VAIO SX12の実機レビュー

更新日:2019年7月21日

後継機種が発売されました

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VAIO SX12(2022年モデル)のレビュー

CPU Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i3-8145U
Celeron 4205U
メモリ 4GB ~ 16GB
ストレージ SATA / PCIe SSD
液晶サイズ 12.5型
液晶種類 FHD 広視野角
質量 888~899g
バッテリー 約13.0~14.5時間
LTE 対応
価格[税別] 11万円台~
頻繁にPCを持ち運ぶ方におすすめ

VAIO SX12は、やや小型の12.5インチ液晶を搭載したモバイルノートです。

最近では少なくなった12型クラスのモバイルノートを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか?

液晶が小さい分、ボディが小型で、さらに質量も非常に軽く、LTEにも対応しており、頻繁にノートPCを持ち運ぶような方におすすめです。

小型ボディでも、キーピッチは十分あり、現在主流の13インチクラスのノートPCと遜色ないキーボードの打ちやすさです。

さらに、VGAやLANポートなどを搭載し、多くのシーンで困ることが少ないです。

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レビュー機は、当サイトの購入品です。

レビュー機の構成

Core i7-8565U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD

 

 

当サイト限定キャンペーン

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目次

お忙しい方は、「VAIO SX12の特徴」のみお読みください。

 

VAIO SX12 の特徴

日本人好みの12インチクラスのモバイルノート

5年位前まで、モバイルノートと言えば、12インチクラスの製品が主流でした。しかし、海外では液晶画面が大きいほうがウケがいいのか、12インチクラスの製品は少なくなり、13インチや、最近では14インチの製品のモバイルノートが主流となってきました。12インチモバイルノートの代名詞ともいえるThinkPad X200シリーズも、最新モデルはThinkPad X390となり13インチへサイズアップしています。

ただ、日本では小型のノートPCは割と需要があり、12インチのノートの選択肢が少なくなって、嘆いている方もいるのではないかと思います。そんな中、今回VAIOから、待望の12.5インチのVAIO SX12が発売されました。

12.5インチと14.0インチの比較

 

一般的なモバイルノートよりも小さい12.5型液晶に、狭額ベゼルを採用することで、ボディは非常にコンパクトです。ビジネスバッグだけでなく、ボディバッグのような小さなカバンにも入るため、非常に持ち運びやすいです。小さなカバンを持っている女性にもいいと思います。

コンパクトであるためカバンに入りやすい

 

コンパクトでもフルキーピッチ

VAIO SX12は、12.5インチの小さめの液晶を搭載し、さらに狭額ベゼルを採用することで、非常にコンパクトな製品です。コンパクトなPCは、キーピッチが狭くタイピングしにくい製品が多いですが、本製品は横幅一杯までキーボードを広げることで、横:19mm、縦:18.5mmのキーピッチを確保し、一般的なノートPCと変わらぬ打鍵感を実現しています。

12.5型でもフルキーピッチ

 

しかし、キーボードを横幅一杯まで配置すると、コネクタ類をキーボードの下に配置する必要があり、PC本体の厚みが増してしまいます。そこで、レイアウトを再設計することで、厚みの増加を最小限に抑える工夫が施されています。

  • 従来
  • 課題
  • 解決

従来製品は、キーボードが横幅一杯までなかったので、コネクタをキーボードの隣に配置できた。

しかし、キーボードを横幅一杯まで配置すると、コネクタ類をキーボードバックプレートの下に配置する必要があり、厚みが増加。

基盤そのもののをボトムに近づけ、さらに背の高い基板部品を表側に配置したり、背の低い部品に置き換えたりして、厚みの増加を最小限に。

 

さらに、コネクタ部品も再設計し、有線LANドアに穴を空けてボトムとの干渉を回避したり、ケンジントンロック形状を変えたり、SIMカードドアを薄くしたりして、コネクタ自体も厚みが出ないようにしています。

コネクタ部品を再設計

 

900gを切る質量

VAIO SX12は質量も軽く、最大質量が約899gとなっています。コンパクトであるうえに、非常に軽い質量ですので、外出先へ持ち出しやすくなっています。

900gを切る質量

 

