マウスコンピューター m-Book Nの実機レビュー

更新日:2018年3月1日

後継機種が発売されました
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m-Book N (2019年4月発売モデル)

光学ドライブとGeForce MX150を搭載したノートPC

m-Book Nは、Core i7-8550Uに、グラフィックスGeForce MX150を搭載した15.6型のノートPCです。

エントリー向けのグラフィックスを搭載しているので、軽いゲームなら快適に動作します。GPU支援対応アプリを使うときも有用で、ライトに動画編集などを行いたい場合にも適しているでしょう。

また、外部グラフィックスを搭載し、薄型のPCは、光学ドライブを省略しているケースが多いですが、本製品は搭載しており、多くの用途で活用できる製品だと思います。

液晶は、色域は狭いものの、視野角の良い非光沢液晶を搭載しており、作業はしやすいです。

さらに、M.2 SSDと2.5インチストレージのダブルストレージ構成にすることが可能です。

CPU Core i7-8550U
グラフィックス GeForce MX150
Optimus 対応
メモリ 8~32GB
ストレージ M.2 SATA SSD
2.5インチ HDD
[同時搭載可能]
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 非光沢
質量 最大 約2.2kg
バッテリー 約10.1時間
本体サイズ 379.5x249.9x24.5mm
価格 109,800円~(税別)

 

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

  • Core i7-8550U、8GBメモリ、GeForce MX150(2GB)、256GB SSD、1TB HDD

 

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目次

お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。

m-Book Nの特徴

非光沢フルHD液晶とGeForce MX150を搭載

m-Book Nは、15.6型の広視野角な非光沢フルHD液晶に、CPUも最新の第8世代Core i7を搭載しており、パソコンとして非常に扱いやすいスペックです。多くの作業が快適でしょう。

さらに、エントリー向けのグラフィックスGeForce MX150搭載しているので、軽いゲームくらいなら動作します。GPU支援が利用できるアプリを使うときにも有用です。


広視野角な非光沢フルHD液晶とGeForce MX150を搭載

SSD+HDD構成が可能

m-Book Nは、M.2スロットと2.5インチベイがあり、M.2 SSD + HDDなどのダブルストレージ構成が可能です。


SSD+HDD構成が可能

光学ドライブを搭載

最近ではドライブレスなノートPCが増えてきましたが、m-Book Nは光学ドライブを搭載しています。この光学ドライブは、カスタマイズによってBlu-rayドライブに変更することも可能です。

さらに、HDMI、LAN、USB2.0×1、USB3.0×2、マルチカードリーダーと十分なポートも備えています。ただし、USB Type-Cを備えていないので、最近の周辺機器を接続する場合などは注意が必要です。インターフェイスの点では、最新のPCといった感じを受けないかもしれません。


光学ドライブと十分なインターフェース

ライバル機種との比較

m-Book Nと同じくCore i7-8550U、GeForce MX150を搭載した、ほぼ同じスペックのCritea VF-HEKSと比較してみました。スペックを揃えるため、ストレージがSSD 256GB+HDD 1TBのモデルを選択しています。

Critea VF-HEKSは、軽量で持ち運びが便利になっています。

一方、m-Book Nは、光学ドライブを搭載しており、持ち運ぶことがほとんどない場合は、こちらのほうが用途が広がると思います。

価格は、Critea VF-HEKSは、光学ドライブが無く、現在1TB HDDを無料プレゼント中ということもあり安くなっていますが、それを差し引けば、同等の価格になるのではないかと思います。

ライバル機種との比較
  マウスコンピューター
m-Book N
ドスパラ
Critea VF-HEKS
CPU Core i7-8550U
メモリ 8GB
グラフィックス GeForce MX150 / Intel UHD 620
ディスプレイ 15.6 FHD 非光沢
ストレージ SSD 256GB
HDD 1TB
SSD 250GB
HDD 1TB
光学ドライブ DVDマルチ なし
インターフェース USB3.0 x2
USB2.0
HDMI
SDカードリーダー
LAN端子
USB3.0 x2
USB2.0
HDMI
SDカードリーダー
LAN端子
バッテリー駆動時間 約10.1時間 約7.7時間
質量 約2.2kg 約1.83kg
サイズ 379.5x249.9x22.6mm 382x256x23.9mm
価格 119,800円(税別) 109,980円(税別)

