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FRONTIER NSシリーズ の実機レビュー

更新日:2020年3月5日
CPU Core i7-10510U
Core i5-10210U
メモリ 8GB~24GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 14.0インチ
液晶種類 FHD 非光沢
質量 約942g
バッテリー 約13.7時間
価格[税別] 9万円台~
1kgを切るノートPCが9万円台~

FRONTIER NSシリーズは、約942gと、14型のモバイルノートPCとしては、トップクラスの軽さが大きな特徴となっています。

第10世代Coreプロセッサー、SSD、FHD液晶と、実用的なスペック構成なので、モバイルPCとしてはもちろん、メインPCとしても十分通用する性能を備えています。

通常、1kgを切るような機種は、価格が高くなりがちですが、FRONTIER NSシリーズは、スペックの割に価格が安く、コスパがとても高いです。特にストレージやメモリのアップグレード価格が安いです。

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-10210U、8GBメモリ、256GB NVMe SSD

 

目次

お忙しい方は、「FRONTIER NSシリーズの特徴」のみお読みください。

 

FRONTIER NSシリーズの特徴

FRONTIER NSシリーズは、持ち運びに便利なモバイルノートの中ではスタンダードな製品に位置づけられると思います。クリエイティブな作業にはあまり適しませんが、一般ユーザーが使うには十分な性能を持っています。

 

14型クラスではトップクラスの軽さ

FRONTIER NSシリーズの際立った特徴としては、モバイルノートPCとしては大きめの14型液晶を搭載していながら、質量が約942gと非常に軽いことです。下表では、14型モバイルノートPCの質量比較を行っていますが、FRONTIER NSシリーズは、14型モバイルノートPCの中でもかなり軽いです。カバンに入れて持ち運ぶ機会が多いビジネスパーソンなどにとって、この軽さは魅力的です。

14型モバイルノートの質量(メーカー仕様値)
NSシリーズ [本製品] 約0.942kg
VAIO SX14 約0.999kg
ThinkPad X1 Carbon 2019 約1.09kg~
Inspiron 14 7000 (7490) 約1.095kg~
mouse X4 約1.13kg
ThinkPad T490s 約1.24kg~
レッツノート LV 約1.27kg
Yoga C930 約1.38kg
ideapad S740 (14) 約1.4kg
ideapad 530S 約1.49kg
Ideapad S540(14) 約1.50kg
IdeaPad S340(14) 約1.55kg
構成によって質量が大きく変わる製品もあります

 

また、付属のACアダプターも約201g(メーカー仕様値)と軽いので、出張などの時も持ち運びしやすいです。さらに、USB PDにも対応しているため、より小さいUSB Type-C電源アダプターや、モバイルバッテリーを使用して給電することもできます(自己責任でご利用ください)。

ACアダプターも軽量

 

1万円で1TB NVMe SSDへ変更可能

本製品は、大容量SSDの価格が安いです。256GBから1TBへの変更でも、1万円しかかかりません。SSDは空き容量が少なくなるとアクセス速度が遅くなってくるので、少し余裕を持った容量のSSDにしておくといいでしょう。

1TB SSDの価格

 

Wi-Fi 6対応

FRONTIER NSシリーズは、Wi-Fi 6に対応しています。無線LANルーターも対応していれば、最大2.4Gbpsの超高速データ転送が可能です。また、会社や公共のWi-Fiスポットなど、多くの人がWi-Fiを利用する場所でも、接続性が高く、混雑に強いのもメリットです。

Wi-Fi 6対応の無線LANルーターに10GbEでNASを接続し、本製品から速度を計測したところ、シーケンシャルリードで232MB/s(=約1.8Gbps)の速度が出ました。非常に高速です。

PC -> 無線LANルーター -> NASのアクセス速度

 

MIL規格準拠

FRONTIER NSシリーズは、強い衝撃を与えるテストや、粉塵の吹き付けテストなど、アメリカ国防総省が制定したMIL規格に準拠したテストをクリアしており、耐久性と堅牢性が実証されています。

モバイルPCには、移動時の衝撃や、落下などによる破損などの危険が付きまといますが、高い堅牢性のおかげで、心配せずに持ち運べます。

MIL規格に準拠したテストをクリア

 

マグネシウム合金ボディ

FRONTIER NSシリーズの高い堅牢性や、軽さと関係がありますが、本体素材には軽くて丈夫なマグネシウム合金が採用されています。天板にはロゴやメーカー名などが入っておらず、デザインも非常にシンプルです。

シンプルなデザイン

 

バッテリー容量はやや少なめ

FRONTIER NSシリーズのバッテリー容量は36Whとやや少なめです。他の14型モバイルノートPCと比較しても、容量は少ない方です。ただし、実測したバッテリー駆動時間(後述)はそこまで極端に短いというわけでもありませんでした。

