※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
安いノートパソコン おすすめモデル(2~6万円台)
ここでは、2~6万円台(税込)で購入することができるノートパソコンを紹介します。
以前は、安いノートパソコンは性能が悪く、動きがもっさりしていましたが、最近では、CPUの性能が上がり、ほとんどの機種でSSDを搭載するようになったので、これらの価格帯でも比較的快適に動くPCが増えてきました。円安や、物価高騰などの流れの中、多少の妥協は必要なものの、6万円台以下でも意外と使える機種を購入することができます。ここでは、安くてもそれなりに使えるおすすめの機種をご紹介します。
なお、ここではChromebookの掲載はしていません。Windows OSを搭載した機種のみ掲載しています。
目次
安いノートパソコンの選び方
まずはCPUを決める
安いノートパソコンを選ぶときは、まずCPUを決めると製品を絞りやすいです。
安いノートパソコンに搭載されているCPUは、大まかに分けると下表のようになります。
~ CINEBENCH R23 マルチコア ~
(執筆時点で6万円台以下のモデルに搭載されているCPUです)
安くてもある程度高い性能のPCが欲しい場合は、Core i5-1334U以上を搭載したPCがおすすめです。
2万円~4万円台で購入できるようなPCが欲しい場合は、Athlon Silver、Celeronなどを搭載したPCになるでしょう。Celeronはいくつも種類がありますが、性能差が大きく、大分快適度が異なります。上表のCINEBENCH R23のマルチコアスコアが1500以下のCPUを搭載したモデルは、ネット閲覧など軽めの用途に限定して使用した方がいいと思います。
メモリはできれば8GB、ストレージはSSDがおすすめ
メモリは、よほど用途を限定した使い方をするのであれば4GBでもいいですが、できれば8GB欲しいです。なお、現在の標準的なメモリは16GBです。ただし、安いノートPCの場合は16GBを搭載しているケースはマレなのでここは妥協しましょう。メモリが8GBの場合は、アプリを複数開いたり、ブラウザのタブをたくさん開かないように気をつけましょう。また、後から増設できるように、メモリが増設できるノートPCを買うのもいいでしょう。
最近は、ストレージにSSDを搭載した機種がほとんどですが、格安PCの中にはストレージがHDDやeMMCの機種もあるので、確認するようにしましょう。eMMCは、HDDよりも速度が速いものの、最近の主流のPCIe SSDよりは遅いです。容量は、用途にもよりますが、あまりにも少ないと、Windowsのアップデートなどで容量が足りなくなるので、128GB以上、できれば256GBはあったほうがいいです。
液晶は広視野角なものがおすすめ
液晶は視野角が広いものがおすすめです。視野角とは画面を斜めから見たときに、どの角度まで正常な色に見えるかの指針で、視野角が狭いと斜めから見たときに画面が白っぽくなったり色が大きく変わったりします。真正面から見ると色の変化は少ないものの、画面の端のほうは色が薄く見えたり、ちょっとでも液晶の角度が悪かったりすると、色が変わって来ます。個人的には視野角が狭いと眼が疲れるので、広い視野角の液晶を搭載したノートPCをおすすめします。
視野角が広い液晶は「広視野角」もしくは「IPS」と書かれています。このような液晶を選択すると良いでしょう。
マイクロソフト Officeは必要?
