ドスパラ GALLERIA XL7R-R36の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 7 5800H
Ryzen 7 4800H
GPU GeForce RTX 3060
メモリ 16GB
ストレージ NVMe 512GB SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 非光沢 144Hz
質量 5800H 約2.1kg
4800H 約2.0kg
バッテリー 5800H 約6.3時間
4800H 約5.5時間
価格[税込] 5800H 15万円台~
4800H 14万円台~
RTX 3060に、コスパ高いRyzen 7搭載

GALLERIA XL7R-R36は、マルチコア性能が高いRyzen 7プロセッサーに、RTX 3060を搭載したミドルクラスのゲーミングノートPCです。

最大グラフィックスパワーが130Wと高いRTX 3060に、144 Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しているので、重めのゲームから、競技性のあるeスポーツタイトルも快適にプレイができるスペックです。

また、価格も14万円台(税込)からと、比較的安く手に入るミドルクラスのゲーミングノートです。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

GALLERIA XL7R-R36(5800H搭載モデル)

Ryzen 7 5800H、16GBメモリ、GeForce RTX 3060、512GB SSD

 

GALLERIA XL7R-R36(4800H搭載モデル)

Ryzen 7 4800H、16GBメモリ、GeForce RTX 3060、512GB SSD NEW!

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA XL7R-R36の特徴」のみお読みください。

 

 

GALLERIA XL7R-R36の特徴

人気のRTX 3060を搭載したゲーミングノート

GALLERIA XL7R-R36は、ゲーミングノートの中で人気のグラフィックス「GeForce RTX 3060 Laptop」を搭載したゲーミングノートです。FHD解像度であれば、多くのゲームが高いグラフィック品質設定でゲームをすることが出来ます。

ゲーミングノートは、最大グラフィックスパワーの設定によって、性能が変わってきますが、本製品の最大グラフィックスパワーは130Wとなっています。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

130Wというのは、GeForce RTX 3060 Laptop搭載ノートの中では、トップクラスの高さです。下表に掲載した通り、RTX 3060の中でも高いベンチマークスコアが出ているのがわかるかと思います。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB 165W 12077
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
ミドルハイ RTX 3070 140W 10027
RTX 3070 95W 9220
RTX 3070 85W 8838
ミドルレンジ RTX 3060 130W 8333
RTX 3060 75W 7047
RTX 3060 65W 6450
エントリー RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :レビュー機で計測したスコア
W(ワット)は最大グラフィックスパワー

 

144Hzの高リフレッシュレートパネルを搭載

GALLERIA XL7R-R36は、144Hz駆動の高リフレッシュレート液晶を搭載しています。

素早い動作や視点移動でも滑らかな映像で動き、エイム動作がしやすいです。フレームを更新する頻度が高いので、敵を発見できるタイミングもわずかに早くなります。特に競技性の高いeスポーツタイトルにおいては60Hz液晶に比べて優位になります。

144Hzの高リフレッシュレートパネル搭載

 

短納期で早く手に入る

最近では半導体不足の影響で、ノートパソコンの納期が1カ月以上というケースも少なくありませんが、GALLERIA XL7R-R36は両モデルとも「翌日出荷」となっており、非常に短納期です。例えば、住んでいる場所や注文する時間にもよりますが、今日注文すれば、早ければ明後日には到着します。

最短翌日出荷

 

カスタマイズはできない

GALLERIA XL7R-R36は、CPUやグラフィックスだけでなく、メモリとSSDが固定されており、カスタマイズは出来ません。もう少し容量の多いパーツを搭載したい方もいると思うので残念です。

メモリは16GB、SSDは512GBと固定でカスタマイズは不可

 

なお、自己責任でなら、M.2 SSDの増設や、メモリ交換は可能です。

M.2の空スロットあり
メモリも交換可能

 

ドスパラにはRTX 3060ノートがいっぱいあるけど・・・

GALLERIA XL7R-R36は、GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングノートPCです。ただ、ドスパラで販売されているGALLERIAシリーズには、GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングノートが、他にもたくさんあります。下表にそれらの機種を掲載したのでご覧ください。

