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当サイトは、パソコン・周辺機器・ソフトの比較サイトです。価格ではなく、機能・性能面について比較しているのが特徴です。

the比較 > パソコンの比較 > DELL > XPS 13(9380)

デル XPS 13(9380)の実機レビュー

更新日:2019年4月12日
CPU Core i3-8145U
Core i5-8265U
Core i7-8565U
メモリ 最大16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.3型
液晶種類 FHD IPS 非光沢
4K IPS タッチ
質量 約1.23kg~
バッテリー FHD:最大約21時間
(52Wh)
価格[税込] 9万円台~
狭額ベゼルの人気モバイルノートがバージョンアップ

XPS 13(9380)は、他社に先駆けて狭額ベゼルを採用した人気モバイルノートPC「XPS 13」の最新機種です。本体に対する画面占有率は約80.7%と高く、他の同サイズの液晶を搭載したノートPCより、コンパクトなボディです。

カーボンやグラスファイバーを用いたボディも特徴の1つで、他社と比べても美しさが際立っています。

また、長いバッテリー駆動時間、発色のいいディスプレイといった特徴は、新モデルでも引き継いでいます。

従来モデルからの大きな変化としては、Webカメラの位置が上部に搭載されたことが挙げられます。自然な映りとなり、Webカメラを頻繁に使用する方にとっては、嬉しい変化です。

公式サイトはこちら

 

【最終更新日】2019.4.11 FHD液晶モデルの液晶特性、バッテリー駆動時間などを追記

 

レビュー機は、1台は当サイトの購入品、もう1台はメーカーからの貸出機です。

レビュー機の構成

Core i7-8565U、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、4Kタッチ液晶

Core i5-8265U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、FHD液晶

 

このページをご覧の方だけに

以下のリンク先から、DELLのパソコンを購入すると、楽天ポイントがもらえます。どうぞご活用下さい。

 

目次

お忙しい方は、「XPS 13(9380)」のみお読みください。

 

XPS 13(9380)の特徴

3辺狭額ベゼル採用で、13.3型ノートの中では最高水準の小ささ

今でこそ、狭額ベゼルを採用したノートPCはたくさんありますが、おそらく最初に狭額ベゼルを採用した製品がこのXPS 13です。それから何度かモデルチェンジを繰り返し、今ではベゼル幅が4mmという狭さです。3辺狭額ベゼルを採用し、ボディサイズに対する画面占有率は80.7%と高く、13.3型のディスプレイの割には小型のボディです。

3辺狭額ベゼルでコンパクト

 

XPS 13登場後、多くのPCが狭額ベゼルを採用していますが、その中でも、本製品は最高水準の小ささです。後発のASUS ZenBook 13 UX333FAは、4辺狭額ベゼルを採用しており、幅x奥行きの面積はXPS 13(9380)よりやや小さくなっています。ただし、高さも含めた体積ではXPS 13(9380)が最もコンパクトです。

狭額ベゼル採用の13.3型モバイルノートのサイズ比較
  奥行 高さ
XPS 13(9380) 302 199 7.8-11.6
ASUS ZenBook 13 UX333FA 302 189 16.9
富士通 LIFEBOOK WU2/C2 309 212.5 15.5
dynabook G(GZ) 308.8 211.6 17.9
NEC LAVIE Direct HZ 305 205 16.9
※ 単位はmm

 

狭額ベゼルでも、Webカメラを液晶上部に配置

従来のモデルは、ベゼルが狭すぎるため、Webカメラを液晶の下部に配置していました(下図)。そのため、下から見上げるような映像となり、ビデオチャットなどの時に違和感がありました。

従来モデルのWebカメラの位置

 

この点を改善するために、新モデルのXPS 13(9380)では、Webカメラがディスプレイ上部に搭載されるようになりました。新開発された2.25mmの小型のカメラユニットを搭載することで、上部のベゼルもそれほど広くはなっておらず、スマートな見た目です。しかも、性能もアップしており、すべてのエリアでシャープな映像を撮ることができ、高度なノイズリダクションにより、薄暗い状況でのビデオ品質も向上しています。

狭額ベゼル採用&2.25mmのカメラユニットを液晶上部に搭載

 

新たにフロストのカラーを追加

XPS 13(9380)は、新たにフロストが追加され、次の3色のボディカラーがラインナップされています。

ラインナップ

フロスト&アークティックホワイト NEW!

