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デル ALIENWARE 17(R4)の実機レビュー

更新日:2017年4月24日

後継機が発売されました

↓↓↓↓

ALIENWARE 17 R5の実機レビュー

CPU Hシリーズ第7世代Core
GPU GeForce GTX 1060
GeForce GTX 1070
GeForce GTX 1080
メモリ 最大32GB
ストレージ SATA SSD / PCIe SSD
+ HDD
液晶サイズ 17.3型ワイド
液晶種類 FHD IPS
QHD G-Sync 120Hz
UHD IPS
※いずれも非光沢
質量 約4.42kg
バッテリー 68Wh / 99Wh
価格 20万円台~

デザインも性能も文句なし

デル ALIENWARE 17は、幻想的なイルミネーションが特徴の17.3型ノートPCです。

グラフィックスは、GeForce GTX 1060、GTX 1070などを選択可能で、後日、GTX 1080も選択できるようになる予定です。

液晶は、FHD IPS液晶、G-Sync対応液晶、UHD(4K)液晶の3種類から選択することができます。

ストレージも、SSD+HDD構成が可能で、SSDはPCIe M.2 SSDを選択可能です。

デル公式サイト

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-6700HQ、GeForce GTX 1060 6GB、メモリ16GB、256GB PCIe SSD+1TB HDD

Core i7-6820HK、GeForce GTX 1070 8GB、メモリ16GB、512GB PCIe SSD+1TB HDD

目次

お忙しい方は、「ALIENWARE 17(R4)」のみお読みください。

ALIENWARE 17(R4)の特徴

特徴1 - 幻想的なイルミネーションを放つデザイン

ALIENWARE 17は、幻想的なイルミネーションが特徴のゲーミングノートPCです。

LEDイルミネーションは、キーボード、側面、ロゴ、タッチパッドなど12個のゾーンに分けられ、それぞれのゾーンごとに色を変えることが可能で、時間とともに色を変えたり、点滅させたりすることもできます。


ゾーンごとにLEDの色やアクション(色変化やグラデーション、点滅など)を変えられる

 

下にイルミネーションを点灯させたときの外観画像を掲載します。


特徴2- 最新のGeForce GTX 10シリーズを搭載可能

Alienware 17は、NVIDIAのノートPC向け新世代GPU、GeForce GTX 1060、GTX 1070、GTX 1080を選択可能です。

当サイトで計測したベンチマーク結果は下表の通りです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新のものを使用しており、GTX 1060が「375.95」、GTX 1070が「376.09」となっています。

本機は、dGPUのみ使用されるモード「Performance Mode」と、Optimusテクノロジーが使用されるモード「Power-saving Mode」の2種類があります。GTX 1060は2種類のモードで計測しています。GTX 1070については「Performance Mode」のみ計測しています。なお、デフォルトでは「Power-saving Mode」に設定されています。

 

どちらのグラフィックスもベンチマークスコアは非常に高く、GTX 1060なら"高~最高"のグラフィック設定で快適にプレイすることが可能で、GTX 1070ならどのゲームも"最高"のグラフィック設定で快適にプレイすることが可能でしょう。

また、GTX 1060のスコアを見ると、「Power-saving Mode」よりも「Performance Mode」のほうがややスコアが高くなっています。「Power-saving Mode」だとGTX 1060 本来の性能が出し切れていないため、電源に接続しているときは「Performance Mode」での使用をおすすめします。GTX 1070も同様です。

