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dynabook CZ/MVの実機レビュー

CPU | Core i5-1240P Core i7-1260P |
---|---|
メモリ | 8GB / 16GB DDR4-3200 |
ストレージ | PCIe SSD / PCIe SSD + HDD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 約1.90kg |
バッテリー | 約9.5時間 |
価格[税込] | 10万円台~ ※1 |
※1 シークレットサイトの価格
dynabook CZ/MVは、シルバー&ホワイトのカラーでリビングにも合うデザインのホームユーザー向けノートPCです。
パフォーマンス高めの第12世代Core (P)と、色域の広めの液晶を搭載し、シークレットサイトであれば10万円台~購入することができます。この価格は、海外メーカーにも負けない安さで、コスパがとても高いです。
初心者ユーザーにも使いやすいですし、SSD+HDDのデュアルストレージを備えることも可能です。
なお、メモリはシングルチャネルなので、場合によってはメモリを増設してデュアルチャネルにしたほうがいいです。
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は、以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-1260P、16GBメモリ、256GB SSD + 1TB HDD
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。
目次
お忙しい方は、「dynabook CZ/MVの特徴」のみお読みください。
dynabook CZ/MVの特徴
リビングにも合うカラー
dynabook CZ/MVは、シルバーとホワイトのカラーで、安いビジネスノートのような感じはなく、リビングなどにおいても馴染むデザインです。
また、明るい色なので、指紋などが目立たないのも良かったです。また、抗菌キーボードになっていることから、家族みんなで1つのパソコンを使うときでも、指紋が目立たず、清潔で安心です。
第12世代Core (P)プロセッサーを搭載し、ホームノートPCとしては高めの処理性能を備えているので、色々な作業が快適です。家族みんなで使うような用途にちょうどいいと思います。

※ゴールドxブラックのカラーもあり
コスパの高いdynabookのホームノートPC
国内で人気の高いdynabookシリーズなので、価格が高めだと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
下表では、海外メーカーで、価格の安さが魅力となっているデルやHPのホームノートPCと、スペックと価格を比較してみました。
デルのInspiron 15 (5620)は、画面比16:10のFHD+液晶を搭載していますが、色域が狭く、dynabook CZ/MVのほうが画像などを色鮮やかに表示することができます。Inspiron 15はCPUも第12世代Core (U)なので、CPU性能はdynabook CZ/MVの方が上です。
HPのPavilion 15-egは、第12世代Core (P)を搭載した15.6型ノートPCとしては、現状最安クラスの機種ですが、こちらも液晶の色域は狭いです。
dynabook CZ/MVは、色域広めの液晶と、セカンドストレージとしてのHDDを搭載しながら、海外メーカーのホームノートPCに十分対抗できる価格に設定されています。コスパ重視でノートパソコンを選びたい方にも、おすすめできる機種です。ただし、メモリがシングルチャネル(1枚挿し)です。
dynabook CZ/MV | デル Inspiron 16 (5620) |
HP Pavilion 15-eg |
|
画像 | ![]() |
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![]() |
液晶 | 15.6型 FHD(16:9) 広視野角 非光沢 sRGB 98.6% |
16型 FHD+(16:10) 広視野角 非光沢 sRGB 61.9% |
15.6型 FHD(16:9) IPS 光沢 タッチ sRGB 59.2% |
CPU | Core i5-1240P | Core i5-1235U | Core i5-1240P |
メモリ | 16GB (16GB x1) |
16GB (8GB x2) |
16GB (8GB x2) |
ストレージ | 256GB SSD+1TB HDD | 512GB SSD | |
質量 | 約1.90kg | 約1.87kg | 約1.71kg |
価格[税込] | 113,0800円 | 104,550円 | 109,000円 |
レビュー | ― | レビュー | レビュー |
※価格は、シークレットサイト価格またはクーポン適用後の価格(2022年10月6日時点)
画像や映像を色鮮やかに表示
dynabook CZ/MVの液晶は、当サイトの計測ではsRGBカバー率98.6%と色域が広めで、画像や、ウェブページ、動画などを色鮮やかに表示することができます。
上で紹介したような、デルやHPなどの価格を抑えたモデルは、色域の狭い液晶を搭載していることが多いので、この色域広めの液晶はdynabook CZ/MVの大きな訴求ポイントです。
旅行や写真が趣味の方であれば、撮った写真や動画を観たり、子供がいれば、運動会やお遊戯会の写真や動画を家族みんなで見返したりするのに適しています。