GeForce RTX 3060搭載のドスパラ GALLERIAノートPC
機種名 CPU 価格
UL7C-R36 Core i7-11800H 169,980円
XL7C-R36 (11800H) Core i7-11800H 159,980円
XL7C-R36 (10875H) Core i7-10875H 155,980円
XL7R-R36 (5800H) Ryzen 7 5800H 155,980円
XL7R-R36 (4800H) 本製品 Ryzen 7 4800H 149,980円
XL5R-R36 (5600H) Ryzen 5 5600H 139,980円
メーカー公式サイトのゲーミングノートPC一覧はこちら

 

一番上のUL7C-R36以外は、全て同じボディとなります。一番上のUL7C-R36は、ディスプレイが240Hzとリフレッシュレートがやや高い点と、メカニカルキーボードを搭載している点が大きな違いとなります。ここに魅力を感じなければ、2番目以降の機種がおすすめです。

いくつかモデルがありますが、こららの機種の違いはCPUとなります。下に各CPUのベンチマークスコアを掲載しますが、Ryzen 7 5800Hはマルチコア性能が最も高く、ソフトウェアエンコードなど全てのCPUコアをフルに使うような処理が得意です。一方、Core i7-11800Hは、シングルコア性能が高く、マルチコア性能もまずまずで、苦手な処理がなく、Adobeソフトとの相性もいいです。

ただ、表の上から2番目~5番目までのPCで、ゲームのフレームレートを計測しましたが、ゲームによって優劣が変わり「この機種がゲームのフレームレートが高い」というのは言えませんでした。ゲームするのが目的であれば、性能の高いCPUのモデルを無理に選ばなくてもいいかもしれません。CPUの世代は古くなってしまいますが、Ryzen 7 4800H搭載モデルでもいいと思います。

ゲーム以外にも、動画編集や色々なことをしたいというのであれば、Core i7-11800H、もしくはRyzen 7 5800Hのモデルがいいでしょう。どうせ買うなら、最新世代のCPUがいいという方も、これらのCPUのモデルがいいです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
マルチコア
Ryzen 7 5800H 11986
Core i7-11800H 11893
Ryzen 7 4800H 11509
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-10875H 8811
シングルコア
Core i7-11800H 1511
Ryzen 7 5800H 1378
Ryzen 5 5600H 1354
Core i7-10875H 1262
Ryzen 7 4800H 1254
 :XL7R-R36(5800H)で計測したスコア
Core i7-11800HはXL7C-R36(11800H)で計測したスコア
Core i7-10875HはXL7C-R36(10875H)で計測したスコア
それ以外は、他のPCで計測したスコア

 

各用途の快適度

GALLERIA XL7R-R36の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックでサクサク動きます。
オンライン会議 1280x720の普通のWebカメラを搭載し、問題なくオンライン会議が出来ます。
動画鑑賞 スペックは十分、液晶の見やすさはまずまずで、快適に動画鑑賞できます。
RAW現像
画像編集
当サイトの計測ではsRGBカバー率が93.9%となっており、Web用の編集なら、なんとか使える色域です。
動画編集 CPUおよびグラフィックス性能が高く、快適に動画編集が出来るでしょう。
ゲーム GeForce RTX 3060と144Hzの高リフレッシュレートを搭載し、多くのゲームを快適にプレイできます。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

なお、本製品は、「エンターテイメント」、「ゲームモード」、「ターボモード」の3つのモードが用意されています。ここでは「ターボモード」にしてゲームのフレームレートを計測しています。

「Gaming Center」のソフトから変更可能
キーボード上のボタンからも動作モードの切り替えが可能

 

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

最大グラフィックスパワーの高いRTX 3060を搭載しているだけあって、いずれもフレームレートは高いです。高設定でも144 fpsに近いフレームレートが出ており、144 Hzの液晶の性能を活かすことができ、ゲームを快適かつ優位に進めることができます。