ローズゴールド&アークティックホワイト

プラチナシルバー&ブラック

 

ビジネス用途であればプラチナシルバーが落ち着きがあってよさそうですし、女性であればローズゴールドが合うと思います。新色のフロストは、明るく、清潔感があり、男性でも女性でも、多くのシーンで使えそうで、個人的には最も好きなカラーです。

ボディ(天板&底面)のカラーは3色

 

パームレストは2種類あり、プラチナシルバーのボディのときのみ、パームレストはブラックになります。

パームレストは2色

 

剛性の高いボディ

XPS 13(9380)は、優れたモバイルPCとして不可欠な堅牢性も優秀です。

天板および底面には、CNCによるアルミの削り出しを採用。また、パームレストについては、ブラックがカーボンファイバー、アークティックホワイトがグラスファイバーとなっています。実際に触ってみると分かるのですが、天板をひねっても曲がりにくく、パームレストを押しても歪まず、非常に剛性が高いです。

また、ディスプレイにはGorilla Glass 4が採用されており、普通のガラスの表面よりも2倍ほどダメージに強いです。タッチ操作を行うかどうかに関わらず、ディスプレイの強度が高いことは、モバイルPCとしてのメリットとなるでしょう。

高い強度を備えたボディなので、安心して持ち運ぶことができるでしょう。

トップケース、ボトムケースはCNCによるアルミの削り出し
「ブラック」のパームレストはカーボンファイバー
「アークティックホワイト」のパームレストはグラスファイバー

 

質の高いディスプレイを搭載

XPS 13(9380)は、HDRに対応した4K Ultra HD (3840 x 2160)のタッチ液晶を選択できます。輝度が400ニット、sRGBカバー率が約100%となっており、実際に画面を見てもとても色鮮やかで、高精細で綺麗です。

映像をきれいに表示可能なディスプレイ

 

また、YoutubeなどのHDR映像にも対応しています。白飛びや、黒つぶれすることなく表示でき映像が綺麗です。HDR対応のテレビと比較すると、さすがに輝度、色域、液晶サイズなどどれも劣ってしまいますが、パソコンで手軽に観る映像としては、十分満足できる品質ではないかと思います。

HDRをオンにしたときとオフにしたときの違い

 

デュアルファンにし排熱機構も再設計

XPS 13は、発熱の高い第8世代インテルCoreプロセッサーの対策として、デュアルファンおよびデュアル排熱パイプを採用しています。さらに、GORE(ゴア)社のThermal Insulationを採用することで冷却性を上げています。これはNASAが火星探索機などで採用している熱絶縁体で、熱い宇宙空間において探索機を守る役目を担っています。この熱絶縁体(フィルム)で、排熱パイプの一部を覆うことで、高負荷時でもシステムを低い温度に保ちます。

デュアルファン(旧モデルの画像)

 

割り切りのインターフェイス

XPS 13(9380)のインターフェイスはシンプルです。USB Type-C、microSDカードリーダー、ヘッドホン端子のみです。フルサイズUSBやLANなどのポートはありません。

割り切ったインターフェース

 

メイン兼モバイルPCとして使用する場合などは、下の写真のようにDell Thunderbolt Dockを利用すると、拡張性をアップすることも可能ですし、ケーブルを一本抜くだけで簡単に持ち出すことができて便利です。

Dell Thunderbolt Dockを使って拡張性アップが可能

 

フルHD液晶は非光沢になった

メーカーサイトに書かれていないため、実機を見るまで気づかなかったのですが、XPS 13(9380)では非光沢液晶になっていました。旧モデルのXPS 13(9370)では、低反射コートが施されたハーフグレアに近い液晶であったのに対し、新モデルでは明らかに反射が抑えられています。作業メインであれば、非光沢のほうがいいと思います。なお、4K液晶は従来通り、低反射コートが施された液晶となっています。