初心者にも使いやすい
dynabook CZ/MVは、国内で人気の高いメーカーだけに、初心者の方や、あまりPC操作に慣れていない方でも、使いやすい機種です。
海外メーカーのノートPCにはあまりない「おたすけナビ」や、「パソコンで見るマニュアル/オンラインマニュアル」が入っているので、基本操作や、このパソコンでどんなことができるのかなどを簡単に調べることができます。また、「筆ぐるめ for dynabook」も入っているので、年賀状作成などにも対応できます。
さらに、dynabook あんしんサポート(使いかた相談窓口)も用意されています。購入から5年以内であれば、PCの操作方法やトラブル対策などを電話で相談することができ、手厚いサポートで安心して使用できます。

SSD+HDDのデュアルストレージ構成
dynabook CZ/MVのストレージは、PCIe SSD + HDDのデュアルストレージ構成となっています。
HDDなので、読み書き速度は速くありませんが、1TBと大きめの容量なので、スマホやカメラなどで撮った写真や動画を保存しておくのにはいいと思います。
メモリの増設がしやすい
最近のノートPCでは、メモリスロットに空きがあっても、裏蓋全体を外さないとメモリスロットにアクセスできない機種が多く、メモリの増設などを難しく感じるユーザーも少なくないです。
一方、dynabook CZ/MVは、裏蓋にネジを一つ外すだけでメモリスロットにアクセスできる小窓が設けられており、メモリの増設・換装がとてもしやすいです。

dynabook CZ/MVでは、8GB / 16GBのどちらを選んでも、1枚挿しで空きスロットがあります。標準状態だと、シングルチャネルメモリで、メモリ帯域が狭く、CPU内蔵グラフィックスのパフォーマンスも高くはありません。ただし、仕様では、最大32GB(16GB x2)対応となっているので、メモリを増設してデュアルチャネルにすると、メモリ帯域が広くなり、快適に使える作業内容が広がります。特に、軽くゲームをしたい方や、写真や動画の簡単な編集なども行いたい方は、メモリを増設してデュアルチャネル動作にすることをおすすめします。
充実のインターフェイス
dynabook CZ/MVは、下の画像のように、インターフェイスが充実しています。
フルサイズのSDカードリーダーがあるので、カメラからの写真や動画の取り込みがしやすいです。
また、DisplayPortと、Power Deliveryに対応したUSB-Cがあるので、USB-Cドックの使用や、USB-Cアダプターでの充電ができ、便利です。LANポートがあるので、有線LANでのネット接続も可能です。


dynabookの15.6型ノートPCとの比較
dynabookシリーズには、第12世代Coreを搭載した15.6型ノートPCとして、dynabook CZ/MVのほかに、dynabook CZ/HVや、dynabook PZ/MVといった機種があります。
下表では、これらの機種との簡単な比較を行いました。
dynabook CZ/HVは、同じCZシリーズで、選択できるCPUや、インターフェイス構成など共通している部分が多くあります。主な違いは、広視野角の4K液晶を搭載している点と、メモリがデュアルチャネルになっている点です。高解像度の写真を見たり、画像編集を行ったりする方などはこちらがおすすめです。
dynabook PZ/MVは、「Uシリーズ」の第12世代Coreなので、他よりパフォーマンスは若干落ち、デザインもやや地味ですが、価格が安いのでおすすめです。一般ユーザーであれば、このCPUでも十分な性能です。
dynabook CZ/MVは、この2機種の中間に位置するような機種です。価格を抑えつつも、「Pシリーズ」のCoreプロセッサーなので処理性能がやや高く、デザインもいいです。
dynabook CZ/MV | dynabook CZ/HV | dynabook PZ/MV | |
画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
CPU | Core i5-1240P Core i7-1260P |
Core i5-1235U Core i7-1255U |
|
メモリ | 8GB / 16GB シングルチャネル |
16GB デュアルチャネル |
8GB / 16GB シングルチャネル |
ストレージ | PCIe SSD + HDD | PCIe SSD / PCIe SSD + HDD |
PCIe SSD |
液晶 | 15.6型 FHD 広視野角 非光沢 |
15.6型 4K 広視野角 非光沢 |
15.6型 FHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 約1.9kg | 約1.8kg~ | 約1.77kg |
価格[税込] | 10万円台~ | 13万円台~ | 10万円台~ |
レビュー | ― | レビュー | レビュー |
dynabook CZ/MV | dynabook CZ/HV | dynabook PZ/MV | |
CPU | Core i5-1240P | Core i5-1235U | |
メモリ | 16GB (16GBx1) |
16GB (8GBx2) |
16GB (16GBx1) |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD | 512GB SSD | 512GB SSD |
価格[税込] | 113,080円 | 131,780円 | 108,680円 |
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 第12世代Coreプロセッサーを搭載し、十分なスペックです。Web閲覧やOffice作業も快適に使用できます。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | マイク、スピーカー、ウェブカメラが備わっているので、オンライン会議も可能です。 |
動画鑑賞 | ◎ | 色鮮やかな表示ができる液晶を搭載しています。スピーカー音は普通ですが、快適に動画鑑賞できます。音もこだわるならば、ヘッドフォンや外部スピーカーを使用するといいです。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | 第12世代Core (P)と、当サイト計測でsRGBカバー率98.6%と色域広めの液晶を搭載しており、趣味レベルでのRAW現像や画像編集は行えると思います。ただし、この用途に使う場合は、メモリを増設してデュアルチャネル構成にすることをおすすめします。 |
動画編集 | △~○ | CPU内蔵グラフィックスですが、色域広めの液晶を搭載しており、簡単なファミリームービーの作成などであれば、対応できると思います。ただし、動画編集を行う場合は、こちらもメモリを増設してデュアルチャネルにした方がいいです。 |
ゲーム | △ | 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもありますが、この場合も、メモリをデュアルチャネルにした方がいいです。 |
ディスプレイのチェック
dynabook CZ/MVのディスプレイのチェックです。
パネルは、「LQ156M1JW01」でした。
標準的な画面比16:9のFHD液晶です。色域が広めの液晶なので、色鮮やかな表示が可能です。ウェブページの閲覧や、ネット動画の視聴に適しています。非光沢液晶で、ある程度高めの輝度であればフリッカーも発生していないので、比較的見やすく、日中長めの時間作業を行う場合でも使いやすいです。最大輝度は、当サイトの計測では257cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
なお、液晶は、パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は98.6%でした。