また、Ryzen 7 5800HとRyzen 7 4800Hではフレームレートにそれほど差はありませんでした。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 低設定 249 fps 233 fps
高設定 159 fps 163 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 239 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps
RTX 3080 16GB 165W 235 fps
RTX 3080 16GB 140W 222 fps
RTX 3080 16GB 130W 196 fps
RTX 3070 130W 193 fps
RTX 3070 140W 184 fps
RTX 3080 8GB 105W 177 fps
RTX 3070 95W 170 fps
RTX 3060 130W 163 fps [Ryzen 7 4800H]
159 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3060 95W 159 fps
RTX 3060 90W 144 fps
RTX 3060 75W 143 fps
RTX 3050Ti 60W 113 fps
RTX 3050 95W 99 fps
RTX 3050Ti 40W 95 fps
GTX 1650Ti   76 fps
GTX 1650   70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 低設定 283 fps 256 fps
高設定 238 fps 224 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 404 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 390 fps
RTX 3080 16GB 165W 326 fps
RTX 3070 130W 300 fps
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3080 8GB 105W 272 fps
RTX 3080 16GB 140W 271 fps
RTX 3070 95W 270 fps
RTX 3060 75W 260 fps
RTX 3070 140W 242 fps
RTX 3060 95W 242 fps
RTX 3050Ti 60W 238 fps
RTX 3060 130W 238 fps [Ryzen 7 5800H]
224 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3060 90W 218 fps
RTX 3050 95W 211 fps
GTX 1650Ti   180 fps
RTX 3050Ti 40W 145 fps
RTX 3050 65W 102 fps
※プラクティス 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 低設定 197 fps 190 fps
高設定 138 fps 98 fps
最高設定 106 fps 76 fps

フォートナイトは、毎回同じ場所で計測するのが困難であるため、フレームレートが大きく変わってしまいます。参考程度にご覧ください。

他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 191 fps
RTX 3080 16GB 140W 190 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 185 fps
RTX 3080 16GB 165W 167 fps
RTX 3080 16GB 130W 159 fps
RTX 3070 130W 150 fps
RTX 3080 8GB 105W 145 fps
RTX 3070 95W 142 fps
RTX 3060 95W 127 fps
RTX 3060 75W 127 fps
RTX 3070 140W 121 fps
RTX 3060 90W 121 fps
RTX 3050Ti 60W 108 fps
RTX 3060 130W 106 fps [Ryzen 7 5800H]
76 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3050Ti 40W 87 fps
GTX 1650Ti   78 fps
GTX 1650   74 fps
RTX 3050 95W 70 fps
※バトルラボ v19.01で計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 非常に低い 183 fps 189 fps
中型 178 fps 180 fps
ウルトラ 166 fps 170 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 229 fps
RTX 3080 16GB 140W 186 fps
RTX 3070 130W 186 fps
RTX 3080 8GB 105W 185 fps
RTX 3080 16GB 165W 183 fps
RTX 3080 8GB 135W 183 fps
RTX 3070 95W 183 fps
RTX 3080 16GB 130W 170 fps
RTX 3060 130W 170 fps [Ryzen 7 4800H]
166 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3060 95W 158 fps
RTX 3060 75W 156 fps
RTX 3070 140W 152 fps
RTX 3060 90W 140 fps
RTX 3050Ti 60W 124 fps
RTX 3050 95W 109 fps
RTX 3050Ti 40W 96 fps
GTX 1650Ti   82 fps
RTX 3050 65W 76 fps
GTX 1650   69 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

こちらも、最大グラフィックスパワーの高いRTX 3060を搭載しているだけあって、いずれもフレームレートは高いです。サイバーパンクやウォッチドッグスなどの負荷の重いクラスとなると、最高設定でも60 fpsを下回りますが、DLSS機能を有効することによって、フレームレートはかなり向上し、快適に動作します。この性能なら、プレイするゲームに困るということはまずないと思います。

