【MHW】モンスターハンター:ワールドのベンチマークとおすすめPC

更新日:2019年1月20日

執筆:ゲーム記事担当"つむじ"

2019.1.20「GeForce RTX 2060」でのベンチマークスコアを追記

目次

「モンスターハンター:ワールド」のPC版がついに発売!

モンスターハンター:ワールドがPCでも楽しめる!

PS4版で既に発売されており、全世界で800万本も売り上げた『モンスターハンター:ワールド』が、8月10日ついにPC版でも発売となりました。それも完全日本語版です。STEAMでの配信直後の同時接続数は、およそ24万人近くを記録するなど、全世界での人気ぶりは凄まじいです。

内容はPS4と全く同じですが、グラフィック設定が細かく変更できたり、フレームレート制限なしだったり、垂直同期をオフにできたりと、PC版ならではの恩恵が詰まっております。何よりロードが速くなったのは、かなりの異変ではないでしょうか。

筆者のようにPS4版でプレイ済みでも、PC版でもう一度プレイし直すというPCゲーマーの方も多いと思います。

そんなPC版 『モンスターハンター:ワールド』ですが、一体PS4版とどこが違うのか、詳しく見ていきます。

PC版 『モンスターハンター:ワールド』はSTEAMより配信中です。

参考リンク

公式サイトはこちら PC版 『モンスターハンター:ワールド』
STEAMストアページはこちら

『モンスターハンター:ワールド』 Steam版(PC)アナウンストレーラー

PC版の「モンスターハンター:ワールド」はここが違う!

価格が違う

下の表を見てもらえればわかりますが、PS4版の『モンスターハンター:ワールド』の発売当初はとてつもない価格でした。現在はベストプライス版となり、価格は下がっています。

STEAM版も、PS4版の発売当初の価格に比べるとかなり安いですが、現在のPS4版と比べるとやや割高になっています。
これを安く感じるか、高く感じるかはあなた次第です。

STEAM版(PC版)の価格
通常版 デジタルデラックス版
5,546円+税 6,519円+税
STEAM ストアページより
PS4版の価格
  パッケージ版 ダウンロード版 デジタルデラックス版
発売当時
8,980円+税 8,315円+税 9,241円+税
現在 (2018/8/11) 4,990円+税 4,620円+税 5,546円+税
公式ページより抜粋

 


グラフィック設定を細かく調整できる!4K解像度にも対応!

PC版の旨味と言えばやはりこれです。グラフィック設定を自由に調整できること。3840×2160の4K解像度にも対応していますし、垂直同期を切ることによって表示遅延を抑え、操作性も向上します。

フレームレートは30fps制限、60fps制限、制限なしで選択できます。PS4版とは違い、常時60fpsでプレイできるのも大きいですが、120fpsで安定するならば、120Hz駆動のモニターで滑らかな映像で楽しむことも可能です。

PC版でのグラフィック設定画面

マウス&キーボード操作にも対応

PC版ならもちろんマウス&キーボード操作にも対応しています。XboxコントローラーやPS4コントローラーにも対応しています。ボタン表示はXBOX準拠の表示となりますが、決定ボタンはBボタンかAボタンかで選択することができます。

コントローラーが反応しないという方は、STEAMの設定画面から、コントローラーを選択し、一般コントローラー設定と進み、「PlayStation 設定サポート」と「Xbox 設定サポート」のチェックボックスにチェックを入れてみてください。

それでも動作しないという場合は、他のコントローラーが接続されていないか調べたり、frapsなどの外部ツールを切ってみたりしょう。

操作方法はゲームパッドとキーボードで選べる

SSDだとロードが爆速

「モンハンワールド」でのマップは、エリア移動の際に読み込みのないシームレスになっています。ただし、クエストを受注してからクエスト開始するまでに読み込みがあり、これがPS4版では控えめに言っても長いのです。

ところが読み込みの速いSSDを搭載したPCだと、下記の動画のように、驚くほど速くなります。PS4版をプレイしている方なら、この速さの素晴らしさがわかると思います。

