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富士通 LIFEBOOK WU2/D2(UH-X)の実機レビュー

更新日:2019年8月6日
CPU Core i3-8145U
Core i5-8265U
Core i7-8565U
メモリ 4GB ~ 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.3型 FHD
液晶種類 IPS 非光沢
質量 698g ~ 855g
バッテリー 25Wh(11.5時間)
50Wh(~24時間)
LTE 非対応
価格 12万円台(税別)~

※カスタムメイドモデルの仕様

698gの軽量PCと、900g台のバランス型PC

LIFEBOOK WU2/D2は、25Whバッテリーと50Whバッテリーを選択可能で、それによって特徴が変わります。

25Whバッテリーを選択した場合、約698g(最軽量時)の非常に軽量なモバイルPCとなります。13.3型モバイルノートとしては世界最軽量となり、軽さ重視の方におすすめです。

50Whバッテリーを選択した場合、バッテリー駆動時間が約2倍に増えます。質量は増えてしまいますが、それでも約855gと軽量です。質量、バッテリー駆動時間の両方が優秀で、バランスの良いモバイルPCが欲しい方におすすめです。

液晶も見やすいですし、キーボードも打ちやすく、ポート類も多く実用性も高いです。

※LIFEBOOK WU3/D2とは製品が異なるためご注意下さい。WU3/D2は液晶が360度回転する2 in 1 PCとなっています。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-8565U、16GBメモリ、1TB PCIe SSD

 

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目次

お忙しい方は、「LIFEBOOK WU2/D2の特徴」のみお読みください。

 

LIFEBOOK WU2/D2の特徴

LIFEBOOK WU2/D2は、25Whと50Whのバッテリーを搭載することができ、このバッテリーによって特徴が大きく変わります。

25Whバッテリーを搭載すれば、わずか698gと超軽い製品

25Whバッテリーを選択した場合、世界最軽量モデルは698gしかありません。「とうとう600g台のノートパソコンが現れたか!」という感じです。ちなみに、12インチのiPad Proが約631gです。キーボードなしのタブレットとほとんど質量は変わりません。

なお、後述しますが、モデルや、スペック、カラーによって質量が微妙に変わってきます。詳細は「カスタムメイドモデルとカタログモデルの違い」で説明します。

質量の実測値

 

50Whバッテリーを搭載すれば、バランスが非常に良い製品

50Whバッテリーを選択した場合、バッテリー駆動時間が約2倍に増えます。その分、質量も増えますが、それでも855gと軽量です。

25Whバッテリー搭載時は"軽さ"に偏っていましたが、50Whバッテリーのモデルなら、バッテリー駆動時間も質量も、どちらも通常のノートPCより優秀で、非常に高い次元でバランスのとれた製品となり、個人的にはこちらのほうが好きです。

50Whバッテリーのモデルも、800g台と軽い

 

「かな表記なし」キーボードも選択可能

カスタマイズモデルのLIFEBOOK WU2/D2に限り、「かな表記なし」キーボードが選択できます。ローマ字入力する方にとって、「かな」文字は邪魔でしかないため、すっきりしていて、いいと思います。

かな表記なしのキーボードも選択可能

 

豊富なポート類

本製品は"軽さ"が大きな特徴となっていますが、PC本体を軽量化するには、ポート類を省略すればもっと軽くすることができたと思います。現に軽量化のためにUSB Type-Cしか搭載していないパソコンも存在します。しかし、LIFEBOOK WU2/D2は軽量化のために使い勝手を犠牲にするようなことはせず、HDMIやフルサイズのUSBポート、LANなども搭載し、利便性を損なわないようにしています。メモリカードスロットも、micro SDカードではなく、通常サイズのSDカードが使えるようになっており、充実したポート構成となっています。

豊富なポート類

 

なお、LANポートは、下図のように引き出して使います。

引き出して使うLANポート

 

カスタムメイドモデルとカタログモデルの違い

カスタムメイドモデルとカタログモデルの違いを掲載します。

カスタムメイドモデル「WU2/D2」は、Web直販サイト「富士通WEB MART」専用のモデルで、パーツを自由に選ぶことができます。カタログモデルは、主に家電量販店で販売されているモデルで、パーツのカスタマイズはできません。また、これらをまとめてLIFEBOOK UHシリーズと呼んでいます。

