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ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF (SSD+HDD) の実機レビュー
GTX 1050Ti (2GB)搭載
GALLERIA GKF1050TNFは、GeForce GTX 1050Tiを搭載したゲーミングノートパソコンです。
GeForce GTX 10シリーズのグラフィックスの中では、エントリーモデルに位置づけられますが、性能は割と高く、フルHDなら"中"~"高め"のグラフィック設定でプレイすることが可能です。
液晶も17.3型と大画面です。
ストレージはM.2 SSDと2.5インチストレージの2台搭載可能です。
メーカー直販サイト:
ドスパラ(GALLERIA GKF1050TNF)
※レビュー機は当サイトの購入品です
目次
GALLERIA GKF1050TNFの基本スペック
GALLERIA GKF1050TNFの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年1月28日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第7世代 インテルCore i プロセッサー(Hシリーズ)のCore i7-7700HQを搭載しています。 |
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 1050Ti(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。 |
液晶ディスプレイ 17.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。 |
メモリ DDR4のメモリを最大で32GB選択できます。本機は8GB(4GB×2)を搭載しています。 |
M.2 SSD SATA-AHCI接続のM.2 SSDを選択できます。本機は250GB SSDです。 |
2.5インチ HDD HDDを選択できます。本機は1TBのHDDを搭載しています。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを選択できます。 |
その他 バッテリー駆動時間は不明、PC本体の重量は約3.0kgです。 |
特徴1 - エントリーモデルのGeForce GTX 1050Ti搭載
本製品は、GeForce GTX 10シリーズの中では、エントリーモデルに位置づけられるGeForce GTX 1050Tiを搭載したゲーミングノートPCです。エントリーモデルといっても、性能は高く、従来のミドルクラスGPUとして人気の高かったGeForce GTX 965M以上のベンチマークスコアが出ます。
下表が、計測したベンチマークスコアです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「373.19」です。比較のために、GeForce GTX 965Mと上位モデルのGeFore GTX 1060のスコアも掲載していますが、GeForce GTX 1050Tiは、この2つのグラフィックスの間のスコアとなっています。
GeForce GTX 1050Tiは、中程度~高めのグラフィック品質設定でプレイできるが多いです。
製品名 | ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF |
ドスパラ GALLERIA QSF1060HGS | ドスパラ GALLERIA QSF965HE |
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基本スペック | Core i7-7700HQ GTX 1050Ti(2GB) |
Core i7-6700HQ GTX 1060(6GB) |
Core i7-6700HQ GTX 965M(4GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | 標準品質 ★ | 13933 (非常に快適) | 17315 (非常に快適) | 11520 (非常に快適) | |
高品質 ★ | 10764 (非常に快適) | 14354 (非常に快適) | 8038 (非常に快適) | ||
最高品質 | 7831 (非常に快適) | 11491 (非常に快適) | 5679 (非常に快適) | ||
ドラゴンズドグマオンライン |
低品質 | 9695 (とても快適) | 9777 (とても快適) | 8956 (とても快適) | |
標準品質 | 9717 (とても快適) | 9750 (とても快適) | 8914 (とても快適) | ||
最高品質 | 9351 (とても快適) | 9425 (とても快適) | 8571 (とても快適) | ||
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:3 | 34364 (快適) | 49148 (快適) | 31154 (快適) | |
描画:6 | 18550 (快適) | 36837 (快適) | 13065 (快適) | ||
バイオハザード6 | ― | RANK S (11806) | RANK S (15000) | RANK S (9381) | |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 15558 | 24088 | 12137 | |
ドラゴンクエストX | 標準品質 | 17419 (すごく快適) | 17664 (すごく快適) | 16403 (すごく快適) | |
最高品質 | 16934 (すごく快適) | 17493 (すごく快適) | 15034 (すごく快適) | ||
STEEP | 低 | 70 fps | 未計測 | 未計測 | |
高 | 45 fps | 未計測 | 未計測 | ||
超高 | 30 fps | 未計測 | 未計測 | ||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 100 fps | 136 fps | 83 fps | |
中品質 | 65 fps | 96 fps | 53 fps | ||