ちなみにこの動画ではSATA接続のSSDでしたが、これより読み込みが速いPCIe接続のM.2 SSDでも試したところ、ロード時間はほとんど変わりませんでした。スペックや環境にもよりますが、これが限界なのかもしれません。

SSDでロード時間を短縮

モンスターハンター:ワールドの動作環境(スペック)

動作環境(必要スペック)

公式で公開されている動作環境です。

最低動作環境では、グラフィックカードにはVRAM 2GB以上が必要になります。

推奨動作環境ではNVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)で、高設定をフルHDの1080p/30fpsでプレイ可能ということなので、60fpsで最高設定を快適にプレイするとなると、それ以上の性能のグラフィックカードが必要になります。負荷の高いゲームであることが分かります。

動作環境
  最低動作環境 推奨動作環境
OS
WINDOWS 7, 8, 8.1, 10 (64-BIT 必須)
CPU Intel Core i5-4460
AMD FX-6300
Intel Core i7 3770
Intel Core i3 8350
AMD Ryzen 5 1500X
メモリ 8GB
ストレージ 20GB以上の空きが必要
グラフィック NVIDIA GeForce GTX 760 (2GB以上)
AMD Radeon R7 260x (2GB以上)
NVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)
AMD Radeon RX 570 (4GB)
解像度 グラフィック「低」設定で
1080p/30fpsのゲームプレイが可能
グラフィック設定「高」で
1080p/30fpsのゲームプレイが可能

 

グラフィック設定画面

グラフィック設定画面は、今のところ、公式ページでも公開されている下記の画像の通りとなります。
前述の通り、細かいグラフィック品質から、垂直同期のオン/オフ、4K解像度にも対応しています。

グラフィック設定画面

モンスターハンター:ワールドのベンチマーク結果

各グラフィックカードでの、「モンスターハンター:ワールド(モンハン)」のベンチマークスコアです。

モンスターハンター:ワールドの負荷は高いです。また、オープンワールドなので、フレームレートの振れ幅が大きいです。調査拠点で80fps以上あっても、大型モンスターと対峙すると、60fps前後まで落ち込んだりもします。

モンスターハンター:ワールドのベンチマークスコアの計測方法ですが、本作では大型モンスターを討伐することがメインのゲーム内容。時には大型モンスター2体が同時に出くわすこともあります。調査拠点で60fpsを越えていても、肝心の討伐クエストで60fpsを割っていては意味がありません。

ということで、平均フレームレートの計測には大型モンスター「アンジャナフ」討伐時の平均フレームレートを計測しました。マップは古代樹の森となっています。グラフィック設定はプリセットで用意されている低、中、高、最高の4つの設定で計測しています。

おそらくこの平均フレームレートが60を越えていれば、どのクエストでも快適にプレイできると思います。

 

デスクトップパソコン(1920×1080) のベンチマーク結果

フルHD(解像度:1920×1080)での各グラフィックカードのスコアです。負荷が高くなるのは中設定からで、低設定ならGTX 1050でも動作します。。GeForce GTX 1070以上なら、最高設定でも快適に動作します。

GeForce GTX 10シリーズ
(解像度:1920×1080)
  GeForce
GTX 1060 (6GB)
GeForce
GTX 1060 (3GB)
GeForce
GTX 1050Ti
GeForce
GTX 1050
低設定
113 fps 113 fps 80 fps 73 fps
中設定 65 fps 59 fps 38 fps 35 fps
高設定 59 fps 54 fps 34 fps 33 fps
最高設定 43 fps 40 fps 21 fps 21 fps
  GeForce
GTX 1080Ti
GeForce
GTX 1080
GeForce
GTX 1070Ti
GeForce
GTX 1070
低設定
118 fps 115 fps 113 fps 113 fps
中設定 110 fps 98 fps 96 fps 87 fps
高設定 108 fps 90 fps 88 fps 80 fps
最高設定 90 fps 70 fps 69 fps 60 fps
GeForce RTX 20シリーズ
(解像度:1920×1080)
  GeForce
RTX 2080Ti
GeForce
RTX 2080
GeForce
RTX 2070
GeForce
RTX 2060
低設定
139 fps 140 fps 138 fps 132 fps
中設定 127 fps 128 fps 119 fps 100 fps
高設定 125 fps 126 fps 110 fps 93 fps
最高設定 115 fps 100 fps 82 fps 69 fps
※ピンク色のセルは、平均フレームレートが60fps以上
※使用したPC:サイコム G-Master Spear Z370