また、Ryzen 7 5800HとRyzen 7 4800Hではフレームレートに大きな差はありませんでした。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
ファークライ 6
解像度 品質 FSR Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 オフ 94 fps 96 fps
オフ 77 fps 79 fps
最高 オフ 73 fps 73 fps
バランス 83 fps 77 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3060 145W 84 fps
RTX 3070 130W 77 fps
RTX 3070 140W 74 fps
RTX 3060 130W 73 fps [Ryzen 7 5800H]
73 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3060 90W 71 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 オフ 97 fps 98 fps
オフ 63 fps 65 fps
ウルトラ オフ 54 fps 55 fps
自動 66 fps 68 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ、DLSS:オフ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 83 fps
RTX 3080 16GB 140W 82 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 82 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 16GB 130W 71 fps
RTX 3080 16GB 165W 70 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 140W 64 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 130W 55 fps [Ryzen 7 4800H]
54 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 90W 51 fps
RTX 3060 75W 50 fps
RTX 3050Ti 95W 33 fps
RTX 3050Ti 60W 32 fps
RTX 3050 95W 28 fps
RTX 3050Ti 40W 23 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 DLSS Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 オフ 84 fps 78 fps
オフ 77 fps 71 fps
最大 オフ 59 fps 59 fps
高性能 69 fps 65 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 130W 75 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070 130W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3070 140W 62 fps
RTX 3060 130W 59 fps [Ryzen 7 5800H]
59 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050Ti 60W 31 fps
RTX 3050 95W 29 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 136 fps 123 fps
88 fps 90 fps
ウルトラ 72 fps 74 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 16GB 130W 99 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070 140W 88 fps
RTX 3070 130W 88 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 74 fps [Ryzen 7 4800H]
72 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3060 95W 70 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 45 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 軽量品質 127 fps 124 fps
標準品質 105 fps 108 fps
高品質 79 fps 81 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3080 16GB 130W 102 fps
RTX 3070 130W 99 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 140W 90 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 81 fps [Ryzen 7 4800H]
79 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3060 95W 77 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 55 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   40 fps
中程度の重さのゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 40932 / 154 fps 40734 / 149 fps
18484 / 100 fps 18640 / 102 fps
ウルトラ 13037 / 86 fps 12425 / 83 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 109 fps
RTX 3070 140W 93 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 130W 86 fps [Ryzen 7 5800H]
83 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 最低 121 fps 119 fps
108 fps 106 fps
最高 97 fps 98 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3070 130W 119 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3080 16GB 130W 108 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3070 140W 100 fps
RTX 3060 130W 98 fps [Ryzen 7 4800H]
97 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 95W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 69 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   46 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 標準(ノート) 139 fps 121 fps
高(ノート) 130 fps 117 fps
最高品質 115 fps 108 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3070 140W 135 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 115 fps [Ryzen 7 5800H]
108 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 65W 73 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   63 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 最高品質 20941(すごく快適) 18720(すごく快適)
※約5500で60fps

 

