富士通 LIFEBOOK WU3(UH95)の実機レビュー

更新日:2019年7月25日
CPU Core i5-8265U
Core i7-8565U
メモリ 4GB ~ 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.3型 FHD
液晶種類 広色域 非光沢 タッチ
質量 25Wh:868g ※1
50Wh:989g ※1
バッテリー
[最大]
25Wh:約10時間 ※1
50Wh:約20.5時間 ※1
LTE 非対応
価格[税別] 15万円台~ ※2

カスタムメイドモデルの仕様
※1 構成によって変わります
※2 限定クーポン適用時の価格

世界最軽量13.3型2 in 1 PC

LIFEBOOK WU3/D2は、ペン内蔵の13.3型ワイド液晶コンバーチブル2 in 1 として、世界最軽量のノートPCです。

非常に軽いため、タブレット形状にして片手で持って、ペンでメモをとるような作業してもそれほど苦ではありません。

有線LANや、フルサイズのSDカードスロットも搭載し、ポート類が豊富で、色々なシーンで利用することが可能です。

25Whバッテリーと50Whバッテリーを選択可能です。質量重視なら25Whバッテリーを、バッテリー駆動時間重視なら50Whバッテリーを搭載するといいでしょう。

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目次

お忙しい方は、「LIFEBOOK WU3/D2の特徴」のみお読みください。

 

LIFEBOOK WU3/D2の特徴

13.3型 2 in 1 コンバーチブルノートとして世界最軽量

LIFEBOOK WU3/D2の大きな特徴は、868g(最小構成時)しかない軽さです。ペン内蔵の13.3型ワイド液晶コンバーチブル2 in 1 として、世界最軽量となっています。大分条件が細かいですが、全ての2 in 1 PCを見渡しても、筆者が知る限りでは、レッツノート RZ、Surface Goに次ぐ軽さです。この2台は10型クラスの小さい画面ですが、本製品は13.3型ワイドと画面が大きく、圧倒的に作業がしやすいです。

なお、868gの質量は、25Whバッテリーを搭載した場合です。50Whバッテリーを搭載した場合はもう少し重くなります。

非常に軽い質量(上図は当サイトでの実測値でさらに軽量)

 

50Whバッテリーを搭載すれば、バランスが非常に良い製品

50Whバッテリーを選択した場合は、質量が989gに増える代わりに、バッテリー駆動時間が約2倍に増えます。増えるといっても1kgを切っており非常に軽いため、個人的にはこちらのバッテリーを搭載したモデルのほうが、モバイルノートとしてのバランスはいいと思います。

50Whバッテリーのモデルも軽い

 

ペンに対応

LIFEBOOK WU3/D2は、アクティブペンが利用でき、しかも本体に内蔵可能です。筆圧検知は4,096階調となっており、傾き検知には対応していません。ワコムAES対応で、これに対応していれば、他のペンも使用できます。

画面にはフィルムが貼られており、ペンで描くと、ある程度の抵抗感があり、紙に書いているような書き心地です。

ペン対応で本体に内蔵可能
画面にはフィルムが貼られている

 

また、すぐにメモが取れるように、Windows Inkワークスペースが起動するショートカットボタンを物理ボタンにしています。

Windows Inkワークスペースが起動するショートカットボタン

 

豊富なポート類

軽くて、しかも 2 in 1 PCともなると、ポート類が省略されるケースが多いですが、LIFEBOOK WU3/D2は、ポートの種類が豊富で、フルサイズのUSBやUSB Type-Cはもちろん、HDMI、LAN、フルサイズのSDカードスロットまで搭載しています。

豊富なポート類

 

なお、LANポートは、下図のように引き出して使います。

引き出して使うLANポート

 

液晶ディスプレイのチェック

LIFEBOOK WU3/D2の液晶ディスプレイのチェックです。

パネルにはシャープのIGZOを搭載しています。

フィルムが貼られている影響でややギラつきを感じますが、視野角や色域は広いです。最大輝度は、当サイトの計測では305cd/m2とやや高めです。液晶の詳細な特性については、下のタブをクリックして下さい。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

やや青色が強めに発色していますが、それほど気にはならないです。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は96.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきは少しありますが、それほど気にならないです。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは少ないです。

画面への映り込み

少し輝度を下げて(正確には覚えておらず申し訳ないですが輝度設定60%くらい)撮影した限りでは、フリッカーはありませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードは打ちやすいです。

仕様を確認すると、キーピッチ約19mm(横方向)、キーストロークは約1.5mmとなっています。縦方向のキーピッチは実測で約18mmです。いずれもモバイルノートとしては十分な数値でしょう。

キー配列も見本のように標準的で、特別小さいキーもなく、矢印キーは一段下がっています。

ただし、バックライトを搭載していない点が残念です。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーの重さが2段階に調整されており、例えば、小指で押すようなキーは軽く、人差し指で押すようなキーは重くなっています。

2段階押下圧(メーカーサイトより抜粋)

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは軽い力で押せます。クリック音はやや大きめです。

タッチパッド

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUのベンチマークスコアは次の通りです。Core i7-8565Uにしてはやや低めかなと思いますが、モバイルノートで一般的に行うような作業であれば特に問題ありません。

