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VAIO SX14(2020年モデル)の実機レビュー

更新日:2020年2月29日

後継機種が発売されました

詳細はこちら

↓↓↓↓↓↓↓

VAIO SX14(2022年モデル)のレビュー

CPU Core i7-10710U
Core i5-10210U
Core i3-10110U
Celeron 5205U
メモリ 最大16GB
(オンボード)
ストレージ SATA / PCIe SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD 省電力
UHD(4K)
質量 999g~
バッテリー 最大 約20.5時間
(35Wh)
LTE 対応モデルあり
価格[税込] 15万円台~ ※

※VAIOストアでの価格

処理性能がアップし、バッテリー駆動時間も改善

VAIO SX14は、999g~の質量で、LTEに対応した本格モバイルノートPCです。

2020年モデルでは、6コアのCore i7-10710Uを搭載できるようになり、処理性能が大幅に向上しました。

また、省電力液晶を搭載できるようになったことで、従来の弱点であったバッテリー駆動時間が改善されています。

モバイルノートPCとしては大画面の14型液晶を搭載しています。文字が大きくて見やすく、メイン兼モバイルPCとしても十分使えるでしょう。

最近は、海外PCメーカーの傘下に入ったメーカーが多くなってきましたが、VAIOは純国内メーカーです。日本を応援する意味でも、おすすめの製品です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、1台は当サイトの購入品、もう1台はメーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10710U、16GBメモリ、FHD省電力液晶、ALL BLACK

Core i5-10210U、8GBメモリ、FHD省電力液晶、ブラウン NEW!

 

当サイト限定キャンペーン

VAIO SX14、SX12専用のぞき見防止フィルター無料のキャンペーンコード

the比較限定で、VAIO SX14およびSX12の専用のぞき見防止フィルターが無料となるキャンペーンコードを提供します。ご購入の際はご活用下さい。

VAIO SX14のキャンペーンコード:HIKAKU5000

VAIO SX12のキャンペーンコード:HIKAKU5000S

 

目次

お忙しい方は、「VAIO SX14の特徴」のみお読みください。

 

VAIO SX14の特徴

VAIO SX14は、持ち運びに便利な軽量モバイルノートパソコンの中では、下図のように比較的高級・高価格帯の製品です。

 

14型液晶を搭載しながら0.999kg~と軽量

VAIO SX14は、モバイルノートPCとしては大きめの14型液晶を搭載しながら、0.999kg~と非常に軽い製品です。メインPCとしても使える画面の大きさで、これ1台あれば、モバイルPCと兼用で使うこともできます。

軽い質量

 

6コアのCore i7-10710Uを選択可能

VAIO SX14 2020年モデルでは、第10世代Coreプロセッサーを搭載しています。さらに、他のモバイルノートではまだ搭載できる機種が少ない6コアのCore i7-10710Uを選択することが可能です。従来モデルのCPUよりも、かなり高いスコアになっています。

従来モデルと処理時間の比較
Core i7-10710U 20分14秒 [2020年モデルで計測]
Core i7-8565U 25分12秒 [2019年モデルで計測]
エンコード時間

 

VAIOのノートパソコンでは、従来より「VAIO TruePerformance」という機能を備え、ターボブースト動作後の持続可能なCPUクロックを高く保つことができましたが、2020年モデルではさらに、ターボブースト時の時間も長くすることが出来るようになりました。これにより、他のCore i7-10710U搭載PCよりも、よりパフォーマンスが出るようになっています。

VAIO TruePerformance

 

弱点だったバッテリー駆動時間を省電力液晶で改善

2019年モデルのVAIO SX14は、バッテリー容量は他のPCよりも少なめで、バッテリー駆動時間がそれほど長くない点がデメリットでした。2020年モデルでは、バッテリー容量は変わらないものの、省電力液晶を搭載することで(メーカー仕様上では)2倍近くもバッテリー駆動時間が長くなりました。