レイトレーシング有効時のフレームレート

リアルタイムレイトレーシングおよびDLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。

DLSSを最も高いパフォーマンス設定にすることで、平均フレームレートがなんとか60 fpsを超えるタイトルもありますが、VRAMがそこまで多くないこともあり、あまりおすすめできません。レイトレーシング機能を使うなら、GeForce RTX 3080 Laptop 16GBなどのグラフィックスのほうがおすすめです。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 DLSS Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080 レイトレ:中 パフォーマンス 67 fps 69 fps
レイトレ:ウルトラ パフォーマンス 63 fps 65 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、"レイトレ:ウルトラ"、DLSS:パフォーマンス)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 85 fps
RTX 3080 8GB
※MSHybrid
135W 80 fps
RTX 3080 16GB 165W 77 fps
RTX 3080 16GB
ディスクリートモード
165W 74 fps
RTX 3080 16GB 130W 72 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3060 130W 65 fps [Ryzen 7 4800H]
63 fps [Ryzen 7 5800H]
RTX 3070 140W 64 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 90W 61 fps
RTX 3060 95W 54 fps
RTX 3060 75W 53 fps
RTX 3050Ti 60W 30 fps
RTX 3050 65W 21 fps
RTX 3050Ti 40W 20 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
解像度
品質
レイトレ DLSS Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080
最大
最大 高性能 51 fps 49 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、最大、レイトレ:最大、DLSS:高性能)
RTX 3070 130W 71 fps
RTX 3070 95W 64 fps
RTX 3080 8GB 105W 60 fps
RTX 3080 16GB 130W 58 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 130W 51 fps [Ryzen 7 5800H]
49 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3070 140W 45 fps
RTX 3060 75W 39 fps
RTX 3060 90W 26 fps
RTX 3060 90W 25 fps
RTX 3050Ti 60W 19 fps
重い部類のゲーム
ファークライ 6
解像度
品質
DXR反射 DXRシャドウ FSR :バランス Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
1920x1080
最高
オン オン オン 65 fps 64 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高、DXR :オン、FSR :バランス
RTX 3060 130W 65 fps [Ryzen 7 5800H]
64 fps [Ryzen 7 4800H]
RTX 3070 140W 60 fps
RTX 3060 90W 55 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

GALLERIA XL7R-R36のディスプレイの詳細なチェックです。

Ryzen 7 5800Hモデルのディスプレイ

パネルは、「BOE NV156FHM-N4G」でした。

144Hzの超高リフレッシュレートに対応しており、色域も比較的広く、ゲームのしやすいディスプレイです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では296cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は93.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、やや青みが強いですが、わずかですし、ゲーム用途ならこのくらいのほうが見やすいかもしれません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきは、ほとんど感じません

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)の有無を、フォトディテクターで確認してみましたが、輝度をいくつにしてもフリッカーは発生していませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延(Ryzen 7 5800Hモデル)

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約52msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像(Ryzen 7 5800Hモデル)

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの60Hzパネル(1秒間に60フレームを表示)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていたのに対し、本製品は144Hz(1秒間に144フレームを表示)のディスプレイで、2フレーム前くらいまでしか表示されていなかったので、本製品の液晶は残像は少ないと思います。


「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

Ryzen 7 4800Hモデルのディスプレイ

パネルは、「BOE NV156FHM-N4K」でした。

型名は似ていますが、こちらはフリッカー(ちらつき)がありました。長時間のゲームや作業では目が疲れやすいかもしれません。なお、Ryzen 7 4800H搭載モデルのみこのパネルなのか、Ryzen 7 5800H搭載モデルでもフリッカーのあるパネルが搭載される可能性があるのかは分かりません。

最大輝度は、当サイトの計測では280cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

こちらのパネルのsRGBカバー率も、ほぼ同じで94.1%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線も、Ryzen 7 5800H搭載モデルのパネルと似ていて、やや青みが強いです。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。

画面への映り込み

フォトディテクターで確認したところ、フリッカーが確認できました。200Hzとわりと低周波数なので、人によっては眼が疲れやすく感じるかもしれません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延(Ryzen 7 4800Hモデル)

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約34msでした。

 

残像(Ryzen 7 4800Hモデル)

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、本製品は、2フレーム前くらいまでしか表示されていなかったので、残像は少ないと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

GALLERIA XL7R-R36のキーボードとタッチパッドをチェックします。

実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.6mmです。右Shiftと矢印キーの配置が独特で、これらのキーがややブラインドタッチで押しにくいですが、十分なキーピッチおよびキーストロークはあるので、トータルで考えると普通の打ち心地かと思います。

テンキーは3列で「+」などの位置が独特であるため、こちらもややブラインドタッチしにくいです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドは動かしやすいです。クリックボタンも普通に押せます。


タッチパッド

 

キーボードには単色ですがLEDバックライトを点灯させ、色を変えることも出来ます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「ゲームモード」と、最も高いパフォーマンスが出る「ターボモード」でベンチマークなどを計測しました。

