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ファイナルファンタジーXV(FF15)のベンチマークとおすすめPC
ゲームベンチマークである「ファイナルファンタジー15」について、現行のNVIDIA RTXシリーズでのベンチマークスコアを更新しました。また、本作をプレイするためのおすすめのグラフィックス、ゲーミングPCも紹介しています。
目次
はじめに
ベンチマーク
DLSS機能を試す
おすすめPC
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION とは
「ファイナルファンタジーXV」に待望のWindows版が登場!
PC版である「WINDOWS EDITION」では、ネイティブ4K(3840×2160)解像度や、HDR10に対応に加え、リアルな草原の表現を可能にする「NVIDIA Turf Effects」、リアルでふわっとした毛の表現が可能な「NVIDIA Hair Works」、リアルな炎と煙の表現を可能にする「NVIDIA Flow」、はっきりした影の表現を可能にする「NVIDIA Hybrid Frustum Traced Shadows」、リアルな陰影表現を可能にする「NVIDIA VXAO」など、NVIDIA独自のレンダリング技術が数多く実装されおり、家庭用ゲーム機では不可能な、リアルで超高精細な映像表現が可能となりました。
さらにゲームを止めて360°のフリーカメラで超高解像度や多彩なフィルタを適用してスクリーンショットを撮影できる
「NVIDIA Ansel」やゲーム中のシーンを自動で録画してくれる「NVIDIA ShadowPlay Highlights」にも対応しています。これらの機能は無料で公開されているベンチマークからでも試すことができます。
また、本編ではPC版ならではのMODにも公式対応しており、ユーザーが作成したきキャラクターモデルデータを適用して遊ぶこともできます。
「ファイナルファンタジーXV」自体は、スクウェア・エニックス独自の「ルミナスエンジン」を使って開発されていますが、これに「NVIDIA GameWorks」が加わり、PC用に最適化された本作は、完全版と言える「ファイナルファンタジーXV」でしょう。
FF XV WINDOWS EDITION にはこれだけ含まれる
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」を購入するとゲーム本編に加え、下記のコンテンツが全て付いてきます。特に「ファイナルファンタジーXV」ロイヤルパックは、3月6日にPS4/Xbox One用にも発売されるパッケージで、新規マップやファーストパーソンモードなど新たなコンテンツが多数追加されるので、かなり贅沢な内容となっています。
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」はMicrosoftストア、Steam、Originにて3月6日に発売予定です。ストアによってダウンロード版予約特典アイテムも違うようです。
最低動作環境 | |
「ファイナルファンタジーXV」本編 |
「ファイナルファンタジーXV」のゲーム本編です。 |
DLC シーズンパス | コンソール版で配信した6つのダウンロードコンテンツが収録されています。 |
特典アイテム | コンソール版で特典として配布されたアイテムが多数収録されています。 |
「ファイナルファンタジーXV」 ロイヤルパック | ・インソムニア エクストラ マップ ・ファーストパーソンモード ・クルーザーでの後悔、新たな釣り場と料理の解放 ・真・ファントムソード ・FFXV世界の歴史や情報が記されたアイテムの追加 ・レガリア TYPE-D入手&強化クエストの追加 |
ファイナルファンタジーXV(FF15)のベンチマーク
ベンチマークランチャー
2017年2月2日に「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークが公開され、現在はVer 1.3となっています。
PC版であるWINDOWS EDITIONではNative 4K解像度や、HDR10に対応し、NVIDIA AnselやShadowPlay 、Highlights、NVIDIA GameWorksなど、PCならではのグラフィック技術や機能などが盛り込まれた完全版です。
ベンチマークは下記のページの最下からダウンロードすることができ、容量はおよそ3.7GBとなってます。このベンチマークからは自身のPCのパフォーマンスを測定し、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」をプレイできるか確認することができます。
グラフィック設定プリセット
グラフィック設定プリセットは軽量品質、標準品質、高品質の3種類用意されていますが、FF14のベンチマークのように細かいグラフィックオプションは設定できません。各グラフィック設定の詳細は下記の表の通りです。 選択できる画面解像度も1280×720、1920×1080、3840×2160の3つとなっています。HDRをオンにするならWindowsの設定から、NVIDIA AnselはAlt+F2で表示します。ベンチマークの計測時間は約6分30秒となっています。
ベンチマーク終了後はランチャーの「Webで確認」をクリックすると、公式のページから各グラフィックカードの平均スコアと自分のスコア結果を照らし合わせることができます。
軽量品質 |
光の反射計算やアンチエイリアス計算を除いた軽量なグラフィックス設定です。 影解像度が低く、LOD距離、テクスチャ解像度も下がります。 |
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標準品質 | 推奨環境PCでの標準的な品質です。 |
高品質 | NVIDIA Turf Effects/ NVIDIA HairWorks / NVIDIA Flowなどハイエンドグラフィックスの機能が有効になります。影解像度、LOD距離、テクスチャ解像度が上がります。多くのVRAMを持ったグラフィックスボードが必要になります。 |
動作環境(必要スペック)
公式で公開されている動作環境です。
