MSI Summit E13 Flip Evoの実機レビュー

更新日:2021年4月30日
CPU Core i7-1185G7
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ 500GB~2TB SSD
液晶サイズ 13.4インチ
液晶種類 1920x1200 光沢 タッチ
質量 約1.35kg
バッテリー 最大 約18時間
価格[税込] 16万円台~
ワンランク高い性能の2 in 1 PC

MSI Summit E13 Flip Evoは、目を引くデザインが特徴的な2 in 1 PCです。

2 in 1 PCとしては、CPU、メモリ、ストレージなどの基本性能がワンランク高く、快適に仕事ができる仕様です。

さらに、比較的色域の広い液晶や、付属のMSI Penを活かした、ライトなクリエイティブ作業も可能です。

なお、モデルによっては英語キーボードになっているため、ご注意下さい。

公式サイトはこちら
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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1185G7、16GBメモリ、512GB NVMe SSD

 

目次

お忙しい方は、「MSI Summit E13 Flip Evoの特徴」のみお読みください。

 

MSI Summit E13 Flip Evoの特徴

デザイン性の高いビジネスPC

MSI Summit E13 Flip Evoは、デザイン性の高さと、清潔感のあるボディカラーが特徴的です。

ボディカラーはピュアホワイトで、明るくライトなイメージです。側面はシルバーになっており、閉じた状態もかっこいいです。デザイン系の仕事など、イメージを重視する方の仕事用ノートPCにもよさそうです。

削り出しアルミボディは、質感が高く、アメリカのMIL-STD-810Gにも適合しており、堅牢性の面でも安心感があります。

 なお、ピュアホワイトのモデルの他に、インブラックのカラーのモデルもあります。

細部にもこだわったデザイン

 

なお、MSI Summit E13 Flip Evoは、MSIのビジネスPCとしては初のコンバーチブル型となっています。使用するシーンに合わせて、変形することができます。

用途に合わせて変形可能

 

高めの基本性能で快適動作が可能

MSI Summit E13 Flip Evoは、ただかっこいいだけのノートPCではありません。Tiger Lake-UP3の最上位の第11世代Core i7-1185G7(cTDP-up 28W)を搭載しています。さらに、メモリはLPDDR4-4266、ストレージにはPCIe Gen4対応SSDを搭載しており、基本性能の高い仕様となっています。

基本性能が高い

 

アスペクト比16:10で色域広めの液晶を搭載

MSI Summit E13 Flip Evoは、最近多くなってきたアスペクト比16:10の1920x1200の液晶を搭載しています。一般的なFHD液晶よりも、縦方向に少し広くなっており、縦スクロールして使用することが多い、ウェブブラウザやOfficeソフトが使いやすいです。

さらに、当サイト計測でsRGBカバー率99.8%と色域も広めで、ウェブコンテンツに使用する写真や動画の編集といった、ちょっとしたクリエイティブワークにも使用できます。

なお、メーカー仕様ではグレア(光沢)液晶と表示されていますが、実機を確認するとハーフグレアに近い感じで、映り込みがやや抑えられています。

アスペクト比16:10で、色域も広めの液晶

 

MSI Penを同梱

MSI Summit E13 Flip Evoには、MSI Penというアクティブペンが付属します。

MSI Penを同梱

 

MSI Penは、4096段階の筆圧感度と、傾き検知に対応したMPP 2.0ペンです。ペンはUSB-Cで充電することができ、最大65時間の使用が可能となっています。ゆっくりと直線を引くと、ジッターが発生するものの、割と描きやすいと思います。

ビジネスPCとして、手書きメモ、ドキュメントへの手書きサインなどに使用できるのに加えて、スケッチや、ちょっと本格的な描画にも使用できそうです。

傾き検知にも対応し、お絵描きもしやすい

 

MSI Penは、下の画像のように、本体のサイドの部分に磁石で吸着します。結構強めにくっつくので、そのままカバンに入れて持ち運ぶこともできそうです。

MSI Penは本体サイドに磁石でくっつく

 

13インチクラスとしてはやや重めの質量

MSI Summit E13 Flip Evoは、質量が約1.35kgあります。十分持ち運べる質量ではあるものの、同じ13インチクラスのコンバーチブル型ノートPCと比較すると、そこまで軽いわけではありません。