CPU

XL7R-R36 (5800H)はRyzen 7 5800H、XL7R-R36 (4800H)はRyzen 7 4800Hをのプロセッサーを搭載しています。

8コア16スレッドの高性能プロセッサーです。マルチコア、シングルコアともにパフォーマンスが高いです。特に、Ryzen 7 5800Hは、マルチコアのベンチマークスコアにおいて一般的なゲーミングノートPCに搭載されるインテル Core i7-11800Hを超える、高い性能を示しています。

ただし、どちらのCPUも、シングルコアについては、Core i7-11800Hより劣ります。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5800H
Ryzen 7 4800H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 11986 [ターボモード]
11053 [ゲームモード]
Core i7-11800H 11893
Ryzen 7 4800H 11509 [ターボモード]
10808 [ゲームモード]
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Core i9-11980HK 10083
Core i5-11400H 8514
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Core i5-10500H 6805
Core i7-1195G7 6332
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-1195G7 1555
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800U 1382
Ryzen 7 5800H 1378 [ターボモード]
1378 [ゲームモード]
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 7 4800H 1253 [ターボモード]
1249 [ゲームモード]
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Core i5-10500H 1162
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

DDR4-3200のメモリを16GB(8GBx2)搭載しています。計測時期が違うためというのもあると思いますが、Ryzen 7 4800H搭載モデルの方が速かったです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)DDR4-3200メモリ
16GB(8GBx2)DDR4-3200メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
34.84GB/s [Ryzen 7 4800H]
27.64GB/s [Ryzen 7 5800H]
DDR4-2933
デュアルチャネル
最大 約46.8GB/s (23.4GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスには最大グラフィックスパワーが130WのRTX 3060 Laptopを搭載しています。スコアは次の通りで、ミドルクラスのグラフィックスとしては高めです。なお、「ターボモード」だと、少しグラフィックススコアが伸びます。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 7 5800H搭載モデル
Ryzen 7 4800H搭載モデル
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3080 8GB 135W 11229
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 2080   9456
RTX 3070 95W 9220
RTX 2070 SUPER   8322
RTX 3060 130W 8333 [ターボモード]
7683 [ゲームモード]
RTX 2070   7778
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 2060   6163
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3060 Laptop GPUの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのNVMe SSDを搭載しています。購入時のストレージのカスタマイズは出来ません。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
3073
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。カードを挿すと出っ張りがあります。読み込み速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「パフォーマンスモード」で計測した結果のみ掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Ryzen 7 4800HよりRyzen 7 5800Hの方が処理が速いです。ただ、それでも、Core i7-11800Hなどと比べると差があります。Lightroomを使うなら、インテルCPUを搭載したモデルのほうがいいと思います。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-11800H
32GBメモリ
47秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒 (MacBook Pro 16)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
56秒 (MacBook Pro 14)
Core i7-11800H
16GBメモリ
60秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i7-1195G7
16GBメモリ
78秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
79秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
97秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

GeForce RTX 3060の外部グラフィックスを搭載しているため、速い書き出し時間です。ただし、Core i7-11800H/RTX 3060のモデルよりは、やや書き出し時間が遅くなります。

Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
3分51秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (130W)
4分36秒
Ryzen 7 5800H
RTX 3060 (130W)
4分47秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050 (95W)
5分02秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Ryzen 7 4800H
RTX 3060 (130W)
5分16秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

TMPGEncによるソフトウェアエンコード(x265)時間を下に掲載します。この処理は、全てのコアをフルに使って処理するので、マルチコア性能の高いRyzen 7 5800Hはとても短時間で終わります。

Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 9 5900HS 8分59秒
Ryzen 7 5800H 9分28秒
Ryzen 7 4800H 10分17秒
Core i7-11800H 10分36秒
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 7 4800H 11分06秒
Core i7-10875H 11分54秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1165G7 24分17秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender ベンチマーク

