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VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM のレビュー
このページでは、VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM(以下、VAIO SIM)を、VAIO のパソコンにセットし、速度はどのくらい出るのか、体感速度はどの程度かを検証した結果について掲載します。
公式サイトはこちら
VAIO SIMの特徴
POINT 1回線が混雑している時間帯でも速い
一般的な格安SIMは、お昼の速度が異常に遅く、1Mbpsを切るような速度しか出ないケースがおおいです(MVNOにもよります)。このときは、Webページを開くだけでもかなり待たせることがあります。
しかし、VAIO SIMなら、利用ユーザーが少ないのか、混雑している時間帯でも、速度が速いです。実際に速度を計測した結果については後述しますが、WebページやYouTubeの動画を観てもサクサクと動きます。
VAIO SIMは、音声通話対応のSIMを提供していないため、スマートフォンで利用するユーザーがほとんどおらず、今後もユーザーが劇的に増えて速度が遅くなる可能性は少ないと思います。2019年2月時点でも、通信速度は速いままです。
POINT 2利用期間が年単位なので、毎月の高速データ通信容量が無駄にならない
VAIO SIMは、利用期間が年単位となっています。他のMVNO SIMは、「1ヵ月3GB」など、月単位で使える高速データ通信量が決まっているのに対し、VAIO SIMは「1年32GB」など、年単位で使える高速データ通信量が決まっています。他のMVNO SIMだと、毎月使われない高速データ通信容量は毎月消えていきますが、VAIO SIMであれば、長い期間、高速データ通信容量が消えることがないのがメリットです。
POINT 3簡単にモードを切り替えて容量を節約できる
VAIO SIMは、「基本通信モード(最大200kbps)」と「高速通信モード」の2種類の通信モードがあり、メールの受信など通信が低速でも構わないときは「基本通信モード」にして、高速データ通信容量を節約することが可能です。モードの切り替えは、専用のソフトから簡単に行えます。
POINT 4VAIOパソコンと一緒に購入すると安い
VAIOストアでは、VAIO のパソコンと一緒に購入すると1年間プランが無料で付いたり、3年間プランが半額になったりします。VAIOパソコンを購入しようと思っている方は、VAIO SIMがおすすめです。
VAIO SIMのプラン
プランは下表の3つです。
例えば「手間なし1年間プラン」だと、1ヵ月あたり「1,183円」、「2.66GB」となります。他のMVNOと比べるとやや割高に感じるかもしれません。ただし、他のMVNOは、1ヵ月ごとに使っていない高速通信モードが無くなってしまいますが、VAIO SIMは、1年間は無くなりません。こういったことを考慮すると、月によって通信量が大きく変わる方にはお得なプランだと思います。
さらに、LTE対応のVAIO パソコンと同時に購入すると、1年間無料になったり、半額になったりと、お得なキャンペーンをやっているときが多いです。
プラン名 | 利用期間 | 高速通信モード | 価格[税別] |
---|---|---|---|
手間なし1年間プラン | 1年 | 32GB | 14,200円 |
手間なし2年間プラン | 2年 | 64GB | 23,200円 |
手間なし3年間プラン | 3年 | 128GB | 33,200円 |
VAIO SIMの速度
VAIO パソコンで、VAIO SIMを使用したときの最大速度は次のようになっています。
基本通信モード | 高速通信モード ※ |
最大200kbps | (VAIO パソコンの場合) 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps キャリア・アグリゲーション対応エリア: 下り最大450Mbps |
VAIO SX14での通信テスト(2019/1/31)
今回、VAIO SX14に、VAIO SIMを挿入し、いくつかの場所で速度を計測してみました。
なお、VAIO SX14に搭載しているLTEモジュールは「Telit LN940 Mobile Broadband」です。
LTEバンドは、下表の通り、国内の特に重要なLTEバンド(ピンクのセル)には全て対応しています。なお、VAIO SIMはドコモ回線を使用しています。
国内の主なLTEバンド | ||||||||||
1 | 3 | 8 | 11 | 18 | 19 | 21 | 26 | 28 | 41 | 42 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8
以下が、速度の結果です。テストは平日に実施し、計測には「SPEEDTEST FOR WINDOWS(Ookla)」のWindowsアプリを利用しました。
12時30分頃の混雑する時間帯、しかも人がたくさんいる東京駅構内でも、11Mbps以上の速度が出ていました(東京駅だと逆に速度が出やすいのかもしれませんが・・・)。また、VAIO SX14の記事のほうに記載していますが、自宅で12時30分頃に計測したときも7Mbps以上の速度が出ていました。お昼以外の時間帯も、10Mbps以上は安定して出ていました。
いずれの時間帯も、実際にWebページを表示したり、YouTubeの動画を再生しても、遅さは全く感じず、非常に快適でした。
VAIO S13で通信テスト(2018/4/27)
次に、少し古いデータですが、VAIO S13でテストした結果を掲載します。
搭載されているLTEモジュールや対応LTEバンドは、SX14と同じです。
こちらも、やや混んでいる18時頃でも、10Mbpsを超えた速度が出る速度が出ていました。ちなみに、このとき「iPhone 7 + IIJmioのSIM」で計測したところ、1.20Mbpsのダウンロード速度しか出ませんでした。「他のPC + BIGLOBEのSIM」の場合でも0.74Mbpsしか出ませんでした。いかにVAIO SIMが速いかが分かります。
VAIO SIMの体感速度
VAIO SIMの「高速通信モード」と「基本通信モード」があると、上で説明しました。では、どのくらい体感速度が異なるのか、動画を撮影したので掲載します。なお、こちらは回線が空いている朝6時台に撮影したものです。
高速通信モード
高速通信モードであれば、サクサクとWeb閲覧可能です。
基本通信モード
一方、基本通信モードにすると、かなり遅く、表示に時間がかかっていることが分かります。メール受信程度なら問題なく使えると思いますが、Web閲覧はストレスが溜まる速度です。
まとめ
VAIOオリジナル LTEデータ通信SIMは、利用者が少ないためか、12時台でも高速に通信できる点が魅力のデータ通信用SIMです。音声通話対応のSIMを提供していないため、スマートフォンで使うユーザーがほとんどおらず、劇的に利用者が増えて回線が遅くなることはしばらく無いと思われます。
また、「1ヵ月3GB」などではなく、「1年32GB」などと、利用期間が年単位になっており、毎月使わなかった高速データ通信容量が無くなることがありません。LTE接続をたくさんする月と、あまり使わない月があるような方は特にお得でしょう。
VAIOのパソコンを購入するときに一緒にSIMも契約すると、1年間無料などの特典が受けられます。VAIOのパソコンを購入する方には非常におすすめです。
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