カスタムメイドモデルは、さらに「世界最軽量モデル(約698g~)」と「軽量モデル(約747g~)」の2種類あり、カタログモデルは「UH-X」、「UH90」、「UH75」に分かれています。各モデルは外観は一見同じですが、ボディ素材が次の表のように異なっています。より軽量なマグネシウムリチウム合金が使用されるほど、PC本体の質量も軽くなります。

カスタムメイドモデル
  WU2/D2
【世界最軽量モデル】
WU2/D2
【軽量モデル】
底面 マグネシウム
リチウム合金
マグネシウムリチウム合金
天面 マグネシウム合金
パームレスト
カタログモデル
  UH-X/D2 UH90/D2 UH75/D2
底面 マグネシウム
リチウム合金
マグネシウムリチウム合金
天面 マグネシウム合金
パームレスト

 

各モデルの仕様は次の通りです。モデルによって素材や塗装が異なるため、質量が微妙に異なりますので、お気を付けください。

カスタムメイドモデルは、大容量の1TB PCIe SSDや、16GBのメモリを選択できる点が非常に魅力的です。また予算の少ない方はCore i3-8145Uを搭載して価格を下げることも可能です。メーカー保証も標準で3年となっており、最大5年まで延長することができて安心です。

さらに、カスタムメイドモデルは、Officeの有無が選べます。最近は、Office 365が5台まで同時に使えるようになり、こちらを契約している方も増えています。Office 365ユーザーにとってはOffice無しが選べるのは嬉しいです。

カタログモデルは、同構成だとカスタムメイドモデルより価格が安いことが多いです。スペックおよび店頭の保証内容も含めて、自分の理想にピッタリ合えば、カタログモデルのほうがお得かもしれません。

カスタムメイドモデル
  WU2/D2
【世界最軽量モデル】
WU2/D2
【軽量モデル】
カラー ピクトブラック ピクトブラック
ガーネットレッド
アーバンホワイト
CPU Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i3-8145U
メモリ 8GB / 16GB 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ 256GB PCIe SSD
512GB PCIe SSD
1TB PCIe SSD
128GB PCIe SSD
256GB PCIe SSD
512GB PCIe SSD
1TB PCIe SSD
バッテリー 25Wh 25Wh 50Wh
質量 約698g 約747g~ 約855g~
キーボード かな表記なし / あり
Office なし / あり
カタログモデル
  UH-X/D2 UH90/D2 UH75/D2
カラー ピクトブラック ガーネットレッド
アーバンホワイト
CPU Core i7-8565U Core i5-8265U
メモリ 8GB
ストレージ 512GB PCIe SSD 256GB PCIe SSD
バッテリー 25Wh 50Wh 25Wh
質量 約698g 約898g 約747g~758g ※1
キーボード かな表記あり
Office あり
※1 ガーネットレッドが約747g、アーバンホワイトが約758g

 

筆者おすすめの構成

色々モデルがあるので、どれがいいか迷うことと思います。以下に筆者おすすめの構成を掲載するので、参考にして下さい。

筆者おすすめの構成

【カスタムメイドモデルの軽量モデル】
Core i5-8265U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、50Wh、非光沢液晶、かな無し

CPUは、Core i5でもCore i7でも大きな性能差はないのでCore i5でいいと思います。メモリは8GBにしましたが、アプリをたくさん起動するような方は16GBでもいいです。ストレージも大量の画像や動画ファイルを保存するなら512GB PCIe SSDでもいいと思います。バッテリー容量は、25Whだと半日ももたない可能性があるので、50Whがおすすめです。

 

各用途の快適度

LIFEBOOK WU2/D2の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧、動画鑑賞、 Office作業 CPUやストレージのスペックは十分ですので、処理がもたつくことは無いでしょう。液晶の表示も綺麗で、文字や画像、映像が見やすいです。スピーカーはそれほど良くはないですが、聴ける範囲です。
RAW現像・画像編集 CPUやストレージ性能はまずまずで、ライトに使うなら問題ないと思います。ただ、何百枚ものRAWデータを、一度に現像するような場合は、やや現像時間が長くなります。液晶の色域は広めで見やすいです。なお、編集系作業をするならメモリは16GBを選択するといいと思います。
動画編集 ソフトにもよりますが、外部グラフィックスを搭載していないので、スペック不足なケースが多いです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、基本的にゲームには向いていません。ただ、CPU内蔵グラフィックスでもできるゲームはあるので、全くできないこともないです。

