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マウス LUV MACHINES Slimの実機レビュー
スリムで拡張がしやすいゲームPC
LUV MACHINES Slimは、スリムタワーケースを採用しつつ、高性能な第8世代インテルCPUなどを搭載した、デスクトップパソコンです。
「CPUパワーが必要なのでデスクトップPCが欲しいけど、大きいPCは嫌だ」といった方に適しています。
グラフィックカードについては、高性能なものは選択できませんが、GeForce GTX 1050なら選択可能です。フロント面には吸気ファンを搭載しており、カードに直接送風できるので、スリムタワーでも熱の心配がありません。
ストレージは、M.2 SSD + SSD + HDDといった構成が可能です。
国内生産や24時間電話サポートなど、スペックには表れない点にも、魅力的な部分があります。
CPU | インテル Coffee Lake AMD Ryzen AMD Aシリーズ など |
GPU | インテル UHD 630 / GeForce GTX 1050 / Radeon R5~ Radeon Vega11 |
価格 | 4万円台(税込)~ |
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。本レビューで用いたモデルは、次のようなパーツ構成になっています。
なお、GTX 1050搭載機は、現行モデルとチップセットが異なるので、ベンチマークスコア等が現行機と異なる可能性があります。
- Core i7-8700、GeForce GTX 1050 2GB、32GBメモリ、480GB SSD+2TB HDD、Z370チップセット
- Core i7-8700、インテル UHD 630、8GBメモリ、240GB SSD+2TB HDD、B360チップセット
このページをご覧の方だけに
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目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 LUV MACHINES Slimの特徴 | |
2 ゲームベンチマーク | 3 パフォーマンスのチェック |
4 静音性のチェック | 5 パーツの温度のチェック |
6 消費電力のチェック | 7 外観のチェック |
8 ケースの内部のチェック | 9 まとめ |
LUV MACHINES Slimの特徴
スリムタワー採用で省スペース
LUV MACHINES Slimは、横幅が約10cmのスリムタワーケースを採用し、ミドルタワーケースと比べると、非常に省スペースです。スリムでも、CPUには第8世代のCore i7-8700などを搭載可能で、処理性能も十分です。
省スペースなPCが欲しければ、ノートパソコンを購入するのが一番ですが、「ノートPCのCPUでは物足りない」、「大きな液晶を使いたい」といった方に、LUV MACHINES Slimは最適だと思います。
ミドルタワーケースとスリムケースの比較
フロント吸気ファンを搭載
スリムタワーPCの場合、設計上フロントファンはない場合がほとんどですが、本製品はフロント側に吸気ファンを搭載しているため、グラフィックカードを搭載していても、冷却性は安心です。
またこのフロントファンには指で簡単に引き抜くことができる、ほこりフィルターが搭載されており、メンテナンス性も高いです。
スリムタワーでもフロントファンを搭載
フィルター付きでメンテナンスが楽
スリムタワーでも十分なストレージ数を搭載可能
本製品はスリムタワーでありながら、上部に2.5インチシャドウベイが2基、下部に3.5インチシャドウベイを2基搭載しており、計4台のSSD or HDDを搭載することが可能です。また、マザーボードにM.2 SSDスロットも搭載し、ストレージは十分な数を搭載可能です。
2.5型ドライブ x2
3.5型ドライブ x2
M.2 SSDスロット
ラインナップ
LUV MACHINESのラインナップは下図の通りです(2018年5月24日現在)。
いくつか種類がありますが、専用グラフィックスを搭載するならiGS410シリーズ、搭載しないならiHS410シリーズがおすすめです。
ラインナップ
(マウスコンピューターサイトより抜粋)
サポートも安心
「マウスコンピューター」は、富士通やNECほどの知名度は無いため、不安に思う方もいるかもしれませんが、サポート内容は充実しており、安心して使えると思います。
まず、24時間365日対応可能な電話サポートが標準でついてきます。対応してくれるのは日本人です。
24時間365日電話サポートが標準でついてくる
また、「安心パックサービス」というのに加入すると、下のようなサービスを受けられます。このサービス内容でも、1年保証ならわずか3,000円の追加料金です。
ゲームベンチマーク
マウスコンピューター LUV MACHINES Slimで計測したゲームベンチマークを掲載します。
本製品はスリムタワーでありながら、GeForce GTX 1050のグラフィックカードを搭載できます。LowProfileというサイズの小さいグラフィックカードになりますが、LowProfileだからといって、フルサイズのカードより性能が落ちるということはありません。
なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「391.24」です。ドライバーのバージョンを最新のものにするとスコアも向上する可能性があります。
本製品に搭載されているGeForce GTX 1050は、GeForce GTX 10シリーズの中ではエントリー向けとなるグラフィックスですが、"中"程度のグラフィックス品質なら、60fps前後になるゲームが多いです。「重いゲーム」に分類したゲームでも"低"設定なら60fpsを越えるものもあり、グラフィック品質設定を低めにすれば大体のゲームはできるでしょう。