旧モデルとの液晶の比較

 

各用途の快適度

XPS 13(9380)の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧、動画鑑賞、 Office作業 十分なスペックを搭載し、画面も見やすく、スピーカーの音質も比較的良く、Web閲覧や動画鑑賞、Office作業などしやすいです。
RAW現像・画像編集 CPUがUシリーズであるため、HシリーズのCoreプロセッサーに比べると、一部時間のかかる処理もありますが、そこを妥協すれば液晶の色域も広いですし、RAW現像や画像編集にも使えると思います。さらに、XPS 13は、同じCPUを搭載したノートPCよりも、やや処理速度が速いのもメリットです。
動画編集 家庭で行う簡単な編集なら大丈夫かもしれませんが、外部グラフィックスを使用していないため、エフェクトや色補正などをたくさん行う場合、スペック不足でしょう。書き出し時間も長めです。
ゲーム 外部GPUを搭載していないため、ゲーム向きではないです。ただ、2Dゲームや、古い軽めのゲームならできると思います。

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイは、次の2つから選択可能です。

一般ユーザーであれば、(1)のFHD液晶のほうが、非光沢で映り込みが少なく、バッテリー駆動時間も大幅に伸びるのでおすすめです。クリエイティブな作業もする方は(2)の4K液晶がいいでしょう。

液晶の種類

(1) FHD IPS 非光沢

(2) 4K UHD IPS タッチ

 

FHD IPS 非光沢

まずは、FHD IPS液晶の特性を解説します。

液晶の型番は「06VG6 B133HAN」となっていました。なお、別のパネルが搭載される可能性もあります。

最大輝度は、当サイトの計測で394cd/m2と高いです。

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線は下図のようになっています。どの色もほぼ1:1の直線となっていることから、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

色域は広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率が99.5%、sRGB比が103.4%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは感じません。

画面拡大

 

前述しましたが、非光沢液晶ですので、映り込みが少ないです。

画面への映り込み

 

フリッカーも発生せず、見やすい液晶だと思います。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

4K UHD IPS タッチ

続いて、4K UHD IPS タッチ液晶について解説します。

型番は「0R99K LQ133D1」となっていました。

最大輝度は、当サイトの計測で、458cd/m2と非常に高いです。

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線は下図のようになっています。やや緑が低めに補正されていますが、どの色も比較的揃っており、比較的自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

色域は広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率が99.6%、sRGB比が106.4%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは感じません。

画面拡大

 

低反射コートが施されており、非光沢液晶よりは映り込みがあるものの、光沢液晶よりは映り込みが抑えられています。

画面への映り込み

 

フリッカーも発生せず、見やすい液晶だと思います。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

従来モデルとキーボードは変わっていません。実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmと十分な数値です。キーストロークはメーカーサイトに1.3mmと記載されており、やや浅めです。キー配列は普通ですが、「@」や「*」などの一部のキー幅はやや狭いです。総じて、普通の押しやすさではないかと思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

バックライトキーボードも搭載しています。イベント時など、暗い会場でタイピングしなくてはならないライターさん等におすすめです。

バックライトキーボード

 

タッチパッドは操作しやすいです。タッチパッド一体型のクリックボタンも軽めの力で押すことができます。ただし、クリック音はやや大きめです。

タッチパッド

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUは、第8世代Coreプロセッサー(Whiskey Lake-U)を搭載しています。最近のノートPCの中では、スタンダードなCPUです。一般的な作業なら、遅く感じることはないでしょう。

今回、Core i7-8565UおよびCore i5-8265UのCPUで計測しましたが、当サイトの計測では、他の同CPUを搭載したノートPCよりベンチマークスコアが高めでした。

CPU性能
~ CINEBENCH R15 ~
Core i7-8565U
Core i5-8265U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-8750H 1100
Core i5-8300H 830
Core i7-8565U
[レビュー機で計測]
684
Core i5-8265U
[レビュー機で計測]
654
Core i7-8565U
[他のPCで計測]
602
Core i7-8550U 580
Core i5-8265U
[他のPCで計測]
542
Core i5-8250U 536
Core i3-8145U 340
Core i3-8130U 313
Celeron N4100 229
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

