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バイオハザード7 レジデントイービル のベンチマークとおすすめPC
2017.1.24 初稿
2017.2.03
製品版での所感、ベンチマークを追記
2017.3.04 ノートPC用GTX 1080のベンチマークを追記
バイオハザード7がついに発売!
すべては“恐怖”のために。
2017年1月26日にバイオハザード最新作、『バイオハザード7 レジデントイービル(BIOHAZARD 7 resident evil)』がついに発売されました。バイオハザードシリーズと言えば、ホラーゲームよりは、サバイバルや戦闘など攻略に重きを置いた、アクションゲームというイメージがありますが、今作では『すべては“恐怖”のために。』というキャッチコピーからも分かるように、完全ホラーゲームとして作られた全く新しいバイオハザードです。大きな変更点として、視点が三人称視点から一人称視点へと変わり、グラフィックもかなりリアルな方向へと進化しています。ただ新生バイオハザードと言っても、探索やパズルのような謎解き、ハーブやガンパウダーなどシリーズお馴染みのアイテム調合など、バイオハザードシリーズとしての根幹部分は変わりません。(体験版STEAMストアはこちら:STEAMストアページ)
通常版とグロテスク版どちらを選ぶ?
今回のバイオハザード7では通常版とグロテスク版とでパッケージが別れています。通常版はグロテスクな表現を控えた作品となっていますが、それでもCEROレーティング:Dの17才以上対象の作品です。グロテスク版はその名の通り、グロテスクな表現が強めで、CEROレーティング:Zの18才以上対象の作品です。カプコンいわく、グロテスクVer.は『7の目指す“究極の恐怖体験を届ける”コンセプトを可能な限り突き詰めた作品だ。大人だけの、そしてホラー上級者だけの「バイオハザード7」を味わって欲しい。』とのこと。
実際にグロテスク版をプレイしてみましたが、流血表現はもちろん、手や足を切られたりなど欠損表現は多く、ゲームオーバー時の主観視点での映像はかなりグロテスクなので、耐性がある方でもある程度の覚悟は必要です。筆者は序盤をプレイしただけでも少し気分が悪くなりました。なので、グロテスクな表現が苦手な方は通常版、グロテスクな表現が平気で、バイオハザード7のホラー体験をより深く味わいたいという方はグロテスク版をオススメします。STEAMストアページも、通常版とグロテスク版とで、それぞれ異なっているので注意です。
大の大人も震えるほどの恐ろしさ
夜中に一人でプレイしては行けないゲームとはまさにこれのこと。序盤のチュートリアル部分だけでも怖過ぎて大の大人でも恐怖に震えます。一人称視点というのがゲームへの先入観をさらに膨張させており、薄暗さと軋むような足音、雨音や空気感、壁や木材の質感など、これらが醸し出す恐怖感はゲームとは思えないほどリアルです。そんな中、異様な者に追いかけられる恐怖感は心拍数が上がり、脂汗が吹き出ます。これをVRでプレイすると考えるだけで恐ろしいですね。筆者がプレイしているのはグロテスク版ですが、序盤だけでもかなりショッキングな映像が多いです。ホラーゲームが好きという方でも舐めてかかっては行けません。
ただ完全なホラーゲームとなってしまい、これまでのバイオハザードとは趣向がかなり違っているので、昔のバイオハザードが好きという方には賛否が別れると思います。ですが、今作のバイオハザードはホラーゲームとしても、アクションゲームとしても、グラフィック面でもかなり上質な仕上がりになっていると思います。また本作は、これまでのような「バイオハザードシリーズを知らない人はお断り」のストーリーではなさそうなので、過去作をプレイしていない方でも純粋なホラーゲームとして楽しめると思います。ちなみに、PC版でのVR対応は未定です。
バイオハザード7 レジデントイービル のベンチマークとおすすめPC
最低動作環境と推奨動作環境
最低要件の想定動作は1080pで30fps、推奨要件の想定動作は1080pで60fpsとなっています。最低動作環境でのグラフィックカードはGeForce GTX 760とかなり低めとなっていますが、推奨動作環境ではCPUはIntel Core i7-3770、メモリは8GB以上、グラフィックカードはGeForce GTX 1060とかなり高いです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS |
Windows 7/8/8.1/10 (各64ビット版) |
Windows 7/8/8.1/10 (各64ビット版) |
CPU |
Intel Core i5-4460 @2.70GHz またはAMD FX-6300以上 |
Intel Core i7-3770 @3.4GHz またはAMD同級以上 |
メモリ | 8GB RAM以上 | 8GB RAM以上 |
グラフィックメモリー | 2048MB | 4096MB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 760 AMD Radeon R7 260x |
NVIDIA GeForce GTX 1060 |