13インチクラスのコンバーチブル型PCの「質量」比較
※いずれもメーカー公表値です。構成によってはこれより重くなることもあります。

 

70Whの大容量バッテリーを搭載

MSI Summit E13 Flip Evoは、重めの質量ではあるものの、上の比較グラフを見ても分かるように、バッテリーには、13インチクラスとしてはかなり大容量となる70Whバッテリーを搭載しています。

そのため、処理性能が高めのCore i7-1185G7を搭載しつつも、メーカー仕様値で最大約18時間と長めのバッテリー駆動が可能です。

大容量バッテリーを搭載

 

ストレージのカスタマイズが可能

MSI Summit E13 Flip Evoは、パソコンショップアークであれば、ストレージのカスタマイズが可能で、最大2TB SSDを選択することができます。ただし、デフォルトでPCIe4.0接続の高速なSSDを搭載していますが、カスタマイズできるSSDには、PCIe3.0接続のものも多いのでご注意下さい。

なお、購入後に自己責任でSSDの換装を行うこともできるかもしれませんが、MSIの製品は、底面のネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られており、これを破ると保証が受けられなくなります。MSIのノートPCには、せっかく2年のメーカー保証が付いているので、購入時に余裕を持ったストレージ容量を選択しておく方がいいと思います。

ストレージのカスタマイズが可能

 

Wi-Fi 6E対応

MSI Summit E13 Flip Evoの無線規格は、最新のWi-Fi 6Eに対応しています。

このWi-Fi 6Eとは、最近の主流となっているWi-Fi 6を、6GHz帯に拡張した規格です。混雑に強く、より高速な通信が期待できます。現状、まだ対応ルーターは普及していませんが、先を見据えると、最新の無線規格に対応しているのは、メリットとなるかもしれません。

Wi-Fi 6E対応

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
アスペクト比16:10の作業しやすい液晶を搭載し、スペックも十分です。快適に使用できるでしょう。
オンライン会議 ○+ 低ノイズウェブカメラを備えており、比較的クリアな映像を送ることができました。オンライン会議も快適に行えます。
動画鑑賞 ディスプレイの表示が綺麗で、比較的スピーカー音もいいので、動画鑑賞は快適です。
RAW現像
画像編集
CPU性能も高めで、色域がsRGBカバー率 99.8%と比較的広いので、RAW現像や画像編集にも使えるでしょう。
動画編集 液晶の色域も比較的広めで、グラフィックスもCPU内蔵としては高めの性能なので、FHD動画の編集であれば、そこそこ快適に対応できます。ただ、本格的な動画編集を行う場合は、外部グラフィックスを搭載した機種の方がいいでしょう。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

MSI Summit E13 Flip Evoのディスプレイのチェックです。

パネルは、「LQ134N1JW53」でした。タッチパネル液晶は電極線が見えて気になることが多いですが、この製品はそれが見えにくいです。色域も広めで、発色もよく、作業がしやすい液晶だと思います。最大輝度は、当サイトの計測では524cd/m2と高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.8%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

メーカー公式サイトでは光沢(グレア)液晶とありますが、実物を見るとハーフグレアに近いです。画面への映り込みはありますが、やや抑えられています。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

MSI Summit E13 Flip Evoのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:19mmです。キーストロークは約1.4mmです。キートップはわずかに湾曲しています。キーの押しやすさは普通です。

本製品は、日本語キーボードと英語キーボードのモデルがあります。今回は英語キーボードのモデルです。

英語キーボードに日本語配列を割り当てるのと、キーの表示と、実際に入力される文字が異なるものが多く操作しにくいです。例えば、「@」を入力したい場合、「Shift」+「2」ではなく、「P」の右の「[」キーを押すことになります。日本語キーボードに慣れている方は、素直に日本語キーボードのモデルを購入したほうがいいと思います。

タッチパッドの操作性は普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

MSI Summit E13 Flip Evoでは、MSI Centerで動作モードを変更することができます。用意されているのは、下の画像にある4つのモードです。ここでは、標準モードの「Balanced」と、パフォーマンス優先の「High Performance」の2つモードで計測を行いました。

MSI Center
※画像をクリックすると拡大できます

 

今回、Core i7-1185G7を搭載していますが、Balancedモード時と、High Performanceモード時のPL1は、次のようになっています。

Balanced
High Performance

 

