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マウスコンピューター G-Tune E5 の実機レビュー
後継機種が発売されました。
この機種と後継機種は、筐体も違うのでご注意下さい。
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CPU | Core i7-11800H |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB ~ 64GB |
ストレージ | 最大 2TB PCIe Gen 4 SSD +2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | FHD 60Hz 非光沢 |
質量 | 約1.73kg |
バッテリー | 約9時間 |
価格[税込] | 18万円台~ |
G-Tune E5は、約1.73kgと持ち運びしやすいゲーミングノートPCです。
グラフィックスはGeForce RTX 3050で、エントリークラスの性能ですが、最大グラフィックスパワーが高めだったので、割と高いフレームレートが出ます。
8コアのCore i7-11800Hの高性能CPUに、sRGB 100%クラスの液晶を搭載し、動画編集などにも適しています。
ただし、ハイリフレッシュレート液晶ではありません。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-11800H、16GBメモリ、GeForce RTX 3050、512GB NVMe SSD
このページをご覧の方だけに
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目次
お忙しい方は、「G-Tune E5の特徴」のみお読みください。
G-Tune E5の特徴
外に持ち出しやすい軽量クリエイター向けノート
15.6型クラスのゲーミングノートは、約2.0kg以上ある製品が多いですが、G-Tune E5は約1.73kgと非常に軽い製品です。また、当サイトによる計測では、1.678kgとさらに軽い質量でした。このくらいの軽さであれば、そこまで苦なく持ち運べると思います。また、ボディも薄型でカバンへも入れやすいです。
下表は、GeForce RTX 30シリーズを搭載し、かつ2.0kg未満(当サイト計測)の機種を掲載したものです。ROG Zephyrus G14を除けば、G-Tune E5のPC本体の質量が最も軽いです。
ACアダプターを含めた質量も軽いほうです。
GPU | PC本体の質量 |
ACアダプターを 含めた質量 |
|
G-Tune E5 [本機器] | RTX 3050 | 1.678kg | 2.329kg |
ROG Zephyrus G14(アニメ天板あり) | RTX 2060 MQ~ | 1.708kg | 2.235kg |
G-Tune E5-165 | RTX 3060 | 1.731kg | 2.593kg |
MSI Stealth 15M A11 | RTX 3060 | 1.732kg | 2.179kg |
MSI GF63 Thin 10U | RTX 3050 Ti | 1.865kg | 2.291kg |
GALLERIA RL5C-R35T | RTX 3050 Ti | 1.877kg | 2.443kg |
ASUS ROG Zepyurus G15 | RTX 3060 | 1.979kg | 2.570kg |
MSI GF65 Thin 10U | RTX 3060 | 1.931kg | 2.524kg |
エントリークラスのRTX 3050だが性能は高め
GeForce RTX 30シリーズは、同じグラフィックスでも、各機種ごとに設定された最大グラフィックスパワーによって性能が大きく変わります。今回搭載されていたGeForce RTX 3050の最大グラフィックスパワーは、95Wとなっていました。
95Wというのは、GeForce RTX 3050の中では高めの設定で、場合によっては、上位のGeForce RTX 3050 Tiよりも高いベンチマークスコアが出ます。後述しますが、実際のゲームにおいても、割と高めのフレームレートが出ていました。
:レビュー機で計測したスコア
W(ワット)は最大グラフィックスパワー
CPU性能は高い
GeForce RTX 3050のようなエントリー向けグラフィックスを搭載したノートPCの場合、CPUも4コアのCore i7-11375Hや、Core i5のプロセッサーなどのエントリー向けのものを搭載しているケースが多いですが、G-Tune E5は、8コアのCore i7-11800Hを搭載しており、CPU性能が非常に高いです。
GeForce RTX 3050を搭載した製品の場合、ゲームだけ動かすなら、もう少し性能の低いプロセッサーでもいいかなと思いますが、もし動画編集などもしようと思っているなら、このプロセッサーは役に立つと思います。編集作業が快適にできますし、書き出しも速いです。
コア/ スレッド |
Max Boost [GHz] |
Base [GHz] |
Cache | TDP | |
Core i9-11980HK | 8 / 16 | 5.0 | 2.6 - 3.3 | 24MB | 45-65W |