ゲームベンチマーク
製品名 デル ALIENWARE 17
基本スペック Core i7-6700HQ
GTX 1060 6GB
Core i7-6820HK
GTX 1070 8GB
  Power-saving Mode Performance
Mode
Performance
Mode
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 15102
(非常に快適)
16877
(非常に快適)
18652
(非常に快適)
高品質 ★ 13204
(非常に快適)
14022
(非常に快適)
16208
(非常に快適)
最高品質 11156
(非常に快適)
11766
(非常に快適)
14688
(非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 8730
(とても快適)
9336
(とても快適)
9895
(とても快適)
標準品質 8697
(とても快適)
9303
(とても快適)
9888
(とても快適)
最高品質 8455
(とても快適)
9010
(とても快適)
9492
(とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 30047 (快適) 49883 (快適) 56931 (快適)
描画:6 17296 (快適) 35487 (快適) 39789 (快適)
バイオハザード6 RANK S (14843) RANK S
(15325)
RANK S
(17485)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 24094 24630 35955
ドラゴンクエストX 標準品質 16892
(すごく快適)
17372
(すごく快適)
16596
(すごく快適)
最高品質 16482
(すごく快適)
17076
(すごく快適)
16430
(すごく快適)
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 119 fps 133 fps 138 fps
中品質 93 fps 98 fps 111 fps
最高品質 72 fps 75 fps 93 fps
ファークライ プライマル 低い 88 fps 100 fps 92 fps
高い 70 fps 77 fps 75 fps
最高 57 fps 60 fps 74 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 113 fps 133 fps 154 fps
高品質 83 fps 87 fps 121 fps
最高品質 58 fps 59 fps 87 fps
GRID Autosport ウルトラロー 172 fps 250 fps 266 fps
ミディアム 119 fps 148 fps 158 fps
ウルトラ 87 fps 106 fps 117 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。

 

なお、「Power-saving Mode」から「Performance Mode」へ移行するには、「Fn + F7」を押します。すると下図のようなポップアップが表示されるので、再起動をします。再起動後は、Optimusは使用されなくなり、必ず外部GPUが使用される「Performance Mode」へと移行します。


Fn + F7キーを押すと 「Performance Mode」へ移行する


Fn+F7を押したときに表示されるポップアップ画面

 

GPU-Zで確認した各グラフィックスの情報は次の通りです。

 
GPU-Z

特徴3 - ノートPCでもVRが動く

本製品はノートパソコンでありながら、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムも動作するスペックです。

下図に、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果を掲載します。

GeForce GTX 1060であれば、どちらも動作可能という結果でした。GTX 1070やGTX1080でも、もちろん動作します。ただし、Radeon RX 470を選択した場合は、どういう結果になるか不明です。


各VRの動作チェックツールの実行結果

 

実際にOculus Riftを接続してプレイしてみましたが、問題ありませんでした。

ただし、Oculus Riftは、USB3.0が2つ(Oculus Touchも装着する場合は3つ)およびUSB2.0が1つ必要になるのに対し、ALIENWARE 17 R4のUSBポートは、USB3.0が2つのみです(他にUSB3.0 Type-Cポートはあり)。そのため、Oculus Riftを動作させるためには、USB3.0対応のハブなどを別途用意する必要があります。


Oculus Riftも動作OK。ただし、USB3.0ハブなどが必要

特徴4 - G-Sync対応ディスプレイ選択可能

本機は、ティアリングやカク付き(スタッター)を抑えるディスプレイ同期技術「NVIDIA G-SYNC」に対応した液晶ディスプレイを選択することができます。

NVIDIA G-SYNCは、GPU側の可変フレームレートに合わせて、ディスプレイ側のリフレッシュレートも動的に変更する技術です。詳細は、4Gamer.net様の記事「【PR】すべて分かるNVIDIAの新世代ディスプレイ同期技術「G-SYNC」。西川善司がその可能性を明らかにする」(外部リンク)が詳しいので、こちらをご覧ください。

今回は、G-SYNC対応の液晶を選択していませんが、以前、G-SYNC対応の液晶でゲームをプレイしたことがありますので、「GALLERIA QSF970HGSの実機レビュー」も参考にしてください。

特徴5 - ダブルストレージ搭載

ALIENWARE 17 R4は、標準でM.2 SSDと2.5インチハードディスクを同時搭載したダブルストレージ構成になっています。

M.2 SSDは、SATA接続のSSDと、PCIe接続のSSDが選べ、後者のほうが高速です。


ダブルストレージ搭載

特徴6 - Tobii アイトラッキングに対応

本製品には、Tobiiアイトラッキングに対応しており、ユーザーがいないことを感知して、画面を暗くしたり、画面をオフにしたりすることができる機能が搭載されています。また対応しているゲームではトラッキングカメラを使って、ゲームの視界を広げたりなど、様々な機能が楽しめることができるそうです。

対応しているゲームなど、詳しくは「http://tobiigaming.com/games」をご覧ください。

また、試しに「ウォッチドッグス 2」をプレイしてみました。こちらの詳細は「NEW ALIENWARE 17でTobii アイトラッキング機能を試す」をご覧ください。