14型モバイルノートのバッテリー容量
ideapad 530S 34Wh
VAIO SX14 35Wh
NSシリーズ [本製品] 36Wh
レッツノート LV 43Wh
m-Book X400 46.74Wh
Ideapad S540(14) 50Wh
ThinkPad X1 Carbon 2019 51Wh
Inspiron 14 7000(7490) 52Wh
Ideapad S340(14) 52.5Wh
ThinkPad T490s 57Wh
Yoga C930 60Wh
Yoga S740(14) 62.3Wh
別のバッテリー容量を選べるパソコンもあります

 

ライバル機種との比較

ライバル機種との比較を行います。比較対象は、同じ14型で1kgを切る軽量なモバイルPCである、VAIO SX14です。

VAIO SX14は、より高い処理性能の6コアのCore i7-10710Uや、4K液晶を選択することができます。さらに、バッテリー容量はそれほど変わりませんが、FHDの場合は省電力液晶を搭載していることで、最大のバッテリー駆動時間がFRONTIER NSシリーズよりもやや長いです。また、LTEモジュールを選択できるも大きなメリットです。VAIOにはブランドバリューもあります。

一方、FRONTIER NSシリーズは、VAIO SX14とほぼ同じサイズと質量で、十分実用的なスペックでありながら、非常に価格が安いです。Core i5搭載モデルで比較すると、VAIO SX14の約半値で、同等のスペックを選択できます。

既存機種との比較
  [本製品]
FRONTIER NS
VAIO
SX14
画像
CPU Core i7-10510U
Core i5-10210U
Core i7-10710U
Core i5-10210U
Core i3-10110U
Celeron 5205U
液晶種類 14.0型 FHD 14.0型 FHD 省電力
UHD(4K)
LTE 非対応 対応
質量 約942g 約999g~
サイズ [幅] 322
[奥行] 216.8
[高さ] 16.5
[幅] 320.4
[奥行] 222.7
[高さ] 15.0-17.9
バッテリー 36Wh
最大 約13.7時間
35Wh
最大 約20.5時間
価格比較
  [本製品]
FRONTIER NS
VAIO
SX14
CPU Core i5-10210U
メモリ 8GB
液晶 14.0型 FHD
ストレージ 512GB PCIe SSD
価格[税別] 103,600円 211,800円
※VAIO SX14は、ソニーストアでの価格です

 

いくつか動作モードがある

本製品は、下図のように「CONTROL CENTER」というソフトから動作モードを変更することができます。

デフォルトは「エンターテイメント」モードですが、この設定だと他の同等構成のノートPCの7~8割のベンチマークスコアしか出ません。「パフォーマンス」モードにすることにより他のPCに近いベンチマークスコアが出て、CPU温度もそれほど高いわけではないため、基本的には「パフォーマンス」モードでいいと思います。

CONTROL CENTER

 

各用途の快適度

FRONTIER NSシリーズの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適です。
動画鑑賞 液晶が見やすく処理性能も十分です。ただし、スピーカー音はそれほどよくありません。
RAW現像
画像編集
CPU性能に物足りなさはあるものの、当サイトの計測では、モニターのsRGBカバー率が約99%あったので、RAW現像、画像編集などにも使用できると思います。
動画編集 動画編集をするにはグラフィック性能が物足りないです。ただし、家庭向け動画編集ソフトでライトに編集するくらいなら問題ありません。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないためゲーム向きのPCではありません。ただし、軽めのPCゲームやブラウザゲームならプレイ可能です。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイのチェックです。

液晶は比較的見やすいと思います。最大輝度は、当サイトの計測では281cd/m2とやや低めです。液晶の詳細な特性については、下のタブをクリックして下さい。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.6%、sRGB比は103.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

やや青色と緑色が強めの画面ですが、わずかですのでそれほど気にならないでしょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは少ないです。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、フリッカーは確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードは、普通にタイピングできるとは思いますが、やや安っぽさを感じます。

キーピッチは、横:約19.1mm x 縦:18mm(実測値)と十分あります。キーストロークは約1.2mm±0.2mmとやや浅めです。キートップはフラットで、やや底付きの衝撃を感じます。また、矢印キーが小さく押しにくいです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

ここでは、デフォルトの「エンターテイメント」モードと、最大の性能が出る「パフォーマンス」モードの設定でベンチマークを計測しました。

「パフォーマンス」モードなら、他のPCとほぼ同じくらいのベンチマークスコアです。「エンターテイメント」だとかなり落ちます。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i5-10210U(パフォーマンス)
Core i5-10210U(エンターテイメント)
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3552
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2211
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Ryzen 5 3500U 1421
Core i5-10210U 1418
1341 [パフォーマンス]
1100 [エンターテイメント]
Core i3-10110U 922
Celeron 3867U 295
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[パフォーマンス]、[エンターテイメント]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、高速です。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
256GB PCIe-NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1747 [レビュー機で計測]
SATA SSD 545
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