 

デスクトップパソコン(3840×2160) のベンチマーク結果

4K(解像度:3840×2160)のスコアは次の通りです。GeForce GTX 1070以上のカードで計測しています。4Kでの負荷は凄まじく、中設定以上でプレイするにはRTX 2080Tiが必要になってきます。

GeForce GTX 10シリーズ
(解像度:3840×2160)
  GeForce
GTX 1080Ti
GeForce
GTX 1080
GeForce
GTX 1070Ti
GeForce
GTX 1070
低設定
112 fps 89 fps 85 fps 76 fps
中設定 51 fps 35 fps 34 fps 33 fps
高設定 45 fps 34 fps 33 fps 32 fps
最高設定 32 fps 23 fps 22 fps 19 fps
GeForce RTX 20シリーズ
(解像度:3840×2160)
  GeForce
RTX 2080Ti
GeForce
RTX 2080
GeForce
RTX 2070
GeForce
RTX 2060
低設定
135 fps 126 fps 103 fps 82 fps
中設定 70 fps 55 fps 44 fps 35 fps
高設定 63 fps 50 fps 40 fps 32 fps
最高設定 46 fps 35 fps 28 fps 23 fps
※同上

 

ノートパソコンのベンチマーク結果

フルHD(解像度:1920×1080)でのノートパソコンでのスコアです。画質は落ちますが、低設定ならGTX 1050Tiでも快適に動作します。GTX 1070以上なら高設定以上で快適にプレイできると思います。

GeForce GTX 10シリーズ
(解像度:1920×1080)
  GeForce
GTX 1070
GeForce
GTX 1060 (6GB)
GeForce
GTX 1050Ti
使用したPC デル ALIENWARE 15 デル ALIENWARE 17 GALLERIA GKF1050TNF
低設定
80 fps 78 fps 76 fps
中設定 64 fps 58 fps 38 fps
高設定 62 fps 53 fps 34 fps
最高設定 57 fps 39 fps 24 fps
※ピンク色のセルは、平均フレームレートが60fps以上

 

グラフィック設定による画質の違い

グラフィック設定『低』と『最高設定』の画質比較です。個人的な感想ですが、PC版の最高設定は、PS4版と比べて綺麗にはなっていますが、驚くほど綺麗になったというわけではありません。PS4版でのどこかボケた感じは、PC版だとくっきり表示されるようになっているとは思います。

調査拠点アステラ

調査拠点アステラでの、グラフィック設定『低』と『最高設定』の画質比較です。 画像クリックでフルHD(解像度:1920×1080)サイズで拡大します。

低設定だとテクスチャがかなり荒いです。

低設定
最高設定

古代樹の森

フィールドである古代樹の森での、グラフィック設定『低』と『最高設定』の画質比較です。画像クリックでフルHD(解像度:1920×1080)サイズで拡大します。

低設定
最高設定

4K最高設定での画質

4K(解像度:3840×2160) 、グラフィック品質最高設定でのスクリーンショットです。画像クリックで4K(解像度:3840×2160)サイズで拡大します。

4K最高設定

モンスターハンター:ワールドをプレイするためのオススメPC

デスクトップパソコンだと、低設定であれば、GTX 1050でもフルHDの60fpsで快適にプレイすることができます。

GeForce GTX1060 (6GB)なら中設定で快適にプレイすることができます。最高設定で快適にプレイしたいという方は、GeForce GTX1070以上を選択しましょう。SSDはロード時間短縮のため搭載必須です。

ノートパソコンだと、低設定でもプレイできればいいという方はGTX 1050Tiでも良いと思いますが、画質、快適性を求めるなら高設定もプレイ可能なGTX 1070以上を搭載したノートパソコンをおすすめします。こちらもロード時間短縮のためSSD搭載は必須です。

下記で紹介するPCは、GeForce GTX1070以上が搭載可能な、今おすすめのゲーミングPCです。

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