 

液晶ディスプレイのチェック

LIFEBOOK WU2/D2の液晶ディスプレイのチェックです。

最大輝度は、348cd/m2とやや高めです。

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや青色が強く発色していることが分かります。一般のユーザーはやや青みの強い方が見やすいと感じるのでこのくらいの調整でも違和感はあまりないと思います。ただ、画像編集などをする方はキャリブレーションをしたほうがいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

色域はノートパソコンとしてはやや広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。

画面拡大

 

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーサイトを確認すると、キーピッチは約19mm(横方向)、キーストロークは約1.5mmとなっています。十分な数値でしょう。縦方向のキーピッチは実測で約18mmとなっています。

キー配列はとても標準的です。また、矢印キーは一段下がっていますし、よく使う「Enter」や「BackSpace」、「半角/全角」などはキーが大きめで打ちやすいです。

ただし、バックライトを搭載していない点が残念です。また、タイピング時にパチパチと安っぽい音がするのも気になる方もいるかもしれません。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーの重さが2段階に調整されており、例えば、小指で押すようなキーは軽く、人差し指で押すようなキーは重くなっています。

2段階押下圧(メーカーサイトより抜粋)

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンについては従来製品よりも軽くなり、押しやすくなっています。

タッチパッド

 

ガーネットレッドのカラーの場合、次のように色鮮やかなカラーになります。

ガーネットレッドのカラー

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUは、第8世代インテルCoreプロセッサーの中でも最新のWhiskey Lake-Uを搭載しています。一般的な用途なら困ることのない性能です。性能面と価格のバランスを考えると、Core i5-8265Uがおすすめです。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
Core i7-8750H 1100
Core i5-8300H 830
Core i7-8565U
[レビュー機で計測]
537
Core i5-8265U 534
Core i3-8145U 365
Celeron N4100 229
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

外部グラフィックスは搭載していないため、ゲームや動画編集、3D CG制作などには不向きですが、それ以外の一般的な用途なら問題なくこなせると思います。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
GTX 1050Ti 2310
GTX 1050 1787
MX 150 1074
Intel UHD 620
[レビュー機で計測]
380
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDとSATA SSDを搭載可能です。PCIe SSDとSATA SSDは、体感速度はそれほど変わらないので、大量のデータ書き込み/読み込みが無ければ、どちらでもいいと思います。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
PCIe-NVMe SSD
[レビュー機で計測]
2975.6
SATA SSD 542
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

レビュー機で計測したベンチマーク

以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。2台のレビューでテストしましたが、どちらも同じCPUであったため、スコアはほぼ一緒です。今回は、8GBメモリのPCで計測した結果を掲載します(ストレージ以外)。

CINEBENCH R15
Core i7-8565U
PassMark Performance Test 9.0
Core i7-8565U
3DMark

インテル UHD グラフィックス 620
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-8565U
Intel UHD 620
x265でエンコード (※1) 31分03秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 3分46秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でエンコードしたときのCPUクロック
CrystalDiskMark 6(SSD)
1TB PCIe SSD

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。  

フルサイズのSDカードに対応しています。挿入後の出っ張りはほとんどありません。


SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は普通です。なお、UHS-IIのカードを入れると、逆に速度が下がりました。

CrystalDiskMark 6(SDカード)
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、他の充電器やドックが使えるかを試しました。

充電や、USB Type-Cドックの使用は可能でした。ただし、Thunderbolt 3には対応していないようです。

USB Type-C/Thunderbolt対応の充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部モニター / LANの拡張
ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
ZHOULX 充電器(65W)
外部ディスプレイへの映像出力

 

質量のチェック

LIFEBOOK WU2/D2の質量のチェックです。

LIFEBOOK WU2/D2は質量が非常に軽く、持ち運びに便利なノートPCです。

上の表でも掲載しましたが、質量のみ下におさらいします。各モデルによって使われているボディ素材などが微妙に異なるため、同じバッテリー容量でも質量が異なっています。

カスタムメイドモデル
  WU2/D2
【世界最軽量モデル】
WU2/D2
【軽量モデル】
バッテリー 25Wh 25Wh 50Wh
質量 約698g 約747g~ 約855g~
※質量は平均値のため各製品で質量が異なる場合があります。また、色や選択した仕様によって異なる場合があります。
カタログモデル
  UH-X/D2 UH90/D2 UH75/D2
バッテリー 25Wh 50Wh 25Wh
質量 約698g 約855g レッド
約747g
ホワイト
約758g

