※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
おすすめのCopilot+ PCのノートパソコン 2025年8月版

今回は、おすすめのCopilot+ PCを紹介します。
Copilot+ PCとは?
Copilot+ PCとは、AI処理に特化したプロセッサー「NPU」を搭載した、AIを活用できるWindows PCのことです。
具体的には、40 TOPS以上の性能のNPU、16GB以上のメモリ、256GB以上のSSDが要件となります。
Copilot+ PCは、以下のようなWindowsで提供されているAIアシスタント機能などが使えるようになります。

また、DaVinci Resolveなどのソフトの一部の機能も、NPUで処理することができます。ただ、かなり機能は限定されており、現状ではNPUを搭載している恩恵はあまりありません。
また、ローカルLLMで推論を行う場合についても、一部のLLMモデルはNPUに対応しているものもあります。ただ、ほとんどのモデルがGPUまたはCPUで処理しますし、NPUより、NVIDIAのGPUで処理したほうが高速です。そのため、NPUはそこまで重要ではありません。
さらに、ローカルLLMの「推論」ではなく「学習」をする場合、かなり高いスペックのPCが必要なので、独立GPUが搭載されていないPCで行うのは難しいです。
このようなことから、NPUはそこまで必要ないという考え方もできます。過度な期待はしないようにしましょう。
ただし、NPUが内蔵されたCopilot+ PCは、かなり安くなっており、普通のノートパソコンの価格と大きくは変わらなくなってきています。念のため、Copilot+ PCを購入しておくという考え方でもいいと思います。
おすすめのCopilot+ PC(スタンダートPC編)
まずは、主に自宅または社内で使うような、スタンダードなCopilot+ PCについて、おすすめの製品を紹介します。

CPU | Ryzen AI 7 350 |
---|---|
メモリ | 16GB ~ 64GB(スロット) |
SSD | 500GB ~ 4TB |
2nd SSD | 500GB ~ 4TB |
画面サイズ | 15.3型 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 120Hz |
質量 | 約1.70kg |
バッテリー | 80Wh |
価格 | 14万円台~ |
この製品は、メモリがスロット式なので、後から交換できる点が大きなメリットです。
Ollamaのアプリなどを使うと、手軽にローカルLLMで、推論を行うことができますが、メモリが32GBないと動かないモデルもあります。さらに大規模なLLMだと64GB必要になるケースもあります。そのため、メモリが交換できると、足りないと感じたときに、後から容量をアップさせることが出来ると便利です。
また、本製品は、SSDの容量もカスタマイズすることができます。さらに、もう1つSSDを追加することも可能です。
ディスプレイも非光沢で、解像度が高く、色域も広めなので、見やすいです。

CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 2880x1800 OLED 光沢 タッチ / 非タッチ |
質量 | 約 1.28kg |
バッテリー | 70Wh |
価格 | 13万円台~ |
価格が安いCopilot+ PCです。
最小構成だと13万円台から購入可能です。なお、現在、執筆時点だとセールをやっており、Ryzen AI 7 350、32GBメモリ、512GB SSDの構成で、15万円台で販売されています。
まず、ディスプレイには、色鮮やかな2.8Kの有機ELを搭載しており、タッチパネル対応のディスプレイもあります。
また、重量が約1.28kgと比較的軽い点も特徴です。外へ持ち運ぶ方にもいいと思います。
ボディは、 特徴的なカラーで高級感があります。

CPU | Ryzen AI 7 350 |
---|---|
メモリ | 24GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 2880x1800 OLED 光沢 |
質量 | 約 1.39kg |
バッテリー | 84Wh |
価格 | 15万円台~ |
上の製品も安いですが、Ryzen AI 7 350、32GBメモリ、1TB SSDという構成なら、こちらの製品のほうが安く、コストパフォーマンスが非常に高いです。
また、Ryzen AI 7 350を搭載したノートPCの中では、高いパフォーマンスが出ています。
ディスプレイには、2.8K有機ELを採用しており、画像や映像の表示が綺麗です。

CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD |
画面サイズ | 16インチ 16:10 |
画面種類 | 1920x1200 非光沢 2560x1600 非光沢 |
質量 | 1.83 kg |
バッテリー | 64Wh |
価格 | 15万円台~ |
大きな画面で作業をしたいなら、こちらのノートPCがいいでしょう。
ディスプレイは2種類ありますが、1920x1200ドットのディスプレイは、色の表現できる範囲を示す色域が狭いので、2560x1600ドットのディスプレイのほうがおすすめです。解像度も高いので、作業領域も広く使えます。

CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 2880x1800 OLED タッチ |
質量 | 約 1.41 kg |
バッテリー | 最大 14時間30分 |
価格 | 14万円台~ |
ペンが使えるので、手書きの絵から、イラストを生成する「コクリエイター」のAI機能が利用しやすいです。なお、ペンは基本的には別売りなので、ご注意下さい。
タッチパネルにも対応しているので、スマホのように、指による直感的な操作も可能です。
2 in 1 PCなので、タブレットなどの形状へ変形して使うこともできます。
この製品には、HP AI CompanionというAIツールもインストールされています。32GBメモリのモデルであれば、このソフトのチャット機能が、ローカルPC上で使えるようになります。

