ドスパラ GALLERIA ミニタワーの実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-10400 / 11400
Ryzen 5 3500 / 3600
GPU GeForce RTX 3060 Ti
GeForce RTX 3060
GeForce GTX 1660
Radeon RX 6700XT
メモリ 最大 128GB
ストレージ SSD / HDD
価格 12万円台(税込)~
ライトゲーマーに最適なGALLERIAミニタワーモデル

今回レビューするGALLERIAは、ミドルタワーのGALLERIAに比べると、高さが低いミニタワーのゲーミングPCです。

ブラックとシルバーのツートンカラーと、フロントパネルのLEDが特徴的なデザインです。

本体上部の斜めにカットされた部分にUSBポートなどがあり、デスクに置いても、床に置いても、周辺機器を接続しやすいです。

ミドルクラスのグラフィックスを搭載したモデルが中心で、価格が安く、ライトゲーマーに最適なゲーミングデスクトップです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

GALLERIA RM5R-G60

Ryzen 5 3500、GeForce GTX 1660、メモリ16GB、512GB M.2 SSD

 

GALLERIAミニタワーの主なモデル

黄色い枠がレビューした製品

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA(ミニタワー)の特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA(ミニタワー)の特徴

ミニタワーのGALLERIAは、今まで何度かレビューしたミドルタワーのGALLERIAよりも高さが低いゲーミングPCで、やや圧迫感が少なくなります。また、キャスター付きの台にPCを乗せて、デスク下に設置した場合、高さがあるとデスク下に入らなかったり、PCの上に物を置けなくなったりしますが、本製品ならそんなこともないでしょう。

ただし、横幅と奥行きの長さは変わらないため、床設置面積はどちらも同じです。また、本製品はドライブベイの数は減るので、ストレージをたくさん搭載する方には向きません。


高さが低い

 

デザイン性も機能性も進化した新筐体GALLERIA

ミドルタワーのGALLERIAと同様に、ミニタワーのGALLERIAもデザインが刷新されています。

下の画像はGALLERIAミニタワーモデルの旧デザイン(左)と新筐体デザイン(右)の比較画像です。新筐体であるGALLERIAケースは、モーターショーなどに出品するプロトタイプカーのインダストリアルデザイナーがこの筐体のデザインを担当。デザイン性も機能性も洗練され、新たな筐体へと進化しています。


ケースデザインがかっこよくリニューアル

 

従来のモデルでは、配線がややゴチャゴチャしていましたが、新筐体では、電源ユニットを反対の側面に搭載することでケーブルを隠すことができ、スッキリとした見た目になっています。これにより、エアフロー効率が良く、メンテナンス性も向上しています。

スッキリとしたケース内部

 

ほんのりとLEDが光るフロントパネル

GALLERIAは、フロントパネルの周りにLEDライトが搭載されており、ほんのり点灯します。ゲーミングPCによくあるギラギラした光り方ではなく、どこか上品で落ち着きのあるライティングです。


フロントパネルにLEDの縁取り

 

このLEDのカラーやエフェクトの調整は、付属のアプリケーションから行いますが、搭載されているマザーボードがASUS製マザーボードか、ASRock製マザーボードかで画面がやや異なります。

ASUS製マザーボード搭載製品の場合→ 「 Armoury Crate 」

詳細はこちら
ASRock製マザーボード搭載製品の場合→  「 Polychrome RGB 」

詳細はこちら

 

高い冷却性

GALLERIAでは、正面吸気を廃止し、側面吸気の構成となり、吸気面積が拡大しています。また、本来ミニタワーケースには12cmのケースファンを搭載する場合がほとんどですが、GALLERIAでは一回り大きい14cmファンを搭載することで、送風量と静音性能がアップしています。

画像はミドルタワーケースのSK

 

斜めで使いやすいコンソール

最もアクセス頻度の高いコンソール部分は、斜めにカットされており、PC本体を机の上と机の下のどこに配置しても、電源スイッチや周辺機器、ヘッドホンなどの抜き差しが容易になるよう設計されています。

