dynabook PZ/MVの実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1235U
Core i7-1255U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ 最大 1TB PCIe SSD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 約1.77kg
バッテリー 約9.5時間
価格[税込] 10万円台~ ※1

※1 シークレットサイトの価格

安心のdynabookパソコンが10万円台~

dynabook PZ/MVは、国内有名メーカーで安心感のあるdynabookの一般ユーザー向けノートPCです。

最新の第12世代Coreプロセッサーと、色域の広い液晶を搭載しながら、10万円台から購入することができます。

なお、10万円台で購入できるのは、Dynabookのシークレットサイトからとなります。詳細は少し下のリンク先をご覧ください。

電子マニュアルや、あんしんサポートなどが付いているので、初心者にもおすすめです。

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は、以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1235U、8GBメモリ(8GB x1)、256GB PCIe SSD

 

このページをご覧の方だけに

当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

 

目次

お忙しい方は、「dynabook PZ/MVの特徴」のみお読みください。

 

dynabook PZ/MVの特徴

安心感のあるdynabookのホームノートPC

dynabook PZ/MVは、国内で高い知名度のdynabookシリーズの15.6型ホームノートPCです。

旧TOSHIBAの時からノートPCはdynabookを使い続けているという方や、国内で知名度の高いメーカーのノートPCがいいという方におすすめの機種です。

人気のあるdynabookのホームノートPC

 

意外かもしれませんが、価格も比較的安いです。特に、執筆時点では、Windows 11 Home、Core i5-1235U、16GBメモリ、512GB SSDの構成が、シークレットサイトで103,180円と安いです(2022年9月8日時点)。

国内で知名度の高いメーカーである富士通とNECの現行ホームノートPCと、仕様や価格を比較したのが下表です。

dynabook PZ/MVは、第12世代Coreを搭載しながら、価格は10万円台と最も安いです。光学ドライブが必要なければ、コスパは間違いなく高いです。

富士通、NECのホームノートPCとの比較
  dynabook PZ/MV 富士通
LIFEBOOK WA3/G2
NEC
LAVIE Direct N15
画像
CPU Core i5-1235U Core i3-1115G4 Core i5-1135G7
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD
光学ドライブ なし あり あり
価格[税込] 103,180円 158,544円 202,730円
レビュー レビュー
※価格は、シークレットサイト価格またはクーポン適用後の価格(2022年9月7日時点)

 

次に、安い価格が魅力的な海外メーカーの第12世代Core搭載のホームノートPCとの比較も行ってみました。

デル Inspiron 16は画面比が16:10になっており、HP Pavilion 15はCPU性能がやや高くなってはいるものの、dynabook PZ/MVは色鮮やかな表示ができる液晶で、これらの海外メーカーのPCとも十分張り合える価格設定になっています。

デル、HPのホームノートPCとの比較
  dynabook PZ/MV デル
Inspiron 16
(5620)
HP
Pavilion 15-eg
画像
画面 15.6型 16:9
sRGB 約100%
16型 16:10 15.6型 16:9
CPU Core i5-1235U Core i5-1235U Core i5-1240P
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD
価格[税込] 103,180円 98,175円 109,000円
レビュー レビュー レビュー
※価格は、シークレットサイト価格またはクーポン適用後の価格(2022年9月7日時点)

 

色域広めの液晶を搭載

上で挙げたような、国内有名メーカーノートPCや、価格を抑えた海外メーカーのノートPCでは、色域が狭い液晶を搭載していることが多いです。

しかし、dynabook PZ/MVは、国内有名メーカーのホームノートPCとしては抑えた価格でありながら、当サイトの計測でsRGBカバー率99.0%と、色域広めの液晶を搭載しています。そのため、dynabook PZ/MVは、ウェブや写真、ネット動画などを本来の色で見ることができます。

※液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。

色鮮やかな表示の液晶

 

初心者や不慣れな方でも安心

dynabook PZ/MVには、「おたすけナビ」や、「パソコンで見るマニュアル/オンラインマニュアル」が入っており、基本操作や、このパソコンでどんなことができるのかなどを調べながら使うことができます。

また、dynabook あんしんサポート(使いかた相談窓口)も用意されており、購入から5年以内であれば、PCの操作方法やトラブル対策などを電話で相談することができます。

