デル XPS 13 (9310) の実機レビュー

更新日:2020年10月28日
CPU Core i7-1165G7
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.4インチ
液晶種類 1920x1200
3840x2400 タッチ
質量 非タッチ:約1.2kg
タッチ:約1.27kg
バッテリー 52Wh
価格[税別] 16万円台~
美しいデザインのモバイルノート

XPS 13 (9310)は、アルミとカーボンファイバー/グラスファイバーを採用したデザイン性の高いモバイルノートPCです。液晶フレームも非常に細くモダンな見た目です。デザイン重視ならこの製品がおすすめです。

ディスプレイのアスペクト比が16:10となっており、縦方向の情報量が広いのも特徴です。縦長のWebページや文書ファイルが見やすいです。見た目が美しいだけでなく、実用性も高くなっています。

また、他社・他機種に先駆けて、一足先に最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載しており、処理性能も高いです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1165G7、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、FHD+(1920x1200)

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「XPS 13 (9310) の特徴」のみお読みください。

 

XPS 13 (9310) の特徴

高級感がある美しいボディ

XPS 13 (9310)は、非常に見た目が美しいモバイルノートです。

CNC機械加工による削り出しのアルミボディに、繊維が見える白のグラスファイバーまたは黒のカーボンファイバーのパームレストは、高級感のある質感の高い仕上がりになっています。ねじれに強く、押しても凹まない剛性の高いボディで、実際に触ってみると、その仕上がりに驚くことでしょう。また、液晶周りのフレームが非常に細く、圧巻の見た目です。

デザイン重視でノートパソコンを選ぶ場合、本製品は非常におすすめです。

剛性が高く質感の良いアルミボディ
カーボンファイバー/グラスファイバー製のパームレスト
液晶フレームが細く圧巻の見た目

 

アスペクト比16:10の液晶

XPS 13 (9310)は、アスペクト比16:10の液晶を搭載しているのも特徴の1つです。

一般的なノートPCが搭載する液晶のアスペクト比は16:9ですが、それに比べて縦方向の表示領域がやや広くなっており、Webブラウザや、Wordなどの縦スクロールするソフトが使用しやすいです。見た目だけでなく実用性も高い製品です。

アスペクト比16:10の液晶

 

コンパクトなボディサイズ

元祖狭額ベゼルを採用したXPSシリーズの最新機種にふさわしく、XPS 13 (9310)も狭額ベゼルを引き継いでおり、ボディサイズがとてもコンパクトで、持ち運びがしやすいです。

他の13インチクラスのモバイルノートPCとサイズを比較してみましたが、比較した中では、最も横幅と高さが短いです。奥行きは最も短くありませんでしたが、これは16:10のディスプレイで縦幅が長いためです。

コンパクト・スリムなボディ
13インチクラスのモバイルノートのサイズ比較
  奥行 高さ
XPS 13(9310) 295.7 198.7 14.8
ASUS ZenBook 13 UX334FAC 302 189 17.9
富士通 LIFEBOOK WU2/E2 309 212 15.5
dynabook G(GZ) 308.8 211.6 17.9
NEC LAVIE Direct PM 307.2 216 16.9
※ 単位はmm

 

いち早く第11世代Coreプロセッサーを搭載

XPS 13 (9310)は、最新世代のインテル第11世代Coreプロセッサー(開発コード名:Tiger Lake)を、いち早く搭載したモバイルノートPCです。従来のCPUと比べると、グラフィックス性能が特に大きく向上しています。

各種ベンチマークスコアについては、下のリンク先のページにまとめています。ご興味があればご覧ください。

 

指紋・顔認証に対応

XPS 13 (9310)は、指紋認証および顔認証に対応しています。指紋認証装置は電源ボタンに統合されており、スリープ時に軽く電源ボタンに触れると、スリープ解除とログインを一度に行ってくれます。

顔認証対応
指紋認証対応

 

従来モデルからの変化

従来モデルのXPS 13 (9300)と最新モデルのXPS 13 (9310)は、デザイン、ボディサイズ、質量、バッテリー容量、インターフェイスなど変化はありません。