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

視野角は広いです。

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度を29%以下にすると、フリッカーが発生していました。ただし、輝度をかなり下げなければ、フリッカーは発生しません(参考:輝度49%で120cd/m2)。また、フリッカーが発生しても、約24kHzと周波数が高いので、体への影響は少ないのではないかと思われます。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
dynabook CZ/MVのキーボードのチェックです。
メーカー仕様値で、キーピッチは約18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。
標準的なキー配置で、文字入力に使用する主要なキーのサイズも極端に小さいものはなく、普通の打ちやすさのキーボードです。また、一般的な4列テンキーもついているので、数字の入力もしやすいです。
なお、キーボードの各キーには、抗菌剤を練りこんだ樹脂が使用した、抗菌キーボードとなっています。複数人で使用するファミリー用ノートPCとしても安心して使えると思います。
なお、バックライトは付いていないので、薄暗い場所でタイピングすることが多い場合は、ご注意ください。
タッチパッドも普通の使いやすさです。

※画像をクリックすると拡大できます

パフォーマンスのチェック
dynabook CZ/MVのパフォーマンスのチェックです。
ここでは、Windowsの「システム」→「電源とバッテリー」の項目で、「バランス」モードと、「最適なパフォーマンス」モードにしたときのベンチマークの結果を掲載しています。

CPU
dynabook CZ/MVは、インテルのノートPC向け第12世代Coreのうち、PBP(プロセッサーベースパワー):28WのPシリーズプロセッサーを搭載しています。Core i5-1240P、またはCore i7-1260Pを選択できますが、今回は、Core i7-1260P搭載モデルをチェックしており、ベンチマークの結果は以下のとおりです。
シングルコア、マルチコアともに、Core i7-1260Pらしい高めのスコアが出ていました。一般的なウェブ閲覧や、Officeソフトでの作業はもちろん、もう少し負荷のかかる作業も快適にこなせる処理性能を備えています。
なお、動作モードを変更しても実際のパフォーマンスはほとんど変化していません。そのため、常時「バランス」モードで使用していいと思います。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはDDR4-3200です。8GB / 16GBのどちらのメモリ容量を選んでも、1枚挿しのシングルチャネルなので、メモリ帯域は狭いです。なお、空きスロットがあり、メモリスロットへのアクセスもしやすいので、メモリを増設してデュアルチャネル動作にすると、メモリ帯域は広くなります。
~メモリ性能の評価 ~


:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
グラフィックス
グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスで、ベンチマークの結果は以下のとおりです。
メモリがシングルチャネルなので、高いスコアではありませんが、一般的な写真や動画の視聴などには全く問題のないグラフィックス性能を備えています。メモリを増設してデュアルチャネル動作にすると、グラフィックス性能がもっと高くなるはずです。軽くゲームをしたい方や、ライトに画像やFHD動画の編集を行いたい方は、メモリを増設するといいと思います。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※特に記載がなければ、メモリはデュアルチャネル
ストレージ
ストレージは、PCIe Gen3 SSD + HDDのデュアルストレージ構成となっています。
PCIe SSDは普通の速度です。HDDの速度は遅いですが、OSの読み込みなどはPCIe SSDから行うので、PCの起動などは普通に速いです。
HDDを搭載することで、安価に大きめのストレージ容量を備えることができ、動画や写真などを保存しやすいです。
~ ストレージ性能の評価 ~


:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。
~ SDカードスロット性能 ~


USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。下表のような結果となりました。
USB-Cポートは、Thunderboltには非対応ですが、映像出力と本機器への給電には対応していました。なお、USB-Cアダプターでの充電に関しては、30W以上の出力のものが使用できました。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、8ビット、60Hzで表示は出来ていますが、色の形式がYCbCr420でした。

質量のチェック
dynabook CZ/MVの質量のチェックです。
メーカーサイトでは「約1.90kg」とあります。当サイトでの計測結果は下表のとおりで、仕様値よりも、軽かったです。宅内での移動や、収納がしやすいです。
質量 | |
PC本体 | 1.79kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 260g |
バッテリー駆動時間のチェック
dynabook CZ/MVシリーズのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は、約38Whで、小さめの容量です。

バッテリー駆動時間は下の通りです。バッテリー容量は大きくありませんが、動画再生のような軽めの負荷であれば、ある程度の時間のバッテリー駆動が可能です。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0 | 約9.5時間 |
(2) 動画再生時 | 7時間29分 |
(3) FF14ベンチ | ー |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行
当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで、充電速度は比較的速いです。
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラには、カメラシャッターは付いていません。また、IRカメラも搭載していないので、Windows Helloの顔認証は使用できません。
Webカメラは、約92万画素のカメラです。細部には粗さがあり、彩度もやや低めの画像ですが、ノートPCのWebカメラとしては普通の性能だと思います。


※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
スピーカー
スピーカーは、底面の手前側にステレオスピーカーを搭載しています。音質はそれほどよくありません。ノートPC基準で10点満点で4~5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
バランスモード、最適なパフォーマンスモードのどちらも、CPU電力は約28Wと高めの電力を維持しながら、CPU温度は60℃前後と低めの温度を保っています。
どちらのモードでもCPU温度を心配することなく使用できます。
- バランス時
- 最適なパフォーマンス時




静音性のチェック
dynabook CZ/MVの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。高めの負荷をかけたときは騒音値が上がりますが、他のノートPCと比較しても同程度の動作音だと思います。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
エンコードのような高めの負荷がかかる場合でも、表面温度は低めです。パームレスト部分もほとんど温度が変化しておらず、タイピング時でも不快感はありません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
ノート向けのPシリーズCoreプロセッサーを搭載した機種としては、普通の消費電力です。

※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。
外観のチェック
dynabook CZ/MVの外観のチェックです。
樹脂製ボディで、高級感はありませんが、日常使いにはちょうどいいと思います。
今回は、清潔感のあるプレシャスシルバーのカラーです。この他に、ゴールドxブラックのボディも選択できます。

天板には、「dynabook」のロゴが入っています。

厚さは19.9mmです。扱いやすく、収納もしやすいです。


側面のポート類です。USB3.1 x3、USB-C(Power Delivery、DisplayPort対応)、HDMI、SDカードリーダー、LANを備えており、ポート類の数も種類も十分です。


液晶面が開く最大角度は下図の通りです。

排気口は、液晶ヒンジに隠れる場所に配置されています。それでも、CPU温度は低めだったので、冷却性能に不安はないです。

底面です。

ACアダプターは、65Wです。サイズは比較的コンパクトです。


まとめ
以上が、dynabook CZ/MVのレビューです。
国内での知名度の高いdynabookの15.6型ノートPCです。価格が高いのではと思うかもしれませんが、実はコスパも高く、ホームノートPCとして多くの方におすすめの機種です。
第12世代Core (P)を搭載し、パフォーマンスもしっかり発揮できていました。また、15.6型液晶は、色域が広めで、写真や動画のライトな編集など、趣味用途にも対応できます。このような構成でありながら、シークレットサイトでは10万円台から購入できるので、デルやHPといった海外PCメーカーと比べても、引けを取らないコスパの高さが魅力的です。
電子マニュアルや、電話でのサポートもあるので、初心者の方や、PC操作に自信のない方でも安心して使用できます。
また、ストレージは、SSD + HDDのデュアルストレージなので、保存容量には余裕がありますし、フルサイズのSDカードリーダーも搭載しているので、カメラで撮影したデータを取り込みやすいです。写真を撮るのが好きな方や、家族の写真や動画を保存しておきたいファミリー層にも使いやすいと思います。
ただし、メモリは1枚挿しのシングルチャネルとなっています。メモリの増設・換装がしやすい構造なので、写真や動画のライトな編集などに使いたい方は、メモリを増設してデュアルチャネルにした方がいいです。
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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