そのため、PC初心者の方や、PC操作に不慣れな方にも使いやすいです。

おたすけナビ

 

メモリの増設がしやすい

dynabook PZ/MVは、裏蓋にメモリカバーが配置されており、ネジを一つ外すだけで、簡単にメモリスロットにアクセスできるため、メモリの増設・換装がしやすいです。仕様では、最大32GB(16GB x2)対応となっています。

メモリスロットへのアクセスが容易

 

なお、dynabook PZ/MVでは、8GBと16GBのメモリ容量を選択することができますが、どちらの容量を選んでも、メモリ1枚挿しのシングルチャネル動作となっています。そのため、CPU内蔵グラフィックスは、本来のパフォーマンスを発揮できていません。ネット閲覧や、Officeソフトの使用などであれば、支障はないと思いますが、軽くゲームをしたり、動画の簡単な編集などもしたい方は、メモリを増設して、デュアルチャネル構成にした方がいいと思います。

 

樹脂ボディながら、見た目が向上

dynabook PZ/MVは、樹脂ボディで、質感は高くないものの、旧モデルよりは見た目がよくなりました。

下の画像でも分かるように、旧モデル(dynabook PZ/HU)は、天板もブラックで、細かいライン加工が施されていて、凸凹します。指紋などは目立ちにくいものの、価格を抑えたビジネスノートPCのような感じで、見た目がカッコよくはありませんでした。

一方、dynabook PZ/MVでは、ブルーの天板に、光沢のある「dynabook」のロゴが入っており、見た目がよくなりました。ホームノートPCとして、人目に付くリビングなどでも使いやすくなったと思います。

本機器の天板
旧モデル(dynabook PZ/HU)の天板

 

ストレージの増設はやや難しそう

dynabook PZ/MVの内部を見ると、下の画像のように2.5インチドライブ用のスペースがありました。

マザーボード側にも接続できるコネクタがありそうですが、マウンターや、2.5インチドライブ側のコネクタ、ケーブルなどは付属していません。そのため、できたとしても、ストレージを増設するハードルは高めです。

2.5インチドライブ用のスペース

 

やや気になる部分

dynabook PZ/MVは、下の画像のようなインターフェイスを備えています。

LANポートや、USB-C(Power Delivery、DisplayPort対応)もあるなど、不足はないのですが、旧モデルではあったSDカードリーダーがなくなりました。SDカードリーダーがあれば、カメラなどで撮った写真や動画の取り込みがしやすかったです。色域広めの液晶を搭載しており、家族や旅行の写真を見るのにも適しているので、SDカードリーダーがないのはやや残念でした。

インターフェイス

 

また、旧モデルでは、IRカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証が使用できましたが、dynabook PZ/MVではIRカメラが省かれています。指紋認証にも対応していないので、毎回ログイン時にパスワードや、PINコードでの認証が必要になります。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に使用できます。
オンライン会議 普通にオンライン会議に参加できます。
動画鑑賞 当サイト計測でsRGBカバー率99.0%と色域が広めの液晶を搭載しており、色鮮やかな表示が可能です。
RAW現像
画像編集
第12世代Core (U)と、sRGBカバー率99.0%と色域が広めの液晶を搭載しており、趣味レベルでのRAW現像や画像編集は行えると思います。ただし、この用途に使う場合は、メモリを増設してデュアルチャネル構成にした方がいいです。
動画編集 △~○ 色域広めの液晶を搭載しており、簡単なファミリームービーの作成などであれば、対応できると思います。ただし、動画編集を行う場合は、メモリを増設してデュアルチャネルにすることをおすすめします。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもありますが、メモリをデュアルチャネルにした方がいいです。

 

ディスプレイのチェック

dynabook PZ/MVのディスプレイのチェックです。

パネルは、「LQ156M1JW01」でした。

一般的な、画面比16:9のFHD液晶です。色鮮やかな表示で、ウェブページや、ネット動画などを楽しむことができます。映り込みが抑えられていて、ある程度の輝度であればフリッカーも発生していないので、比較的見やすく、作業がしやすいです。最大輝度は、当サイトの計測では258cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.0%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色きれいに揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度を29%以下にすると、フリッカーが発生していました。輝度をかなり下げなければ、フリッカーは発生しません(参考:輝度48%で120cd/m2)。また、フリッカーが発生しても、約25kHzと周波数が高いので、体への影響は少ないのではないかと思われます。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

dynabook PZ/MVのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは約18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。

