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dynabook V8・V6 の特徴
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CPU | Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
---|---|
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3インチ |
液晶種類 | FHD IGZO タッチ 非光沢 |
質量 | 約979g |
バッテリー | 約24.0時間 |
LTE | 非対応 |
価格[税込] | 20万円台~ |
dynabook V8・V6は、979gと非常に軽い2 in 1 PCです。
軽いだけでなく、約24時間というロングバッテリー駆動が可能で、隙が見当たりません。
その他、第11世代Coreプロセッサーに、IGZO液晶、4K動画を撮ることができるリアカメラを搭載。さらに、ワコム製のアクティブペンも付属し、快適に多目的に使えます。
LTEに非対応なのは残念ですが、そこさえ気にならなければ、モバイルPCとしてのおすすめ度は非常に高い機種です。
dynabook V8・V6の特徴
1kgを切る質量で持ち運びやすい
dynabook V8・V6は、約979gと1kgを切る質量の、軽くて持ち運びがしやすい機種です。
下のグラフでは、同じ13.3型モバイルノートPCとの質量比較を行っていますが、全体的にみてもやや軽いです。コンバーチブル型に限定すると、比較した中では2番目に軽いです。
コンバーチブル型で軽い機種を探している方にもおすすめです。
大容量バッテリーで長時間駆動が可能
dynabook V8・V6は、バッテリー駆動時間が約24時間と、かなり長いです。バッテリー容量は非公開ですが、モバイルPCとしては大容量となる、50Wh以上のバッテリーを搭載しているとのことでした。
上の表において、1番軽いLIFEBOOK WU3/E2は25Whバッテリーでしたが、その倍の容量のバッテリーを備えながら、質量が1kgを切るというのは、非常に軽いと思います。
Tiger Lakeを28Wで駆動
dynabook V8・V6は、Tiger Lakeと呼ばれる最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。
この第11世代Coreプロセッサーは、メーカーがTDP(熱設計電力)を12W~28Wの間で設定することができます。数値が高くなるほど、処理性能がアップするものの、それだけ放熱性能も求められてきます。
dynabook V8・V6では、TDP 28Wでの駆動が可能となっています。放熱性能などにより、実際の処理性能は変動しますが、高めのCPU性能をしっかり引き出せる設定となっているのは嬉しいです。
下のグラフは、CPU性能の目安として参考までにご覧ください。
なお、タブレットスタイルで使用する場合は、28Wでは動作しません。パフォーマンスを重視する場合は、放熱しやすい形状での使用がおすすめです。
高いグラフィックス性能
dynabook V8・V6の搭載する、Tiger Lakeの特徴となりますが、Intel Iris Xeグラフィックスを内蔵しており、高めのグラフィックス性能を備えています。
下のグラフは、グラフィックス性能の目安です。Core i5-1135G7のスコアは今回載せていませんが、通常はCore i7-1165G7のグラフィックス性能よりも少し低めの性能になるはずです。そこまでグラフィックス性能を必要としなければ、Core i5-1135G7で十分だと思います。
Core i7-1165G7の内蔵するIntel Iris Xeは、エントリークラスの外部GPUであるGeForce MX250と同等以上の性能を示していました。ライトなゲームや、画像・動画の編集作業もある程度快適にこなせる、高いグラフィックス性能が期待できます。
~ 3DMark Night Raid - Graphics score ~
液晶にはIGZOパネルを採用
dynabook V8・V6は、液晶に高画質のIGZOパネルを採用しています。以前、他機種でIGZOパネルを採用した機種をチェックしましたが、色域が広めで、見やすい液晶でした。dynabook V8・V6でも同様に、そこそこ色域が広く、視認性に優れたディスプレイであることが期待されます。
また、IGZOパネルは省電力性能にも優れているので、約24時間ものロングバッテリー駆動が可能な一つの理由となっているとも思います。
このような高品質液晶を搭載しているのは、メリットとなります。
インテル Evoプラットフォーム搭載機
dynabook V8・V6は、インテル Evoプラットフォーム搭載PCです。
インテル Evoプラットフォームとは、インテルにより認められたPCだけに与えられるブランドロゴで、具体的には以下のような条件を満たしている必要があります。
つまり、dynabook V8・V6は、使いやすい機能と、高い性能を備えたノートPCであると言えます。
インテル Evoプラットフォームの必須条件
・Intel Iris Xeグラフィックス内蔵の第11世代Core i7 / i5プロセッサー搭載
・ボディの厚みが19mm以下、かつ質量が1.9kg以下
・急速充電対応、かつ長時間バッテリー駆動が可能
・Wi-Fi 6や、Thunderbolt 4に対応 等々
ちなみに、インテル Evoプラットフォーム搭載機には、下の画像のようなロゴマークが貼られており、見分けることができます。
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デュアルファンでしっかり冷却
dynabook V8・V6の搭載するTiger Lakeの処理性能を十分引き出し、長時間安定して使用するためには、高い冷却性能が必要です。
dynabook V8・V6は、静音性に配慮を払いながらも、冷却性能を高めるために、デュアルファン構成となっています。コンパクトな筐体のモバイルノートPCですが、高いパフォーマンスを発揮できるような工夫がされているのは、おすすめポイントです。
