※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i7901 の実機レビュー

更新日:2017年3月5日

モンスター級ゲーミングノートPC

NEXTGEAR-NOTE i7901は、ノート用シングルGPU最高峰のGeForce GTX 1080を搭載した高性能な17.3型ゲーミングノートPCです。

CPUも、ノート用ではなくデスクトップ用の高速な第7世代インテルCPUを搭載し、ストレージも、読込3,000MB/s以上も出る超高速なSSDを搭載しています。

さらに、GPUおよびCPUのオーバークロックも可能で、モンスター級の性能のハイエンド・ノートPCとなっています。

液晶には、Adobe RGB比100%対応の4K液晶を搭載しており、色鮮やかで高精細な映像でゲームをすることが可能です。

マウスコンピューター直販サイト:
G-Tune NEXTGEAR-NOTE i7901


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

NEXTGEAR-NOTE i7901の基本スペック

NEXTGEAR-NOTE i7901の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年3月4日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
デスクトップ用の第7世代インテルCore プロセッサー Core i7-7700Kです。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GTX 1080(8GB)を搭載。Optimusは非対応です。
液晶ディスプレイ
17.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度は4K-UHD(3840×2160)です。
メモリ
最大で64GBのメモリを選択できます。本機は32GB(8GB×4)を搭載しています。
M.2 SSD
読込3,000MB/s以上の速度が出るM.2 PCIe-NVMe SSDを選択可能です。本機は512GB PCIe-NVMe SSDを搭載しています。
2.5インチ HDD/SSD
2.5インチのSSDまたはHDDを2台選択可能です。本機は1TBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
その他
バッテリー駆動時間は約2.6時間、重量は約4.5kgです。

特徴1 - GeForce GTX 1080を搭載

本製品は、GeForce GTX 1080を搭載した超高性能なゲーミングノートPCです。

下表が本機のゲームベンチマークのチェックです。グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「378.66」です。

フルHDの解像度なら、最高品質のグラフィック設定でも余裕で60 fpsを超えています。4Kの解像度でも、"中程度"のグラフィック品質設定なら60 fpsを超えるゲームが多いです。非常に高いスコアとなっています。

ゲームベンチマーク
製品名 マウスコンピューター NEXTGEAR-NOTE i7901
基本スペック Core i7-7700K
NVIDIA GeForce GTX 1080(8GB)
解像度 フルHD(1920×1080) 4K(3840×2160)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 25730 (非常に快適) 14909 (非常に快適)
高品質 ★ 21841 (非常に快適) 9535 (非常に快適)
最高品質 19579 (非常に快適) 6912 (非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
標準品質 14116 (とても快適) -
最高品質 13640 (とても快適) -
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 117443 (快適) -
描画:6 71200(快適) -
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 45332 13530
ドラゴンクエストX 標準品質 21326 (すごく快適) 20108 (すごく快適)
最高品質 21108 (すごく快適) 19239 (すごく快適)
フォーオナー 268 fps 96 fps
182 fps 57 fps
超高 134 fps 41 fps
STEEP 176 fps 78 fps
141 fps 54 fps
超高 104 fps 38 fps
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 200 fps 97 fps
中品質 161 fps 63 fps
最高品質 133 fps 49 fps
ファークライ プライマル 低い 158 fps 62 fps
高い 127 fps 49 fps
最高 108 fps 43 fps
GRID Autosport ウルトラロー 390 fps 342 fps
ミディアム 198 fps 204 fps
ウルトラ 144 fps 142 fps
VRカノジョ パフォーマンス 90 fps -
クオリティ 90 fps -
ハイクオリティ 45 fps -
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1080の情報は次の通りです。


GeForce GTX 1080のグラフィックカードのスペック

特徴2 - GPU&CPUのオーバークロックが可能

本製品は、GPUとCPUのオーバークロック機能を搭載しています。

GPUのオーバークロック

GPUのオーバークロックは、専用のソフトから手軽に行うことができます。下図のようなソフトから「コア増分」のスライドバーをスライドさせるだけで、最大100MHzクロックアップさせることが可能です。「メモリ増分」という項目もありますが、こちらは操作することができないようになっています。