標準的なキー配置で、文字入力時に多用するキーのサイズもほぼ揃っており、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。4列テンキーも付いており、数字の入力もしやすいです。

ただし、バックライトは付いていないので、薄暗い場所ではタイピングがややしにくいです。

タッチパッドの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

dynabook PZ/MVのパフォーマンスのチェックです。

 

CPU

dynabook PZ/MVは、PBP(プロセッサーベースパワー):15Wの第12世代Core (U)プロセッサーを搭載しています。Core i5-1235UもしくはCore i7-1255Uを選択できます。今回は、Core i5-1235U搭載モデルをチェックしており、ベンチマークの結果は以下のとおりでした。

マルチコアでは、同じCore i5-1235Uを搭載した別機種ほどのスコアは出ませんでした。ただ、CPU電力は約15Wで推移していたため、本製品が低いスコアというよりも、別機種が高いスコアだったと言えます。また、第11世代Core i7-1165G7を超えるスコアが出ており、ホームノートPCとして、一般的な用途に使うのには十分の性能で、サクサク快適に使えると思います。

シングルコアでは、第12世代Core (U)らしく、順当なスコアでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1235U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 7 5700U 9288
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-1250U 7435
Core i7-1195G7 6594
Core i5-1230U 6273
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i5-1235U 7589
5468
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i9-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1235U 1675
1638
Core i7-1195G7 1634
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Core i5-1240P 1483
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1268
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR4-3200です。8GB / 16GBどちらのメモリ容量でも、1枚挿しのシングルチャネル動作となるので、メモリ帯域は狭いです。なお、メモリの空きスロットがあるので、メモリを増設してデュアルチャネル動作にすると、メモリ帯域は広くなります。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
8GBメモリ(8GB x1)
他のメモリとの比較(帯域)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.5GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
DDR4-3200
シングルチャネル
19.91GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスで、ベンチマークの結果は以下のとおりです。

デフォルト状態では、メモリがシングルチャネルなので、CPU内蔵グラフィックスがIntel UHDグラフィックスとして動作しており、低めのスコアです。

メモリを増設して、デュアルチャネルにすると、CPU内蔵グラフィックスがIntel Iris Xeグラフィックスとして動作し、グラフィックススコアが少し上がります。

軽くゲームをしたり、ファミリー動画の簡単な編集をするような場合は、メモリをデュアルチャネルにした方がいいと思います。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1235U(メモリ8GB x1)
Core i5-1235U(メモリ8GB x2)※メモリ増設時
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15826
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
デュアルチャネル
14762
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
シングルチャネル
11721
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen3 SSDを搭載しています。シーケンシャルライトがやや遅いですが、実用上は十分な速度が出ていると思います。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2309
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。下表のような結果となりました。

USB-Cポートは、映像出力と本機器への給電にも対応していました。なお、USB-Cアダプターでの充電に関しては、30W以上の出力のものが使用できました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBでの表示が出来ています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

dynabook PZ/MVの質量のチェックです。

メーカーサイトでは「約1.77kg」とあります。当サイトでの計測結果は下表のとおりで、仕様値よりも、かなり軽かったです。扱いやすく、宅内での移動もしやすいです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.601kg
ACアダプター+電源ケーブル 178g

 

バッテリー駆動時間のチェック

dynabook PZ/MVシリーズのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、38.1Whです。15インチクラスのノートPCとしては、小さめの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。バッテリー容量は小さめですが、動画再生のような軽い負荷であれば、ある程度の時間のバッテリー駆動が可能です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約9.5時間
(2) 動画再生時 9時間28分
(3) FF14ベンチ
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで、普通の充電速度です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
61%(約23Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、カメラシャッターは付いていません。また、IRカメラも搭載していないので、Windows Helloの顔認証は使用できません。