液晶のエリアごとに動的にリフレッシュレートを変更したり、高効率のバックライトおよび低消費電力のパネルを搭載したりすることで、消費電力を抑えているそうです。

実測したバッテリー駆動時間については「バッテリー駆動時間のチェック」をご覧ください。

省電力液晶でバッテリー駆動時間が増加

 

82gのVAIO製Type-C充電器発売(オプション)

2019年モデルからVAIO SX14は、5V充電器や、低容量のType-C充電器で充電することができるようになりました。

さらに、今回、2020年モデルのVAIO SX14の発表に合わせ、VAIOから82gと軽量のType-C充電器(45W)が発売されました。なお、Type-Cケーブルも合わせた質量を計測したところ、162gでした。他社製のType-C充電器を使ってPCが故障しても保証は受けられませんが、こちらのType-C充電器は動作確認済みであることに加え、万が一、充電器が原因でPCが故障しても、VAIOの保証が受けられるはずです。

軽量・コンパクトのType-C充電器

 

VAIOオリジナルSIMならLTE接続が安定している

VAIO SX14 2020年モデルは、従来通りLTEに対応しています。

ノートパソコンのLTEは割とトラブルが多く、接続出来なかったり、使っている最中に接続が切れたりすることもたまにあります。一方、VAIOでは、自社で「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM」を販売しており、VAIOノートPCとの相性が抜群に良いです。筆者も1年間使用してみましたが、LTE周りのトラブルは1度もありませんでした。万が一トラブルが発生したとしても、VAIOにクレームを入れれば、ワンストップで対応してくれると思います。また、IIJmioなどの有名なMVNOとは違い通信速度が速いのもメリットです。VAIOのノートPCを使うなら、VAIOオリジナル LTEデータ通信SIMがおすすめです。

 

豊富なポート類

最近のノートPCは、ポート類が省略されていることが多いですが、VAIO SX14はかなり豊富です。USB Type-Cはもちろん、HDMI、LAN、SDカードスロット、VGAまで搭載しています。多くのビジネスシーンでも困ることはないでしょう。また、USB Type-Cは、DisplayPort、Power Deliveryにも対応しています。ただし、Thunderbolt 3 には対応していません。

豊富なポートの種類

 

指紋および顔認証対応

従来モデルは指紋認証だけでしたが、2020年モデルのCoreプロセッサー搭載モデルでは顔認証にも対応しました。液晶を開くだけで、ログインすることができます。

指紋センサー
顔認証対応カメラ

 

特別感のある2つのカラー

モバイルノートPCは、カラーラインナップがあまりないことがほとんどですが、VAIO SX14では、シルバー、ブラック、ブラウンに加え、「RED EDITION」、「ALL BLACK EDITION」という特別なカラーも選べます。

RED EDITION

RED EDITIONは、数量限定で発売され、"No.1を連想するレッド"とブラックのツートンカラーです。VAIO SX14の中で、唯一光沢感のある天板で、時間をかけて塗装を施しており、プレミアム感のある機種です。他の人が持っていないようなモバイルノートが欲しいなら、非常におすすめです。

鮮やかな光沢感のあるレッド
3層塗装による手間をかけた色付け

 

また、RED EDITIONを購入した方のみ購入できる、イタリア・トスカーナ産植物タンニンなめし革を使ったレザーPCケースもオプションで用意されています。

レザーPCケース

 

ALL BLACK EDITION

また、ロゴまでブラックで統一した「ALL BLACK EDITION」を用意されており、こちらも特別感のある1台です。

ロゴも黒いオールブラックエディション

 

従来のSX 14のALL BLACK EDITIONには、「無刻印」キーボードという、キートップに何も印字されていないキーボードが選択できました。ただ、実用上敷居の高いキーボードであったため、2020年モデルでは、「無刻印キーボード」は廃止され、うっすらと刻印が見える「隠し刻印キーボード」がオプションとして追加されました。

なお、こちらはRED EDITIONでも選択できるオプションです。

うっすらと見える隠し刻印

 