Blenderベンチマークの実行結果を掲載します。各モデルのスコアはタブをクリックして下さい。Blenderについては両モデルとも差はなく、上位11%の速いレンダリング時間でした。

  • Ryzen 7 5800H
    RTX 3060
  • Ryzen 7 4800H
    RTX 3060
Optixで実行したときのベンチマーク
Optixで実行したときのベンチマーク
他のスペックとの比較
Core i7-10870H
RTX 3080 8GB (105W)
6分40秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (130W)
6分45秒
Core i7-11800H
RTX 3070 (140W)
6分57秒
Core i7-10875H
RTX 3070 (140W)
7分00秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (95W)
7分15秒
Core i7-11800H
RTX 3060(130W)
9分04秒
Ryzen 7 4800H
RTX 3060(130W)
9分11秒
Ryzen 7 5800H
RTX 3060(130W)
9分13秒
Ryzen 9 5900HS
RTX 3080(100W)
9分28秒
Core i7-10750H
RTX 3060 (75W)
10分06秒
Core i7-10875H
RTX 3060 (130W)
10分40秒
Xeon W-10885M
RTX 2080 Max-Q
10分56秒
Ryzen 7 5800H
RTX 3060(95W)
12分53秒
Core i7-10875H
Quadro RTX 3000
15分38秒
Core i7-10875H
RTX 2060
15分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060(130W)
16分58秒
Core i7-1195G7
RTX 3050 (40W)
25分17秒
Core i7-10750H
GTX 1660Ti
27分11秒

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは、DisplayPort出力には対応していますが、ThunderboltおよびPowerDeliveryには対応していません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示されています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

GALLERIA XL7R-R36の質量の計測結果はご覧の通りです。

メーカーサイトにはRyzen 7 5800H搭載モデルが「約2.1kg」、Ryzen 7 4800H搭載モデルが「約2.0kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、公表値とほぼ同じでした。

ミドルクラスの外部GPUを搭載したゲーミングノートとしては軽い製品です。このクラスの性能のPCを持ち運びたい方には、ちょうどいい製品でしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
PC本体 1.994kg 2.003kg
ACアダプター 786g 786g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

本機のバッテリー容量は両モデルとも62.32Whです。

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。高性能パーツを搭載しているので、バッテリー駆動時間はあまり長くありません。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  Ryzen 7 5800H Ryzen 7 4800H
(1) JEITA2.0測定方法 約6.3時間 約5.5時間
(2) PCMark 10 Modern Office 3時間57分 3時間54分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 1時間50分 1時間56分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

スピーカーのチェック

スピーカー

スピーカーは背面にあります。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で採点すると、5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

Ryzen 7 5800H搭載モデル

ゲームモードのときは、CPU電力は約50W、CPU温度は約85℃で推移しており、問題ない温度です。

ターボモードにすると、CPU電力は60W前後まで上昇しパフォーマンスが上がります。しかし、CPU温度は約90℃で推移しており、やや高めの温度になります。

  • ゲームモード
  • ターボモード
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

Ryzen 7 4800H搭載モデル

こちらも、ゲームモードのときは、CPU電力は約50W、CPU温度は約85℃で推移しており、問題ない温度です。

ターボモードにすると、CPU電力は60W前後まで上昇しパフォーマンスが上がります。しかし、CPU温度は約96℃で推移しており、高めの温度になります。

  • ゲームモード
  • ターボモード
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。

Ryzen 7 5800H搭載モデル

「ゲームモード」だとCPU温度は90℃台まで上昇し、やや心配になってくる温度です。GPU温度は最大でも75℃前後で問題ない温度です。

「ターボモード」の場合、CPU温度はそれほど変わりませんがGPU温度が80℃くらいまで上がります。

  • ゲームモード
  • ターボモード
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

Ryzen 7 4800H搭載モデル

こちらも、「ゲームモード」だとCPU温度は90℃台まで上昇し、やや心配になってくる温度です。GPU温度は最大でも80℃前後とこちらもやや高めの温度です。

「ターボモード」の場合、CPU温度は95℃前後で推移し、GPU温度が85℃くらいまで上がります。

  • ゲームモード
  • ターボモード
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ動作音は聞こえません。両モデルともFF15ベンチマークを実行したときはどちらのモードも高めの騒音値です。