HDD空き容量 | 24 GB | 24 GB |
グラフィック設定画面
グラフィック設定画面は下記の画像の通りです。フレームレートは30固定、60固定、可変で選択できます。垂直同期をオフ、フレームレートを可変にすると60fps以上出ます。グラフィック設定はプリセット設定はありませんが、テクスチャ品質は「最低」「低」「中」「高」「最高」で設定できます。そのほか、メッシュ品質や影の品質、エフェクト発生量などを細かく設定することができます。あくまでも体験版なので、製品版では変更されている可能性はあります。
フレームレート計測には、テクスチャフィルタリング、メッシュの品質、影の品質などはすべて高に設定し、モーションブラーや被写界深度、動的な物体の影などはすげてオン、アンチエイリアスはFXAAで固定し、テクスチャ品質を「最低」「中」「最高」でそれぞれ序盤の館を一周し、「Fraps Version 3.5.99」を用いて平均フレームレートを計測しました。垂直同期はオフ、画面解像度は1920×1080(フルHD)と、ハイエンドGPUのみ3840x2160(4K解像度)でも計測しています。
グラフィック設定画面
バイオハザード7 のベンチマーク結果
各グラフィックカードでのベンチマーク(平均フレームレート)計測結果は以下の通りです。体験版よりはややフレームレートは落ちましたが、思っていた以上に平均fpsは高いです。推奨動作環境ではGTX 1060となっていましたが、デスクトップ用のGTX 1060の場合、平均fpsは100以上あり、かなり余裕があります。
製品版でも基本狭い通路や館内での移動が多いので、フレームレートは高めです。上下が激しく、GTX 1050だとシーンによっては90fpsまで上がったり、50fpsまで下がったりなどフレームレートの振れ幅は大きいですが、1920×1080のフルHDでプレイするなら、そこそこの高設定でも、GTX1050でプレイできます。ノートPCだとGTX 1060を搭載したものなら快適に動作するでしょう。GTX 1070や1080だと、4K(3840×2160)でもプレイすることができます。
グラフィックス | GeForce GTX1080 | GeForce GTX1070 | GeForce GTX 1060 (6GB) | GeForce GTX 1050Ti (2GB) | GeForce GTX965M | |
使用したPC |
NEXTGEAR -NOTE i7901 |
デル ALIENWARE 15 | デル ALIENWARE 17 | ドスパラ GKF1050TNF | デル ALIENWARE 15 | |
1920x1080 | 最低 |
174 fps | 142 fps | 95 fps | 60 fps | 41 fps |
中 |
170 fps | 138 fps | 92 fps | 52 fps | 36 fps | |
最高 | 166 fps | 136 fps | 90 fps | 46 fps | 33 fps | |
3840x2160 | 最低 |
58 fps | - | - | - | - |
中 |
56 fps | - | - | - | - | |
最高 | 54 fps | - | - | - | - |
グラフィックス | TITAN X | GeForce GTX1080 |
GeForce GTX1070 |
GeForce GTX1060 (6G) |
GeForce GTX1060 (3G) |
GeForce GTX1050Ti |
GeForce GTX1050 |
|
使用したPC | ドスパラ GALLERIA | |||||||
1920x1080 | 最低 |
236 fps | 230 fps | 190 fps | 138 fps | 126 fps | 85 fps | 78 fps |
中 |
228 fps | 225 fps | 188 fps | 135 fps | 123 fps | 80 fps | 72 fps | |
最高 | 216 fps | 215 fps | 185 fps | 133 fps | 120 fps | 78 fps | 70 fps | |
3840x2160 | 最低 |
80 fps | 75 fps | 65 fps | - | - | - | - |
中 |
78 fps | 72 fps | 63 fps | - | - | - | - | |
最高 | 76 fps | 70 fps | 60 fps | - | - | - | - |
画質を比較してみる
次にテクスチャ品質である、最低品質と最高品質での画質比較です。ほぼテクスチャ解像度の違いですが、壁紙や木材、絵などのオブジェクトが最高品質だとくっきり表示されおり、最低品質だとかなりボケて荒々しく見えます。
画質比較
「バイオハザード7 レジデントイービル」をプレイするには?
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非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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