豊富なインターフェース & 5V充電器に対応

VAIO SX12のインターフェースは、VGA、有線LAN、HDMI、USB Type-Cなど豊富です。ビジネスシーンでも困ることはないでしょう。さらに、VAIO SX14と同様に、USB Type-Cは5V充電器による充電に対応しています。手のひらサイズの小型充電器で充電できるので、充電器の持ち運びも容易です。

豊富なインターフェース

 

LTEに対応し、どこでもインターネット

VAIO SX12は、LTEにも対応しており、格安SIMなどを挿入すれば、どこにいてもインターネットをすることが可能です。また、昼間の通信速度が比較的速い「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM 」を利用することができ、VAIOのパソコンを使うならおすすめです。

 

5周年記念として「勝色」のカラーを販売

VAIOは、5周年記念として、「勝色」のカラーのモデルを販売します。勝色とは、濃い紺色のことで、縁起色として武士に愛好された色です。ロゴや背面のオーナメントの黄金色と非常によく合っています。

「勝色」カラーのモデル

 

アルマイト処理により加色したパームレストは、全て異なる色に染めあがり、同じ色は2つと無いそうです。

パームレストは全て色合いが異なる

 

また、パッケージ、クロス、レザーPCケースも勝色仕様となっています。レザーPCケースについては、タンニンなめしを採用し、色の深みが増していくエイジングを楽しめます。ケースの内側は、PCの背面と同じ金色になっています。

パッケージ・付属品も勝色仕様

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角が広く、非光沢なので映り込みも低減されており仕事用には使いやすいですが、色域がやや狭くクリエイターには向きません。最大輝度は、当サイトの計測では344cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをご覧ください。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

ガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系ですが、わずかですのでほぼ気にならないと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

当サイトの計測ではsRGBカバー率は68.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

輝度をやや下げるとフリッカーが発生しています。肉眼で気づくことはまずありませんが、長時間使用していると眼が疲れる方もいるかもしれません。輝度を最大にすれば発生しません。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

前述の通り、VAIO SX12のキーピッチは、横:19mm、縦:18.5mmで、キーストロークは約1.2mmとなっています。キートップはフッ素含有UV硬化塗装が施されており、滑りにくく指紋も目立ちにくいです。実際に打ってみましたが、割と打ちやすく、タイプ音も小さいです。

キーボード配列も特におかしい点はありません。「半角/全角」キーがやや小さいですが、それ以外は特に小さいキーもありません。英字キーボードが選択可能な点も大きな特徴です。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

バックライト付きのキーボードを選択することも可能です。

バックライトキーボード

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

VAIO SX12は、他のVAIO製品と同様に、「VAIO TruePerformance」という機能に対応しています。この機能は、ターボブースト動作後の持続可能なGPUクロックを高く保つ機能で、同等構成のノートPCよりも、高いパフォーマンスが出ます。

VAIO TruePerformance

 

ベンチマークスコアは次の通りです。他のPCで計測したスコアよりも15%ほど高いスコアが出ています。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-8565U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-8700 3029
Core i7-9750H 2640
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1472 [レビュー機で計測]
同上 1268 [他のPCで計測]
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べる代表的なCPUです(一部省略しています)
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、SATA SSDまたはPCIe SSDが搭載可能で高速です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark 6 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 3378 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

「VAIO TruePerformance」の効果で、Core i7-8565Uを搭載した他のPCよりも、非常に高速です。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 24分38秒
QSVでエンコード (※2) 3分07秒
NVENCでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9900K 9分29秒
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-8565U 24分38秒 [レビュー機で計測]
同上 31分50秒 [他のPCで計測]
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

LTEの通信テスト

対応バンド

VAIO SX12に搭載されているLTEモジュールは「Telit LN940」で、対応バンドは下表の通りです。ドコモ、au、ソフトバンクの主要なバンド(下のピンク色のセル)に対応しています。

対応しているLTEバンド
1 2 3 4 5 6 7 8 11 12
13 17 18 19 20 21 25 26 28 29
30 38 39 40 41 42 66      
     
特に重要なバンドは次の通り
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8

 