斜めで使いやすいコンソール部分

 

納期が短い

本製品は、納期が短いのも特徴です。下図のように「翌日出荷」のマークのあるモデルは、パーツをカスタマイズしたとしても次の日に出荷されます。BTOパソコンは通常、納期に1週間くらいかかるので、早くPCが欲しい方は、GALLERIAがおすすめです。

翌日出荷のモデルが多い

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルのフレームレートを掲載します。すべて同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

フルHD(解像度1920×1080)環境だと、どのゲームも高フレームレートを維持でき、快適にプレイが可能です。さらに画質設定を落とすことで、120 fps以上安定して出すことができるので、120Hzから144Hzなどの高リフレッシュレート液晶にも対応することができます。

軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GTX 1660
1920
x
1080
低設定 196 fps
高設定 109 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GTX 1660
1920
x
1080
低設定 270 fps
高設定 208 fps
※最大300 fps、プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GTX 1660
1920
x
1080
低設定 220 fps
高設定 115 fps
最高設定 71 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GTX 1660
1920
x
1080
非常に低い 177 fps
中型 145 fps
ウルトラ 115 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームタイトルのフレームレートを掲載します。

フルHD(解像度1920×1080)環境だと、NGSやFF14などのオンラインゲームなら最高設定で快適に動作します。サイバーパンク 2077やウォッチドッグスなどの負荷の重いゲームでは、設定を落とせば60 fps以上で動作します。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
65 fps
40 fps
ウルトラ 33 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 124 fps
RTX 3080 Ti 122 fps
RTX 3080 114 fps
RTX 3070 Ti 95 fps
RTX 3070 91 fps
RTX 3060 Ti 78 fps
Radeon RX 6700XT 75 fps
RTX 3060 62 fps
GTX 1660 SUPER 41 fps
GTX 1660 33 fps
GTX 1650 SUPER 28 fps
GTX 1650 22 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
71 fps
60 fps
最大 27 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最大)
RTX 3090 104 fps
RTX 3080 Ti 100 fps
RTX 3080 100 fps
RTX 3070 Ti 91 fps
RTX 3070 89 fps
Radeon RX 6700XT 86 fps
RTX 3060 Ti 80 fps
RTX 3060 61 fps
GTX 1660 SUPER 33 fps
GTX 1660 27 fps
GTX 1650 SUPER 20 fps
GTX 1650 18 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
105 fps
57 fps
ウルトラ 47 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 158 fps
RTX 3080 Ti 157 fps
RTX 3080 142 fps
RTX 3070 Ti 120 fps
RTX 3070 115 fps
Radeon RX 6700XT 115 fps
RTX 3060 Ti 102 fps
RTX 3060 78 fps
GTX 1660 SUPER 50 fps
GTX 1660 47 fps
GTX 1650 SUPER 39 fps
GTX 1650 28 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
軽量品質 100 fps
標準品質 76 fps
高品質 54 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 158 fps
RTX 3080 Ti 155 fps
RTX 3080 135 fps
RTX 3070 Ti 133 fps
RTX 3070 127 fps
RTX 3060 Ti 112 fps
Radeon RX 6700XT 111 fps
RTX 3060 89 fps
GTX 1660 SUPER 62 fps
GTX 1660 54 fps
GTX 1650 SUPER 45 fps
GTX 1650 39 fps
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
36157(140 fps)
10711(76 fps)
ウルトラ 7254(63 fps)
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 39777
RTX 3080 Ti 36880
RTX 3080 36782
RTX 3070 Ti 33835
RTX 3070 32747
RTX 3060 Ti 28112
RTX 3060 18584
GTX 1660 SUPER 9441
GTX 1660 7254
GTX 1650 SUPER 5880
GTX 1650 3326
※ウインドウモードで計測
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
最低 107 fps
84 fps
最高 73 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 168 fps
RTX 3080 Ti 164 fps
RTX 3080 157 fps
RTX 3070 Ti 156 fps
RTX 3070 147 fps
RTX 3060 Ti 142 fps
Radeon RX 6700XT 125 fps
RTX 3060 120 fps
GTX 1660 SUPER 80 fps
GTX 1660 73 fps
GTX 1650 SUPER 63 fps
GTX 1650 46 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
標準(デスク) 131 fps
高(デスク)
93 fps
最高品質 88 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高品質)
RTX 3090 206 fps
RTX 3080 Ti 200 fps
RTX 3080 192 fps
RTX 3070 Ti 181 fps
RTX 3070 170 fps
RTX 3060 Ti 158 fps
Radeon RX 6700XT 139 fps
RTX 3060 136 fps
GTX 1660 SUPER 92 fps
GTX 1660 88 fps
GTX 1650 SUPER 87 fps
GTX 1650 62 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920
x
1080
標準(デスク) 130 fps
高(デスク)
94 fps
最高品質 89 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高品質)
RTX 3090 192 fps
RTX 3080 Ti 189 fps
RTX 3080 187 fps
RTX 3070 Ti 175 fps
RTX 3070 172 fps
RTX 3060 Ti 165 fps
RTX 3060 141 fps
GTX 1660 SUPER 111 fps
GTX 1660 89 fps
GTX 1650 SUPER 89 fps
GTX 1650 63 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 GALLERIA RM5R-G60
Ryzen 5 3500
GeForce GTX 1660
1920x1080 20252
※グラフィック品質設定は「最高品質」
※約5500で60fps

