GALLERIA XL5R-R36 5600Hの実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 5600H
GPU GeForce RTX 3060
メモリ 16GB
ストレージ NVMe 512GB SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 非光沢 144Hz
質量 約2.0kg
バッテリー 約5.5時間
価格[税別] 14万円台~
安いRTX 3060搭載ゲーミングノート

GALLERIA XL5R-R36 5600Hは、GeForce RTX 3060を搭載しつつ、14万円台と安いゲーミングノートPCです。

プロセッサーにRyzen 5 5600Hを搭載することで、価格を抑えています。

144 Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しているので、競技性の高いeスポーツタイトルも快適にプレイができます。

コストパフォーマンスが非常に高く、入門機としてもおすすめのゲーミングノートです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 5600H、16GBメモリ、GeForce RTX 3060、512GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA XL5R-R36の特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA XL5R-R36の特徴

RTX 3060搭載機としては安い

GALLERIA XL5R-R36は、GeForce RTX 3060を搭載したミドルスペックのゲーミングノートPCですが、価格が14万円台と比較的安いです。

価格が比較的安い

 

ゲームにもクリエイティブ作業にも使えるディスプレイ

他社にも、RTX 3060を搭載し、同じくらいの価格のゲーミングノートがありますが、本製品は、ディスプレイの品質がいい点が特徴です。14万円前後の価格だと、高リフレッシュレートに対応していなかったり、ディスプレイの色域が狭かったりすることがほとんどですが、本製品は、144Hzの高リフレッシュレートに対応し、sRGBカバー率が100%に近い広めの色域です。

ライバル機種との比較
  [本機器]
XL5R-R36 (5600H)
OMEN 16 Dell G15 Ryzen Edition
画像
GPU GeForce RTX 3060
CPU Ryzen 5 5600H Core i5-11400H Ryzen 7 5800H
メモリ 16GB 8GB 16GB
SSD 512GB 512GB 512GB
液晶 ※1 144Hz
sRGB 97.2%
60Hz
sRGB 98.3%
120Hz
sRGB 64.7%
価格[税込] 143,980円 137,640円 ※2 139,356円
レビュー レビュー レビュー
※1 sRGBカバー率は、当サイト計測
※2 クーポン適用時の価格

 

144Hzの高リフレッシュレートに対応していることで、APEXなどのFPSでは、素早い動作や視点移動でも滑らかな映像で動き、エイム動作がしやすいです。また、フレームを更新する頻度が高いので、敵を発見できるタイミングもわずかに早くなります。MHRなどのアクションゲームでは、なめらかな映像で敵の動きが見やすく、操作ミスも少なくなります。特に競技性の高いeスポーツタイトルにおいては60Hz液晶に比べて優位になります。

また、色域が広めであることで、動画編集の色調整もある程度正確にできますし、RAW現像などにも使えます。

ゲームはもちろん、クリエイティブ作業にも適した汎用性の高いディスプレイです(※ただし色域は変わる可能性があります)。

高リフレッシュレートに対応し、色域も広め

 

RTX 3060の最大グラフィックスパワーは130Wと高め

GeForce RTX 30シリーズのグラフィックスは、メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーによって、実際のゲーミング性能に差が出ます。

安価なゲーミングノートPCだと、搭載されるグラフィックスの最大グラフィックスパワーは低めのものが搭載されがちですが、本製品の最大グラフィックスパワーは130Wと高めのRTX 3060を搭載しています。

最大グラフィックパワーは130WのRTX 3060を搭載

 

RTX 3060 Laptopで、最大グラフィックスパワー130Wというのは、GeForce RTX 3060の中ではトップクラスの高さです(下表参照)。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 8GB 175W 12797
RTX 3080 16GB 165W 11879
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 8GB 105W 10258
ミドルハイ RTX 3070 140W 10543
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 85W 8838
ミドルレンジ RTX 3060 130W 8286
RTX 3060 115W 8243
RTX 3060 75W 7047
RTX 3060 65W 6450
エントリー RTX 3050Ti 60W 5127
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4166
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット)は最大グラフィックスパワー