CPU | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 258V |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 2880x1800 OLED タッチ |
質量 | 約 1.39 kg |
バッテリー | 最大 17時間30分 |
価格 | 14万円台~ |
上のノートパソコンのCPUを、インテル Core Ultraシリーズ2にした製品です。
この省電力なCPUのおかげで、バッテリー駆動時間が長めになります。
また、グラフィックス性能も高いので、動画編集ソフトなどを使う場合に、速くなる処理もあります。
こちらもペンが使えるので、コクリエイターなどを使うときに便利でしょう。
また、前述したHP AI Companionというソフトも使えます。

CPU | Ryzen AI 9 HX 370 |
---|---|
メモリ | 32GB / 64GB(スロット) |
SSD | 1TB ~ 8TB |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 2880x1800 非光沢 120Hz |
質量 | 約1.5kg |
バッテリー | 80Wh |
価格 | 17万円台~ |
いままで紹介したPCは、Ryzen AI 7 350のCPUを搭載していることが多かったですが、この製品は、それよりも上位の「Strix Point」ことRyzen AI 9 HX 370の高性能プロセッサーを搭載しています。
発売当初は約20万円しましたが、現在は、大分価格が下がっています。
大容量メモリ、大容量SSDが搭載することができるのもメリットです。
おすすめのCopilot+ PC(モバイルPC編)
続いては、持ち運びに便利な軽量のモバイル向けCopilot+ PCを紹介します。

CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 13.3型 16:10 |
画面種類 | 1920x1200 IPS |
質量 | 16GBメモリ:約970g 32GBメモリ:約1.00kg |
バッテリー | 最大 15時間30分 |
価格 | 12万円台~ ※ |
※クーポン適用時の価格
1kgを切る非常に軽いノートPCなので、外への持ち運びに便利です。
セラミックホワイトのカラーで、清潔感があり、女性にも人気です。
この製品には、HP AI CompanionというAIツールもインストールされています。32GBメモリのモデルであれば、このソフトのチャット機能が、ローカルPC上で使えるようになります。
また、前述したHP AI Companionというソフトも使えます。
ただし、モバイルノートとしては、バッテリー駆動時間はやや短めです。

CPU | Ryzen AI 9 365 |
---|---|
メモリ | 16GB~64GB(スロット) |
SSD | 500GB ~ 4TB |
2nd SSD | 無し ~ 4TB |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 1920x1200 非光沢 |
質量 | 約1.14kg |
バッテリー | 75Wh |
価格 | 18万円台~ |
モバイルノートPCとしては、高い性能のRyzen AI 9 365を搭載したモバイルノートPCです。
質量も、約1.14kgと比較的軽いです。
モバイルノートPCとしては珍しく、メモリがスロット式なので、後から交換することができます。ローカルLLMを推論する場合、メモリがたくさん必要なので、メモリ交換できるのはメリットです。

CPU | Core Ultra 7 256V Core Ultra 7 258V |
---|---|
メモリ | 16GB / 32GB (オンボード) |
ストレージ | 約256GB ~ 約2TB |
液晶サイズ | 14型 16:10 |
液晶種類 | 1920x1200 非光沢 |
質量 | 約868g |
バッテリー | 64Wh |
価格 | 19万円台~ ※ |
※クーポン利用時の価格
まず、重さが約868gと、他のモバイルノートPCよりも、かなり軽いです。実際持ってみると、体感で違いが分かります。
さらに、省電力のインテル Core Ultra 200Vプロセッサーに、大容量のバッテリーを搭載し、バッテリー駆動時間が長くなっています。
タイピングもしやすく、非光沢ディスプレイで画面も見やすく作業もしやすいです。
価格はやや高めですが、最強のモバイルノートと言ってもいいでしょう。

CPU | Core Ultra 7 258V |
---|---|
メモリ | 32GB (メモリに統合) |
ストレージ | 1TB SSD |
画面サイズ | 14.0型 |
画面種類 | 2.8K 有機EL |
質量 | 約986g |
バッテリー | 57Wh |
価格 | 28万円台~ |
非常に人気の高いモバイルノートPCです。
重さが1kgを切ったことで、持ち運びが楽になりました。
こちらのPCも、インテル Core Ultra 200Vを搭載することで、CPU、GPU、NPU性能がアップ。加えて、省電力CPUによりバッテリー駆動時間も長くなっています。
天板にはカーボンを採用することで堅牢性にも優れ、高級感もあります。

CPU | Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 228V |
---|---|
メモリ | 32GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 14型 16:10 |
画面種類 | 1920x1200 非光沢 HP SureView Reflectあり |
質量 | 約1.19kg~ |
バッテリー | 58Wh / 68Wh |
価格 | 22万円台~ |
インテル Core Ultra 200Vを搭載し、軽量で、さらにLTE/5Gモジュールを内蔵したモデルもあるモバイルノートPCです。
SIMカードを挿入することで、どこにいてもインターネットに接続することができます。eSIMにも対応しています。
また、法人限定で、HP eSIM Connect付属モデルを購入することもできます。これが付属していると、なんと、5年間無制限でデータ通信を利用することができます。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。