ライバル機種との比較

VAIO SX14のライバル機種と言えるThinkPad X1 Carbon 2019モデルと比較します。

2020年モデルのVAIO SX14の目玉機能は、Core i7-10710Uの搭載と、省電力液晶への対応かと思いますが、この2つの機能はThinkPad X1 Carbonでも対応しています。

では、VAIO SX14のメリットはと言うと、インターフェースが豊富で、質量も軽い点でしょう。また、LTE接続は、VAIO SX14のほうが安定しています。

一方、ThinkPad X1 Carbon 2019は、バッテリー容量が多い点がメリットです。外出先で充電できるところがほぼ無いような方は、こちらのほうがいいでしょう。

ライバル機種の比較
  VAIO SX14
2020年モデル
ThinkPad X1 Carbon
2019(7th Gen)
画像
CPU 第10世代Core 第10,8世代Core
液晶サイズ 14型 14型
液晶種類 FHD 省電力
UHD(4K)
FHD 省電力
UHD(4K)
など
主な
インター
フェース
USB-C
USB x3
VGA
HDMI
LAN
SDカード
USB-C (TB3) x 2
USB x2
HDMI
LAN(ドングル必要)
質量 約0.999kg~ 約1.09kg
バッテリー 35Wh 51Wh
LTE 対応 対応

 

各用途の快適度

VAIO SX14の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適です。
動画鑑賞 液晶が見やすく処理性能も十分です。ただし、スピーカー音はそれほどよくありません。
RAW現像
画像編集
sRGBカバー率 約99%の色域の液晶で、処理性能が高いCore i7-10710Uを搭載できるため、RAW現像用のノートパソコンとして最適です。
動画編集 動画編集をするにはグラフィック性能が物足りないです。ただし、家庭向け動画編集ソフトでライトに編集するくらいなら問題ありません。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないためゲーム向きのPCではありません。ただし、軽めのPCゲームやブラウザゲームならプレイ可能です。

 

液晶ディスプレイのチェック

VAIO SX14の液晶は、色域が比較的広く、視野角も広く見やすいです。Web掲載用の画像編集などにも最適です。最大輝度も、当サイトの計測では400cd/m2と高いです。以下詳細を記載します。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率が98.9%、sRGB比が102.2%と、Web用の画像編集にピッタリの色域です。一般ユーザーにも見やすい色域だと思います。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線に近く、自然な発色になっていることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、フリッカーも確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドは、2019年モデルのVAIO SX14と変わっていません。キーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.2mmとなっています。キーストロークはやや浅いですが、特別小さいキーもなく、配列も標準的で、比較的打ちやすいのではないかと思います。

また、キートップには「フッ素含有UV硬化塗装」が施されており、印字が消えたり、テカったりするのを防いでいます。さらにタイピング音も静かです。

キーボード全体図(隠し刻印)
キーボード全体図(隠し刻印)
キーボード全体図(通常刻印)
キーボード全体図(通常刻印)
キーの拡大図

 

キーボードの背面側が持ち上がるチルトアップヒンジを採用しています。キーボードに傾斜ができ、パームレストと机の段差が少なく、タイピングしやすくなっています。

チルトアップヒンジ

 

キーボードバックライトも搭載していますし、英語キーボードを選択できる点もメリットです。通常刻印のキーボードは、バックライト点灯時に文字も光ります。

通常刻印のキーボードバックライト

 

ただし、隠し刻印キーボードの場合、バックライトを点灯しても文字が光りません。イベント会場など暗闇でタイピングすることがある方は、通常刻印のほうがいいと思います。

隠し刻印 / キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

第10世代CoreプロセッサーおよびCeleron 5205Uを搭載できます。Celeron 5205Uについては使ったことがないため、性能は分かりません。最上位のCore i7-10710Uは前述したとおり、非常に高性能です。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-10710U
Core i5-10210U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3552
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2070 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1458 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-10110U 922
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDまたはSATA SSDを搭載しており高速です。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
256GB PCIe SSD
(SAMSUNG MZVLB256HBHQ-00000)
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 3514 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

