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パソコン工房 Level∞ R-Class の実機レビュー
バランスのとれたゲーミングPC
パソコン工房 Level∞ R-Classは、バランスのとれたミドルタワーデスクトップPCです。
ミドルタワーとしては価格が比較的安く、デザインも良く、PCケースの拡張性、メンテナンス性も割と高いです。
デザインも左右非対称なフロントに赤いアクセントが入っており、かっこいいと思います。
グラフィックカードはミドルからハイスペックなものを選択可能です。
CPU | インテル Coffee Lake-S インテル Kaby Lake-S AMD Ryzen |
GPU | GeForce GT 1030 ~ GeForce GTX 1080Ti / Radeon RXシリーズ |
価格 | 9万円台~ |
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
- Core i7-7700K、16GBメモリ、GeForce GTX 1080Ti(11GB)、480GB SSD + 2TB HDD
目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 Level∞ R-Class の特徴 | |
2 ゲームベンチマーク | 3 パフォーマンスのチェック |
4 静音性のチェック | 5 パーツの温度のチェック |
6 消費電力のチェック | 7 外観のチェック |
8 ケースの内部のチェック | 9 まとめ |
Level∞ R-Class の特徴
他社のミドルタワー・ゲーミングPCに比べて安い
Level∞ R-Classは、ミドルタワーデスクトップPCの中では価格が安いです。他社の主要なゲーム向けミドルタワーと比較してみても、Level∞ R-Classが最も安いケースが多いです。
下表は、現在のコンシューマー向けシングルGPUとしては最高性能のGeForce GTX 1080Tiを搭載したモデルで、ライバル機種と価格を比較したものです。できるだけ構成を合わせていますが、同じ容量のパーツを選べない製品もあり、またパーツの品質やサポート内容など細かな違いはありますが、Level∞ R-Classが最も安かったです。なお、別の容量のパーツを選択して比較すると、結果が変わることもある点はご了承下さい。
Level∞ R-Class | 他社PC1 | 他社PC2 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-8700K | Core i7-8700K | Core i7-8700K |
グラフィックス | GTX 1080Ti | GTX 1070Ti | GTX 1070Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
SSD | 480GB | 500GB | 480GB |
HDD | 3TB | 3TB | 3TB |
光学ドライブ | DVDマルチ | DVDマルチ | DVDマルチ |
電源 | 700W | 800W | 700W |
価格(税・送料別) | 228,440円 | 249,980円 | 239,200円 |
次に、最近、コストパフォーマンスが高くて人気のGeForce GTX 1070Tiを搭載したモデルで、ライバル機種と比較したのが下表です。こちらもLevel∞ R-Classが最も安かったです。
Level∞ R-Class | 他社PC1 | 他社PC2 | |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-8700K | Core i7-8700K | Core i7-8700K |
グラフィックス | GTX 1070Ti | GTX 1080Ti | GTX 1080Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
SSD | 480GB | 500GB | 480GB |
HDD | 2TB | 2TB | 2TB |
光学ドライブ | DVDマルチ | DVDマルチ | DVDマルチ |
電源 | 500W | 500W | 700W |
価格(税・送料別) | 188,440円 | 195,260円 | 205,400円 |
安い割にはデザインも悪くない
他社より安いPCですが、デザインは地味な感じではなく、左右非対称なフロントパネルになっており、赤のアクセントがかっこいいです。
赤のアクセントがかっこいい
大型グラフィックカードも搭載可能
Level∞ R-Classは、5.25インチベイと3.5インチベイの間が空洞になっており、大型のグラフィックカードも余裕をもって搭載することが可能です。
大型グラフィックカードも搭載可能
今回、フロント(前面)にケースファンは設置されていませんでしたが、カスタマイズ画面で、2連のフロントファンを搭載することも可能です。フロントファンを搭載すれば、グラフィックボードに直接風を当てることができます。
フロントケースファンも増設可能
半分くらいは裏面配線
国内のシェアの高いBTOメーカーは裏面配線されていないケースが多いですが、本製品は、半分くらい裏面配線されていました。余った電源のケーブルは内部に置かれていましたが、マザーボードやグラフィックカード、ストレージへのケーブル類は裏面配線されていました。比較的スッキリしていると共に、エアフローを妨げにくくなっています。
裏面を通っているケーブルもある
裏側の配線スペースは狭い
ケースに膨らみはある
ほどよい拡張性だが、オープンベイはやや少なめ
シャドウベイの数は十分にあると思います。ただし、5.25インチオープンベイは1つのみで、3.5インチオープンベイはありません。オープンベイの数は少ないと思います。
ドライブベイ
ゲームベンチマーク
Level∞ R-Classは、ローエンドからハイエンドなグラフィックカードを選択可能で、最大でGeForce GTX 1080Tiを選択することができます(2017年11月28日時点)。
今回は、GeForce GTX 1080Tiを搭載したモデルで、ゲームベンチマークを計測しました。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「388.00」です。
FHD液晶であれば、"最高"のグラフィック品質設定でも60 fpsを楽々超えます。120Hz以上の高リフレッシュレートの液晶でも比較的快適に動作するでしょう。4K液晶の場合でも高めのグラフィック品質設定で60fpsを超えてきます。
ゲーム一覧 | パソコン工房 Level∞ R-Class | ||||
重さの目安 | ゲームタイトル | グラフィック 品質設定 |
Core i7-7700K GeForce GTX 1080Ti(11GB) |
||
FHD(1920×1080) | 4K(3840×2160) | ||||
重いゲーム | ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 178 fps | 89 fps | |
高 | 125 fps | 59 fps | |||
ウルトラ | 72 fps | 37 fps | |||
中程度の 重さのゲーム |
FF14 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 20421/ 153 fps | 16575 / 114 fps | |
高品質 ★ | 18621 / 137 fps | 10527 / 70 fps | |||
最高品質 | 17944 / 129 fps | 8954 / 59 fps | |||
フォーオナー | 低 | 282 fps | 121 fps | ||
高 | 230 fps | 75 fps | |||
超高 | 180 fps | 57 fps | |||
STEEP | 最低 | 176 fps | 106 fps | ||
高 | 165 fps | 74 fps | |||
超高 | 132 fps | 53 fps | |||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 200 fps | 128 fps | ||
中品質 | 172 fps | 82 fps | |||
最高品質 | 150 fps | 65 fps | |||
ファークライ プライマル | 低い | 161 fps | 78 fps | ||
高い | 130 fps | 62 fps | |||
最高 | 119 fps | 54 fps | |||
軽めのゲーム | ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 14688 (とても快適) | ー- | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:6 | 79259 (快適) | ー- | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 62027 | 18874 | ||
ドラゴンクエストX | 最高品質 | 21586 (すごく快適) | 20760 (すごく快適) | ||
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) |
GPU-Zで確認した、GeForce GTX 1080の情報は次の通りです。
GeForce GTX 1080のグラフィックカードのスペック
その他のグラフィックカードや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
構成によって性能は変わります。今回は、Core i7-7700K、16GBメモリ、GeForce GTX 1080Ti(11GB)、480GB SSD + 2TB HDDという高い構成であるため、下の通りベンチマークスコアも高いです。
(CPU性能の評価)
Core i7-7700K
(CPU性能の評価)
Core i7-7700K
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti
(VRが快適に動作するかの評価)
※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-7700K GeForce GTX 1080Ti |
|
---|---|
x265でエンコード (※1) | 14分48秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分25秒 |
QSVでエンコード (※3) | ― |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
480GB SATA SSD