 

短納期で早く手に入る

最近では半導体不足の影響で、ノートパソコンの納期が1カ月以上というケースも少なくありませんが、GALLERIA XL5R-R36は両モデルとも「翌日出荷」となっており、非常に短い納期です。例えば、住んでいる場所や注文する時間にもよりますが、今日注文すれば、早ければ明後日には到着します。

最短翌日出荷

 

カスタマイズはできない

GALLERIA XL5R-R36は、購入時に、メモリとSSDのカスタマイズができません。16GBメモリ、512GB SSDで、固定されています。「クリエイティブ系ソフトをたくさん立ち上げるので32GBのメモリがいい」とか、「ゲームをたくさんインストールするので1TB SSDがいい」とか、そういった要望がある方は、残念に思うでしょう。

メモリとSSDのカスタマイズは不可

 

ただし、自分で底面カバーを開いて、メモリやストレージを交換することは可能です。ストレージに関しては、空スロットがあるので、ここにSSDを増設することもできます。

M.2の空スロットあり
メモリも交換可能

 

ドスパラにはRTX 3060ノートがいっぱいあるけど・・・

ドスパラで販売されているGALLERIAシリーズには、下表の通り、GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングノートが、他にもたくさんあります。

GeForce RTX 3060搭載のGALLERIAノートPC
機種名 CPU 価格
UL7C-R36 Core i7-11800H 173,980円
XL7C-R36 (11800H) Core i7-11800H 159,980円
XL7R-R36 (5800H) Ryzen 7 5800H 162,980円
XL7R-R36 (4800H) Ryzen 7 4800H 149,980円
XL5R-R36 (5600H) 本製品 Ryzen 5 5600H 143,980円
※2022年3月11日時点での価格です
メーカー公式サイトのゲーミングノートPC一覧はこちら

 

一番上のUL7C-R36以外は、全て同じボディとなります。一番上のUL7C-R36は、ディスプレイが240Hzとリフレッシュレートがやや高い点と、メカニカルキーボードを搭載している点が大きな違いとなります。ここに魅力を感じなければ、価格の安い2番目以降の機種がおすすめです。

2番目以降の機種の違いはCPUとなります。この中で、本製品に搭載されているRyzen 5 5600Hは、マルチコア性能はそこまで高くありませんが、シングルコアについては、Ryzen 7 4800Hよりも高くなっています。ゲーミングノートPCに搭載されるプロセッサーとしては高い性能ではありませんが、ゲーム時のフレームレートは特別落ちるわけでもなく、十分な性能だと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
マルチコア
Ryzen 7 5800H 11986
Core i7-11800H 11893
Ryzen 7 4800H 11509
Ryzen 5 5600H 9363
シングルコア
Core i7-11800H 1511
Ryzen 7 5800H 1378
Ryzen 5 5600H 1375
Ryzen 7 4800H 1254

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
性能が高く、ディスプレイも見やすいので、快適にWebページをみたり、Officeソフトを使ったりすることができます。
オンライン会議 カメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、問題なくオンライン会議や、リモート授業などを受けることができます。
動画鑑賞 色鮮やかなディスプレイを搭載し、スピーカー音も悪くはなく、快適に動画鑑賞できるでしょう。
RAW現像
画像編集
sRGBカバー率が97.2%(当サイトの計測)となっており、ウェブコンテンツ用の画像編集にちょうどいいです。ただし、Adobe RGBをカバーするような色域はないため、DTP用には色域不足です。
動画編集 高い性能のグラフィックスを搭載しており、動画編集も快適にできます。
ゲーム GeForce RTX 3060と144Hzの高リフレッシュレートを搭載し、多くのゲームが快適です。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