CPU

MSI Summit E13 Flip Evoは、Tiger Lake UP3の最上位となるCore i7-1185G7を搭載しています。

CINEBENCH R23のマルチコアの結果では、別機種で計測した同じCore i7-1185G7のスコアには及びませんでしたが、Core i7-1165G7を超えるスコアが出ていました。シングルコアのスコアも、高めです。

ビジネスの様々なシーンで、快適に使用できる処理性能を備えていると思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1185G7
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13380
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 10139
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Core i7-1185G7 6229
5519 [High Performance]
5186 [Balanced]
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
1449 [High Performance]
1436 [Balanced]
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Core i7-10870H 1245
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 7 4700U 1214
Core i7-10870H 1176
Ryzen 5 4500U 1142
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはLPDDR4X-4266で高速です。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
53.84GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックス性能は、下図の通りです。メモリに速度の速いLPDDR4X-4266を搭載しているため、CPU内蔵グラフィックスとしては高めのスコアが出ています。

エントリークラスの外部グラフィックスである、GeForce MX330を大きく上回るスコアが出ており、ちょっとした動画編集も行えます。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1185G7
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1185G7
メモリLPDDR4X-4266
22437 [High Performance]
20146 [Balanced]
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4対応のSSDを搭載しており、非常に高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
4995
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は普通です。ただし、トレー式なので、microSDカードの抜き差しがしにくいです。ディスク容量を増設する目的で使用するならいいですが、データの受け渡しのために使用するのには適していません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

性能の高いCPUを搭載しているため、書き出しは速いです。輝度、彩度、傾きなどの変更をしても、すぐに反映されます。

Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
77秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Apple M1 (Rosetta 2)
16GBメモリ
80秒 (MacBook Pro 13 M1)
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

比較的重い機能を実行しました。AIを使ったニューラルフィルター処理や新機能のスーパー解像度は、GeForce RTXシリーズなどを搭載していないと時間がかかってしまいますが、一般的な画像編集であれば、快適に動作します。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分50秒
ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約11秒
スーパー解像度 約29秒
コンテンツに応じた塗りつぶし 約5秒
被写体を選択 約3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHD動画は短時間で書き出しできました。一般的なFHD動画の編集であれば、快適にこなせます。4K動画の書き出しも、外部グラフィックスを搭載しない機種としては速かったです。4K動画の編集も、凝ったものでなければ、そこそこ対応できると思います。

4K動画の書き出し
Core i7-10750H
RTX 2060
4分51秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 16GB
4分55秒
Core i7-10870H
RTX 3070
5分15秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
10分52秒
Apple M1 (Rosetta 2) 11分3秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
20分00秒
Core i7-1160G7
Intel Iris Xe
21分19秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
27分23秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分14秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分6秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 4700U
Radeon Graphics
5分5秒
Ryzen 5 4500U
Radeon Graphics
5分57秒
Core i7-1160G7
Intel Iris Xe
6分14秒
Ryzen 3 4300U
Radeon Graphics
6分44秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
7分41秒
Core i5-1035G4
Intel Iris Plus
7分43秒
Core i7-10510U
Intel UHD
16分54秒
※FHD/30p動画(約10分)に対して、上と同様にして書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードは、Core i7-1165G7よりも速いものの、やや時間がかかりました。

Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Core i7-10875H 10分44秒
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1185G7 22分15秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i5-1135G7 26分03秒
Core i7-1160G7 27分45秒
Core i7-10510U 28分32秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

左側面の2つのUSB-Cポートは、Thunderbolt 4に対応しており、出力の小さい18W充電器以外は、今回試した機器を使用することができました。

外出時は、ある程度の出力がある小型のUSB-Cアダプターをカバンに入れておくと安心だと思います。

なお、右側面のUSB-Cポートは、Thunderbolt、Power Delivery、映像出力に対応していないので、ご注意ください。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートは搭載されていません。

 

質量のチェック

MSI Summit E13 Flip Evoの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.35kg」とあります。当サイトの計測値は下表の通りで、ほぼ仕様値と同じでした。13インチクラスのモバイルPCとしてはやや重い質量です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.332kg
ACアダプター+電源ケーブル 323.9g

 