6コアのCore i7-10710Uは、Core i7-9750Hほどの高速ではありませんが、4コアのCore i7-10510Uよりも速いです。RAWデータの現像処理自体も快適です。持ち運べるノートPCでLightroomを使いたいならおすすめの製品です。

なお、Core i5-10210Uモデルのレビュー機は、メモリが8GBしかなく、Lightroomでこのメモリ容量だと極端に遅くなるので省略します。

Core i7-9700
16GBメモリ
69秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
86秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒 [レビュー機で計測]
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
136秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

動画の書き出しは、グラフィックスパワーも使うので、外部グラフィックスを搭載していない本製品は、それほど速くはありません。

Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-10710U/16GB
Intel UHD
414秒 [レビュー機で計測]
Core i5-10210U/16GB
Intel UHD
461秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

Core i7-10710Uのエンコード速度は、Core i7-9750Hほどではないものの高速でした。Core i5-10210Uのエンコード速度もまずまずです。

  Core i7-10710U Core i5-10210U
x265でエンコード (※1) 20分14秒 27分19秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 3分01秒 3分01秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-10710U 20分14秒 [レビュー機で計測]
Core i5-10210U 27分19秒 [レビュー機で計測]
Core i7-10510U 28分32秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック
Core i7-10710U
Core i5-10210U

 

LTEの通信テスト

対応バンドは下表の通りです。ドコモ、au、ソフトバンクの主要なバンド(下のピンク色のセル)に対応しています。VAIOのノートパソコンを使うなら、VAIOストアで提供している相性が良いVAIOオリジナルSIMがおすすめです。

対応しているLTEバンド
1 2 3 4 5 6 7 8 11 12
13 17 18 19 20 21 25 26 28 29
30 38 39 40 41 42 66      
     
特に重要なバンドは次の通り
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8

 

今回、VAIOオリジナルSIMを使って、LTEの接続テストをしてみましたが、VAIO PCとの相性は抜群でトラブルフリーでした。さらに通信速度が素晴らしく、平日のお昼ごろでも約28.32Mbpsの速度が出ていました。IIJmioなどのメジャーで利用者が多いMVNOでは、ここまでの速度はなかなか出ないと思います。

平日12時30分頃(筆者宅)
VAIOオリジナルSIM
※Speedtest by OoklaのWindowsアプリで計測

 

なお、モダンスタンバイには対応していないので、常時LTEに接続されているわけではありません。しかし、スリープ復帰後のLTEに接続するまでの時間を調べたところ、約12秒と高速でした。

スリープ復帰後、 LTE接続するまでの時間
  時間
VAIOオリジナルSIM 12秒
※3回計測した平均値

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。  

フルサイズのSDカードに対応しています。カード挿入後の出っ張りもほとんどありません。


SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は普通です。

CrystalDiskMark 7(SDカード)
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートの動作チェックです。

Thunderbolt 3には対応していません。Power Deliveryおよび映像出力には対応しています。

充電に関しては、PowerDelivery対応充電器はもちろん、スマホ用の5V充電器でも充電することができます。また、前述した通り、純正の小型Type-C充電器が発売されたので、セカンドACアダプターとして使用する場合は、こちらをおすすめします。

充電器/ドックとの互換性
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad
USB Type-C ドック
×
ThinkPad
Thunderbolt 3 ドック
× ×
PD充電器
※1
ZHOULX充電器(65W)
AUKEY充電器(46W)
cheero充電器(18W)
5V充電器
※2
ANKER充電器(5V/2.4A)
AUKEY充電器(5V/2.4A)
モニター Dell U2419HCモニター
※3
USB C-DPケーブルで
外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出るモニター

 

ただし、相性の問題のせいか、ThinkPad USB Type-C ドックは、充電はできるものの、有線LANが認識されませんでした。VAIOからType-Cドッキングステーションが発売されたので、ドックを使いたい場合はそちらを使うといいと思います。なお、このドックはACアダプターは付属していないので、ドック経由でPCに給電する場合、別途Type-CのACアダプターが必要です。

Type-Cドッキングステーション

 