大きな変化はCPUの世代交代ですが、特にグラフィックス性能がアップしており、単なるマイナーチェンジにはとどまっていないと思います。その他に、メモリの容量やクロックの向上、Thunderbolt 3からThunderbolt 4への変化などもあります。

ネットの閲覧や、Officeソフトの使用などであれば、新旧どちらもそれほど差を体感するほどではないかもしれません。一方、ライトなクリエイティブ作業であれば、差を実感するような変化を遂げていると思います。

用途によっては、価格が下がった旧モデルのXPS 13 (9300)を検討してみてもいいと思います。

 

残念な点

XPS 13 (9310)の残念な点としては、インターフェースが少ない点が挙げられます。USB-Cが2つ、ヘッドセット、micro SDカードスロットしかありません。ただし、USB-Cは、Thunderbolt 4やPowerDelivery、PD出力に対応しているので、最新の周辺機器およびケーブルに揃えられるのであれば、それほど不便はないと思います。既存のフルサイズのUSB機器、HDMIケーブルなどを使いたい方は、機器の買い替えやアダプターの購入が必要になります。

また、LTEに対応していない点も残念です。ThinkPad、レッツノート、VAIO、LIFEBOOK UH、LAVIE Direct PMなど主要なモバイルノートはLTEに対応しているのに、XPS 13がまだLTEに対応していないのは残念です。

また、質量は約1.2kg~と、最新のモバイルノートとしてはそこまで軽くはありません。十分持ち運べる質量ではあるものの、軽さを重視する方には適しません。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
スペックは十分で、画面アスペクト比が16:10となっており、Webページや文書ファイルなどが見やすいです。
動画鑑賞 ディスプレイの表示が綺麗で、スピーカー音も比較的良いので、動画鑑賞が快適です。ただし、アスペクト比は動画向きではないので、上下に余黒が出来ます。
RAW現像
画像編集
性能がアップした第11世代Coreプロセッサーを搭載し、sRGBカバー率 97.6%と比較的広く、RAW現像や画像編集にも使えます。ただし、Adobe RGBを100%カバーするような色域はないため、プロが印刷用途に使うのはあまり適していません。
動画編集

第11世代Coreプロセッサーを搭載し、動画編集の快適度がやや向上しています。PowerDirectorなどの家庭向けソフトでFHD動画の編集なら割とストレスなく出来るでしょう。ただし、頻繁に動画編集する方は、GeForceシリーズの外部グラフィックスを搭載したPCがおすすめです。
ゲーム 第11世代Coreプロセッサーになり、グラフィックス性能が大きく向上し、軽いゲームであれば高めのフレームレートが出るようになってきました。ただし、グラフィック設定をかなり低くする必要がありますし、プロセッサーのみに負荷がかかり過ぎるので、頻繁にゲームをするなら外部グラフィックスを搭載したPCのほうがおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

XPS 13(9310)のディスプレイは、次の2つから選ぶことができますが、今回は、FHD+液晶の特性についてチェックします。

ディスプレイラインナップ

(1) 13.4インチ FHD+(1920x1200) 非タッチ 非光沢 500-Nit

(2) 13.4インチ UHD+(3840x2400) タッチ 低反射 500-Nit

 

FHD+(1920x1200) ディスプレイ

パネルは、「SHARP LQ134N1」でした。

色域が比較的広く、視野角も広く、比較的見やすいディスプレイだと思います。また、アスペクト比が16:10であるため、Webページなど縦に長いコンテンツが見やすくなっています。輝度を低めにするとフリッカーが確認できたので、気になる方は少し輝度を高め(輝度設定 約25以上)にして使うといいと思います。最大輝度は、当サイトの計測では514cd/m2と非常に高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は97.6%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、素直な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきもほぼ感じません。

画面拡大

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度設定を20(約120cd/m2)以下にするとフリッカーが確認できました。輝度をやや高めにして使うといいと思います。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

XPS 13(9310)のキーボードのチェックです。

浅いキーピッチですがしっかりとした打鍵感があります。個人的にはやや反発力(指を押し戻そうとする力)が強いのと、底付きの衝撃を感じやすいと思いますが、キーピッチは横:約19mm x 縦:18mm(実測値)と十分あり、普通の打ちやすさだと思います。

タッチパッドについては、クリックボタンも含めて操作しやすいと思います。
キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