なお、本製品は、「エンターテイメント」、「ゲームモード」、「ターボモード」の3つのモードが用意されています。ここでは「ターボモード」にしてゲームのフレームレートを計測しています。

「Gaming Center」のソフトから変更可能
キーボード上のボタンからも動作モードの切り替えが可能

 

最大グラフィックスパワーの高いRTX 3060を搭載しているだけあって、いずれもフレームレートは高いです。サイバーパンクはウルトラ設定で平均60 fps出ており、重いゲームも快適にプレイできます。フレームレートが足りない場合は、DLSSと併用することでさらにパフォーマンスを伸ばすことができます。

APEXなどのeスポーツタイトルでは、高設定でも144 fpsに近いフレームレートが出ており、144 Hzの液晶の性能を活かすことができ、ゲームを快適かつ優位に進めることができます。

本製品なら、ほとんどのゲームが高設定以上で快適に動作するでしょう。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 109 fps
74 fps
ウルトラ 61 fps
レイトレ:中 51 fps
レイトレ:ウルトラ 43 fps
※ベンチマークで計測
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3070 140W 70 fps
RTX 3060 115W 62 fps
RTX 3060 130W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 148 fps
104 fps
エクストリーム 46 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060
115W 52 fps
RTX 3060 130W 46 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 レイトレ DLSS 平均fps
1920
x
1080
オフ オフ 89 fps
オフ オフ 78 fps
最大 オフ オフ 60 fps
オフ 高性能 72 fps
最大 高性能 53 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、品質:最大、レイトレ:オフ、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 145W 68 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 130W 60 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 115W 46 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050 95W 29 fps
RTX 3050Ti 60W 28 fps
RTX 3050 60W 22 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 138 fps
87 fps
ウルトラ 71 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060 115W 72 fps
RTX 3060 130W 71 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 49 fps
RTX 3050 60W 42 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650   31 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 126 fps
標準品質 104 fps
高品質 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 115W 80 fps
RTX 3060 130W 78 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 151 fps
100 fps
ウルトラ 86 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 112 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 130W 86 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3060 115W 81 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 137 fps
113 fps
最高 104 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 129 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 130W 104 fps
RTX 3060 115W 96 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 147 fps
高(ノート) 134 fps
最高品質 116 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3060 130W 116 fps
RTX 3060 115W 114 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(Ver.19)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 204 fps
高設定 104 fps
最高設定 83 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 255 fps
高設定 158 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 223 fps
中設定 209 fps
最高設定 167 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
モンスターハンターライズ(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 160 fps
中設定 150 fps
高設定 132 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

GALLERIA XL5R-R36のディスプレイのチェックです。

パネルは、「BOE NV156FHM-N4G」でした。

解像度はフルHD、リフレッシュレートは144Hzとなっており、ゲームに適したスペックです。また、色域も比較的広く、画像や動画を扱う作業にも適しています。最大輝度は、当サイトの計測では283cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトでの計測で、sRGBカバー率は97.2%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、やや青色が強めに出ていますが、そこまで気にはなりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ゲーム中に自分の顔が映り込む心配もありません。ギラつきもほぼ感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカーの有無を、フォトディテクターで計測してみましたが、輝度をいくつにしても検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーボードの1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約52msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延はやや少ない方です。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影しました。普通のノートPCは60Hzで2フレーム前くらいまで残像が表示されていたのに対し、本製品は、2倍以上のリフレッシュレートの144Hzで2フレーム前くらいまでしか表示されていなかったので、本製品の液晶は残像は少ないと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

GALLERIA XL5R-R36のキーボードとタッチパッドをチェックします。

実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.6mmで、十分なキーピッチおよびキーストロークです。右SHIFTと矢印キーは、やや独特の位置に配置されています。総合的に見て、普通のタイピングのしやすさかなと思います。

テンキーは3列なので、通常のテンキーとは「+」や「ー」などの配列が異なります。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