Core i9-11900H | 8 / 16 | 4.9 | 2.1 - 2.5 | 24MB | 35-45W |
Core i7-11800H | 8 / 16 | 4.6 | 1.9 - 2.3 | 24MB | 35-45W |
Core i5-11400H | 6 / 12 | 4.5 | 2.2 - 2.7 | 12MB | 35-45W |
Core i5-11260H | 6 / 12 | 4.4 | 2.1 - 2.6 | 12MB | 35-45W |
Core i7-11370H | 4 / 8 | 4.8 | 3.0 - 3.3 | 12MB | 28-35W |
Core i5-11300H | 4 / 8 | 4.4 | 2.6 - 3.1 | 8MB | 28-35W |
薄型でも十分な放熱性能
薄型ボディのG-Tune E5ですが、背面および側面の合計4方向から放熱することで、ゲーム中のCPU温度およびGPU温度は問題ない範囲に収まっていました。安心してゲームができると思います。
2台のSSDを搭載可能
G-Tune E5は、2台のM.2 SSDを搭載することができ、最大で2TB + 2TBのSSDにカスタマイズすることが可能です。また、ファーストストレージには、PCIe Gen4の高速ストレージにすることもできます。
底面カバーが開けやすかったので、ファーストストレージのみ搭載し、セカンドストレージは自分で増設するのもいいでしょう。ただし、パーツの増設は自己責任でお願いします。
sRGB 100%クラスの液晶を搭載
G-Tune E5は、sRGB 100%クラスのディスプレイを搭載しています。ゲーム映像が色鮮やかですし、画像編集などの用途にも使用できます。ゲームだけでなく多目的にPCを使いたいのであれば、このくらいの色域があったほうがいいと思います。
高リフレッシュレート液晶ではない
ゲーミングノートPCのほとんどは、144Hzや300Hzなどの高リフレッシュレート液晶を搭載していますが、G-Tune E5は、一般的なノートPCと同じ60Hzの液晶を搭載しています。 ここは、ゲーミングノートPCとしては残念なポイントかなと思います。
RTX 3050搭載PCにしては価格がやや高い
G-Tune E5は、8コアのCore i7-11800Hに、色域が広めの液晶を搭載しているので、ある程度価格が高いのは分かります。ただ、税込み18万円台というのは、GeForce RTX 3050のエントリークラスGPU搭載モデルとしては高めです。セールなどで値引きされている日を狙って購入するといいでしょう。セール対象になっていれば、20,000円くらい値引きされると思います。
また、当サイト限定で、税込み130,000円以上のマウスコンピューター製PCを購入すると、5,000円分のAmazonギフト券がもらえます。こちらも活用して、お得に購入して下さい。
ディスプレイのチェック
G-Tune E5のディスプレイは、高リフレッシュレートに対応していないものの、色域は広めで、フリッカーもなく見やすいと思います。なお、当サイトの計測では294cd/m2と普通でした。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約84msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は普通です。ただ、ゲーミングノートPCは50ms以下であることが多いので、ゲーミングノートPCにしては遅延が大きいです。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、2フレーム前まで残像が表示されていました。普通のノートPCも同様なので、本製品の残像は普通と言えます。ただし、ゲーミングノートPCは、残像が少ないケースが多いので、ゲーミングノートPCとしては残像が多いと言えます。
ゲームベンチマーク&フレームレート
G-Tune E5で計測した各ゲームの平均フレームレートは次の通りです。
エントリーグラフィックスの「GeForce RTX 3050」ですが、最大グラフィックスパワーが95Wと高めであったこともあり、割と高めの平均フレームレートです。FF15などの負荷のかかるゲームは、グラフィックス品質設定をやや落とす必要がありますが、FF14クラスの中程度の負荷のゲームであれば、最も高いグラフィックス品質設定でも、60fps以上の平均フレームレートが出ています。
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 96 fps |
標準品質 | 74 fps | |
高品質 | 53 fps |
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低 | 109 fps |
高 | 52 fps | |
ウルトラ | 41 fps |
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最低 | 44282 / 159 fps |
中 | 26701 / 121 fps | |
ウルトラ | 7397 / 63 fps |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最低 | 108 fps |