GPUのオーバークロックソフト

CPUのオーバークロック

CPUは、ノート向けCPUではなく、デスクトップ向けのCPU「Core i7-7700K」を搭載しており、そのままでも十分高性能ですが、本製品はさらにオーバークロックをすることが可能です。

CPUのオーバークロックについても、専用ソフトから簡単に行うことが可能で、全てのCoreをx45までクロックアップさせることができます。


CPUのオーバークロック機能を搭載

特徴3 - 読込3,000MB/sを超えるSSDなどでマルチストレージ

本製品は、M.2スロットと、2.5インチベイを複数搭載し、マルチストレージ構成にすることが可能です。


マルチストレージ構成が可能

 

さらに、M.2 SSDは、読込3000MB/sを超える超高速なパーツを選択可能です。CPUやグラフィックスだけでなく、ストレージもモンスター級の性能です。

M.2接続の高速なSSDの場合、温度が気になる方もいると思いますが、ストレージ負荷をかけて、CrystalDiskInfoで温度を確認しても、38度を超えることはありませんでした。安心して使えると思います。


512GB SAMSUNG SM961 PCIe-NVMe M.2 SSD

特徴4 - VR完全動作

本製品はノートパソコンでありながら、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムも、余裕で動作するスペックです。

下図に、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果を掲載しますが、どちらも動作可能という結果でした。


VRの動作チェックツールの結果

 

Oculus Riftを接続し、いくつか実際にプレイしてみましたが、カクついたりすることなく、スムーズに動作しました。USBポートも豊富にあるので、VRデバイスを接続しつつ、コントローラーの接続やマウスの接続も可能です。


Oculus Riftを接続

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は非常に広いです。

下図にはAdobe RGBの色域も掲載しているのですが、本製品の色域にすっぽりと隠れてしまっており、本製品の色域が、Adobe RGBの色域を100%カバーしていることが分かります。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ややギラつきを感じるのが残念です。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは横:約18.5mm、縦:約19mm、キーストロークは約2mmです。キートップは湾曲しており指がフィットしやすく、底つきの衝撃も少なく押しやすいキーボードだと思います。

ただし、「.」や「,」などの一部のキーピッチがやや狭いです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの操作感は普通です。クリックボタンは独立しており、軽い力で押すことができるため、クリックしやすいです。

また指紋認証デバイスをタッチパッド左上に搭載しており、センサー部分にタッチするだけで Windows にログインすることが可能です。


タッチパッドと指紋認証デバイス

 

キーボードバックライトも搭載しています。3つのブロックごとに、色を変えたり、ウェーブやフラッシュで色を変化させることも可能です。



キーボードバックライト

キーボードバックライト

FLEXIKEYのソフト(バックライトキーボードの設定)

 

「FLEXIKEY」のソフトを使用すると、複数のキー入力やアプリケーションの起動などのマクロを、好きなキーに設定することができます。


FLEXIKEYのソフト(マクロの設定)

 

「CONTROL CENTER」のソフトを使用すると、左ウィンドウズキーを無効化することも可能です。これによりゲーム中に誤って押してスタートメニューが表示されてしまうことを防ぐことができます。また、このソフトを使用すると、他にもヘッドホンの設定、ファン速度の調整などが可能です。




CONTROL CENTER

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

デスクトップ用CPUのCore i7-7700Kを搭載しています。ノートPC用のCPUと比べると非常に高性能です。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

グラフィックス

ノートPC用GPUの中で、最高峰のGeForce GTX 1080を搭載しています。非常に高い性能です。


グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージの選び方

ストレージは、下図のようなものを選択できます。SM961のPCIe-NVMe SSDを選択すれば、3,000MB/sを超えるシーケンシャルリードが出ます。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

NEXTGEAR-NOTE i7901で計測したベンチマーク

以下、Core i7-7700K、GeForce GTX 1080、32GBメモリ、512GB M.2 SSDの構成でのベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700K
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1080
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)





Core i7-7700K、GeForce GTX 1080
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えていれば快適に動作
Core i7-7700K、GeForce GTX 1080
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700K
GeForce GTX 1080
x265でエンコード (※1) 15分08秒
NVENCでエンコード (※2) 1分15秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

512GB SAMSUNG SM961 PCIe-NVMe M.2 SSD
CrystalDiskMark
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

 

 

  1 2 次へ
  目次