CPU内蔵のIntel UHD グラフィックス 620であるため、性能は高くありませんが、動画鑑賞の負荷なら全く問題ないです。ゲームなどには不向きです。

グラフィックス性能
~ 3D Mark Time Spy ~
インテル UHD グラフィックス 620(Core i7-8565U)
インテル UHD グラフィックス 620(Core i5-8265U)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GTX 1050Ti 2310
GTX 1050 1787
GeForce MX 150 1074
Intel UHD 620
[レビュー機で計測]
400
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDを搭載しており高速です。OSの起動やアプリの起動が速く、ファイルをコピーするときなども早く終わります。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
512GB PCIe SSD
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD
[レビュー機で計測]
2683
SATA SSD 550
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0

こちらのスコアも、同じCPUを搭載した他のノートパソコンよりも、やや高めでした。

Core i7-8565U
Core i5-8265U
3DMark
インテル UHD グラフィックス 620(Core i7-8565U)
インテル UHD グラフィックス 620(Core i5-8265U)

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core i7-8750Hなどと比べると現像に時間がかかっています。ただ、我慢できない速度ではないです。1枚1枚現像する方はほぼ気にならないでしょう。なお、Lightroomを使う場合、メモリは8GBではなく16GBにしたほうほうがいいです。大分速度が違います。

Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i7-8750H
32GBメモリ
99秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
[レビュー機で計測]
122秒
Core i5-8265U
8GBメモリ
[レビュー機で計測]
145秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

外部グラフィックスを搭載していないため、書き出しに時間がかかっています。簡易的に使うなら別ですが、本格的にPremiere Proを使う場合は、外部GPUを搭載した製品のほうがいいと思います。

なお、ベンチマークではCore i5よりCore i7のほうがスコアが高かったですが、こちらの書き出し速度はCore i5のほうが速かったです。

Core i7-8750H
RTX 2060
76秒
Core i7-8750H
GTX 1070
91秒
Core i7-8750H
GTX 1060
122秒
Core i7-8750H
GTX 1050Ti Max-Q
135秒
Core i7-8750H
GeForce MX150
195秒
Core i5-8265U
Intel UHD 620
[レビュー機で計測]
461秒
Core i7-8565U
Intel UHD 620
[レビュー機で計測]
488秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

Core i7-8750Hと比べると時間がかかりますが、たまにしか行わないのであれば、我慢できない時間ではないです。

こちらも、Core i7よりCore i5のほうが、x265でのエンコードは高速でした。ターボブースト時はCore i7のほうが高いCPUクロックですが、ターボブースト期間が終わると、Core i5のほうがやや高めのCPUクロックで推移していることが多かったためです。

  Core i7-8565U Core i5-8265U
x265でエンコード (※1) 28分10秒 26分45秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 2分54秒 3分01秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-8750H 16分40秒
Core i5-8265U
[レビュー機で計測]
26分45秒
Core i7-8565U
[レビュー機で計測]
28分10秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

CPU使用率が約100%になるx265によるエンコード時、約3分間はターボブーストが働いて高めのCPUクロックで推移します。ブーストクロックで動作する時間が約3分間もあるのは、長いと思います。

その後、持続可能なCPUクロックに下がりますが、上がったり下がったりを繰り返しています。このとき、Core i5のほうがやや高めのGPUクロックになっていることが多かったです。

Core i7-8565U
Core i5-8265U

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。  

micro SDカードのみ対応しています。挿入後、わずかですが出っ張りはあります。


SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は速いです。UHS-Ⅱにも対応しています。

CrystalDiskMark 6(SDカード)
最大275MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、純正品以外の充電器やドックが使えるか試した結果を、下表に掲載します。