液晶パネル下部に搭載されたTobii製 アイトラッキングカメラ


ユーザーがいないことを感知して画面を暗くしたり、オフにしたりできる

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本製品はいくつかの液晶の中から選択することができますが、今回は"フルHD IPS"液晶の特性について掲載します。

ただし、2つのPCのフルHD IPS液晶を確認したのですが、それぞれ別のパネルが搭載されていました。ここでは、この2つの液晶について記載します。

フルHD IPS液晶 その1

1つ目のフルHD IPS液晶は、LG Philips 173WF4(DELL P/N:JWGJ6)です。個人的にはこちらのパネルのほうが好きでした。

視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや逆S字のカーブになっているため、実際の画面はややメリハリのある発色になっていることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては、やや広めだと思います。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状などです。ギラつきはそれほど感じません。


フルHD IPS液晶 その2

2つ目は、B173HAN(DELL P/N:Y147T)です。

こちらの液晶も視野角は良いです。1つ目の液晶とほとんど変わらないため省略します。

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ直線で、素直な発色であると思います。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては、やや広めだと思います。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状などです。この液晶は、ややギラつきを感じます。この点がやや残念でした。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは横:約19mm×縦:約19mmと十分な広さです。キーストロークも約2.2mmとなっており十分な深さです。キーの素材が柔らかく、また下へ湾曲しているため、指がフィットして押しやすいです。キーを押したときの底つきの衝撃も少ないです。パームレストもマットな素材で肌触りがよいです。打ちやすいキーボードだと思います。

また、Nキーロールオーバー(複数のキーが同時に押された場合、その押された順序に従ってすべて認識されること)にも対応し、キーを同時に連続して押すことの多いゲームに最適なキーボードとなっています。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドは触るとLEDが点灯し、しばらく触れずにおくと消灯します。また常駐ソフトのポインティングデバイスの設定からタッチパッドの感度を調節することも可能です。


タッチパッド


タッチパッドの感度を調節可能

 

「Alienware TactX」からは、左側の5つのキーにマクロを割り当てることができます。また3つのプロファイルごとに設定でき、切り替えも一番上のキーひとつで瞬時に切り替わります。LEDバックライトの色も割り当てることができ、例えば、FPSはブルー、RTSはオレンジ、MMOではイエローなど、ゲームジャンルごとに分けることができます。


Alienware TactX(ALIENTACTX)


マクロを割り当て可能なキー

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品はCore i7-7700HQまたはCore i7-7820HKの高性能なCPUを選択可能です。Core i7-7700HQでも十分な性能です。ただ、試していないため何とも言えませんが、GTX 1080を搭載した場合はCore i7-7700HQだとベンチマークスコアがやや低めにでるかもしれません。GTX 1080の場合にはCore i7-7820HKのほうが良いかもしれません。

グラフィックス

グラフィックスはGeForce GTX 1070、GTX 1060、GTX 1080を選択可能です。選び方は下図を参考にして下さい。


グラフィックスの性能と用途(筆者の独自判断)

ストレージ

ストレージは、下図のようなものを選択できます。より高速にしたいなら、PCIe-NVMe接続のM.2 SSDを選択すると良いでしょう。


ストレージの性能と用途(筆者の独自判断)

ALIENWARE 17で計測したベンチマーク

以下、ベンチマーク結果を掲載します。ただし、下のCPUは現在選択できません。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-6700HQ


Core i7-6820HK
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1060


GeForce GTX 1070

 

3DMarkのスコア
製品名 ALIENWARE 17 R4
基本スペック Core i7-6700HQ
GTX 1060 6GB
Core i7-6820HK
GTX 1070 8GB
Score 3757 4993
Graphics score 3722 5483
CPU test 3974 3315
Score 5274 7256
Graphics score 5624 8230
Physics score 9599 8046
Combined score 2463 3566
Score 9944 12501
Graphics score 12041 17511
Physics score 9568 8552
Combined score 4427 5097
Score 24514 26237
Graphics score 39058 57948
Physics score 9116 7703
Combined score 19475 17551

VRMark
製品名 ALIENWARE 17 R4
基本スペック Core i7-6700HQ
GTX 1060 6GB
Core i7-6820HK
GTX 1070 8GB
Score 6481 7629
Average frame rate 141.28 fps 166.32
Score 1141 1704
Average frame rate 24.87 fps 37.15