XPS 13(9310)のパフォーマンスのチェックです。

サーマル管理によってややパフォーマンスが異なる

インテル第11世代のCoreプロセッサーのCore i7-1165G7を搭載しています。

本製品は、DELL独自のサーマル管理で熱設定を変更でき、PL1(Power Limit 1:継続可能な電力上限値)の値が下表のように変わってきます。デフォルトの「最適化」ではPL1が25Wですが、「超高パフォーマンス」にすると28Wとなります。

DELL独自のサーマル管理によるCPU電力違い
Dell Power Mangerのサーマル管理
  最適化
(デフォルト)
低温 静音 超高
パフォーマンス
PL1 25W 15W 15W 28W
各熱設定のPL1の設定

 

CPU

サーマル管理を「最適化」にしたときと「超高パフォーマンス」にしたときのベンチマークスコアを下に掲載します。

今回、Core i7-1165G7を搭載していますが、旧モデルのXPS 13のCore i7-1065G7と比べると20%以上スコアが上がっています。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1165G7
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Ryzen 7 4800H 3944
Core i9-10980HK 3860
Core i7-10875H 3557
Ryzen 5 4600H 3260
Core i7-10750H 2965
Ryzen 7 4700U 2908
Core i7-10710U 2211
Ryzen 5 4500U 2180
Core i5-10300H 2113
Core i7-1165G7 2102 [PL1:28W]
1975 [PL1:25W]
Ryzen 3 4300U 1637
Core i7-1065G7 1632 [旧XPS 13のスコア]
Core i5-1035G1 1424
Core i3-1005G1 948
Pentium Gold 5405U 516
Celeron N4100 459
Core m3-8100Y 434
Celeron 4205U 304
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

次に、Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUの電力およびクロックの推移を確認します。

サーマル管理を「最適化」にしたときよりも「超高パフォーマンス」にしたときのほうが、処理開始後約1分間は高めのCPU電力で推移しています。その後、約3分経過するとどちらも15Wまで下がって、その後は上がったり下がったりを繰り返しています。CPU温度は、ある程度時間が経つと、60~80℃台を行ったり来たりして推移しており、高くはありませんでした。

  • CPU電力
  • CPUクロック
  • CPU温度
Prime95で負荷をかけたときのCPU電力
最適化(PL1:25W)
超高パフォーマンス(PL1:28W)
※Small FFTs (tests L1/L2/L3 caches, maximum power/heat/CPU strss)を実行
Prime95で負荷をかけたときのCPUクロック
最適化(PL1:25W)
超高パフォーマンス(PL1:28W)
※Small FFTs (tests L1/L2/L3 caches, maximum power/heat/CPU strss)を実行
Prime95で負荷をかけたときのCPU温度
最適化(PL1:25W)
超高パフォーマンス(PL1:28W)
※Small FFTs (tests L1/L2/L3 caches, maximum power/heat/CPU strss)を実行

 

メモリ

メモリは LPDDR4x, 4267MHzで、デュアルチャネルです。

本製品のメモリ

 

グラフィックス

グラフィックスについては、GeForce MX250と同等のスコアが出ています。従来のXPS 13と比べると、約30%以上スコアが上がっています。ただし、他のPCで計測したときよりも、やや低めのスコアかなと思います。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1165G7
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1050 25325
GeForce MX330 16714
AMD Radeon
(Ryzen 9 4900HS)
16322
Intel Iris Xe
(Core i7-1165G7)
15642 [PL1:28W]
14483 [PL1:25W]
GeForce MX250 15406
AMD Radeon
(Ryzen 7 Pro 4750U)
14302
AMD Radeon
(Ryzen 7 4700U)
13861
AMD Radeon
(Ryzen 5 4500U)
11999
Intel Iris Plus
(Core i7-1065G7)
11084 [旧XPS 13のスコア]
Radeon Vega 8
(Ryzen 5 3500U)
10014
AMD Radeon
(Ryzen 3 4300U)
9800
Intel Iris Plus
(Core i5-1035G4)
9188
Intel UHD
(Core i5-10210U)
5800
Intel UHD 620
(Core i5-8265U)
5274
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1500 ~ 3600
3422
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットが搭載されています。アクセス速度は速いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大275MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