グラフィックカード選びの目安

下表に、グラフィックカード選び方の目安を記載しますので、参考にしてください。使っている液晶と、どの程度のグラフィック設定(画質)でゲームをしたいかでグラフィックカードを決めるといいと思います。

グラフィックカード選びの目安
液晶 グラフィック設定 おすすめグラフィックカード
4K液晶 レイトレーシング
+高設定
GeForce RTX 3090
GeForce RTX 3080 Ti
GeForce RTX 3080
4K液晶 高設定 GeForce RTX 3070Ti
GeForce RTX 3070
FHD液晶 レイトレーシング
+高設定
FHD 高リフレッシュレート液晶 高設定 GeForce RTX 3060Ti
Radeon RX 6700XT
WQHD液晶 最高設定
FHD液晶 最高設定 GeForce RTX 3060
GeForce GTX 1660 SUPER
GeForce GTX 1660
※FHD:1920x1080、WQHD:2560x1440、4K:3840x2160

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

GALLERIA ミニタワーモデルで搭載できるプロセッサーは次の通りです。他のCPUに比べて処理能力は低いですが、できる限り価格を安く抑えたいならRyzen 5 3500でも十分だと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 3500
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900X 20251
Ryzen 7 5800X 15646
Core i9-11900K 15513
Core i9-10900K 14483
Core i7-11700K 12958
Ryzen 7 3700X 12273
Core i5-11600K 11277
Ryzen 5 3600 9412
Core i7-10700 9041
Core i5-11400 8025
Core i5-10400 7787
Ryzen 5 3500 6421
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900K 1672
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Core i7-11700K 1564
Core i5-11600K 1564
Core i5-11400 1398
Core i9-10900K 1359
Ryzen 7 3700X 1276
Core i7-10700 1244
Ryzen 5 3600 1253
Ryzen 5 3500 1183
Core i5-10400 1144
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

GALLERIA ミニタワーモデルで選択できる代表的なグラフィックスは次の通りです。

APEXやVALORANTなどの無料eスポーツタイトル、またはNGSやFF14などのオンラインRPGを中心にプレイする方はGTX 1660で十分だと思います。負荷の重いゲームもプレイする場合はRTX 3060やRTX 3060 Tiを選択するといいと思います。