ゲームベンチマーク

GeForce MX150を搭載した本機でのゲームベンチマークのチェックです。

なお、グラフィックスドライババージョンは、最新の「391.01」です。

ゲームベンチマークのスコアは下表の通りです。

フルHD(1920x1080)で計測していますが、軽めのゲームであれば問題なく動作します。中程度の重さのゲームに分類されるようなゲームは、フルHD(1920x1080)で動作させるのは難しいです。解像度をHD(1280x720)に下げれば動作するゲームもあります。ヘビーにゲームをするというよりも、ライトにゲームをするような方向けと言えます。

また、メーカーサイトには、Core i7-7700HQ、GeForce MX150の構成のm-Book Kよりも、本機のほうが、PC Mark 8 のベンチマークスコアが高いと書かれていました。そのため、両機種のゲームベンチマークスコアを確認してみましたが、ほとんどのベンチはm-Book Nのスコアのほうが低かったです。その代わり、消費電力はm-Book Nのほうが低いです。

ゲームベンチマーク(解像度設定:1920x1080)
ゲーム一覧 マウスコンピューター
m-Book N
マウスコンピューター
m-Book K
重さの目安 ゲームタイトル グラフィック
品質設定
Core i7-8550U
GeForce MX150
(2GB)
Core i7-7700HQ
GeForce MX150
(2GB)
重いゲーム ファイナルファンタジーXV 軽量品質 2278 (重い) 23 fps
標準品質 1606 (動作困難) 16 fps
高品質
ゴーストリコン ワイルドランズ 29 fps 31 fps
18 fps 19 fps
ウルトラ 5 fps 4 fps
中程度の
重さのゲーム
FF14 紅蓮のリベレーター 標準品質 ★ 7434 (非常に快適) 50 fps 8329 (非常に快適) 56 fps
高品質 ★ 4962 (非常に快適) 33 fps 5471 (とても快適) 36 fps
最高品質 3351 (とても快適) 22 fps 3627 (快適) 24 fps
フォーオナー 47 fps 34 fps
29 fps 23 fps
超高 22 fps 17 fps
STEEP 最低 31 fps 37 fps
19 fps 23 fps
超高 11 fps 14 fps
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 43 fps 48 fps
中品質 28 fps 31 fps
最高品質 12 fps 17 fps
ファークライ プライマル 低い 30 fps 34 fps
高い 23 fps 26 fps
最高 17 fps 19 fps
軽めのゲーム ドラゴンズドグマオンライン
最高品質 5227 (快適) 6502 (快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:6 3424 (標準) 5252 (標準)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 7125 7381
ドラゴンクエストX 最高品質 10358 (すごく快適) 11476 (すごく快適)
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)

 

GPU-Zで確認したGeForce MX150の情報は次の通りです。


GeForce MX150のグラフィックカードのスペック

 

その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。他のPCで計測した結果ではありますが、鉄拳7、バイオハザード7、オーバーウォッチなどのフレームレートについても掲載しています。

PCゲームベンチマーク一覧

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

広視野角の液晶を搭載しています。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや青が強めですが、それほど気になりせん。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は狭いです。画像編集をするなら、もう少し色域が広い液晶のPCのほうがいいかもしれません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは感じられません。


画面拡大

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカー仕様表を確認すると、キーピッチは横約19mm、キーストロークは約1.5mmでノートPCとしては標準的です。キートップはやや湾曲しているので、指のフィット感が良く、比較的打ちやすいキーボードだと思います。


キーボード全体図

キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは比較的軽めの力で押すことができて、普通の押し心地です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUは、Core i7-8550Uを搭載しています。15.6型ノートPCとしては、スタンダードな性能のCPUです。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません

グラフィックス

エントリー向けのGeForce MX150を搭載しています。



グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません

ストレージ

ストレージは、SATA SSDとHDDを搭載可能です。PCIe SSDは選択できません。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

ドスパラ Critea VF-HEKSで計測したベンチマーク

以下、Core i7-8550U、メモリ 8GB、GeForce MX150、256GB SATA SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

CINEBENCH R15
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U
PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-8550U、GeForce MX150(2GB)
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)

※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-8550U、GeForce MX150 2GB
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-8550U
GeForce MX150(2GB)
x265でエンコード (※1) 29分58秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 4分5秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 5
(ストレージの評価)

256GB SSD
CrystalDiskMark 5
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

質量のチェック

m-Book Nの質量は下表の通りです。

質量(当サイトによる計測値)
  質量
PC本体 2,143g
ACアダプター 370g

 

 

 

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