その他のベンチマーク、フォートナイトやApexなどのゲームのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のクリエイター向けソフトで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

サーマル管理を「超高パフォーマンス(PL1:28W)」にすると、Core i7-10750Hと同じくらいの現像時間になっており、非常に速いです。「最適化(PL1:26W)」でも十分待てる時間です。

Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
82秒 [PL1:28W]
89秒 [PL1:25W]
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-1065G7
16GBメモリ
99秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proの書き出しも、従来のCPUより大分速くなっています。ただし、10分の動画の書き出しが17分前後かかっており、やや待たされます。4K動画の編集をするなら、もっと高い性能の外部グラフィックスを搭載したノートPCのほうがおすすめです。

Core i9-10980HK
RTX 2080 Super Max-Q
4分18秒
Core i7-10750H
GeForce RTX 2060
4分51秒
Core i5-10300H
GeForce GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H
GeForce GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M 8GB
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GeForce GTX 1650
8分21秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
16分50秒 [PL1:28W]
17分33秒 [PL1:25W]
Core i7-1068NG7
Intel Iris Plus
19分35秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1060NG7
Intel Iris Plus
26分57秒 (MacBook Air)
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
27分23秒
Core i7-10510U
Intel UHD
49分32秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

ソフトウェアエンコードも従来のCPUより速くなっていますが、こういった全コアに大きな負荷のかかる処理はRyzen 4000シリーズのほうが得意です。

グラフィックス性能を使うハードウェアエンコードについては、非常に速かったです。

x265によるソフトウェアエンコード
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i7-1165G7 25分41秒 [PL1:28W]
27分47秒 [PL1:25W]
Core i7-1065G7 28分26秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i3-10110U 42分20秒
Core i3-8130U 45分24秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
内蔵GPUによるハードウェアエンコード
Intel Iris Xe
(Core i7-1165G7)
1分07秒 [PL1:28W]
1分11秒 [PL1:25W]
AMD Radeon
(Ryzen 7 4700U)
1分12秒
AMD Radeon
(Ryzen 5 4500U)
1分18秒
Intel Iris Plus
(Core i7-1065G7)
1分41秒
Intel Iris Plus
(Core i5-1035G4)
1分43秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.264/AVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェック結果です。

PowerDeliveryに対応しており、27W以上の充電器であれば使えるようでした。Thunderbolt 4および映像出力にも対応しています。

なお、ThinkPad Thunderbolt 3 ドックはドライバーを入れないと使用できなかったのでご注意下さい。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
Dell Thunderbolt Dock TB16
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※4
18W cheero充電器 ×
5V充電器 ※2 5V/2.4A ANKER充電器 ×
5V/2.4A AUKEY充電器 ×
モニター
※3
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※4 低速充電であるとの警告が表示されるが充電は可能

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートはありません。

 

質量のチェック

XPS 13(9310)の質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.2kg~」とあり当サイトの計測値もほぼ同じ数値です。ACアダプターは電源ケーブルが太いこともあり、そこまで軽くはありません。外出先に持ち出すなら、PowerDelivery対応の軽い充電機を別途用意するといいでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.211kg
ACアダプター+電源ケーブル 239g

 

バッテリー駆動時間のチェック

XPS 13(9310)のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は52Whと、モバイルノートとしては比較的多い容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで比較的長いです。ただし、CPUが第11世代Coreプロセッサーになり、従来のモデルよりもバッテリー駆動時間は短くなっています。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office 8時間19分
(3) 動画再生時 8時間15分
(4) PCMark 8 Work 3時間27分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

バッテリー駆動時の各種ベンチマークスコアです。それほどスコアは下がっていないため、電源に繋いでいるときと同じような感覚で使えると思います。

バッテリー駆動時のベンチマークスコア
バッテリー駆動時のCINEBENCH R20(マルチコア)
Core i7-1165G7 1975
1833
バッテリー駆動時のPCMark 10(総合スコア)
Core i7-1165G7 4828
4521
 :電源接続時のスコア
 :バッテリー駆動時のスコア

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。普通の充電速度かなと思います。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
54%(約28Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