 

当サイトによる質量の計測値は下図の通りです。

カスタムメイドモデルの世界最軽量モデルは698gと、メーカー公表値通りの質量で非常に軽いです。

カスタムメイドモデルの軽量モデル(50Wh搭載)は858gとこちらも軽いです。

ACアダプターも軽量です。


質量の計測結果

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

冒頭で記載した通り、LIFEBOOK WU2/D2は、25Whバッテリーと50Whバッテリーが選べます。

メーカー公表値は次のようになっています。タッチパネル液晶を搭載するとかなり駆動時間が落ちるので、気を付けましょう。

バッテリー駆動時間の計測結果(メーカー公表値)
  25Whバッテリー 50Whバッテリー
JEITA 2.0 約11.5時間 約24時間

 

当サイトによるバッテリー駆動時間の実測値を掲載します。25Whバッテリーだとやはり駆動時間は短めです。50Whバッテリーであれば、かなりバッテリー駆動時間は長くなります。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  25Whバッテリー 50Whバッテリー
非タッチ
PCMark 8 Home テスト ※1 2時間45分 5時間06分
PCMark 8 Work テスト ※2 3時間28分 6時間26分
動画再生時 ※3 4時間40分 8時間09分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の動作音だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時の温度がやや高めですが、他の軽めの処理であれば問題ない温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。80℃以上で推移しており、やや高めですが、たまにこのくらいの処理がかかる程度なら問題ないです。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

高い負荷をかけるとキーボード上部はやや熱いですが、パームレスト部分は熱くならず、比較的快適に使えると思います。底面はほとんど負荷がかかってない状態なら、それほど熱くなく、膝の上に置いても大丈夫でしょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

やや低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

LIFEBOOK WU2/D2の外観写真を掲載します。

ピクトブラックの外観

全身ブラックで統一されており、ビジネスでも家庭でもどちらでも使えるオーソドックスなデザインです。

 

天板です。

 

LIFEBOOK WU2/D2のスピーカーは、特に最大音量が小さめで、音質もそこまで良くはないですが、従来モデルよりも若干改善されている気がします。勝手に点数をつけると、10点満点で4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

排気口はキーボード上部にあります。

 

液晶は、下図のようにほぼ180度開きます。

 

インターフェースは、次の通りで主要なポートが揃っています。

 

底面には出っ張りなどはなくスッキリしています。

 

下図のように、基板は旧モデルから小さくなっています。ホント小さいですね。

ガーネットレッド

ガーネットレッドは、天板、底面、パームレストと3面とも赤になっています。まるでシャア専用なんちゃらみたいで「自分だけのパソコン」といった特別感があります。

 

天板です。

 

上から見た画像です。

 

側面です。

 

LANコネクタの部分はブラックです。

 

底面です。

 

ACアダプター

ACアダプターは小型です。

 

まとめ

以上が、LIFEBOOK WU2/D2のレビューです。

従来と同様に、25Whバッテリーと50Whバッテリーを選択することができ、それによって特徴が変わります。

25Whバッテリーを搭載したモデルなら、698g~となり非常に軽量です。ただし、軽さに偏った構成となっており、バッテリー駆動時間はそれほど長くなく、出張などでACアダプターなしで使うには心もとないです。

50Whバッテリーを搭載したモデルなら、バッテリー駆動時間が約2倍に延び、一般的なモバイルノートPCと比べても長い駆動時間になります。質量は855gとやや重くなりますが、それでも他のモバイルノートPCよりも軽量で、非常に高次元でバランスのとれたPCとなります。個人的には50Whバッテリーのモデルがおすすめです。

軽さが大きな特徴となっていますが、それだけでなく、液晶も見やすいですし、キーボードも打ちやすく、非常に品質の高い製品です。長く日本のパソコン業界をけん引してきた富士通ということで、安心感もあります。

デメリットを挙げるとすれば、LTEに対応していないことくらいです。

 

詳細・購入はこちら

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富士通WEBMART(LIFEBOOK WU2/D2)

 

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