3D Mark Time Spy
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1660
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
Radeon RX 6800 14520
RTX 3070 Ti 14389
RTX 3070 13393
Radeon RX 6700XT 11704
RTX 3060 Ti 11526
RTX 3060 8650
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1660 5264
GTX 1650 SUPER 4630
GTX 1650 3336
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージは、HDDからPCIe-NVMe SSDまで選ぶことができます。通常であれば、デフォルトのNVMe SSDで十分です。多くのゲームをプレイする場合は多めの容量もしくは追加のSSDを選択するといいでしょう。HDDはゲームの読み込みが遅いのであまりおすすめしません。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
Gen4 PCIe-NVMe SSD 7000
Gen3 PCIe-NVMe SSD 3500
3448
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。本製品はRyzen 5 3500にGeForce GTX 1660と、あまり高い性能ではないので、いずれのソフトの処理時間も遅いです。クリエイターソフトも扱う場合はGALLERIA ミドルタワーモデルがおすすめです。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Ryzen 9 5900X
64GBメモリ
32秒
Ryzen 9 3900X
16GBメモリ
35秒
Ryzen 7 5800X
16GBメモリ
44秒
Ryzen 7 3700X
16GBメモリ
49秒
Core i9-11900K
16GBメモリ
63秒
Core i9-10900K
16GBメモリ
63秒
Core i7-11700K
16GBメモリ
65秒
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10700
16GBメモリ
69秒 [PL1:150W]
73秒 [PL1:65W]
Core i7-10750H
16GBメモリ
76秒
Ryzen 5 3500
16GBメモリ
85秒
Core i5-11400
16GBメモリ
82秒 [PL1:100W]
90秒 [PL1:65W]
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3090
3分12秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3080
3分15秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i7-11700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分33秒
Ryzen 7 5800X/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3060
3分45秒
Ryzen 7 3700X/16GB
Radeon RX 6700XT
5分03秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Core i7-10700/16GB
GeForce GTX 1650 SUPER
5分42秒
Ryzen 5 3500/16GB
GeForce GTX 1660
6分05秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分22秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
x265でのエンコード時間
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Ryzen 9 3900X 6分34秒
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i9-10900K 7分28秒
Core i7-11700K 8分40秒
Core i7-10700K 8分55秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i7-10700 9分13秒 [PL1:150W]
11分36秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3600 11分52秒
Core i5-11400
16GBメモリ
11分00秒 [PL1:100W]
13分00秒 [PL1:65W]
Core i7-8700 13分32秒
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender ベンチマーク

 

 

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、作業に集中しづらいです。

それほど高性能なパーツは搭載していないので、ゲーミングデスクトップとしては低めの騒音値です。ゲーム中の動作音はそれほど気になりません。

騒音値
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Ryzen 5 3500
GTX 1660
約30dB 約36dB 約38dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

CPU電力は70W前後、CPU温度は95℃で推移しており、高めの温度です。CPUグリスを変えられるので、温度が心配なら変更するといいでしょう。

CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。

CPU温度は70℃台前半、GPU温度も70℃前後と普通の温度です。 長時間のゲームでも問題ないでしょう。

CPU温度
GPU温度

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

それほど高性能なパーツは搭載していないので、ゲーミングPCとしては低めの消費電力です。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Ryzen 5 3500
GTX 1660
約43W 約110W 約192W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

 

フロントパネルは丸みを帯びており、電源を入れると縁取る様にLEDが点灯します。

 

フロントパネルのGALLERIAのエンブレムです。

 

サイドパネルにはメッシュ状の吸気口があり、メッシュ部分は青色です。

 

コンソールパネルです。同じくLEDが点灯する電源ボタンと、スタート/リセットボタン、USB Type-Aポートが4つ、ヘッドホン/マイクジャックがあります。

 