カメラ・マイク・スピーカーのチェック

Webカメラ

XPS 13(9310)のWebカメラの解像度は1280x720で、ノートパソコンとしては標準的です。画質も普通です。ただし、1万円台の少しいいWebカメラと比較すると、画質は落ちます。

Webカメラの前にマネキンなどを置いて、Windows 10標準のカメラアプリで撮影
Webカメラの画質
左:本製品、右:Logicool StreamCam

 

マイク性能

マイク性能については、Zoomのアプリでビデオ通話をしたときの音声を確認しました。ややこもった音質ですが、十分オンライン会議などで使えると思います。ただし、1万円台の少しいいマイクと比べると、音質はやや落ちます。

Zoomでミーティング中の音声を録音
本製品のマイク
[参考]1万円台のマイク
audio-technica AT2020USB+
※音声を再生するには、audioタグをサポートしたブラウザが必要です。

 

スピーカーは底面に配置されており、2.5Wx2の高出力となっています。実際に音を聞くと最大音量がノートPCにしては大きいです。音質も比較的良く、勝手に点数をつけると、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。なお、以下では、サーマル管理を「最適化」にして計測しています。

静音性のチェック

XPS 13(9310)の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかっても、比較的低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

ここでは、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時の温度のみを掲載します。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

60℃台~80℃台を行ったり来たりしており、問題ない温度かなと思います。

x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特にパームレストの温度変化は重要です。

普通の表面温度です。それほど不快感はありません。エンコード時のパームレストの温度はやや高めになるものの、グラスファイバーの繊維素材のためか、体感の温度はそこまで熱くありませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けプロセッサーなので低めの消費電力ではありますが、旧モデルの第10世代Coreプロセッサーよりは消費電力が上がったかなと思います。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

XPS 13(9310)の外観のチェックです。

外観はとにかく美しく、見た目にこだわる方も納得できる1台ではないかと思います。

今回は、「フロストホワイト+グラスファイバー(白)」のカラーのモデルの外観を掲載します。「プラチナシルバー+カーボンファイバー(黒)」のカラーについては、旧モデルのXPS 13を参考にして下さい。外観はほぼ同じです。

液晶ベゼルが非常に狭く圧巻の見た目です。グラスファイバーのパームレストも清潔感があっていいです。指紋も目立ちません。

 

天板は、フロストホワイトのカラーになっています。

 

ボディは薄く、側面はシルバーに輝いておりメタリック感が出ています。

 

インターフェースはご覧のように少なめです。micro SDカードスロットは、フルサイズのSDカードスロットが良かったです。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

底面カバーを外すには、T5トルクスドライバーが必要です。ネジを外した後は、正面側に溝があるので、そこにオープナーなどを差し込んで、側面を一周させれば、割と簡単に外れます。

メモリはオンボードですので換装はできません。冷却ファンが2つ搭載されているのはグッドポイントです。

 

M.2 SSDは換装できると思いますが、自己責任でお願いします。

 

ACアダプターは比較的小さいですが、電源ケーブルが太いです。

 

まとめ

XPS 13 (9310)は、見た目が美しく、作業もしやすいモバイルノートPCです。

アルミボディを採用することで剛性が高く高級感があり、また繊維が見えるグラスファイバーもしくはカーボンファイバーを採用したパームレストも素敵です。液晶のフレームが非常に細くモダンで最先端を行く見た目です。人前で使うからにはデザイン性にもこだわりたい、といった方も納得できる1台ではないかと思います。

また、ディスプレイのアスペクト比が16:10になっており、16:9のフルHD液晶よりも、縦方向の情報量が多く、Webページや文書ファイルなどが見やすく作業がしやすいです。

プロセッサーにも、最新の第11世代CoreプロセッサーのCore i7-1165G7を搭載しており、十分な処理性能です。

やや残念なのは、質量がやや重めなことと、相変わらずLTEに対応していないことです。そこさえ気にならなければ、かなり完成度の高いモバイルノートPCと言えるでしょう。

 

美しいデザインのモバイルノートPC

XPS 13 (9310)

特徴

  • 美しいデザイン
  • 持ち運びやすいコンパクト・スリムなボディ
  • アスペクト比16:10の液晶

こんなあなたに

  • デザイン重視の方
  • 仕事がしやすいモバイルノートが欲しい方
公式サイトはこちら

 

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