また、下には掲載していませんが、Core i5-8265Uを搭載した試作機でCINEBENCH R20を実行したところ、ほぼ同じスコアであったため、個人的には価格の安いCore i5-8265Uの搭載をおすすめします(ただし、試作機でのテストなので製品版とはスコアが異なる可能性もあります)。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-8565U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-8700 3029
Core i7-9750H 2640
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1076 [レビュー機で計測]
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べる代表的なCPUです(一部省略しています)
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDが搭載しているので高速です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark 6 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 1685 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 35分29秒
QSVでエンコード (※2) 3分31秒
NVENCでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9900K 9分29秒
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-8565U 35分29秒 [レビュー機で計測]
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

フルサイズのSDカードに対応しており、カード挿入後の出っ張りもほとんどありません。

SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は速いです。

CrystalDiskMark 6(SDカード)
最大300MB/sのUHS-IIのカードで測定

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、純正品以外の充電器やドックが使えるか試した結果を、下表に掲載します。

USB PowerDeliveryおよび映像出力には対応していますが、Thunderboltには対応していません。

充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部モニター /
有線LANの拡張
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
ZHOULX 充電器(65W)
AUKEY 充電器(46W)
cheero 充電器(18W) ×
5V充電器
※2
ANKER 充電器(5V/2.4A) ×
AUKEY 充電器(5V/2.4A) ×
その他 DP-HDMIケーブルで外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器

 

質量のチェック

LIFEBOOK WU3/D2の質量のチェックです。

メーカーサイトには、25Whバッテリー搭載時が868g、50Whバッテリー搭載時が989gとあります。当サイトでの計測値は下表の通りです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  25Whバッテリー
PC本体 859g
ACアダプター 210g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

各バッテリーを搭載したときの駆動時間は次のようになっています(メーカー仕様値)。

バッテリー駆動時間の計測結果(メーカー公表値)
  25Whバッテリー 50Whバッテリー
  Core i7 Core i5 Core i7 Core i5
JEITA 2.0 約9.3時間 約10時間 約19.5時間 約20.5時間

 

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次のようになっており、25Wバッテリーでは短い駆動時間です。個人的には50Whのバッテリーの搭載をおすすめします。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  25Whバッテリー
Core i7
(1) 動画再生時 3時間44分
(2) PCMark 8 Work テスト 3時間13分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(2) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

アイドル状態で計測した充電時間は次のようになっています。

1時間あたりの充電容量
アイドル時 86%(約21Wh)
※PCの電源を入れ、アイドル状態で充電
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。それ以外の状態も低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

CPU温度がやや高めです。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。90℃まで達しているので、やや高めのCPU温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

パームレストが低めの温度であるため、作業中は快適です。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

全体的にやや低めの消費電力ですが、特にアイドル時の消費電力が低いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

LIFEBOOK WU3/D2の外観です。

ボディ素材は、天板とパームレストがマグネシウム合金、底面がマグネシウムリチウム合金となっています。マットな質感で、無難なカラーで実用的です。

カラーは「ピクトブラック」と「ガーネットレッド」があります。

ピクトブラック

まずはピクトブラックの画像を掲載します。

 

天板です。

 

2 in 1 PCですので、下図のように変形して使用することが可能です。

 

スピーカーは、側面についており、どの形状にしても音が聞きやすいようになっています。ただ、音質はそこまで良くはなく、勝手に点数をつけると、10点満点で4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

360度回転するヒンジ部分の画像です。

 

タブレット形状時でも、ホワイトボードやスライドなどを撮影できるように、キーボード上部にアウトカメラを搭載しています。

 

液晶の上部にアンテナを搭載していますが、タブレット形状時にも快適な通信ができるように、一部樹脂素材を採用しています。

 

正面側の端には、ゴムカバーが付いており、テント形状時に滑りにくいように工夫されています。

 

排気口は下図の部分にあります。

 

液晶とベゼルに段差はありません。

 

インターフェースは、前述した通り充実しています。

 

底面です。

 

ガーネットレッド

次にガーネットレッドの画像を掲載します。天板、底面はレッドですが、パームレスト周りや液晶周りはブラックです。

 

天板です。やや濃い目のレッドです。

 

ヒンジもレッドになっています。側面はレッドとブラックのツートンカラーになっておりかっこいいです。

 

底面です。

 

ACアダプター

ACアダプターはやや小型です。

 

まとめ

以上が、LIFEBOOK WU3/D2のレビューです。

非常に軽い2 in 1 PCで、ペンも内蔵し、多くシーンで使うことができるパソコンです。

文教に強い富士通らしく、使い勝手や堅牢性など、細かい気遣いが感じ取れます。

本製品は、25Whバッテリーと50Whバッテリーのモデルがあります。タブレット形状にして手にもって使うことが多ければ少しでも軽い25Whバッテリーを、外出先でバッテリー状態で使うことが多ければ50Whバッテリーを搭載したモデルがいいと思います。

液晶にはフィルムが貼られていますが、せっかくのIGZOパネルが見にくくなっているので、個人的にはフィルムなしのモデルがあっても良かったかなと思います。

また、LTEにも対応していません。

世界最軽量の13.3型コンバーチブル 2 in 1 PC

富士通 LIFEBOOK WU3/D2(UH95/D2)

特徴

  • 非常に軽い2 in 1 PC
  • ワコム製ペン内蔵
  • 豊富なポート類

こんなあなたに

  • タッチパネルやペンを使うことがある方
  • 営業など外でPCを使うことが多い方
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