質量のチェック

メーカー仕様値では999~1043gで、構成によって質量が異なります。当サイトで計測したモデルの質量は下表の通りです。ACアダプターの質量は普通です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  FHD液晶 / Core i7 FHD液晶 / Core i5
PC本体 1014g 994g
ACアダプター 236g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は約35Whです。モバイルノートとしてはやや少なめです。

バッテリー駆動時間は下の通りです。Core i5モデルは、従来モデルより約1.4倍もバッテリー駆動時間が延びていました(当サイト実測値)。6コアのCore i7-10710Uモデルでも、バッテリー駆動時間は延びており、省電力液晶の効果は大きいです。

バッテリー駆動時間
  2020年モデル
Core i5-10210U
2020年モデル
Core i7-10710U
2019年モデル
Core i5-8265U
(1) JEITA2.0 最大20.5時間 最大11時間
(2) PCMark 10 Modern Office 9時間36分 8時間43分 未実施
(3) 動画再生時 8時間16分 7時間16分 5時間42分
(4) PCMark 8 Work 5時間1分 4時間36分 3時間43分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した充電時間は次の通りです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
71%(25Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時でもやや動作音が聞こえます。他の状態は普通の騒音値だと思います。

  • Core i7-10710U
  • Core i5-10210U
騒音値
騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

やや高めの温度かなと思います。

  • Core i7-10710U
  • Core i5-10210U
各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。CPUクロックが落ち着いたときでも80℃を超えて推移しており、やや高めの温度です。

  • Core i7-10710U
  • Core i5-10210U
CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度
CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード面は低めの温度で快適に使えます。裏面も銅シートが敷かれている部分がやや熱くなるものの面で熱が分散されており、極端に熱くなっている部分はありません。また、チルトアップヒンジを搭載しているため、底面が少し浮くので、膝の上に置いてもそれほど熱く感じません。

  • Core i7-10710U
  • Core i5-10210U
PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時は、省電力液晶を搭載していることもあり低めの消費電力です。ただし、6コアのCore i7-10710Uは、エンコードのような高い負荷をかけると、モバイルノートにしては高めの消費電力になります。

  • Core i7-10710U
  • Core i5-10210U
消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

前述しましたが、VAIO SX14のカラーラインナップは、シルバー、ブラウン、ブラック、RED EDITION、ALL BLACK EDITIONとなっています。

ボディ素材は、天板がカーボン、パームレストがアルミニウム、底面および天板の外周がガラス繊維入りの樹脂となっています。

シルバー、ブラウン、ブラック
RED EDITION、ALL BLACK EDITION

 

ALL BLACK EDITION

ALL BLACK EDITIONのカラーです。今回、隠し刻印のキーボードであるため、全面ブラックでかっこいいです。

 

天板のロゴもブラックで統一されています。

 

スピーカーは底面に配置されています。音質はそれほど良くなく、10点満点で4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

パームレストにはヘアライン加工が施されています。

 

液晶を閉じたときの画像です。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

前述の通り、ポートの種類は多いです。

 

底面です。今回貸出機なので、色々シールが貼られていますが、製品版はもっと少ないです。

 

ACアダプターのサイズは普通です。容量は45Wです。

 

ブラック

ブラックのカラーは、次のような外観になっています。万人ウケする無難なカラーです。

 

天板のロゴや、背面側はシルバーになっています。

 

底面はマットな質感です。なお、いずれのカラーも、底面はブラックになっています。

 

ブラウン

ブラウンは落ち着いた大人な感じのカラーです。ブラックと違いパームレストは指紋などが目立ちにくく、実用的です。

 

「VAIO」のロゴはゴールドのような色で、ブラウンのカラーと合っています。

 

底面はブラックになっています。

 

内部画像

内部にアクセスするには、底面のネジを外した後、キーボード側を持ち上げます。

 

キーボードを外したときの画像です。M.2 SSDは換装できそうですが、メモリはオンボードなので交換できません。

 