Ryzen 7 5800H搭載モデル

 

Ryzen 7 4800H搭載モデル
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目と3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲームをすると、両モデルとも全体的に表面温度が高めになります。パームレスト部分の温度もやや熱く感じます。

Ryzen 7 5800H搭載モデル

 

Ryzen 7 4800H搭載モデル
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

外観のチェック

GALLERIA XL7R-R36の外観のチェックです。

ボディカラーはシルバーで、シンプルなデザインです。

 

天板にはGALLERIAのロゴとエンブレムが刻印されています。

 

液晶を閉じた時の画像です。ボディの高さは23mmとなっており、ミドルクラスのゲーミングノートにしては薄型です。

 

インターフェースは次の通りです。映像出力が出来るポートはUSB-CとHDMIの2ポートです。2.5Gb Ethernet対応LANポートもあります。

 

液晶は180度は開きませんが、ご覧の角度まで開くので特に見にくく感じることはありません。

 

底面は、通気口が三角形のような形をしており、かっこいいです。

 

底面カバーは、爪の引っ掛かりが少ないため開けやすいです。購入時に、メモリやストレージの容量をアップ出来ないので、底面カバーが開けやすいのは嬉しいです。後から、自分で増設・換装することができます。

CPUおよびGPUを冷却するファンは2つで、ヒートパイプは4本です。背面と側面の合計4方向から排気するような構造になっています。インテルモデルとは、若干構成が違っています。

なお、Ryzen 7 5800H搭載モデルもRyzen 7 4800H搭載モデルも、内部は同じ構造で、搭載されているパーツも同じでした。

Ryzen 7 5800H搭載モデル
Ryzen 7 4800H搭載モデル

 

M.2スロットは2つあり、1つは空になっているので、後から増設できます。ただし、パーツの増設などに関しては、自己責任でお願いします。

 

メモリスロットは2つです。こちらも換装できると思います。

 

ACアダプターは薄型ですがそこそこ大きいです。

 

電源コネクタは背面に配置されており、排熱口を避けて接続することができます。

 

ACアダプターの容量は180Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA XL7R-R36のレビューです。

Ryzen 7 5800HまたはRyzen 7 4800Hに、GeForce RTX 3060を搭載し、さらに144Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載した、ミドルスペックのゲーミングノートです。

最大グラフィックスパワーの高いRTX 3060を搭載しているため、グラフィックス性能は高く、eスポーツタイトルを、144Hz環境で優位にプレイができ、負荷の重いゲームもほとんどが高設定以上で快適に動作します。

液晶の色域も比較的広く、CPUの性能も高いので、ある程度の画像や動画編集も可能です。

このスペックにしては価格が安いです。また、短納期なのも嬉しいです。

ただし、パーツのカスタマイズが出来ません。容量をアップしたい方は、自己責任となりますが、自分で増設・換装することになります。

また、少し発熱が気になるので、夏場の長時間のプレイは、エアコンを低めにしてPCを冷やすなど、気を付けたほうがいいと思います。

両モデルともゲーミング性能はほとんど変わりませんが、Ryzen 7 4800H搭載モデルのパネルだと、輝度を下げるとフリッカーが目立ったので、長時間のゲームやクリエイティブな作業を行う場合はRyzen 7 5800H搭載モデルをおすすめします。

RTX 3060に、マルチコア性能激高のRyzen 7搭載

ドスパラ GALLERIA XL7R-R36

特徴

  • GeForce RTX 3060 Laptop搭載
  • 144Hz駆動のディスプレイ
  • このスペックにしては価格も安い

こんなあなたに

  • 売れ筋のミドルスペックのゲーミングPCが欲しい
  • コスパの高い製品がいい方
  • 価格14万円台[税込]~
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