LTE接続できるかのテスト

今回、VAIOオリジナルSIM(ドコモ回線)、UQ mobile(au回線)のMVNO SIMでテストしたところ、VAIOオリジナルSIMはトラブルフリーでしたが、UQ mobileは数分で接続が切れてしまう現象が出ました。パソコンが製品版ではなく貸出機であったためなのか、nano SIMにmicro SIMアダプターを取り付けてテストしたせいなのか、原因は分かりませんが、VAIOのパソコンを使うなら、相性の良いVAIOオリジナルSIMを使うのが無難だと思います。

なお、VAIO SX12は、最近主流のnano SIMではなく、micro SIMであるためご注意下さい。

 

通信速度

VAIOオリジナルSIMでの通信速度を、Speedtest by OoklaのWindowsアプリで計測した結果が下の通りです。平日の11時頃に計測した速度は40Mbpsを超えており十分な速度です。最も混雑する12時30分頃に計測した速度は3.89Mbpsと、半年前に計測したときよりやや遅くなった気はしますが、それでも3Mbps以上の速度が出ています。他のドコモ系のMVNO SIMだと、この時間は0.5Mbpsくらいしか出ないことが多いです。

平日11時頃(筆者宅)
VAIOオリジナルSIM
平日12時30分頃(筆者宅)
VAIOオリジナルSIM

 

スリープ復帰後、LTE接続するまでの時間

次に、スリープ復帰後、LTEに接続するまでの時間を調べたところ、約12秒かかりました。十分な速さで、スリープ復帰後、すぐにWebを閲覧したりメールをチェックしたりすることができます。

スリープ復帰後、 LTE接続するまでの時間
  時間
VAIOオリジナルSIM(ドコモ回線) 12秒
※3回計測した平均値

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

フルサイズのSDカードに対応しており、カード挿入後の出っ張りもほとんどありません。

SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は普通です。なお、UHS-Ⅱのカードを挿入すると逆に速度が下がります。

CrystalDiskMark 6(SDカード)
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、純正品以外の充電器やドックが使えるか試した結果を、下表に掲載します。

充電に関しては、PowerDelivery対応充電器はもちろん、前述の通りスマホ用の5V充電器でも充電することができました。非常に優秀です。

ただ、ThinkPad USB Type-C ドックは、充電はできるものの、有線LANが認識されませんでした。他社製のドックだと相性の問題で正常に動かないことがありそうなので、VAIO製の純正ドックを発売してほしいです。

充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部モニター /
有線LANの拡張
ドック ThinkPad USB Type-C ドック 有線LAN NG
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
ZHOULX 充電器(65W)
AUKEY 充電器(46W)
cheero 充電器(18W)
5V充電器
※2
ANKER 充電器(5V/2.4A)
AUKEY 充電器(5V/2.4A)
その他 USB C-DPケーブルで外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器

 

なお、5V充電器で充電しているときは、コンセントのマークが付きません。一瞬、充電していないように感じるためご注意下さい。

5V充電器ではコンセントマークは付かないので注意

 

質量のチェック

VAIO SX12の質量のチェックです。

12型クラスのモバイルノートはかなり減って、ライバル機種と呼べる製品が少ないため、今回は13型クラスのモバイルノートと質量を比較しています。この中で、VAIO SX12は飛びぬけて軽いわけではありませんが、かなり軽い部類の質量であることは間違いないです。

モバイルノートの「質量」の比較
LIFEBOOK WU2/C3(25Wh) 約698g
LAVIE Direct HZ (i5) 約831g
LAVIE Direct PM (L) 約837g
dynabook GZ(42Wh) 約859g
VAIO SX12 約888g
ZenBook S UX391UA 約1080g
Yoga S730 約1100g
HP Spectre 13 約1110g
ZenBook 13 約1160g~
ThinkPad X390 約1180g~
XPS 13 (9380) 約1230g
HP Pavilion 13-an0000 約1260g
Inspiron 13 7000 約1330g

 

質量のメーカー公表値は、構成によって異なりますが、888~899gとなっています。当サイトの計測値は下表の通りです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 897g
ACアダプター 234g

 