Webカメラには、約92万画素のカメラを搭載しています。細部には粗さがあり、やや寒色系の画像/映像です。ただ、ノートPCのWebカメラとしては普通の性能だと思います。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の手前側にステレオスピーカーを搭載しています。音質は、普通もしくはやや悪く、ノートPC基準で10点満点で4~5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は、瞬間的に高くなりますが、すぐに約15Wまで下がり、そのまま推移しています。PBP:15Wのプロセッサーなので、標準的なCPU電力で動いていると思います。

CPU温度は、一瞬だけ90℃前後まで上がるものの、すぐに下がって、60℃前後と低めをキープしています。心配なく使用できるCPU温度です。CPU温度に余裕があるので、もう少し高いCPU電力で推移させても良かったかなと思います。

CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

dynabook PZ/MVの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高めの負荷をかけたときは騒音値が上がりますが、他のノートPCと比較して普通の動作音だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高めの負荷がかかる場合でも、表面温度は低めに保たれています。特に、パームレスト部分はほとんど温度が変化しておらず、不快感なくタイピングができます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

PBP:15Wのモバイル向けのCore (U)プロセッサーを搭載し、CPU電力が低めなので、消費電力は低いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

dynabook PZ/MVの外観のチェックです。

オーソドックスなデザインです。樹脂製のボディなので、高級感はありませんが、日常用途には問題ないと思います。

 

天板はブルーです。「dynabook」のロゴが入っています。旧モデルよりも、見た目が良くなりました。

 

厚さは19.9mmです。扱いやすく、収納もしやすいです。

 

側面のポート類です。USB3.1 x2、USB-C(Power Delivery、DisplayPort対応)、HDMI、LANを備えています。

ポート類が左側面にまとめられており、右手で外付けマウスを使用する場合に、邪魔にならないようになっています。ただ、旧モデルにはあったSDカードリーダーがなくなったのが、少し残念です。

 

液晶面の開く角度です。

 

底面です。

 

小さなメモリカバーがあります。ネジを一つ外すだけで、メモリスロットにアクセスできるので、メモリの増設・換装が簡単に行えます。

 

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。ファン1つと、1本のヒートパイプでCPUの冷却を行います。旧モデルはダブルファンでしたが、28Wから15WのCoreプロセッサーになったことで、ファンが1つ減りました。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDを搭載しています。ストレージの換装はできそうです。

 

2.5インチドライブ用のスペースがありますが、ケーブルやマウンターは付属していません。

 

ACアダプターは、45Wです。比較的コンパクトなサイズです。

 

まとめ

以上が、dynabook PZ/MVのレビューです。

日本国内での知名度が高いdynabookブランドの一般家庭向けノートPCです。

国内で名の通ったメーカーなので、価格が高いイメージがあるかもしれませんが、富士通やNECの同等機種よりもかなり安いです。また、デルやHPといった安さが売りの海外メーカーのホームノートPCにも、十分対抗できる質と価格だと思います。

電子マニュアルや、あんしんサポートなどが使えるので、初心者の方や、PC操作に不慣れな方でも安心して使うことができます。

また、色域広めの液晶を搭載している点もメリットです。色域が狭いとウェブ上の画像が本来の色で表示されないこともありますが、この製品なら比較的本来の色を再現してくれます。

また、メモリの増設・換装がしやすい点も良い点です。ただ、標準状態ではメモリがシングルチャネル構成なので、軽くゲームやファミリー動画の編集なども行いたい場合は、自分でメモリを増設したほうがいいです。

旧モデルよりも見た目がよくなったのも嬉しいですが、ボディは樹脂製で質感は高くありません。また、顔認証/指紋認証に非対応で、キーボードバックライトもありません。

この辺りが気にならなければ、知名度のあるメーカーで、コスパも高めなので、日常的に使うホームノートPCとして、おすすめできる機種です。

 

国内人気の高いdynabookの15.6型ホームノートPC

dynabook PZ/MVシリーズ

特徴

  • 国内有名メーカーとしては価格が安い
  • sRGBカバー率 約100%の色鮮やかな液晶
  • 初心者にも優しい電子マニュアルとサポート

こんなあなたに

  • 国内有名メーカーのノートPCの方が安心できる方
  • ネットや動画視聴などに使うホームノートPCに
  • 価格10万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

 

このページをご覧の方だけに

当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

 

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