必要動作環境から推奨動作環境、4K HDRでプレイする時の推奨動作環境も公開されています。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | 4K HDR 推奨動作環境 | |
OS |
Windows 7 SP1 Windows 8.1 Windows 10(64bit) |
Windows 7 SP1 Windows 8.1 Windows 10(64bit) |
Windows 10(64bit) Fall Creators update |
CPU | Intel Core i5-2500 AMD FX-6100 |
Intel Core i7-3770 AMD FX-8350 |
Intel Core i7-7700 AMD Ryzen 5 1600X |
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 760 NVIDIA GeForce GTX 1050 AMD Radeon R9 280 |
NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB AMD Radeon RX 480 |
NVIDIA GeForce GTX 1080Ti |
解像度 | 720p | 1080p | 4K(2160p) |
HDD | 100GB以上 | 155GB以上 | |
DirectX | DirectX 11 以上 |
テスト環境
『ファイナルファンタジー15』のベンチマークを実行するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」に、SSDにはPCIe Gen4の「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。また、テストはすべて「高品質」設定で計測しています。
OS | Windows 11(22H2) |
---|---|
CPU | Core i9-13900K |
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
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ベンチマーク結果
現行のNVIDIA RTXシリーズグラフィックスカードで、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークを計測した結果を掲載します。
また、このベンチマークには平均フレームレートなどを表示する機能はありませんが、5桁の数値で表されるスコアの上3桁が平均フレームレートとなっています。つまり、約6000以上のスコアがあれば、平均60 fps以上のフレームレートが出ていることになります。
ベンチマーク結果 New!
高品質設定、各解像度での平均フレームレートは以下の通りです。
フルHD解像度では、RTX 3050のエントリークラスでも平均フレームレートは69 fpsと、かなり快適にプレイできるようです。
WQHD解像度では、RTX 3060のミドルクラスであれば、平均フレームレートは69 fpsと快適にプレイが可能です。
4K解像度では、RTX 4070以上なら平均フレームレートが72 fpsと快適にプレイが可能です。
ファイナルファンタジー 15(DX11)
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---|
1920x1080 | 2560x1440 | 3840x2160 | |
RTX 4090 |
227 fps | 215 fps | 155 fps |
RTX 4080 SUPER |
218 fps | 194 fps | 120 fps |
RTX 4080 |
217 fps | 192 fps | 115 fps |
RTX 4070 Ti SUPER |
208 fps | 169 fps | 101 fps |
RTX 4070 Ti |
202 fps | 157 fps | 89 fps |
RTX 4070 SUPER | 194 fps | 149 fps | 84 fps |
RTX 4070 |
172 fps | 128 fps | 72 fps |
RTX 4060 Ti 8GB |
132 fps | 93 fps | 52 fps |
RTX 4060 | 105 fps | 74 fps | 42 fps |
RTX 3060 | 94 fps | 69 fps | 39 fps |
RTX 3050 | 69 fps | 50 fps | 28 fps |
※灰色のセルはフレームレートが59 fps以下のもの
グラフィック設定による画質の違い
実際のゲーム本編で、低設定と最高設定での画質を比較してみました。見ての通り、テクスチャや影の品質がかなり違います。標準品質でも十分綺麗ですが、4K画質だとかなり違ってきます。
FFXV ベンチマークで「NVIDIA Ansel」を試す
「NVIDIA Ansel」を使用すると、ゲーム中にいつでもカメラを動かして、色彩調整や効果を付けて自由にスクリーンショットを撮影することができます。
起動方法は簡単、ゲーム中に[Alt]+[F2]キーを押すだけ。ゲームの時間が止まり、撮影モードになります。実際にFFXVのベンチマークで試してみました。下の画像はその時のスクリーンショット。左のツールバーが編集メニューとなります。
フィルタータイプはグレースケールやコントラスト、露出具合などを細かく調整できたり、レトロやセピア調などの効果を与えることも可能です。カメラは360°自由に動かすことができ、ズームや回転させることも可能です。ただし、ズームした分だけ処理も重くなって動作が遅くなることもあります。
キャプチャータイプはそのままのスクリーンショットから超解像度、VRのような360°撮影も可能です。高画質なスクリーンショットを撮影するなら超解像度がおすすめですが、容量はかなり大きいです。
この「NVIDIA Ansel」機能は誰でも試すことができるので、NVIDIAのグラフィックカードを使用している方は試してみてはいかがでしょうか。
FFXV ベンチマークでDLSS機能を試す
DLSSとは?