 

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-6700HQ
GTX 1060 6GB
Core i7-6820HK
GTX 1070 8GB
x265でエンコード (※1) 23分19秒 21分50秒
NVENCでエンコード (※2) 1分41秒 1分46秒
QSVでエンコード (※3) 3分31秒 3分36秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB PCIe M.2 SSD

512GB PCIe M.2 SSD

CrystalDiskMark
(SDカードスロットの評価)
<SDカードスロットなし>

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、GeForce GTX 1060搭載モデルで計測しています。搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は、やや動作音は聞こえますが静かなほうだと思います。CPUに負荷のかかるエンコード時はやや高めの騒音値です。FF XIVベンチマークを60fpsに制限したときは、普通の動作音です。fps制限をしないときはやや高めの動作音です。


騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通の温度です。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

普通の温度です。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

ノートPCとしては高めの消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。

アルミニウム、マグネシウム合金などを融合して形成されたボディは、高級感があり、肌触りも良く、頑丈です。

また、新デザインのAlienwareは、背面のヒンジ周りが大きく変わっており、背面のインターフェースや排気口が大きく出っ張った形になっています。

 

天板です。

 

背面のヒンジ部分と排気口です。

 

正面にスピーカーが配置されています。ノートPCとしては比較的音はいいのですが、手のひらをキーボードの上に載せていると、腕がスピーカーの上に被ってしまい、音がこもってしまいます。スピーカーは他社製品のようにキーボードの上に付けてほしかったです。

 

天板を閉じたときの画像です。

 

LEDライトです。左右側面のLEDはテーブルに反射し、とても幻想的なイルミネーションを放ちます。

 

電源ボタンとロゴです。表記デザインが変更されています。

 

液晶上部に搭載された内蔵カメラです。

 

底面です。

 

背面のインターフェースの画像です。左からLANポート、Mini-Display Port 1.2、HDMI 2.0、Thunderbolt 3兼USB Type-C ポート、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源ポートです。

 

大きく出っ張ったインターフェースは、液晶を開いたままでもケーブルが抜き差ししやすい設計だと思います。

 

デスクトップ用のグラフィックカードを内蔵できる「Alienware Graphics Amplifier」(下図)を接続することができます。

ただし、旧モデルのALIENWARE 13で試したときには、動作が不安定でした。また新モデルのALIENWARE 17 R4はグラフィック性能がデスクトップPCとそれほど変わらないので、「Alienware Graphics Amplifier」を取り付けて使用する機会はほとんどないと思います。

 

右側面にはUSB3.0ポートがあります。

 

左側面には、USB3.0 Type-C、USB3.0、ヘッドホン、マイク端子があります。

 

側面のまとめ図です。

 

液晶が開く角度です。

 

底面カバーを開けたときの画像です。

 

搭載されていたメモリです。

 

搭載されていたHDDです。

 

搭載されていた256GB M.2 SSDです。

 

ACアダプターの画像です。大きいですが、かなり薄くなっており、カバンへ入れやすくなっています。

ACアダプターの詳細は次の通りです。240W(19.5V、12.3A)の容量です。

まとめ

以上が、ALIENWARE 17のレビューです。

LEDイルミネーションが綺麗で、ゲーミングPCらしいデザインです。

今回はフルHD IPS 非光沢液晶を選択しましたが、比較的見やすい液晶でした。他に、UHD(4K)液晶や、G-SYNC、120Hz駆動対応のQHD液晶も選択することが可能です。120Hz駆動の液晶ならヌルヌルと動く画面でゲームを堪能できます。

GeForce GTX 1060やGTX1070、GTX 1080などの高性能グラフィックスを搭載可能です。フルHD解像度ならGTX 1060またはGTX 1070で、QHD以上の解像度の液晶なら、GTX 1080をおすすめします。

CPUも通常のゲーミングノートPCに搭載されるCore i7-7700HQだけでなく、Core i7-7820HKを選択することも可能です。

また、キーボードも打ちやすく、Nキーロールオーバーにも対応しゲームにも最適です。

ただし、大きなボディの割には、USBポートが少なく、光学ドライブやメモリカードスロットを搭載していませんので、ご注意ください。

【公式サイトはこちら】
デル公式サイト