メーカー直販モデルは、標準ではマイクロソフト Officeが付属していないケースが多いです。もし、マイクロソフト Officeが必要であれば、オプションで付けるか、Office付きのモデルを選ぶ必要があります。おおよそ、+15,000円前後でOffice Personalを、+20,000円前後でOffice Home & Businessを搭載することができますが、キャンペーン状況や製品によっては、安くOfficeを付けられるときがあります。日によって変わるので、詳細は各メーカーサイトをご覧ください。
なお、HPやデルは、Office付きのパソコンを安く販売することが多いため、Officeが必要な方は、チェックしておくと良いでしょう。
2~3万円台(税込)の格安PC
最も低い価格帯となる2~3万円台(税込)で購入可能な製品を紹介します。
この価格帯のPCは、毎日使うようなメインPCとしてはおすすめしません。ただ、「Web閲覧するだけ」、「メールを送受信するだけ」といったように、軽めの作業のみに用途を限定していれば、使えなくもありません。PC起動直後など、バックグラウンドで処理が多く流れるときは、動作がややもっさりすることも多いと思いますが、そのあたりは我慢する必要があります。低価格帯のPCなので、万一壊れても精神的ダメージが少ないです。
子供向けのPCとして開発された製品も多いため、小中学生が使うPCとしてもおすすめです。
CPU | Athlon Silver 7120U 他 |
---|---|
メモリ | 4GB 他(オンボード 他) |
ストレージ | 128GB SSD 他 |
液晶 | 14.0型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 3万円台~ |
15.6型ノートよりもコンパクトで軽いので、扱いやすく、時々外に持ち出すような使い方にも適した14型ノートPCです。
画面が比較的見やすいIPS液晶を搭載しながら、セール時には3万円台から購入できます。
ただし、最安モデルは処理性能が高くありません。ある程度快適に使いたいなら、Ryzen 3搭載モデルの方がいいでしょう。こちらは、6万円台から購入することができます。
レビュー記事はこちらCPU | Athlon Silver 7120U 他 |
---|---|
メモリ | 4GB 他(オンボード 他) |
ストレージ | 128GB SSD 他 |
液晶 | 15.6型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 3万円台~ |
15.6型 フルHD IPS液晶を搭載したモデルが4万円台~、セール時であれば3万円台から購入可能です。しかも、Bluetoothマウスまで付属しています。
格安機種でありながら、視野角が広くて見やすいIPS液晶を搭載しているのが特徴です。
ただし、3万円台で購入できるモデルは、プロセッサーがAthlon Silver 7120Uなので、処理性能は高くありません。
レビュー記事はこちら
4~5万円台(税込)の低価格PC
4~5万円台(税込)で購入可能な製品を紹介します。
4~5万円台になると、選択肢が増えてきます。処理性能は高くありませんが、国内で人気高いメーカーのPCも選ぶことができます。
ただし、一般的にはこの価格帯だと、CPUなどのスペックはそこまで高くないなど、多少の妥協が必要です。
CPU | Ryzen 3 7330U 他 |
---|---|
メモリ | 8GB 他(オンボード) |
ストレージ | 512GB PCIe SSD |
液晶 | 15.6型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 5万円台~ |
4~5万円台の低価格PCの中では、イチオシの機種です。
「Zen 3」世代のRyzen 3と、ゆとりのある512GB SSDを搭載しながら、5万円台で購入することができます。
液晶は、視野角の広いIPS液晶ですし、USB-Cポートは、Power Deliveryと、映像出力にも対応しています。また、キーボードはバックライト付きなので、機能も揃っています。
もう少し快適さを求めるならば、Ryzen 5 7530U / Ryzen 7 7730U、16GBメモリで6万円台のモデルもおすすめです。
販売ページはこちらCPU | Ryzen 3 7320U 他 |
---|---|
メモリ | 8GB(スロット) |
ストレージ | 256GB PCIe SSD 他 |
液晶 | 15.6型 FHD 広視野角 非光沢 |
価格[税込] | 5万円台~ |
Ryzen 3、8GBメモリ、256GB SSDの構成が、5万円台と非常に安いです。
Ryzen 3は、「Zen 2」世代ですが、ライトな作業用としては十分だと思います。予算があれば、「Zen 3」世代のRyzen 5 7530U、16GBメモリ、512GB SSDの構成で6万円台のモデルもおすすめです。
広視野角のFHD液晶なので、画面も比較的見やすいです。ただし、常時フリッカーが発生していたので、敏感な方はご注意ください。
レビュー記事はこちらCPU | Celeron 7305 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB PCIe SSD |
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 |
価格[税込] | 5万円台~ |
国内で人気の高い富士通製のノートPCです。
FHD液晶と、8GBメモリを搭載し、5万円台~入手できます。
ただし、当サイトではチェックしたことがないので、視野角の広い液晶なのかは分かりません。また、CPUがCeleronなので、処理性能は高くありません。Web閲覧などの軽めの作業に限定して使った方がいいでしょう。
販売先(富士通Webmart)CPU | Intel Processor N100 |
---|---|
メモリ | 16GB(オンボード) |
ストレージ | 512GB PCIe SSD |
液晶 | 15.6型 FHD 非光沢 |
価格[税込] | 4万円台~ |
それほどメジャーなメーカーではありませんが、16GBメモリ、512GB SSDを搭載し、4万円台と非常に安いです。
CPUには、Intel Processor N100を搭載しています。廉価版ではあるものの意外と使えると評価されており、一般的なWeb閲覧や、動画視聴などであれば、ある程度快適に動くと思います。
ただし、キーボードが英語配列なので、ご注意ください。