RTXシリーズのTensorコアが生み出す新機能にリアルタイム レイトレーシングとDLSSという機能があります。DLSSとは「Deep Learning Super-Sampling」の略で、アンチエイリアス処理技術のことです。PCゲームをプレイする方なら一度は見たことがある、グラフィック設定にあるアンチエイリアスという項目。これはテクスチャのジャギー(ギザギザ部分)を滑らかに(除去)する技術で、SMAA、TAA、TXAAなどたくさん種類があります。一般的に多くのゲームで活用されているのがTAAです。
このジャギーが滑らかになればなるほど負荷も高くなるのですが、RTXシリーズのDLSSではTAAに比べ、効率良くジャギーを処理できる上、フレームレートも向上し、さらなるパフォーマンスアップが見込めるそうです。
対応予定のゲームは、上記で挙げた「シャドウオブトゥームレイダー」や「ファイナルファンタジーXV」、「ARK: Survival Evolved」、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」などで、現在25タイトルほどが対応予定だそうです。RTXシリーズの登場で、よりリアルな描写が可能になった最新PCゲーム環境、今後どのようなゲームが登場するのか非常に楽しみです。
DLSSに対応したFFXV ベンチマーク
11月17日より、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」が、従来のアンチエイリアス技術からパフォーマンスが向上する「DLSS」に対応しました。下記のページから、DLSSに対応した「Version 1.2」のベンチマークがダウンロードできます。
ベンチマークはグラフィックのプリセット選択画面からカスタムを選択し、NVIDIA DLSSのチェックボックスをONにするだけです。OFFの場合だと従来のTAAアンチエイリアス処理になります。
DLSSとTAAの画質比較
DLSSと通常のベンチマークで適用されるTAAでの画質比較です。NVIDIA公式ではDLSSではグラフィックスがより鮮明になり、ジャギーもさらに減少するそうです。
実際に髪の毛の表現を拡大して比較してみると、ややボケている感じはあるものの、滑らかになり、ジャギーもかなり減少しているように見えます。
画質だけでなくフレームレートまでもが向上するという良いことずくしのDLSS。特に4K解像度でプレイするにはRTXシリーズは最適なグラフィックカードではないでしょうか。
FF15におすすめPC
PC版「ファイナルファンタジーXV」 である「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」をフルHD解像度で、高品質で快適にプレイするなら、エントリークラスのRTX 3050以上を搭載していれば、快適にプレイが可能です。
また、WQHD解像度ではRTX 3060、4K解像度ではRTX 4070以上を搭載していれば、快適にプレイすることができるでしょう。
ただ、これからゲーミングPCを購入するのであれば、先を見据えて最新世代のミドルクラス「RTX 4060」を搭載したゲーミングPCがおすすめです。
下記で紹介するPCは、RTX 4060を搭載することのできる、安価でコストパフォーマンスに優れたおすすめのゲーミングPCです。
構成例 | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB(DDR4-3200) |
価格 | 129,800円(税込) |
Ryzen 5 4500にGeForce RTX 4060を搭載したミドルクラスが12万円台と、コストパフォーマンス抜群のゲーミングPCです。CPUは旧世代のエントリークラスですが、フルHD解像度ならそれほどボトルネックにはならないでしょう。
安価な割には、クロスを形どったフロントパネルに、内部の見えるガラスサイドパネルと、個性的なデザインが特徴です。
また、メッシュパネルと最大6つのファンでエアフロー性能も良く、高負荷時でも静かで、長時間のゲームも集中してプレイすることができます。
マウスコンピューター製PCを13万円以上ご購入の方に、5,000円分のAmazonギフト券をプレゼント!詳細はこちらをご覧下さい。
構成例 | |
---|---|
CPU | Core i5-14400F |
GPU | GeForce RTX 4060 |
価格 | 163,980円(税込) |
GeForce GTX 1650からRTX 4090までの幅広いラインナップを揃えたゲーミングPCです。
価格も比較的安く、人気のシリーズです。メーカー直販サイトには、おすすめランキングも掲載されているので、そちらも参考にするといいでしょう。
ブラックとシルバーのツートンカラーと、フロントパネルのLEDが特徴的なデザインです。ケースは冷却性と機能性に優れています。納期も最短で翌日出荷と早いので、すぐにPCゲームを始めることができます。
構成例 | |
---|---|
CPU | Core i5-14400F |
GPU | GeForce RTX 4060 |
価格 | 149,800円(税込) |
コスパに特化したWEB限定販売のパソコン工房のゲーミングPCです。
例えば、最新のインテル第14世代Core i5-14400Fに、GeForce RTX 4060搭載のミドルクラス構成で約15万円です。
追加オプションでゲーミングモニター、ゲーミングキーボードとマウス、ゲーミングヘッドセットをまとめて購入できるゲーミングスターターキットもあります。
Thermaltakeのミニタワーケースを採用しており、カラーはブラックとホワイトの2色から選択できます。左サイドの強化ガラスパネルはスイングドア式で、内部へのアクセス性も抜群。デザインもゲーミングらしい見た目でかっこいいです。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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