中 | 82 fps | |
最高 | 63 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 標準(ノート) | 17936 / 145 fps |
高(ノート) | 16010 / 118 fps | |
最高品質 | 13437 / 93 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 標準(ノート) | 19789 / 146 fps |
高(ノート) | 16398 / 117 fps | |
最高品質 | 13456 / 93 fps |
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
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解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最高品質 | 24557(すごく快適) |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
パーツの温度のチェック
ゲーム時のCPU、GPU温度
ファイナルファンタジー15のベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。
CPUおよびGPU温度は、60℃台で推移しており問題ない温度です。安心して長時間、ゲームができるでしょう。
- バランスモード時
- パフォーマンスモード時
静音性のチェック
G-Tune E5の動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音ですが、ゲームをすると、他のゲーミングノートより高め騒音値になります。静音性はそこまで高くはありません。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
やや低めの温度です。不快感なくゲームができるでしょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
普通のノートPCよりは高い消費電力ですが、ゲーミングノートPCの中ではそこまで高くはありません。
外観のチェック
G-Tune E5の外観はご覧のようになっています。狭額ベゼルでスマートなボディです。良い意味で、ゲーミングPCらしい派手さがありません。どこでも使えるPCだと思います。
天板には「G-Tune」のロゴが入っています。
ボディの高さは、20.6mmとなっており、ゲーミングノートとしては比較的薄いです。
電源コネクタやLANポート、HDMIポートなど、抜き差しすることが少ないポートは、背面に集中しており、マウスを持つ手などの邪魔にならないようになっています。
また、抜き差しすることの多いUSBポートやmicro SDカードスロットは側面に配置されています。
液晶が開く最大の角度はご覧の通りです。180度は開きませんが、ここまで開けば、通常の用途なら十分でしょう。
底面の吸気口の形状が、斜めになっており、かっこいいです。
底面カバーは、爪の引っ掛かりが少ないので、開けやすいです。2つの冷却ファンを搭載し、5本のヒートパイプで冷却し、4方向から放熱しています。しっかりとした放熱機構です。
メモリは換装することが出来ます。
M.2スロットは2つあります。
ACアダプターは、150Wとなっています。
その他の情報はこちら
G-Tune E5は、天板のロゴが異なるだけで、DAIV 5Pと同じ製品です。ベンチマークスコアや、キーボードの打ちやすさなどは、DAIV 5Pのレビュー記事をご覧ください。
まとめ
以上が、G-Tune E5のレビューです。
GeForce RTX 3050を搭載したエントリークラスのゲーミングノートPCです。
エントリークラスといっても、最大グラフィックスパワーが高いため、比較的高い平均フレームレートが出ます。
また、性能の高い8コアのCore i7-11800Hに、sRGBカバー率 約100%の広めの色域の液晶を搭載し、クリエイティブな作業にも使えるスペックです。動画編集をするような方にも適しているでしょう。
PC本体の質量が、仕様上では約1.73kg、当サイトの計測値ではさらに軽い1.678kgしかなく、持ち運びに便利です。リビングへ持っていくなど環境を変えてゲームや動画編集をしたり、友人の部屋へPCを持っていってゲームをしたりするケースにもいいでしょう。
ただし、CPU性能が高いとは言え、GeForce RTX 3050搭載のゲーミングノートとしては、価格がやや高めです。マウスコンピューターが開催する「」で、安くなったときを狙って購入するといいと思います。
1.7kg台のRTX3050ゲーミングノート
マウスコンピューター G-Tune E5
特徴
- ゲーミングノートとしては軽量
- RTX 3050は95Wと最大パワーが高め
- 8コアのCore i7-11800Hを搭載
こんなあなたに
- 場所を変えてゲームをしたい方
- ゲームだけでなく、動画編集や画像編集もしたい方
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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