販売先(Amazon)CPU | Celeron N4500 |
---|---|
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
液晶サイズ | 11.6型 1,366×768 非光沢 |
価格[税込] | 4万円台 |
天板がポップなデザインのノートPCです。
11型で、約1.088kgと軽く、価格も高くないので、気軽に持ち運んで使えます。ただし、処理性能は高くないので、重い作業には向いていません。
Microsoft 365 Personalの1年間使用権が付属しているので、1年間はOfficeを使うことができます。
なお、15.6型のASUS E510MAも同じく4万円台で購入することができます。
特徴レビュー記事はこちら
6万円台(税込)のおすすめPC
6万円台(税込)で購入可能な製品を紹介します。
最新のインテルCore(シリーズ1)や、「Zen 4」世代のRyzenを搭載する機種もありますし、旧世代ではありますが、Ryzen 7搭載モデルも選ぶことができます。メモリは基本的に8GBですが、16GBメモリを搭載するモデルもたまにありますし、ストレージは512GB SSDが多くなります。全体として、コストパフォーマンスの高い機種が多い価格帯です。
また、広い視野角の液晶を搭載した機種が多く、長時間の使用でも目が疲れにくいです。それほど重くない作業であればある程度快適に使えるレベルの製品を選ぶことができます。
CPU | Ryzen 5 8540U 他 |
---|---|
メモリ | 8GB(スロット) |
ストレージ | 512GB PCIe SSD 他 |
液晶 | 14型 1920x1200 広視野角 非光沢 |
価格[税込] | 6万円台~ |
「Zen 4」世代のRyzenを搭載し、一般的な用途に快適に使用することができます。1920x1200ドットの液晶は、フリッカーもなく、長時間作業にも適しています。
高級感のあるボディではありませんが、この構成で、6万円台~とコスパが非常に高いので、迷ったらこの機種にしておくといいです。
6万円台のモデルは、8GBメモリですが、メモリスロットに空きがあるので、後からメモリを増設して、16GBにしてもいいと思います(自己責任)。
なお、インテルCPUを搭載したInspiron 14 (5440)もあり、こちらも第13世代Core i5-1334U搭載モデルを6万円台で購入することができます。
レビュー記事はこちらCPU | Intel Core 3 100U 他 |
---|---|
メモリ | 8GB 他(オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶 | 14.0型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 6万円台~ |
最新のインテルCore(シリーズ1)を搭載し、6万円台からと安い機種です。それほど重くないので、時々外に持ち出して作業をするのにも適しています。
FHD液晶は、視野角が広く、フリッカーも発生しておらず、見やすいです。
また、安くても、フルHD画質のウェブカメラや、本機器への給電が可能なUSB-Cポートを備えていますし、指紋センサーを搭載したモデルもあります。
カスタマイズモデルであれば、Core 5 120Uを選択しても、6万円台で購入することができるので、こちらもおすすめです。
レビュー記事はこちらCPU | Ryzen 7 5700U 他 |
---|---|
メモリ | 16GB(オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶 | 15.6型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 6万円台~ |
Rynze 7 5700U、16GBメモリ、512GB SSD、IPS液晶の構成を、6万円台で入手することができます。
一般的な用途であれば、Ryzen 5 7520U(「Zen 2」世代)、8GBメモリ、512GB SSDの構成もいいと思います。こちらも6万円台ですが、少し安いです。
以前はTNパネルでしたが、IPSパネルになりました。
レビュー記事はこちらCPU | Ryzen 3 7330U 他 |
---|---|
メモリ | 8GB 他(オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶 | 14.0型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 6万円台~ |
Ryzen 3モデルであれば、セール時にギリギリ6万円台で購入することができます。14型で1kg前後と軽いモバイルノートPCは、10万円以上することが多いので、かなりコスパが高いです。
IPS液晶なので、画面も見やすいです。
また、キーボードはバックライト付きですし、Power Deliveryと、DisplayPortに対応したUSB-Cポートや、SDカードリーダーもあります。
もう少し予算があれば、Ryzen 5 7530U、16GBメモリに、100%sRGBクラスの液晶を搭載し、7万円台のモデルもおすすめです。
レビュー記事はこちらCPU | Ryzen 5 7430U 他 |
---|---|
メモリ | 8GB(オンボード) |
ストレージ | 512GB PCIe SSD 他 |
液晶 | 14型 FHD IPS 非光沢 |
価格[税込] | 6万円台~ |
14型ノートPCで、質量が当サイト計測で1.323kgと比較的軽かったので、持ち出す用途にも使えます。
映像出力・本機への給電に対応したUSB-Cポートを搭載しているので、外では小型のPD充電器で充電することもでき、便利です。
ただし、メモリは8GB固定ですし、バックライトや、指紋・顔認証に非対応など、抑えられている部分があります。
レビュー記事はこちら
パソコンやガジェット好きが高じて、パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートを行うようになる。最近では、飼っているハムスターやカナヘビに癒されたり、ベランダで作っているトマトやヘチマの成長を見て喜んだりしている。子どもとマイクラをすると、画面酔いするようになり、年を感じる今日この頃。
2018年頃から、the比較の記事執筆に参加。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