タッチパッドは動かしやすいです。タッチパネル、クリックボタンの操作性は普通です。

タッチパッド

 

キーボードライトも搭載しており、色を変えることもできます。ただし、キー毎に色を変えることは出来ません。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

続いて、パフォーマンスを確認します。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「ゲームモード」と、最も高いパフォーマンスが出る「ターボモード」でベンチマークなどを計測しました。

CPU

プロセッサーには、Ryzen 5 5600Hを搭載しています。Zen3の6コア12スレッドのプロセッサーです。

CINEBENCH R23のスコアを見てみると、Hシリーズのプロセッサーとしては、そこまで高い性能ではありませんが、ゲームをする場合において、GeForce RTX 3060搭載のゲーミングノートには、十分な性能のプロセッサーだと思います。

なお、ゲームモードよりターボモードの方が高いスコアです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 5600H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HK 17767
Core i7-12700H 16389
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i5-11400H 9971
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9363 [ターボモード]
8772 [ゲームモード]
Ryzen 5 5600U 8491
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-11370H 7123
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 3 5300U 5492
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5600H 1375 [ターボモード]
1350 [ゲームモード]
Ryzen 5 5600U 1369
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 5 5500U 1185
Ryzen 3 5300U 1123
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR4-3200の8GBx2を搭載しています。スロット式のメモリなので、自分で交換することも可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
30.66GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスにはGeForce RTX 3060 Laptopを搭載しています。ミドルクラスの性能で、FHD環境なら、多くのゲームが高いフレームレートが出ます。

なお、こちらも、ゲームモードよりターボモードの方が高いスコアです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8286 [ターボモード]
7652 [ゲームモード]
RTX 3060 115W 8243
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス(RTX 3070の最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3060 Laptopの情報は次の通りです。動作モードを変更しても、GPUクロックなどに変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのNVMe SSDを搭載しています。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3500
2382
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しているので、一眼レフで撮影したデジタルデータを取り込むときなどは便利です。読み込み速度は速くはありませんが、遅くもないので、RAWデータの取り込みにも使えるでしょう。なお、カードを挿すと出っ張りがあるので、このままカバンに入れないように注意しましょう。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「パフォーマンスモード」で計測した結果のみ掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroomの書き出しは、遅くはありませんが速くもありません。ただ、十分待てる範囲の時間です。また、現像処理(露出や彩度などの変更)自体はストレスなくできます。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i7-12700H
16GBメモリ
45秒
Core i9-11980HK
32GBメモリ
48秒
Core i9-12900H
LPDDR5-5200 16GBメモリ
50秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒 (MacBook Pro 16)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
56秒 (MacBook Pro 14)
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1195G7
16GBメモリ
66秒
Ryzen 5 5600H
16GBメモリ
69秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

上位のCPUやグラフィックスを搭載しているノートPCほど速くはありませんが、4K動画の編集も出来ると思います。FHD動画編集であれば快適です。

4K動画の書き出し
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i5-11400H
RTX 3060 (115W)
3分45秒
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (105W)
3分51秒
Core i7-11800H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
4分04秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Ryzen 5 5600H
RTX 3060 (130W)
5分27秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

ソフトウェアエンコードについては速いです。

Core i7-12700H 7分50秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 5 5600H 10分43秒
Ryzen 7 5800U 11分39秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間

Blenderを使う場合は、もう少しCPU性能が高いものがいいかもしれません。

OptiXでの実行したときのスコア

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは、DisplayPortによる映像出力には対応していますが、ThunderboltおよびPowerDeliveryには対応していません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの情報はご覧の通りです。外部GPU経由で出力されており、4K、60Hz、8ビット、RGBで表示されています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

GALLERIA XL5R-R36 5600Hの質量の計測結果はご覧の通りです。

メーカーの仕様表では、「約2.0kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、仕様値とほぼ同じでした。