バッテリー駆動時間のチェック

VAIO SX12のバッテリー駆動時間チェックです。

バッテリー容量は35Whとなっており、やや少なめです。

モバイルノートの「搭載バッテリー」の比較
XPS 13 (9380) 52Wh
LAVIE Direct PM (L) 50Wh
ZenBook S UX391UA 50Wh
LIFEBOOK WU2/C3 50Wh
ZenBook 13 UX333FA 50Wh
ThinkPad X390 48Wh
HP Spectre 13 43.7Wh
LAVIE Direct HZ 42Wh
dynabook GZ 42Wh
Yoga S730 42Wh
Inspiron 13 7000 38Wh
HP Pavilion 13-an0000 37Wh
VAIO SX12 35Wh
LIFEBOOK WU2/C3 25Wh
dynabook GZ 21Wh

 

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次のようになっており、"やや短め~普通"といったところです。液晶画面が小さい分、同じバッテリー容量を搭載したVAIO SX14よりは、長い駆動時間でした。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  FHD液晶
(1) JEITA2.0測定方法 約13.0~14.5時間
(2) 動画再生時 6時間30分
(3) PCMark 8 Work テスト 4時間52分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。それ以外は普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

CPU温度がやや高めです。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。90℃まで達しているので、やや高めのCPU温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

問題ない表面温度で、作業中に手が熱いと感じることは少ないです。底面は低い負荷であれば問題ないですが、高めの負荷の場合、熱くなる部分があるため、膝の上に載せて作業をするときは気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

低負荷時は低めの消費電力ですが、「VAIO TruePerformance」の影響で、エンコード時の消費電力は、他のノートPCよりもやや高めになります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

VAIO SX12は、カラーバリエーションが豊富で、「ブラック」、「シルバー」、「ピンク」、「ブラウン」の他に、前述した40周年記念モデルの「勝色」、ロゴやオーナメントまで黒の「ALL BLACK EDITION」があります。

ピンク、勝色、ブラック、ブラウン
シルバー
ALL BLACK EDITION

 

ブラックのカラー

まずはベーシックなブラックのカラーで外観をチェックします。

液晶を開くと、本体の背面側が持ち上がるようになっており、冷却性とタイピングのしやすさが向上します。

 

パームレスト面は、アルミニウムを採用し、ヘアライン加工が施され、見た目や感触でも高級感を感じます。

 

天板にはカーボンを用いており、「勝色」以外はマットな質感です。

 

底面は、ガラス繊維入りの樹脂となっています。

 

上部ベゼルおよびWebカメラの画像です。LTEモジュールが搭載されていることもあり、そこまで狭い上部ベゼルではありません。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

12インチクラスの小型モバイルノートでありながら、VGAや有線LANなどを搭載し、インターフェースは、かなり充実しています。

 

勝色のカラー

続いて、勝色のカラーを掲載します。なかなか無い紺色系のカラーですが、黒に近い濃い色なので、目立ちすぎることはありません。

 

パームレスト面の画像です。

 

天板は光沢感があります。一見、横方向のみのヘアラインしか見えませんが、光の角度によっては縦方向にもヘアラインが見えてかっこいいです。

 

ロゴと背面は黄金色になっており、勝色を引き立てています。

 

底面は、他のカラーと同じブラックです。

 

内部画像

内部は下図のようになっています。なお、展示会で撮影した画像であるため、バッテリーやM.2 SSD、各種モジュールなどありません。

 

ACアダプター

ACアダプターは普通の大きさです。容量は45Wです。

 

まとめ

VAIO SX12は、最近では少なくなった12インチクラスの液晶を搭載したモバイルノートです。

メインPCとして使うには画面が小さいと感じる方が多いかもしれませんが、毎日持ち歩くので、できるだけコンパクトなPCがいいという方には最適です。

さらに、900gを切る軽量ボディで、LTEにも対応しており、モバイルノートとして非常に優秀です。

小さいボディではありますが、キーボードはフルキーピッチで、インターフェースも充実しており、実用的です。

バッテリー容量の少なさが気になりますが、液晶画面が小さいため、VAIO SX14よりはバッテリー駆動時間は長くなっています。5V充電器や低めの容量のPD充電器に対応しているので、もしものときのために小型充電器もカバンに入れておくといいでしょう。

 

気軽に持ち運べる小型モバイルノート

VAIO SX12

特徴

  • 12インチクラスの小型モバイルノート
  • 軽量でLTEにも対応
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