USB Type-C、Thunderbolt 3のドックは使用できました。PD充電器は27Wh以上であれば利用できそうです。5V充電器には非対応でした。

なお、純正品以外の機器で充電し故障しても、当サイトでは責任を負えませんのでご注意下さい。

充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部モニター /
有線LANの拡張
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
ZHOULX 充電器(65W)
AUKEY 充電器(46W)
cheero 充電器(18W) ×
5V充電器
※2
ANKER 充電器(5V/2.4A) ×
AUKEY 充電器(5V/2.4A) ×
その他 DP-HDMIケーブルで外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器

 

27W未満の充電器を接続すると、以下のような警告画面が表示されます。


容量の少ない充電器を接続したときの画面

 

質量のチェック

XPS 13(9380)の質量を、他の13.3型モバイルノートと比較します。

最近のモバイルノートは軽量化が進んでおり、これらの製品と比べると、XPS 13(9380)はやや重い部類に入ります。とは言っても、1.2kg台であれば、それほど重く感じず持ち運べると思います。

13.3型モバイルノートの質量
LIFEBOOK WU2/C3(25Wh) 約698g
dynabook GZ(21Wh) 約779g
LAVIE Direct HZ (i5) 約831g
dynabook GZ(42Wh) 約859g
LIFEBOOK WU2/C3(50Wh) 約915g
Yoga S730 約1100g
HP Spectre 13 約1110g
XPS 13 (9380) 約1230g
Inspiron 13 7000 約1330g
※質量はメーカー仕様値

 

当サイトで計測した質量は次の通りです。

当サイトによる計測では、4K液晶モデルより、FHD液晶モデルのほうが74gも軽かったです。少しでも軽いほうが良ければFHD液晶モデルをお勧めします。

ACアダプターについては、本体は小型ですが、電源ケーブルがやや重いため、普通の質量です。

質量の計測結果

 

バッテリー駆動時間のチェック

XPS 13(9380)は、52Whのバッテリーを搭載しており、13.3型液晶搭載のモバイルノートパソコンの中では、非常に多いバッテリー容量です(下表参照)。

ただし、4K液晶モデルを選択した場合は、バッテリー駆動時間は大幅に短くなります。バッテリー駆動時間を重視するのであれば、フルHD液晶モデルが適しています。

13.3型モバイルノートの搭載バッテリー
XPS 13 (9380) 52Wh
LIFEBOOK WU2/C3 50Wh
HP Spectre 13 43.7Wh
NEC LAVIE Direct HZ 42Wh
dynabook GZ 42Wh
Yoga S730 42Wh
Inspiron 13 7000 38Wh
LIFEBOOK WU2/C3 25Wh
dynabook GZ 21Wh

 

バッテリー駆動時間は次のようになっています。(1)はメーカー公表値で、(2)と(3)は、当サイトによる計測値となります。FHD液晶であれば、他のモバイルノート比べても長い駆動時間です。ただし、4K液晶を搭載した場合は、バッテリー駆動時間が半分程度になってしまいます。

バッテリー駆動時間
  FHD液晶
Core i5
4K液晶
Core i7
(1) MobileMark 2014 ※1 約21時間 約12時間
(2) 動画再生時 ※2 11時間10分 5時間09分
(3) PCMark 8 Work テスト ※3 7時間17分 3時間22分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 メーカー公表値
※2 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

当サイトで計測した充電時間は次の通りです。普通かなと思います。以下は4K液晶モデルで計測したデータですが、FHD液晶モデルもほぼ同じでした。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
55%(約29Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。なお、以下は4K液晶モデルで計測したデータを掲載しています。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

他のノートPCと比べて、低負荷時はやや騒音値が高めかなと思いますが、高負荷時はやや低めかなと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時以外は普通の温度です。エンコード時の温度の詳細は、次に説明します。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。最初のターボブースト時の3分間くらい100℃近くまで上昇し、かなり高温ですが、約3分経過後、CPUクロックが下がると共に温度も下がります。その後は、90℃まで上昇後、また70℃台へ戻るといったことを繰り返します。温度が一定ではないことで、パーツにどう影響してくるのか分かりませんが、70℃台で推移してくれたら良かったです。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

全体的にやや高めの温度ですが、極端に熱くなっている部分は少ないです。パームレスト部分はエンコード時はやや暖かく感じますが、低負荷時は気にならないです。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