ゲーム一覧 | LUV MACHINES Slim | |||
重さの目安 | ゲームタイトル | グラフィック品質設定 | Core i7-8700 GeForce GTX 1050(2GB) |
|
重いゲーム | ファイナルファンタジーXV | 軽量品質 | 4391 (普通) 43 fps | |
標準品質 | 3276 (普通) 32 fps | |||
高品質 | 1995(動作困難) 19 fps | |||
ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 66 fps | ||
高 | 39 fps | |||
ウルトラ | 18 fps | |||
中程度の 重さのゲーム |
FF14 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 16172 / 109 fps | |
高品質 ★ | 8483 / 57 fps | |||
最高品質 | 7154 / 48 fps | |||
フォーオナー | 低 | 98 fps | ||
高 | 61 fps | |||
超高 | 45 fps | |||
STEEP | 最低 | 69 fps | ||
高 | 47 fps | |||
超高 | 32 fps | |||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 93 fps | ||
中品質 | 59 fps | |||
最高品質 | 38 fps | |||
ファークライ プライマル | 低い | 69 fps | ||
高い | 52 fps | |||
最高 | 39 fps | |||
軽めのゲーム | ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 12737 (とても快適) | |
PSO2 EP4 | 描画:6 | 18197 (快適) | ||
モンハンF 第三弾(大討伐) | ― | 15834 | ||
ドラゴンクエストX | 最高品質 | 20895 (すごく快適) | ||
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) |
GeForce GTX 1050 2GBをGPU-Zで確認したGPUの情報は次の通りです。
GeForce GTX 1050 2GB
その他のグラフィックスのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUの選び方
2018年5月24日現在、選択できる代表的なCPUは下図の通りです。筆者の独自判断ではありますが、図中に選び方の目安を記載しているので、参考にして下さい。
このパソコンを選ぶような層におすすめなのは、コスパの高いCore i5-8400です。より高性能なCPUを求めるなら、Core i7-8700もいいと思います。
CPU性能の目安(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
グラフィックスの選び方
iGS410のみ、GeForce GTX 1050を選択可能です。ライトにゲームをしたい方、GPU支援対応アプリを使いたい方、トリプルディスプレイ以上にしたい方などにおすすめです。
グラフィックス性能の目安(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージの選び方
ストレージは、下のようなパーツを選択可能です。
ストレージ性能の目安(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
実機で計測したベンチマーク
以下、本機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
追記:ベンチマーク結果の掲載漏れがあったので追加しました。Core i7-8700、GeForce GTX 1050 2GBのときのほうがCPU関連のスコアがかなり良くなっています。確認できていなかったのですが、CPUクロックが高めに推移していたのかもしれません。また、メモリ容量が多い点、チップセットがZ370である点も関係しているのかもしれません。
(CPU&GPU性能の評価)
Core i7-8700、GeForce GTX 1050 2GB
Core i7-8700、インテル UHD 630
(CPU性能の評価)
Core i7-8700、GeForce GTX 1050 2GB
Core i7-8700、インテル UHD 630
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Core i7-8700、GeForce GTX 1050 2GB
Core i7-8700、インテル UHD 630
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Core i7-8700、GeForce GTX 1050 2GB
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-8700 GTX 1050 |
Core i7-8700 インテル UHD 630 |
|
---|---|---|
x265でエンコード (※1) | 11分11秒 | 13分59秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分04秒 | ― |
QSVでエンコード (※3) | ― | 3分29秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
左:480GB SSD、右:240GB SSD
(SDカードスロットの評価)
UHS-Ⅰ対応カード