さすがにモバイルに特化したノートPCほど軽くはありませんが、ミドルクラスの外部GPUを搭載したゲーミングノートとしては軽いほうだと思います。外出先へ持ち運んで、ゲームをしたり、動画編集をしたりしやすいでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.986kg
ACアダプター+電源ケーブル 579g

 

バッテリー駆動時間のチェック

まず、バッテリー容量は、62.32Whとなっており、比較的多い容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は次のようになります。バッテリー容量は多めでも、高性能パーツを搭載しているので、バッテリー駆動時間はあまり長くありません。なお、ゲーミングノートPCは、消費電力が高いので、大体このくらいのバッテリー駆動時間になります。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約5.5時間
(2) PCMark 10 Modern Office 4時間22分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 1時間53分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

HD画質のWebカメラに、顔認証のためのIRカメラを搭載しています。なお、カメラを物理的に隠すシャッターはありません。

Webカメラ

 

画質はやや粗く、やや暖色ですが、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、普通の品質だと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは背面にあります。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で採点すると、5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。

ゲームモードとターボモードで計測しましたが、どちらも高めの温度です。

  • ゲームモード
  • ターボモード
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。

CPU温度が高めなのがちょっと気になります。

  • ゲームモード
  • ターボモード
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ動作音は聞こえません。FF15ベンチマークを実行したときはどちらのモードも高めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲームをすると、キーボード中央の表面温度が高めになりますが、そこまで気にはなりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

アイドル時はそれほど高い消費電力ではありませんが、ゲーム時はそれなりに高い消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA XL5R-R36の外観のチェックです。

ボディカラーはシルバーで、液晶の周りのベゼルはブラックです。

 

天板にはGALLERIAのロゴが入っています。

 

ボディの高さは23mmとなっており、GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングノートとしては薄いと思います。

 

インターフェースは次の通りで種類は豊富です。外部モニターを繋げられるポートは、USB-CとHDMIの2ポートです。また、有線LANは2.5Gb Ethernet対応で、ルーターが対応していれば、高速通信が可能です。

 

液晶は下図の角度まで開きます。180度までは開きません。

 

底面は、通気口が三角形のような形をしており、デザイン性が高いです。

 

底面カバーは、爪の引っ掛かりが少ないため、比較的開けやすいです。前述したように、メモリとストレージは交換可能です。また、M.2スロットに空があるので、1つSSDを増設することもできます。

 

ACアダプターは薄型ですがそこそこ大きいです。

 

ACアダプターの容量は180Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA XL5R-R36のレビューです。

GeForce RTX 3060のミドルクラスのグラフィックスを搭載しつつ、14万円台から購入できるゲーミングノートです。

プロセッサーに、Core i7やRyzen 7ではなく、やや性能が劣るRyzen 5 5600Hを搭載することで、価格を抑えています。ただ、グラフィックス性能は比較的高いので、ほとんどのゲームが、高めのグラフィック品質設定でも、快適に動作することでしょう。

また、144Hzの高リフレッシュレートに対応し、色域も比較的広く、ゲームもクリエイティブ作業もしやすいディスプレイを搭載しているのも特徴です(※ただし色域は変わる可能性があります)。ゲームもクリエイティブ作業もできる製品です。

納期が早い点もメリットです。

ただし、パーツのカスタマイズが出来ません。メモリやストレージの容量をアップしたい方は、自己責任となりますが、自分で増設・換装することになります。

また、少し発熱が気になるので、夏場の長時間のプレイは、エアコンを低めにしてPCを冷やすなど、気を付けたほうがいいと思います。

 

安いRTX 3060搭載ゲーミングノート

GALLERIA XL5R-R36 5600H

特徴

  • GeForce RTX 3060 Laptop搭載
  • 144Hz & 色域広めのディスプレイ
  • 比較的安い

こんなあなたに

  • ミドルクラスのゲーミングノートが欲しい方
  • なるべく価格を抑えたい方
  • 価格14万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

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