バッテリー駆動時間のチェック

MSI Summit E13 Flip Evoのバッテリー駆動時間のチェックです。

仕様表によると、バッテリー容量は70Whです。

バッテリー駆動時間は下の通りです。70Whの大容量バッテリーを搭載しているため、比較的長いバッテリー駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大18時間
(2) PCMark 10 Modern Office 11時間52分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 3時間27分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードはデフォルトのBalancedモード
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

急速充電に対応しており、メーカーによると、1時間の充電で約70%までの充電が可能となっています。当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りでした。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
68%(約47Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「Balanced」モードでは、安定時のCPU電力は20W台前半で推移しています。CPU温度は、ほぼ80℃台で変動しており、やや高めの温度です。

「High Performance」モードでは、CPU電力は徐々に下がっていき、約28Wで安定しています。ただし、CPU温度は98℃近くに張り付いており、かなり高めです。

ボディが薄いため、どうしても放熱性能は下がります。基本的には「Balanced」モードで使用した方がいいと思います。

  • Blanced時
  • High Performance時
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

MSI Summit E13 Flip Evoの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかっても、やや低めの騒音値でした。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高負荷時は、キーボード面の上部が熱くなります。パームレストの部分もやや温度が上がり、少し熱く感じます。また、底面はかなり熱くなるので、膝の上に置いて作業をする場合は、火傷に気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

Tiger Lake-UP3としては性能が高いCore i7-1185G7を搭載しているため、高負荷時はやや高めの消費電力となります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

MSI Summit E13 Flip Evoの外観のチェックです。

液晶ベゼルなどのブラックの部分と、ピュアホワイトのボディがコントラストをなしていて、かっこいいです。

CNC加工による削り出しアルミボディを採用しており、デザイン性だけでなく、質感も高く、上品なイメージです。

 

天板です。MSIのロゴマークが入っています。

 

スピーカーは底面の左右に配置されています。音質は比較的良いです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

92万画素の低ノイズウェブカメラを搭載しています。画質は普通ですが、明るめで、ノイズを抑えた映像を送ることができます。また、顔認証機能にも対応しており、Windows Helloの顔認証を使用できます。

また、右側面には、ウェブカメラのON/OFFスイッチがあり、カメラを使用出来なくすることも可能です。

 

パームレスト部分には、指紋認証リーダーも備えています。

 

側面のポート類です。右側面には、USB-C(データ転送のみ対応)、microSDカードリーダー、左側面には、USB3.2、USB-C(Thunderbolt 4対応、Power Delivery、DisplayPort対応)x2を備えています。HDMIポート等は搭載しておらず、インターフェイスはやや限定的です。

 

360°回転するヒンジを備えており、下の画像のように使用する場所や、用途に合わせて自在に変形することができます。

 

底面はネジが少なく、シンプルな見た目です。

 

ACアダプターは65Wです。本体は比較的コンパクトなのですが、コンセント側のケーブルがやや太いのが残念です。

 

まとめ

以上が、MSI Summit E13 Flip Evoのレビューです。

高い質感、デザイン性のよいボディ、ピュアホワイトの爽やかなカラーのカッコよさが目立つコンバーチブル型PCです。

外見だけでなく、仕事を快適にこなせるように、スペックも高めです。Core i7-1185G7を搭載し、一般的なノートPCよりやや高めの、処理性能、グラフィックス性能を備えています。

液晶は、アスペクト比16:10で、sRGBカバー率99.8%(当サイト計測)と色域も比較的広く、作業がしやすいです。同梱されているMSI Penも使いやすく、これらを活用して、ライトなクリエイティブ作業も快適に行えます。

会社でも、外回りでも、自宅でのテレワークでも、快適に使うことができるでしょう。

モバイルノートとしては、質量はやや重いですが、その分、大容量バッテリーを搭載しているので、軽さにこだわるのでなければ、妥協できる範囲だと思います。

いくつかモデルがありますが、英語キーボードになっているモデルがあります。日本語キーボードのほうがいい方は注意してください。

 

ワンランク高い性能の2 in 1 PC

MSI Summit E13 Flip Evo

特徴

  • 高性能CPU Core i7-1185G7を搭載
  • 色域広めの16:10の液晶
  • かっこいいボディ

こんなあなたに

  • 写真・動画のライトな編集もしたい方
  • 質感の高いPCが欲しい方
  • 価格16万円台~[税込]
公式サイトはこちら

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