液晶画面は小さく、CPUもUシリーズと低消費電力ですが、今回、4K液晶モデルであるため、他のモバイルノートと比べるとやや高めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

フロスト&アークティックホワイト

フロスト&アークティックホワイトのカラーで外観のチェックをします。

前述した通り3辺のベゼルが狭くコンパクトなボディです。

 

パームレストは、繊維の織り目が見えており、かっこいいです。指紋も目立ちにくく実用性も高いです。

ホワイトは黄ばみや汚れに弱いですが、これらを防ぐためのUVと汚れ防止コーティングが施されており、長くきれいな状態を保って使うことができます。

 

電源ボタンは、指紋認証リーダーにもなっており、1回だけ少し長めにタッチするだけで、スリープ解除とログインの両方が出来て便利です。

 

天板はマットな素材で、色も明るいので、指紋や皮脂が目立たず扱いやすいです。

 

スピーカーは側面に配置されています。音質は比較的良いと思いますが、従来製品と聞き比べをしてみると、新モデルは最大音量が小さくなり、ややこもった感じがします。勝手に点数をつけると、10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

ヒンジの下に排気口があり、テーブルに置いているときは、排気口が見えにくくなっています。

 

薄いボディです。

 

エッジ部分はキラリと光っておりかっこいいです。

 

液晶が傾く最大の角度です。

 

側面は次の通りで、ポートの種類は少なめです。USB Type-Cポートは3つありますが、いずれもPower Delivery、DisplayPort出力に対応しています。また、3つあるうちの2つは、Thunderbolt 3にも対応しています。

 

底面もシンプルでスッキリとしています。また、ゴム足のカラーも、天板のカラーと同色になっています。

 

ACアダプターは45Wで、小型で持ち運びにも便利です。

 

プラチナシルバー&ブラック

プラチナシルバー&ブラックのカラーの外観は次の通りです。

 

パームレストは、カーボンファイバーの織り目が見えており、肌触りが良く高級感のある質感です。つや消しの素材であるため、指紋や皮脂もある程度目立たないようになっています。

 

プラチナシルバーの天板です。

 

側面は、シルバーとブラックのツートンカラーになています。

底面もすっきりとしています。

 

ACアダプターは、ボディカラーに合わせて、ブラックになっています。

 

内部画像

底面カバーと取り外したときの画像です。なお、ネジを外すにはT5 トルクスドライバーが必要です。

外部GPUを搭載していないモバイルノートで、デュアルファンを搭載しているのは珍しいです。メモリはオンボードで後から換装できないのでご注意下さい。

 

M.2 SSDについては換装できそうです。

 

まとめ

以上が、XPS 13(9380)のレビューです。

旧モデルのいいところはそのままに、ユーザーからの不満のあった点を改良しています。具体的には、狭額ベゼルを採用したコンパクトなボディや、長いバッテリー駆動時間、優れたデザイン性などは引継ぎ、Webカメラの位置を改善しています。

元々、人気の高い機種でしたが、今回の改善によって、より完成形に近づいたのではないかと思います。

ただし、主なポートは、USB Type-C(Thunderbolt 3対応あり)とmicroSDカードスロットしかありません。割り切った構成ですので、このポートで足りるのか事前にご確認下さい。

また、LTE対応モデルが無いのも残念です。

なお、4K液晶とFHD液晶のモデルがありますが、FHD液晶のほうがバッテリー駆動時間が長く、質量も軽かったです。またFHD液晶は非光沢となっており映り込みも少なかったです。一般ユーザーであればFHD液晶をお勧めします。クリエイターなどは4K液晶を選択するといいでしょう。

デザインが美しく、実用性も高い人気モバイルノート

XPS 13(9380)

特徴

  • コンパクトボディ
  • カーボンやグラスファイバーを用いた美しいデザイン
  • 大容量バッテリー搭載
  • HDR対応の4K液晶を選択可能

こんなあなたに

  • カバンに入れやすいモバイルノートが欲しい方
  • PCのデザインも気にする方
  • バッテリー駆動時間重視の方(FHD液晶搭載時)
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