2020年モデルのVAIO SX14では、高性能CPUが搭載可能になったことに伴い、下図のように冷却性も改善しています。

従来モデルよりもヒートシンクを太くすることでCPUを強力に冷却
基板の下に銅シートを追加し熱を拡散
LTEの電波を影響を防ぐカンシールドを利用し、基板のヒートスポットの熱を拡散

 

バッテリー容量は、従来と変わらず35Whです。

 

WLANとWWANモジュールです。

 

TYPE-C 薄型ACアダプター

上でも掲載しましたが、TYPE-C 薄型ACアダプターの画像です。質量はType-Cケーブルも合わせて162g(実測値)と軽量です。非常に薄いのでカバンに入れやすいです。

 

Type-Cドッキングステーション

Type-Cドッキングステーションは、LAN、USB、USB Type-C、HDMI、VGAのポートが搭載されています。なお、Type-CドッキングステーションのHDMIとVGAポートを使って、PCと合わせて3画面出力はできません。ただし、Type-Cドッキングステーションのポート、PCのポート、PCの画面を使っての3画面出力なら出来ます。また、Type-Cポートに上のようなACアダプターを接続すれば、PCへの給電も出来ますが、Type-CのACアダプターは付属していないので、別途購入して下さい。

 

SX14対応のぞき見防止フィルター

のぞき見防止フィルターを購入&装着すれば、下図のように斜めから見たときに画面が見づらくなります。正面から見たときはやや端が暗くなりますが、それほど視認性が悪くありません。

 

ただし、貼り付け方法が3種類ありますが、どれも微妙です。1つ目の方法は、四隅に丸いシールを貼る方法ですが、シールが結構目立つので格好悪いです。

 

2つ目は、液晶のフレームにツメのようなものを6つ張り付けて、フィルターを固定する方法です。こちらもやはり見た目が気になります。

 

3つ目は液晶の内側に両面シールを貼る方法で、最も目立たないですが、画面に異物が入っているみたいで気になります。また剥がすときに液晶を傷めないか心配です。

 

多少見た目が悪くなりますが、他人からの覗き見を防止したい方はご検討下さい。なお、以下の当サイト限定のキャンペーンコードを使うことにより、無料でフィルターが入手できます。

のぞき見防止フィルター無料のキャンペーンコード

キャンペーンコード:HIKAKU5000

 

SX14専用インナーケース

PCと同時に購入すると、無料でもらえる専用インナーケースの画像です。もちろん、VAIO SX14にピッタリのサイズです。

 

まとめ

2020年モデルのVAIO SX14は、完成度の高かった従来機種を正常進化させたモバイルノートです。

6コアのCore i7-10710Uが選択可能になったことで、RAW現像ソフトなどの少し重いアプリも快適に動くようになると思います。

また、省電力液晶を搭載できるようになったことで、バッテリー容量がやや少ないというデメリットをカバーできるようになりました。Core i5モデルで比較すると従来よりも約1.4倍駆動時間が延びています。

VAIOから軽量Type-C充電器が発売されたことも嬉しいです。セカンドACアダプターとして常時カバンに入れておくと良いでしょう。

最近は、NEC、富士通、東芝(現Dynabook)と、海外メーカーの傘下に入った会社が多くなってしまいましたが、VAIOは純国内メーカーです。日本を応援するという意味でもVAIOという選択肢はいいのではないかと思います。

注意点としては、4K液晶については従来と変わらず省電力設計ではないので、バッテリー駆動時間は短いままです。また、Thunderbolt 3には対応していないため、このインターフェース対応の機器を使用したい場合はご注意下さい。また、隠し刻印キーボードは、バックライト点灯時に文字が光らないので見にくいです。

 

処理性能がアップし、バッテリー駆動時間も改善

VAIO SX14(2020年モデル)

特徴

  • 6コアのCore i7-10710Uが選択可能
  • 省電力液晶搭載で、バッテリー駆動時間が改善
  • VAIOオリジナルSIMなら安定通信

こんなあなたに

  • CPU負荷の高いアプリを使用する方
  • 頻繁に外出先でインターネット(LTE)接続する方
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