※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF (SSD+HDD) の実機レビュー

更新日:2017年1月29日

GTX 1050Ti (2GB)搭載

GALLERIA GKF1050TNFは、GeForce GTX 1050Tiを搭載したゲーミングノートパソコンです。

GeForce GTX 10シリーズのグラフィックスの中では、エントリーモデルに位置づけられますが、性能は割と高く、フルHDなら"中"~"高め"のグラフィック設定でプレイすることが可能です。

液晶も17.3型と大画面です。

ストレージはM.2 SSDと2.5インチストレージの2台搭載可能です。

メーカー直販サイト:
ドスパラ(GALLERIA GKF1050TNF)


※レビュー機は当サイトの購入品です

目次

GALLERIA GKF1050TNFの基本スペック

GALLERIA GKF1050TNFの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年1月28日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第7世代 インテルCore i プロセッサー(Hシリーズ)のCore i7-7700HQを搭載しています。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
17.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
DDR4のメモリを最大で32GB選択できます。本機は8GB(4GB×2)を搭載しています。
M.2 SSD
SATA-AHCI接続のM.2 SSDを選択できます。本機は250GB SSDです。
2.5インチ HDD
HDDを選択できます。本機は1TBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを選択できます。
その他
バッテリー駆動時間は不明、PC本体の重量は約3.0kgです。

特徴1 - エントリーモデルのGeForce GTX 1050Ti搭載

本製品は、GeForce GTX 10シリーズの中では、エントリーモデルに位置づけられるGeForce GTX 1050Tiを搭載したゲーミングノートPCです。エントリーモデルといっても、性能は高く、従来のミドルクラスGPUとして人気の高かったGeForce GTX 965M以上のベンチマークスコアが出ます。

下表が、計測したベンチマークスコアです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「373.19」です。比較のために、GeForce GTX 965Mと上位モデルのGeFore GTX 1060のスコアも掲載していますが、GeForce GTX 1050Tiは、この2つのグラフィックスの間のスコアとなっています。

GeForce GTX 1050Tiは、中程度~高めのグラフィック品質設定でプレイできるが多いです。

ゲームベンチマーク(1920x1080)
製品名 ドスパラ GALLERIA
GKF1050TNF
ドスパラ GALLERIA QSF1060HGS ドスパラ GALLERIA
QSF965HE
基本スペック Core i7-7700HQ
GTX 1050Ti(2GB)
Core i7-6700HQ
GTX 1060(6GB)
Core i7-6700HQ
GTX 965M(4GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 13933 (非常に快適) 17315 (非常に快適) 11520 (非常に快適)
高品質 ★ 10764 (非常に快適) 14354 (非常に快適) 8038 (非常に快適)
最高品質 7831 (非常に快適) 11491 (非常に快適) 5679 (非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 9695 (とても快適) 9777 (とても快適) 8956 (とても快適)
標準品質 9717 (とても快適) 9750 (とても快適) 8914 (とても快適)
最高品質 9351 (とても快適) 9425 (とても快適) 8571 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 34364 (快適) 49148 (快適) 31154 (快適)
描画:6 18550 (快適) 36837 (快適) 13065 (快適)
バイオハザード6 RANK S (11806) RANK S (15000) RANK S (9381)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 15558 24088 12137
ドラゴンクエストX 標準品質 17419 (すごく快適) 17664 (すごく快適) 16403 (すごく快適)
最高品質 16934 (すごく快適) 17493 (すごく快適) 15034 (すごく快適)
STEEP 70 fps 未計測 未計測
45 fps 未計測 未計測
超高 30 fps 未計測 未計測
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 100 fps 136 fps 83 fps
中品質 65 fps 96 fps 53 fps
最高品質 44 fps 72 fps 40 fps
ファークライ プライマル 低い 72 fps 100 fps 55 fps
高い 56 fps 77 fps 41 fps
最高 42 fps 59 fps 29 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 107 fps 142 fps 91 fps
高品質 51 fps 88 fps 43 fps
最高品質 35 fps 59 fps 28 fps
GRID Autosport ウルトラロー 184 fps 300 fps 224 fps
ミディアム 118 fps 155 fps 117 fps
ウルトラ 89 fps 112 fps 66 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。

 

Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果です(下図)。本製品でVRを動作させるのは厳しいです。


VRの動作チェックツールの結果

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050Tiの情報は次の通りです。


GeForce GTX 1050Tiのグラフィックカードのスペック

 

なお、他のノートパソコン用グラフィックスや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。

PCゲームベンチマーク一覧

特徴2 - ダブルストレージ構成が可能

本製品は、M.2 SSDと2.5インチストレージの2つを搭載することが可能です。

2.5インチSSDがかなり安くなったので、両方ともSSDにしても良いと思います。


ダブルストレージ

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線は、中央部がやや下げ調整になっています。それにより、やや明るめの発色になっています。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は普通です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは特に感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは、実測で縦:約19mm、横:約18mmと十分な間隔です。ただし、テンキーの横のキーピッチは約16mmと狭くなっています。キーストロークは約2mmあり、十分な深さです。キートップはほぼフラットです。底つきの衝撃は少なく、音も小さいです。普通に打てるキーボードだと思います。

キー配列で気になるのは、「Delete」キーがテンキーの上にある点で、ブラインドタッチしにくいです。「Ctrl」と「半角/全角」キーが大きいのは良いと思います。

また、通常左側にあるWindowsキーが右側にあります。これにより、ゲーム 中に良く使う「W」、「A」、「S」、「D」キーを押すときに、誤ってWindowsキーを押してしまうことを防いでいます。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており軽い力で押せるため、クリックしやすいです。


タッチパッド

 

プリインストールされている「KLM」のソフトを使用すれば、キーボードのゾーンごとや、タッチパッドの縁、ボディの正面のLEDについて、色やグラデーション、点滅などを自由に設定することができます。明るさは3段階で調整することができます。






キーボードバックライト

 

「SHORTCUT MANAGER」のソフトを使用すれば、すべてのキーにショートカットを割り振ったり、マクロを設定したりすることができます。


パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

Core i7-7700HQを搭載しています。ゲームをするのに十分な性能をもっています。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

グラフィックス

GeForce GTX 1050Tiを搭載しています。ゲームにもよりますが、"中"~"高め"程度のグラフィックス設定でプレイできるでしょう。


グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージの選び方

ストレージは、下図のようなものを選択できます。超高速なPCIe-NVMe SSDは選択できませんが、SATA-AHCI SSDでも十分高速です。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

GALLERIA GKF1050TNFで計測したベンチマーク

以下、Core i7-7700HQ、メモリ 8GB(4GBx2)、GeForce GTX 1050Ti、250GB M.2 SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1050Ti
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)




Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050Ti
x265でエンコード (※1) 21分16秒
NVENCでエンコード (※2) 1分37秒
QSVでエンコード (※3) 3分25秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 5.2.1
(ストレージの評価)

250GB M.2 SSD(Crucial MX300)
CrystalDiskMark 5.2.1
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

 

 


  1 2 次へ
  目次