最高品質 | 44 fps | 72 fps | 40 fps | ||
ファークライ プライマル | 低い | 72 fps | 100 fps | 55 fps | |
高い | 56 fps | 77 fps | 41 fps | ||
最高 | 42 fps | 59 fps | 29 fps | ||
ドラゴンエイジ:インクイジション | 低品質 | 107 fps | 142 fps | 91 fps | |
高品質 | 51 fps | 88 fps | 43 fps | ||
最高品質 | 35 fps | 59 fps | 28 fps | ||
GRID Autosport | ウルトラロー | 184 fps | 300 fps | 224 fps | |
ミディアム | 118 fps | 155 fps | 117 fps | ||
ウルトラ | 89 fps | 112 fps | 66 fps | ||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。 |
Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果です(下図)。本製品でVRを動作させるのは厳しいです。
VRの動作チェックツールの結果
GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050Tiの情報は次の通りです。
GeForce GTX 1050Tiのグラフィックカードのスペック
なお、他のノートパソコン用グラフィックスや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
特徴2 - ダブルストレージ構成が可能
本製品は、M.2 SSDと2.5インチストレージの2つを搭載することが可能です。
2.5インチSSDがかなり安くなったので、両方ともSSDにしても良いと思います。
ダブルストレージ
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は良いです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線は、中央部がやや下げ調整になっています。それにより、やや明るめの発色になっています。
色域は普通です。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは特に感じません。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは、実測で縦:約19mm、横:約18mmと十分な間隔です。ただし、テンキーの横のキーピッチは約16mmと狭くなっています。キーストロークは約2mmあり、十分な深さです。キートップはほぼフラットです。底つきの衝撃は少なく、音も小さいです。普通に打てるキーボードだと思います。
キー配列で気になるのは、「Delete」キーがテンキーの上にある点で、ブラインドタッチしにくいです。「Ctrl」と「半角/全角」キーが大きいのは良いと思います。
また、通常左側にあるWindowsキーが右側にあります。これにより、ゲーム 中に良く使う「W」、「A」、「S」、「D」キーを押すときに、誤ってWindowsキーを押してしまうことを防いでいます。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており軽い力で押せるため、クリックしやすいです。
タッチパッド
プリインストールされている「KLM」のソフトを使用すれば、キーボードのゾーンごとや、タッチパッドの縁、ボディの正面のLEDについて、色やグラデーション、点滅などを自由に設定することができます。明るさは3段階で調整することができます。
キーボードバックライト
「SHORTCUT MANAGER」のソフトを使用すれば、すべてのキーにショートカットを割り振ったり、マクロを設定したりすることができます。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
Core i7-7700HQを搭載しています。ゲームをするのに十分な性能をもっています。
CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
グラフィックス
GeForce GTX 1050Tiを搭載しています。ゲームにもよりますが、"中"~"高め"程度のグラフィックス設定でプレイできるでしょう。
グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージの選び方
ストレージは、下図のようなものを選択できます。超高速なPCIe-NVMe SSDは選択できませんが、SATA-AHCI SSDでも十分高速です。
ストレージの選び方(筆者の独自判断)
GALLERIA GKF1050TNFで計測したベンチマーク
以下、Core i7-7700HQ、メモリ 8GB(4GBx2)、GeForce GTX 1050Ti、250GB M.2 SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)
Core i7-7700HQ
(グラフィックス性能の評価)
GeForce GTX 1050Ti
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
(VRが快適に動作するかの評価)
※Target frame rateを超えていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-7700HQ GeForce GTX 1050Ti |
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x265でエンコード (※1) | 21分16秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分37秒 |
QSVでエンコード (※3) | 3分25秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
250GB M.2 SSD(Crucial MX300)
(SDカードスロットの評価)
UHS-Ⅰ対応カード