SDカードスロット

micro SDカードを挿入することができます。速度は普通です。

SDカードスロット性能
~ CrystalDiskMark ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。ここでは、「パフォーマンス」モードで計測しています。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

「パフォーマンス」モードでも、他の同等構成のPCよりもやや遅かったです。

  パフォーマンス
モード
x265でエンコード (※1) 33分37秒
QSVでエンコード (※2) 4分5秒
NVENCでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-10710U 19分05秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
33分37秒 [パフォーマンス]
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[パフォーマンス]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

持続可能な状態に落ち着いたCPUクロックがやや低めです。

Core i5-10210U

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートの動作チェックです。

Thunderbolt 3には対応していませんが、USB Power Deliveryおよび映像出力には対応しています。

充電器/ドックとの互換性
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
65W ZHOULX充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
18W cheero充電器 ×
5V充電器 ※2 5V/2.4A ANKER充電器 ×
5V/2.4A AUKEY充電器 ×
モニター Dell U2419HCモニター ※3
USB C-DPケーブルで外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出るモニター

 

質量のチェック

前述した通り、質量は非常に軽いです。

当サイトの計測結果は下の通りです。今回、メモリがオンボードだけということもあり、メーカー仕様値(約942g)よりも質量がさらに軽かったです。ACアダプターについても207gと軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 911kg
ACアダプター 207g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は36Whと多くありません。

バッテリー

 

バッテリー駆動時間は次の通りです。こちらは「エンターテイメント」モードでの計測結果です。バッテリー容量の割に、バッテリー駆動時間は健闘していて、一般的なモバイルノートPCと同等程度の駆動時間です。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約13.7時間
(2) PCMark 10 Modern Office 8時間28分
(3) 動画再生時 7時間31分
(4) PCMark 8 Work 4時間49分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

1時間あたりの充電容量は下の通りです。充電の速度はやや速いと思います。

1時間あたりの充電容量
アイドル時 74%(約27Wh)
※PCの電源を入れ、アイドル状態で充電
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。なお、今回は「パフォーマンス」モードで計測しています。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。エンコード時の騒音値は高いです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。「パフォーマンス」モードでもエンコード時の温度は低めでした。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。ターボブースト時は100℃前後にまで温度が上昇するものの、その後は低めの温度になります。ターボブースト後は、もう少しCPUクロックを高めに維持させても良かったかなと思います。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

やや低めの表面温度です。特に不快感はありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。ただし、エンコード時は約10分経過後に計測しています。

UシリーズのCoreプロセッサーに、外部グラフィックスを搭載していないことで、やや低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

ボディは、マグネシウム合金です。

 

天板はロゴなどがなくシンプルです。好みのステッカーを貼ってもいいと思います。

 

スピーカーは底面に配置されています。音質は良くはなく、勝手に点数をつけると、10点満点で3~4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

ヒンジ部分の画像です。

 

液晶は下の角度まで開くことができます。

 

側面のポート類は割と充実しています。USB 3.2 x2、USB Type-C 3.2(DisplayPort対応、PD対応)、HDMI、MicroSDカードリーダーを備えています。様々な用途において、不足を感じることが少ない、充実のインターフェイス構成です。

 

底面です。

 

底面カバーを開けたときの画像です。

 

M.2 SSDは換装できそうです。

 

メモリはオンボードで8GB搭載されています。スロットも1つあります。

 

ACアダプターは小さく薄く軽いですが、65W(最大19V、3.42A)と大きめの容量です。

 

まとめ

FRONTIER NSシリーズは、モバイルノートPCとしては大きめの14型液晶を備えながら、質量が約942gと非常に軽い点が大きな特徴です。

CPU、メモリ、ストレージを最大にカスタマイズしても12万円台(税別)と良心的な価格で、コスパが非常に高いです。メインにも十分使える性能なので、メイン兼モバイルPCとして使ってもいいと思います。

気になる点としては、キーボードバックライトがありません。また、矢印キーが小さく押しにくいです。スピーカーの音質も良くありません。LTEにも対応していません。細かいことではありましたが、このあたりが気にならなければ、満足度の高い製品になるのではないかと思います。

1kgを切るノートPCが9万円台~

FRONTIER NSシリーズ

特徴

  • 14型ノートなのに約942gと超軽量
  • ハイスペック構成でも価格が安い

こんなあなたに

  • 外回りが多いビジネスパーソン
  • コスパの高いメイン兼モバイルPCが欲しい方
  • 価格9万円台~

 

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