5分19秒
Core i7-1160G7
Intel Iris Xe
6分14秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
7分41秒
Core i7-10510U
Intel UHD
16分54秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードは、Core i7-1195G7よりも速く、モバイルノートPCとしては高速でした。ただし、Ryzen 7 5800Uよりは遅かったです。

Core i7-12700H 7分50秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 7 5800U 11分39秒
Core i7-1260P 12分49秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

USB-Cポートを2つ備えており、Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Deliveryに対応しています。

低出力で小型のUSB-Cアダプターでも給電できました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBでの表示が出来ています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

dynabook RZの質量のチェックです。

メーカーサイトには、バッテリーSのモデルが「約940g」、バッテリーLのモデルが「約1050g」とあります。当サイトの計測値は下表の通りで、仕様値よりも若干軽かったです。14型ノートPCとしては非常に軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリーS
モデル
バッテリーL
モデル
PC本体 919g 1031g
ACアダプター+電源ケーブル 253g 256g

 

バッテリー駆動時間のチェック

dynabook RZシリーズのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリーSの容量は48.7Wh、バッテリーLの容量は約65Whでした。

バッテリーS モデル
バッテリーL モデル

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、やや長めです。バッテリー駆動時間を重視するなら、バッテリーLを搭載したdynabook RZ/HVがおすすめです。

バッテリー駆動時間
  バッテリーS
モデル
バッテリーL
モデル
(1) JEITA2.0 約20.5時間 約24時間
(2) PCMark 10 Modern Office 10時間44分 14時間39分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。普通の充電速度です。

1時間あたりの充電容量
バッテリーS モデル 62%(約30Wh)
バッテリーL モデル 57%(約37Wh)
※純正ACアダプター、アイドル時の充電時間
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラシャッターが有り、使用しないときはカメラをカバーすることができます。なお、IRカメラは搭載しておらず、顔認証には対応していません。

Webカメラ

 

Webカメラは、約92万画素のHDカメラです。ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、一般的な性能かと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカー音は、モデルによって異なります。

dynabook RZ/LVおよびRZ/LUは、底面の左右サイドにステレオスピーカーを搭載しています。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で4~5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

dynabook RZ/HVは、キーボードの両端にもスピーカーが搭載されており、2way 4speakerとなっており、音質が良くなります。こちらも勝手に点数を付けると、ノートPC基準で10点満点で7点といったところです。

キーボード横のスピーカー (dynabook RZ/HV)

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

Core i5モデルの場合、CPU電力は、ほぼ28Wを維持しており、CPU温度が約80℃を超えそうになると、23W前後まで下がりますが、CPU温度が少し下がると、また28Wまで上がるという動きを繰り返しています。そのため、CPU温度も80℃前後を超えてはいません。

Core i7モデルの場合、個体差もあると思いますが、CPU温度は70℃台前半で推移しており、Core i5モデルよりも低めのCPU温度でした。

高めの負荷がかかる作業でも、心配なく使用できると思います。

  • Corei 5モデル
  • Core i7モデル
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

dynabook Rの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高い負荷がかかる場合でも、比較的低めの騒音値です。なお、以下はCore i5モデルでの計測結果ですが、Core i7モデルもほぼ一緒でした。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高負荷時はキーボード面の温度が上がりますが、パームレスト部分はほとんど温度が変化しておらず、不快感はありませんでした。

なお、こちらもCore i5モデルでの計測結果ですが、Core i7モデルもほぼ一緒でした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

第12世代Coreプロセッサーですが、アイドル時の消費電力は低いと思います。負荷の具合によっては、バッテリー駆動時間が伸びるケースもあるかもしれません。ただ、高負荷時は、それなりに消費電力は上がります。

こちらも、Core i5モデルでの計測結果ですが、Core i7モデルもほぼ一緒でした。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

dynabook RZシリーズの外観のチェックです。

狭額縁ベゼルの液晶を搭載し、シンプル、かつすっきりとしたデザインです。マグネシウム合金を使用したボディで、剛性、質感ともに高いです。

ボディカラーは、ダークテックブルーです。落ち着きのあるカラーで、仕事にも、プライベートにも使いやすいと思います。

 

天板には、「dynabook」のロゴが入っています。

 

閉じた時の画像です。厚さは15.9mmとスリムです。

 

電源スイッチには、指紋認証モジュールを搭載しています。PCの起動と同時に指紋認証が行われます。1度電源スイッチを押すだけで、Windowsへのサインインまでできるので、便利です。

 

側面のポート類です。USB3.2 x2、USB-C(Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応)x2、HDMI、LAN、microSDカードリーダーを備えています。LANポートも備え、インターフェイスの数も充実しており、ビジネス用途にも使いやすいです。

 

液晶面は約180度開き、フラットになります。

 

底面です。

 

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。2つのファンと、2本のヒートパイプでCPUの冷却をしっかり行っています。メモリはオンボードなので、換装・増設はできません。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDを搭載しています。ストレージの換装はできそうです。

 

ACアダプターは、65Wです。比較的コンパクトなので持ち運びもしやすいです。

 

まとめ

dynabook RZシリーズは、少し大きめの14型液晶を搭載しながら、質量が約940g~と非常に軽い14型ノートPCです。

作業がしやすい大きめの画面で、とても軽いという特徴を活かして、宅内兼モバイルノートPCとして、1台をオールラウンドに使用する方におすすめです。

搭載している液晶は、これからのトレンドとなりそうな画面比16:10のディスプレイでした。一般的な作業がしやすいだけでなく、色域も広めなので、画像・動画の編集といった作業にも使用できると思います。

搭載する第12世代Core Pシリーズのパフォーマンスをしっかり引き出すことができており、処理性能の面でも不足はありません。

ただし、高価格帯のモバイルノートPCですが、LTE/5Gに非対応なことがやや残念な部分です。ここが気にならなければ、使いやすく、おすすめ度の高い機種だと思います。

 

約940g~と軽い14型ノートPC

dynabook RZシリーズ

特徴

  • 14型で約940g~と非常に軽い
  • 画面比16:10、色域広めの液晶で作業がしやすい
  • 第12世代Core Pシリーズによる快適な動作

こんなあなたに

  • 1台を宅内、モバイルの両方に快適に使用したい方
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