自由なスタイルで使えるコンバーチブル型PC
dynabook V8・V6は、360度回転するヒンジを備え、使用シーンに合わせて自在に変形できるコンバーチブル型PCです。
フラット形状にして対面する相手に画面を見せるといった使い方もできます。なお、フラットスタイルで、ワンタッチのキー操作で画面を反転して、対面する相手に見やすくすることもできます。
また、動画を複数人で見るときはモニタースタイル、立ち姿勢で使うときはタブレットスタイルなど変形でき、一般的なクラムシェル型のノートPCよりも活躍する場面が多く、モバイルPCとしても使いやすいと思います。
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ワコム製アクティブペン付属
dynabook V8・V6には、ワコム製のアクティブペンが付属します。
ペンは、4096段階の筆圧感知性能を備えており、筆圧により線の太さや濃淡を表現することができます。手書きメモだけでなく、イラストなどのドローイングも行えるでしょう。
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4K動画も撮れるリアカメラを搭載
dynabook V8・V6は、キーボード面の上部に4K動画も撮れる、800万画素のリアカメラを搭載しています。
タブレット形状にして、ディスプレイをファインダーとして使用して、高画質の写真や動画を撮り、高めの処理性能とグラフィックス性能を活かして、そのまま編集作業を行うこともできるというのは、面白い特徴だと思います。
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Windows Helloの顔認証に対応
dynabook V8・V6のウェブカメラは、Windows Helloの顔認証に対応しており、Windowsのログインも簡単に行えます。ただし、マスクをしていると顔認証が使えないので、コロナ禍においては、指紋認証にも対応していればよかったのですが、指紋センサーは搭載していません。
なお、ウェブカメラには物理シャッターがついており、カメラが映らない状態になっているかを確認しやすいです。オンラインミーティングなどで、映したくない場合など、物理的にカメラ映像をOFFにすることができます。
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バックライト付きキーボード搭載
dynabook V8・V6は、下図のようなキーボードを搭載しています。
基本的なキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmと標準的なフルサイズキーボードとなっています。「半角/全角」キーが小さいのが少し気になりますが、「Back Space」キーや、「Enter」キーは大きめで、十分打ちやすそうです。
また、バックライトも付いているので、薄暗い場所でもタイピングがしやすいでしょう。
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Thunderbolt 4 x2搭載
dynabook V8・V6のインターフェイス構成は、下図の通りです。
USB-CポートはThunderbolt 4に対応しており、高速データ転送、外部ディスプレイとの接続、本体への給電などに使用できます。その他、HDMI出力、USB3.1、microSDカードリーダーも備えています。主なインターフェイスは備えており、困ることはほとんどなさそうです。
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剛性と堅牢性の高いボディ
dynabook V8・V6は、落下テスト、衝撃テスト、振動テスト等のテストがなされた、堅牢性の高いボディです。また、キーボード面がたわんだり、本体にねじれが生じたりしにくい、剛性の高さも備えています。モバイルPCとして、安心して持ち運ぶことができるでしょう。
ヒンジ部分と、天板のロゴの赤色がアクセントとなっており、デザイン的にもかっこいいです。
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まとめ
dynabook V8・V6は、1kgを切る軽さでありながら、50Wh以上のバッテリーを搭載し、軽さとロングバッテリーを両立させた2 in 1 PCです。
インテルEvoプラットフォーム搭載機として、第11世代Coreプロセッサーの性能を十分に引き出し、高いパフォーマンスを発揮することができます。
しかも、アクティブペンも使うことができます。見やすいIGZO液晶や、800Mピクセルのリアカメラなども特徴的です。
唯一挙げるとすると、LTEに対応していないのが少し残念ですが、それ以外の部分は文句のつけようがありません。プレミアムなモバイルPCを探している方にピッタリの新機種です。
軽量・ロングバッテリーの2 in 1 PC
dynabook V8・V6
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特徴
- 1kgを切る軽さ
- 約24時間のロングバッテリー駆動
- 快適に使えるインテルEvoプラットフォーム搭載機
こんなあなたに
- 軽いコンバーチブル型PCが欲しい方
- ペンも使用する方
- 価格20万円台~[税込]
- 一言LTE不要ならおすすめ
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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ペンをPC本体に収納できる2 in 1 PC。グラフィックス性能が大きく上がった第11世代Coreプロセッサーを搭載し、UHD(4K)ディスプレイも選択可能。
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約15年間にわたり、年間100機種以上、パソコンを細かくチェックしている筆者がおすすめするノートパソコン。
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