天面です。排熱用の孔が開いたシャーシ、埃を防ぐメッシュフィルター、フラットにするためのプラスチック製天面板による、3層構造になっています。なので筐体内の熱を排出しつつ、天板にコントローラーやヘッドフォンなどを置くことができます。

 

右側面です。

 

左側面です。

 

正面と背面の画像です。

 

マザーボードのポート類です。搭載するマザーボードによって異なってきます。

【GALLERIA RM5R-G60】
Ryzen 5 3500、GeForce GTX 1660

 

底面には電源ユニットのちょうど下に防塵フィルターがあり、取り外しての掃除が可能です。

 

底面のゴム足です。高めに設計されており、底面からの吸気が行いやすく、振動にも強いです。

 

サイドパネルの内側です。青いメッシュシートが貼られています。

 

ケース内部のチェック

右側面のケース内部

右側面のケース内部です。裏面配線がされており、配線処理もきれいです。電源ユニットにはこちら側からアクセスします。

 

SSD用の2.5インチマウントベイが2つあります。

 

電源ユニットです。モジュラータイプではないので、余ったケーブルはここでまとめられています。

 

左側面のケース内部

内部は裏面配線のおかげですっきりしており、エアフローも良いです。

【GALLERIA RM5R-G60】
Ryzen 5 3500、GeForce GTX 1660

 

マザーボード

AMD A520チップセットのマザーボードには、「ASRock A520M TW」が搭載されていました。

【ASRock A520M TW】

 

CPUファン

Ryzen 5 3500搭載モデルではAMD純正のリテールクーラーが装着されます。LEDはありません。

 

グラフィックカード

GeForce GTX 1660選択時にはPalit製が搭載されていました。GPU-Zで確認するとクロック数は標準通りです。

 

M.2 SSD

M.2 SSD搭載時、マザーボードにヒートシンクが付属されている場合は装着されますが、そうでない場合は裸のままです。発熱が心配な方はご自身でヒートシンクを貼り付けることをおすすめします。

 

その他

最近では光学ドライブの無いドライブレスのケースが主流となりつつありますが、5.25インチベイのスペースもあり、光学ドライブ(ブルーレイ)も選択可能です。

 

ケース底にHDD用の3.5インチシャドウベイが2つあります。また、ケース底の穴からグラフィックカードの補助電源を出すことができます。

 

14cmのフロントケースファンです。これで内部全体を冷却します。

 

天面にも14cmのトップケースファンが標準で1基搭載されています。また、ブレードの多いファンへと変更されているようです。

 

斜めから見た画像

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

 

周辺機器

同梱されているGALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードとゲーミングマウスです。モニターがあれば、到着後すぐにゲームをプレイすることができます。キーボードに関してはこちらをご覧ください。キーボードはゲームでも使いやすいですが、マウスはかなり軽いので、人によっては使いにくいかも知れません。

 

まとめ

以上が、GALLERIAミニタワーのレビューです。

ミドルタワーのGALLERIAと比べると、高さが低くなるため、設置場所の自由度が少し上がります。ただし、横幅と奥行きは変わらないので、床設置面積は変わりません。

ケース内部は従来モデルよりもすっきりしており、ケーブルが邪魔でエアフローを妨げるということもなく、メンテナンス性も良くなりました。

高い性能のCPUおよびグラフィックスは選択できませんが、その代わり価格は比較的安く抑えることができます。ライトゲーマーからミドルゲーマーに適した製品でしょう。

4K液晶や、高リフレッシュレート液晶、マルチ画面などでゲームをしたいゲーマーには、GeForce RTXを搭載したミドルタワーのGALLERIAがおすすめです。

 

ライトゲーマーに最適なGALLERIAミニタワーモデル

ドスパラ GALLERIA ミニタワー

特徴

  • PC本体の高さがやや低い
  • ドライブベイの数はやや少ない
  • 価格が安い

こんなあなたに

  • コスパの高いゲーミングPCが欲しい方
  • 初めてゲーミングPCを購入する方
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